アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

伊東四朗一座 ~急遽 再結成公演~

2005年07月29日 | 演劇
2005年7月 池袋サンシャイン劇場

「喜劇 芸人誕生物語」

劇場へ行ってみると…。
ここは文学座か?はたまた民芸か?商業演劇?…。
客層が~。どっからみても中高年だらけっ~。
しかも補助席までギュウギュウ~。
この人達が笑う「喜劇」って緩~いんじゃないの…?。


超~弱小芸能プロダクションの、唯一の売れっ子17歳の歌手が、
ある日突然倒れたっ!
瞬く間に年老いてゆく、得体の知れない病原菌
”菅井きん”に侵されたんだと!
たった一つの治療法は、身内の者が面白いことをやって笑わせることっ!
少女には父親独りきり。
彼は芸人でありながら、クソが付く堅物者(伊東四朗)。
自分も笑わないのに、どーやって人を笑わせればいいの?
事務所の社長(小倉久寛)、マネージャー(三宅裕司・東貴博)、
医者(春風亭昇太)、お笑い芸人(渡辺正行)が、
タッグを組んで治療法にトライっっ!!
果たしてその結末はー。


伊東と三宅はこんな感じ。
ガンバルゾ!って意思表示をする伊東
伊東 「清水の舞台にっ立ちます!」
三宅 「それは観光客皆がすることでしょー。
    あそこから飛び降りてこそ、覚悟が判るんでしょ」
伊東 「え!あんな所から飛び降りるんですかっっ!」
キャ~キャ~!!!愉快~痛快~乗ってるかい~!!

伊東と小倉は歌合戦。
小倉が振付け付きで踊りだす。もーそれだけでダメ~。笑う~。
新しい歌を教えているはずなのに、伊東が歌いだすと
「イヨマンテの夜」とか、「東京ブギウギ」とか、年代物の歌に早替わり~!!

笑いの最終兵器は、「17歳の歌手役」の日替わりゲスト!!
浅田美代子、磯野貴理子、小林幸子、中島知子(オセロ)、南野陽子、
ユンソナら14人が出演。
この日は”柴田理恵”。も~これだけでOK牧場。
気持ちは17歳なんだけど、病気は進行中。どっからみてもオバサンです。
アドリブ満載の緊迫感が、ズンズン笑いを呼んでるゾ。

これが「軽演劇」というものなのですね。
笑いだけをテーマにしたものを、沢山の人にみてもらいたい。
というのが座長・伊東四朗の願い。

コントも盛り沢山だし、アンガールズのポーズも!
最後は伊東四朗がラッパーになっちゃった。

だからって、尻切れとんぼじゃぁないのね、
物語はキチンと成立したんだわ~。
無事に若返ったんだわ~17歳の少女に戻ったんだわ~。

でもそれは衣装だけであった…。
ドピンクの裾ピラピラなタンクトップ!&パンツも短くナマ足にミュール!

「さっき買ってきたの、安かったわよ」という柴田。
「自前!わざわざこのために」感激する三宅
「この他にどこで着るんですか?」と伊東
「夜…!」と柴田
凝視する伊東。「ジロジロみないの!」と三宅。

休憩なしのノンストップ2時間10分っっ!!
お腹よじれる~!横隔膜痛い~!
も~これ以上笑わせないでぇぇぇっぇえ!!


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。


黒塚

2005年07月28日 | 歌舞伎
1995年7月 歌舞伎座
2000年6月 NHK猿之助奮闘公演
2005年7月 歌舞伎チャンネル

猿翁十種の内 黒塚(くろづか)

めぐりくるくる車の糸は、長きよすがら誰を待つよ


三日月が耿耿と照る秋の夜。ここは奥州安達原。
人里離れたあばら家に老婆が独り…。
道に迷ってやって来た高僧達に、老婆は泣きながら語ります。

「私を裏切った夫と、この世を呪って生きてきました。
でも、人を恨んだ罪は重いでしょう…」

「どんな人間でも、仏の力にすがれば成仏出来るのですよ」

高僧のその言葉に心が軽くなった老婆は、
彼等に暖かい夜を過ごしてもらおうと、

「奥の部屋は決して見ないで」

そう言い残して、薪拾いに出掛けます。

「…見るなと言われれば見たくなるもの」

そっと、月明かりに覗いてみると

「た、大変ッ。死骸の山…あっちには腕、
こっちには足…あたり一面血汐の海ッ!」

「さては噂に聞く鬼のすみかかッ!」

何も知らない老婆は、薄ヶ原でこれまでの悪行を反省し、
清々しい気持ちで影と戯れて踊っています…。
そこへ、慌てて走ってきた客人の一人が老婆に突きあたり、

「逃げる方角を間違えたッ!南無阿弥陀仏…」

「さては約束を破ったな!」

老婆は憤り、憎しみのうちに、
怖しい人喰い鬼女の正体を現して怒り狂うのです。

しかし、高僧一行の必死の祈りと法力の前に、鬼女は遂に力尽き、
夜の闇に紛れて何処へか消え去るのでありました。 


歌舞伎舞踊の中には、能や狂言を題材にした作品がいくつもあります。

この「黒塚」は、安達原(福島県二本松市)の鬼女伝説から成立した
能の「黒塚」(「安達原」)を長唄舞踊化したものです。

琴、尺八を加える斬新さと、ロシアンバレエのトゥダンスや回転、跳躍といった、
要素を取り入れるモダンさで、全く新しい舞踊劇となっています。

舞台上にはデフォルメされた三日月が大きく浮かび、
その明かりが、一面に敷き詰められた本物の薄群のリアリティを照らし出して、
見事に物語の世界を創りあげています。

昭和三十八年。病に倒れた祖父市川猿翁の代役に、二十二才の若さで立って後、
跡を継いで鬼婆を演じている市川猿之助はこう言っています。

「人間は、皆家の中に大量の死骸を置いている。
死骸とは、外では決して見せられない数々の表情である」


猿翁十種の内「黒塚」(新舞踊劇)
 作者:木村富子
 作曲:四世杵屋佐吉
 振付:花柳寿輔
 初演:昭和十四年(1939)


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。


帯屋

2005年07月27日 | 歌舞伎
2000年2月 歌舞伎座 
2005年7月 歌舞伎チャンネル

桂川連理柵/帯屋
(かつらがわれんりのしがらみ/おびや)

お伊勢詣りの帰り道
所帯持ちの40代男(京都の帯屋の主人・長右衛門)と、
あどけない14歳(隣の信濃屋の娘・お半)
たった一度の過ちが、ふたりの運命を狂わせてしまったのでありました。

帯屋の後妻(竹三郎)と連れ子の儀兵衛(坂東吉弥)は
店の乗っ取りを企んでる。

今日も今日とて長右衛門いびり。
お半が書いた恋文も、どうやったのか儀兵衛の手に。
長右衛門(吉右衛門)と女房お絹(雀右衛門)の前で
此れ見よがしに読む儀兵衛。

これがまた、いやらしい大阪弁でね~。坂東吉弥、本領発揮!
「さてさて何が書いてあるんや~。先日~◇◎◆■△▼。
この<長さま>言うんは兄さんのこっちゃな~」
と、お半との仲を騒ぎたてます。
そこへ女房・お絹が
「その<長さま>は丁稚の長吉の事です」
そう言い出したからさぁ大変ッッッ
「そんなら直に聞こうやないか!」

「あんな洟垂れ(と鼻水が垂れる仕草)なわけないやろ~」
と濃い上方演技をしている儀兵衛ですが、万人に受けたかどうかは不明~
皆もっと笑ったれよ~!

さて、隣の信濃屋から出てきた長吉~!!は雁治郎~!!
これがまた、もの凄~いメイク無しのメイク!!!
藤山寛美か~ッ松竹新喜劇か~ッ
何を隠そう丁稚の長吉は頭が弱~いのであった。

いやぁぁ まいったね~
雁治郎のあんな顔見たのは初めてだし
だいたい歌舞伎の中であんなメイクする作品他に見たこと無いよ。
上方歌舞伎やな~!!濃い~!!!ええやんッ!

阿呆の長吉は満座の中で
「これは~これは~俺の事や~」と言うから
儀兵衛は、またまた大変ッ
「そんなはずないやろよう考えてみぃ」

二人の上方世界が弾けますッッッ!!
楽しそうやな~。
そやけど、ものごっつい顔してんな~長吉。間近で見たいな~。
双眼鏡から目が離せないッ!

「懇(ねんご)ろしたからはお半は、俺が女房~」
とまで言う長吉
実は女房・お絹が、金を握らせて嘘をつかせたのでありました。
こんな出来た女房がいていいのか~??

このままでは治まらないのが儀兵衛母子。
またまた始まる長右衛門いびり。
果ては箒で叩いちゃうッ
長右衛門は「親には逆らえない」と叩かれるまま…。
じっと成り行きを見ていた御隠居(又五郎)が堪忍袋の尾を切って
後妻と息子を箒で叩きのめしま~す
もっと早よう助けたれよ~。
「いつもの居酒屋で一杯やろう」と去って行く母子。

耐える男、長右衛門…。ちょっと引いちゃうヨ…。

中年にはなっているが子娘にも好かれるような色気がないとダメ。
という役ですが…。
本人もインタビューで
「私は色気がないので色気の塊のような
雁治郎兄さんに、リードしてもらうしかありません」と言っている。

今さらながら驚きますが、吉右衛門“初役”ですッ。
作品自体も上演回数が少なく、今回は5年ぶり。

さて、お絹は“妻の鑑”なのか?耐える女…。
亭主が子娘とできても、ただひたすらかばう
♪芸の為なら女房も泣かす~♪じゃぁあるまいし。
「いつまでも見捨てずにいて欲しい」
そりゃあべこべじゃぁあ~りませんか~。

長右衛門が横になった所へやって来たのが噂の…
お半の登場ーッ!めちゃめちゃカワイイ~!!
信濃屋の暖簾からそ~ッと顔を出す。
さっきとはうって変わった鴈治郎の姿に、
どよめきッッ大喝采ッッッ!「成駒屋ッ」の声!

勝手知ったる他人の家。
枕元で「おじさん」と揺り起こすお半…。
“この娘、この男の事が好きなんだ”って感じるわ。

長右衛門はギョッとして半身を起こします。
でも、お半の顔はまともに見れない…。
身重になったお半を、どんな顔して見れると言うのでしょう…。

実は、長右衛門が「別れ」の手紙を出していたのでした。
お半も「思い切る」と返事をして去って行きます…。
でも本当は、独り、桂川へと向かったのでした…。

「お半は独りで死ぬ気だ」下駄と書き置きを目にした長右衛門。
一緒に死ぬのが定めだろう。
若かりし頃、心中に失敗して自分だけ生き残ってしまった
その同じ桂川に、再び身を投げる為、
お半の後を追って行くのでありました


雁治郎がアホ丁稚の長吉と娘お半の2役演じる
というのがお客へのサービスという事ですが
確かに一人の役者が180度違う人物になる
というのは非常に面白かったね。

雁治郎は「父のようなひょうひょうとした感じは出せない」と言っていますが、
そう、それは今より“もっと濃いぃドロ臭い大阪”ってこと。
「吉本新喜劇」でいうと岡八朗や花紀京やね~
継承する人がおれへんと思うと、寂しいわ~。

岡八朗逝く…。7月26日。67歳。
またひとつ灯が消えた…ほんま、めっちゃ寂しい…。
真夜中のTVでオール阪神巨人たち、弟子に囲まれて
楽しそうに笑ってた姿を見たのが最後やわ…。
永遠に忘れへんでっ!
ご冥福をお祈りいたします。合掌。


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

Shuffle(シャッフル)

2005年07月26日 | 演劇
Shuffle(シャッフル)

2005年4月~5月 パルコ劇場
2005年7月    WOWOW

女とみると直ぐに手を出す刑事。あだ名はシャッフル。
そんな彼が窃盗団を追跡中に、高~い所から落ちて入院。
病名は“相貌失認(そうぼうしつにん)”。
頭打ったのねー。
シャッフルの目に映る人物は、ホントは全く違う人!

shuf・fle [ fl] ― トランプでカードを切り混ぜること

うひゃ~。舞台上がまさにそれ~。シャッフル~。

シアタードラマシティ千秋楽映像付き!
舞台装置を手動で回しているスタッフを紹介。
粋なことしてくれるじゃんっ。

沢山笑って沢山泣ける、ハイパーテンション・ラヴ・コメディ。
“後藤ひろひと”
スープもたっぷり、具もたっぷり。クセになるわヨ。危ないヨ。

伊原剛志、奥菜恵、石野真子 ほか出演
(2005年4月30日 東京パルコ劇場にて収録)


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。


仮名手本忠臣蔵 九段目

2005年07月25日 | 文楽
2004年11月 国立文楽劇場
2005年 7月 NHK劇場への招待

仮名手本忠臣蔵(かなてほんちゅうしんぐら)

『九段目 雪転がしの段』

文楽にしか存在しないらしい。初めて見た。

ここは山科。
朝帰りする由良之助のお供をしてきた店の人々は、
大きな雪をころころと転がしている。

帰ってくるなり妻にじゃれつき、
お石の膝枕でウトウトする由良之助。

でも、太鼓持ちや中居を帰した途端。
今迄の酩酊状態はどこへやら、シャキッと起き直る由良之助は、
雪を眺めながら、仇討ちを焦る力弥を諭すのでありました。

『九段目 山科閑居の段』

加古川本蔵は、力弥にわざと討たれ、
高師直家の絵図面を由良之助に渡し、
小浪と戸無瀬に見守られ死んで行く。

力弥と小浪は、たった一晩。二人だけの夜を迎える為に席を立つ。
由良之助は、虚無僧姿で旅立つ。

後に残る女房二人。
戸無瀬とお石が手をついて、互いに頭を下げた時、

わたくし泣いてしまいました~。
こんな、ちょっとした処で泣くとは思ってもみませんでした~。
太夫が二人の女を語ってるわけでも無いのに…。

武家社会で女房達は、歯を食いしばって生きた。
立場は違えど子供を持つ母と母。

深々とお辞儀をするこの二人は、
これから先も、笑顔で言葉を交わす事は無いかもしれない。
でも、今この瞬間、想う心は充分に…。


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

上方の底力

2005年07月22日 | 落語・講談・漫才

大銀座落語祭2005
7月16日 ガスホール 

<特別企画B> 前売:1800円

第1部 
<色恋・西と東>
金原亭馬生 「お直し」 
桂千朝 「立ち切れ線香」
 
第2部
<上方の底力>
林家染二 「軽業講釈」
桂ざこば 「…」
旭堂南左衛 「長短槍試合」
桂小米朝 「はてなの茶碗」


『大銀座落語祭2005』上方から総勢約60人っ!

ざこば~!!
急に座布団外して椅子が出てくるからビックリした!
先週の木曜に、酔っ払って、こけて、足の骨折ったんやて。

事務所に電話してね「付け根折った」言うたら
いつの間にかここになってますねん。
と、股を指差して「こんなとこ、どうやって折れ言うんや」

「古典やろ思てたのに出来んっ!」

奥さんの話しして終わりや~。
『桂枝雀七回忌追善落語会』の時も、それで終わりやったのぉ。
しかも、話し同じやし。
毎日一緒にいるんやから、もっとネタ増やしといて~。
まぁ何べん聴いてもおもろい話しやけどな。

ざこばの古典、いつになったら聴けんねん。

いやいや、これこそ”上方の底力”ってか。
おうじょうしまっせ~。(by大木こだま ひびき)

その他の会 → 長講名人会


中村仲蔵

2005年07月21日 | 落語・講談・漫才

大銀座落語祭2005年 
7月17日 ヤマハホール 

<長講名人会1> 前売:2000円

露の都 「青菜」
五街道雲助 「豊志賀
 仲入
三遊亭金馬 「中村仲蔵」
 仲入
桂 福団治 「しじみ売り」


中村仲蔵(なかむらなかぞう)

大部屋から伸し上がった初代中村仲蔵。
彼の『仮名手本忠臣蔵』の役が、斧定九郎。

今でこそ、なかなかイケテル役ですが、台詞はたったの一言。
それに何と言っても野暮ったかったんです。
赤黒い顔で大どてらの山賊姿なんて…。

通りすがりに男を殺し、金を手にして喜んだ途端、鉄砲で撃たれて死んでしまう。
たったそれだけの端役です。

この五段目、通称は“弁当場”。
お客が、舞台そっちのけで弁当を食べてワイワイ騒ぐ。
ってことで、四段目の厳粛さとは大違い。

仲蔵がそんな場面を「何とか出来ないものか」
と思案していたある日の事、
雨宿りをしていると、向こうから浪人風の男がひとり。
仲蔵はハッと目を輝かせました。

明和三年(1766)中村座九月興行「仮名手本忠臣蔵 五段目」

パラパラパラと雨の音。ここは夜の山崎街道。

花道からの登場は斧定九郎。
ボロボロに破れた蛇の目傘をさし、黒羽二重で全身濡れ鼠。
雫がしたたり落ちる着物の袖を絞り、垂れた髪を掻き上げる。

与市兵衛は、娘のお軽が身を売った金を持って、家路を急いでいた。
ふとした事で提灯の火が消えて、辺りは漆黒の闇となる。

定九郎は与市兵衛を刺し殺し、まんまと財布を手に入れた。
不敵な笑みで「五十両」

立ち去ろうとした矢先、ズドンッと鳴り響く鉄砲の音。
定九郎は口から血を吐いた。
真っ赤な血が真っ白な足にポタポタと落ちる。
やがてゆっくり倒れる定九郎…。

客席はおったまビックリ!場内騒然!
その反応を見た仲蔵は、失敗したと思いこみ、江戸を去る意志を固めます。

ところがそれは大違い。
大評判となり、一躍時の人となったのでありました。


ナマってスゴイっ!何がスゴイって、“声の艶”が耳に届いたぁぁぁ。

『忠臣蔵』は歌舞伎にもあるし、映画じゃぁ片岡千恵蔵の
”定九郎のモデルになった浪人が主人公”っつうのもあったしな。
※「五人のあばれ者」(1963・東映)

初めて聴く噺じゃないのに、仲蔵の気持ちに入り込んじゃって、
ついつい「ガンバレ!仲蔵」になっちゃうわけヨ。

心底スゴイもん見た時って「スゴイね~」とか「イイねぇ~」
なんて言わないもんです。
目を大きく見開いて、口ポカーンと開けて、息吸ったまんまで止まってる。
暫くして息を吐いて、ザワザワザワザワするんです。
って語るのさ。

そのとーり!今がそれじゃん。
喉カラカラになってんのに水分補給も忘れて、身を乗り出しちゃってる!
ついつい、うんうん頷いちゃってる。
1対1っつう錯覚に囚われたゼっ!500人以上も入ってんのに。

鶴瓶とか小朝、三枝などメジャーな会は即完売!
若者の支持率が高い会もすぐに完売!
それに比べてこの会は、スロースターターでありました。
が!”渋さ”を好む人って沢山いるんだっ!

年齢層高いよ~!
その何方さんも、この芸を寄席で見続けて来たのでしょーね。
そーして、ここにも当然の様にいらっしゃるのね。
演ってる方も観る方も、年季が入っているんですね。

すみません、なんせ初心者なもんで「三遊亭金馬ナマ初めて~」
ってウルウルしちゃってるわけっすm(_ _)m

高座を降りる時の笑顔がまたヨカッタ!
風格と愛嬌。どちらもあるってこりゃたまらん!

ご隠居が、縁側で喋ってるみたいな“お茶の間感覚”っ。
なのに!何十人もの人の手で創られる舞台と、同じ充実感味わっちゃった。
“個”だって広い宇宙空間。
フワフワ~っと漂いながら“笑という幸福”見つけちゃいましょー。

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。


 


豊志賀

2005年07月20日 | 落語・講談・漫才

大銀座落語祭2005年 
  7月17日 ヤマハホール 
 
<長講名人会1> 前売:2000円

露の都 「青菜」
五街道雲助 「豊志賀」
 仲入
三遊亭金馬 「中村仲蔵
  仲入
桂 福団治 「しじみ売り」


真景累ヶ淵/豊志賀
(しんけいかさねがふち/とよしが)

女は39歳。富本節の師匠豊志賀。
男は21歳。下男新吉。

二人は深い仲になり、生活荒れて弟子減って、
残るはお久ただ1人。

ある日、豊志賀の顔に腫れ物が出来た。
二目と見れぬ顔となった。

顔が歪めば心も歪む。些細なことも疑いだし、
疑いだしたら切りがなし。
それが男女のことなれば、歯止めが利かぬは仕方なし。
年の差気にし、顔気にし、嫉妬の沼へどっぷりと―。

鐘が鳴る。陽が沈む。真っ暗闇のその部屋で
「新さん….。新さん…。」
夢から覚めた目の前に、覆いかぶさるその顔は―。

ある日、鮨屋の一室で
「お久さん。手に手を取って逃げようか…」
どこから吹くのか生ぬるい、風が体にへばりつく―。
お久だったその顔が―「新さん…」

息急き切って走りこんだは伯父の家。なんと、師匠が来ているそうな。
「今までの事は水に流して姉弟に」
冷汗かいたその顔が、安堵したのもほんの束の間
ガラッと開いた戸の向こうから「お師匠さんが亡くなった!」

そんなバカな師匠はここに。
乗ったはずの駕籠の中、覗いてみればグッショリと、
濡れた座布団それっきり―。
「新さん、女房もらえば七人まで憑り殺してみせようわい」

長屋へ急ぐ新吉の、黙に響く荒い息。
この目で見るまで信じるものか…
ゆらりと動いたその影は―。


やって参りました!『大銀座落語祭2005』
暑くて暑くてやってらんない銀座の街~。
でも、「照明落としてください」の一言で、
怪談噺スタート!
やっぱり背筋凍りましたよぉぉぉ。
歌舞伎とは一味違う恐ろしさ、たっぷりと味わいました。

『真景累ヶ淵』は、延々と続く因果応報物語。 
全部やると15時間かかるとか!恐ろしいぃ。

その他の会 → 上方の底力


NINAGAWA十二夜

2005年07月19日 | 歌舞伎
2005年7月 歌舞伎座

オープニングから、もー普通の歌舞伎じゃぁないでしょー。
何が飛び出てくるのでしょー。

恋するあまりため息ばかりの左大臣。
OH!!「ああ」で始まるのか!シェイクスピアだ!小田島雄志だー。
信二郎、お鬚をつけたイイ男なり。

織笛姫の叔父と陽の高いうちから酒びたり。
その人の名は腰元:麻阿(まあ)
気怠げに食べ物を口に入れ、大きな欠伸をし、手酌で酒を飲む。

か、か、亀治郎に溺れたぁぁぁぁ!!
年季入ってどっしり構える腰元。そんな役!亀ちゃんイイゾっっ。

そのふてぶてしさは、単なる前奏なのでありました~。フッフッフッ。
この後、スッゴかったよぉぉぉ。
市川亀治郎って、やっぱり要チェック俳優!!!

織笛姫の婿になりたい男、安藤英竹(あんどうえいちく) は松緑っ!
『彦一ばなし』の時も、上手く笑いを取ってたけど、今回はメガヒット!!

阿呆な金持ちなんですっ。
でもこの役、こんな道化キャラでいいの???
きちんと演劇で観たことがないので教えて欲しい~。
叫びながら本屋に走って、俄か勉強。やっぱり頭が緩~い金持ちだ。

え、ちょっと!道化は他にいるんです!
正真正銘は、菊五郎が演じる捨助(すてすけ)
でもね、 松緑のキャラと”阿呆繋がり”で被ってる。
ように見えたんだけど…。

菊五郎2役めは織笛姫の執事・丸尾坊太夫(まるおぼうだゆう)
”高慢ちき”なんでしょ、この役。そんな執事にはみえないなぁ。
だからこそ使用人からは嫌われていて、
こっぴどく叱りつけた麻阿達に恨まれる。
ここポイントなんだけど、ちょっと…。

“坊太夫をとっちめろ!大作戦”
悪ふざけ軍団のリーダーは、亀治郎!
中庭に、偽ラブレターを置いて餌をまく。
向月台(銀閣寺にありますヨ)を隠れ蓑にして、カモが葱背負うのを楽しむわけ。

手紙を読む坊太夫の長セリフ!
亀ちゃん、あっちから覗いて、こっちに走って、
みつかりそうになって尻餅ついて、ちょこまかちょこまか、ホント楽しそう!
作りこんでますヨ!!こっちもメガヒット間違いなしだ!!

姫との恋が実ったと思い込んでルンルンの坊太夫~
手紙の支持どおり、全身、黄色~黄色~。
微笑みをたたえて、黄色の下帯までペロ~ン。織笛姫の周りをチョロチョロ。

ここ、「作中で最も笑いを呼ぶ場面」とありますが、
ドッカン!ドッカ~ン!じゃなかったんだなぁ。

鼻持ちなら無い人間がピエロになるから可笑しいんでしょー。
ムカつく上司への憂さ晴らし。でしょ。
でも、本物のいじめにも見えちゃう…。
最初から、坊太夫が“超のつくえらそーな奴”に見えなかったから、
いたぶられる理由付けが、今イチになったんだと思う。
興をそがれちゃっちゃぁお終いよぉ。
え~!それって私だけ~?

そんな時は、素敵なBGMと照明&セットを堪能しよー!!
歌舞伎に慣れてしまった目には、”現代演劇もの”が新鮮っっ。
こんなに美しいセットを組んでくれるとは…。VIVA!金井勇一郎。

ミラー越しに、俳優を見るのも御一興。
人物の前も後ろも。裏も表も見えちゃって、人間真理を突いてるわけですね。

格調高くて美しい時代物。なのに、
なんだか、巨大なジグソーパズルの1PCSを無くしちゃったみたいな…。
モヤモヤが残ってしまった。残念無念…。

きっと地方公演もすることでしょう。
大阪人は熱望していますっ!待ってますっ!是非!

あと、“俳優祭”で『十三夜』とかいって、
おもいっきりパロって欲しいっす。是非に~。(^o^)丿

(12日所見)


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

ロック曽根崎心中

2005年07月15日 | 文楽
2005年5月 国立小劇場


ロックで文楽~!?
唸る→財布覗く→無かった事にする
過去数回そうやって無視した。

だってよ~。幾らすると思うぇ~?。
8800円。前売りでね…。
高いわ~。腰引けるわ~。

公演はいつも2日ほど。毎年演るわけでもない。
でもな~。ちょっとな~。
ロックっつうのも、怖いものみたさ系だしなぁ。

しかーし、避けて通ったこの路も、年貢の納め時が来た様で、
観念いたしました…。


構成・作詞 阿木耀子。音楽・宇崎竜童。
宇崎(徳兵衛)、力也(九平次)、尾崎亜美(お初)
人形:桐竹紋寿、吉田文吾。


スっと世界に入れたのは、なんと!
文楽人形について「前説」があったから。
こんなええもんが付いていたとは露知らず~。

それが、高校生の為の文楽教室の時より、
大人向けでおもろかったんや。
人形の仕組みに見入ってしまうねん。
話術のせいやで~。おもろいおっちゃんやったな~。

お客さんを2人舞台に上げて、
つめ人形(1人で操る人形)の殺陣を体験っ。
やってみたかったわ~。


「曽根崎心中(そねざきしんじゅう)」

手代の徳兵衛と遊女のお初。
この世で結ばれない運命の恋人同士は、やがて心中へと向かう。

照明はいつもの点けっ放しじゃぁなかったので、
人形遣いの黒衣姿が浮き上がってみえて美しかったぁ。

そしてもう一つ、いつもと違うのは
人形遣いの腰から下を隠す”手摺”という舞台セットがなかったの。

なもんで、黒衣姿が等身大で現れたわけ。全身丸見えヨ~。
感服したのは、”主・左・足”三位一体のその動きっっ。
でも黒衣の大切なお仕事はそれだけじゃありません。

“小道具の受け渡し”
三位一体の後ろに、しゃがんだ黒衣を発見!
『介錯』ですね。
普段は絶対に見れないもんなのだ。ウッシッシー。
結局、人形見ないで、黒衣を追い駆けてた。

音楽はロックっていうより和太鼓なんかも入ってるしっとり系。
イメージしていた音より、優しい感じ。

正味90分の劇。
物語はドンドン進んじゃう。
呆気なさを少々感じていた時、追い討ちを掛けたのが
「天満屋の段」
2人が心中を誓いあう時の、お初の“足”は特になく…。
歌だけで表現したからだろうけど…。
そこ、この作品の売りじゃん。

文楽じゃぁ、娘の人形に足が無いのが基本。
でも、お初にゃぁ足が付くってぇのが目玉だべぇ。

歌舞伎じゃぁ、”素足!素足!”って宣伝すんのにサ。
これはいつもの古典で観た方がイイな。

「徳さま」という尾崎亜美のハスキーな声。
切羽詰って「お初」と囁く宇崎竜童の声。リアルだったぁ。
ラストの心中シーン
♪南無阿弥陀仏♪
「徳さま」
「お初」
盛り上がってゆくクライマックス。

いやーあれでも充分なんだけど、
でもね、いつもはもっと、もっと、グロでリアリティあるんだなぁ。

”太夫と三味線”徒や疎かに出来んわい。
摩訶不思議な電磁波出してるよなぁ。
文楽って面白~い。

アンコールでは、スタンディングオベーション!!
最後は、人形遣い達も顔を見せた。
徳さまと宇崎が何やらコソコソ話。人間と人形のツーショットっ!

えらかったのは、足遣い。
他の皆は顔出ししてんのに、最後まで
人形の真後ろに隠れて見えなかった~。

歌詞・照明・音響など「?」マークはあるけれど、
メロディーは頭に残るし、これが彼らのスタイル。

文楽を”ただの人形劇だ”と思い込んでいる人には、
充分に激震だったみたいっ。

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

文楽入門

2005年07月14日 | 文楽
2005年7月 NHK日本の伝統芸能

人形を動かすのは3人。
物語るのは太夫。そして三味線。
三つの業の集合体イコール“文楽”

技の習得には優に20年以上はかかるという。
想像を絶する世界なのであはあるまいか。

一般の社会人ならば、管理職となり、部下もいる。
そんな年齢になってなお、一人前とは呼ばれない。

門閥制度の無い世界。
実力のみが己を支える、血と汗と涙で彩られる人生。

ひとつの職業。そう軽く考えて門を叩く者は、
弾き出されるに違いない。

男達の悲痛な叫びの底から生まれ出でる世界は、
美しく、楽しく、悲しく、甘く、そして…。

太夫の語りが人形に溶け込み、三味線の音に包み込まれる。
紡ぐ色は虹となり、様々な物語が現われ、目撃者は至福の時を得る。


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

大銀座落語祭2004

2005年07月11日 | 落語・講談・漫才
2004年7月17日~19日 銀座

落語家集団「六人の会」(春風亭小朝・ 笑福亭鶴瓶・ 林家こぶ平・
立川志の輔・春風亭昇太・柳家花緑)が主宰する、落語界初の祭典だ。

東西から百人を越す落語家が大集合!
入場料金を安く!
ドドーンと6ヶ所で!

まぁ…、一口に”銀座”って言っても広いわなぁ。
会場も一極集中してるわけじゃないから、
銀ブラしてる人が“気づく!”ってぇいう大イベントには
見えなかったな~。残念ねぇ。
会場前に幟がシナシナとはためいているだけ…。
若手芸人の呼び込み。とか。
東京中のチンドン屋が歩行天でビラを撒く。とか。
もっともっとアピールして欲しかったなぁ。

偶然。仕入れたこの情報。
知ったは良いけど、どれに行く?
寄席にもあまり行かないし。贔屓もいない。なんてたって落語初心者。
どーやって決めろっちゅうねんっ!
①有名人は排除。
②より安いもの。
③日程。
そーしてめでたく選ばれましたのが、

「立川流 VS 上方の凄い人々」 前売:1800円

立川志らく・立川談春・快楽亭ブラック
VS
笑福亭福笑・旭堂南左衛門・林家染二

この高座のサブタイトルは
「う~ん、ス・ゴ・イ会だァ。演芸マニアなら、この意味おわかりですね」
…ごめん。わからん。知らん人ばっかり。

銀座ガスホールに1歩入ると…ギャ~~ッッッ。
男だらけっっ!!老いも若きも中年も…。
340人のほとんどが男っ。男っ。男っ。

落語って男のファンが多かったのかぁぁ。
世の中の劇場って、女の天下だと思ってたからさ、
この状況、嬉しいより…不気味~。

染二   「宿替え」
談春   「持参金」
南左衛門  講談 「荒大名の茶の湯」
      中入り
ブラック 「道具屋 名字なき子つき」
志らく  「子ほめ」
福笑   「ドロミツキョウ」

出てきた落語家達。オッ若いのもイケメンもいるいる。
立川流は、立川談志の弟子達なんだよね。
でも、内輪話が多くてついて行けなかった。ハハ。
だって談志の落語、聞いたこと無いからー。

“講談師、見てきたような嘘をつき”
やられた!『講談』!旭堂南左衛門(きょくどう なんざえもん)!
雰囲気ガラッと変わるし、
“落語は笑い話。講談は物語”
話芸の違いを体験だっ。ハマリそー。

ラストに控えしは、笑福亭福笑(下から読んでも上から読んでも同じだ)
「俺がなんで朝日ホールやのうて、ここやねん!」と一発!

朝日ホールには”究極の東西落語会”と題して、
六人の会のメンバー他、
文珍、三枝、木久蔵、円楽、小遊三、楽太郎、
文枝、春団治、鶴光、八方、小米朝 等、
メジャー系を揃えていたのであった。

さぁ上方落語やでぇぇ。
会場中に荒れ狂う関西パワーっっ!!
やっぱり『とり』ってスゴイね!
ブッちぎりの大笑いで♪スッキリしたした♪♪

アンケートに答えて「うちわ」を記念にもらった。
さて、団扇持って銀座を歩いた人はどれくらい?
なんと、3日間で1万5千人!!

でもさ、何故に世界のブランドが集まる銀座で落語なの?
どっこい、定席こそないけど、
勉強会や独演会なんかが盛んなんだって。
高座数は東京NO1とか!ギョッ

”笑という幸福”見つけてしまった。
「大銀座落語祭2005」も行くで!行くで!行くで!


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。










怪談牡丹燈籠

2005年07月08日 | 歌舞伎
2003年8月 歌舞伎座
2005年7月 歌舞伎チャンネル

通し狂言 怪談牡丹燈籠 (かいだんぼたんどうろう)

カラン…コロン….カラン…コロン…

愛しい愛しい新三郎様。ここをお開け下さい…。
お露が今夜も参りました…。

南無阿弥陀仏!南無阿弥陀仏?!

乳母や。どこからも入れないわ。

お嬢様。ほらそこの窓から入りましょう。

死霊除けのお札はどうした!如来像はどこだ!

新三郎様。お会いしとうございました。

さぁお嬢様。蚊帳の中へ。新三郎さまと御一緒に…。

うわあああ。来るなあああ。

新三郎さまあああ。


お露の乳母は吉之丞。
相変わらず…怖ろしいです。いつ見てもコワイです…。

幽霊は、薄暗い灯かりの中に立っているだけで恐ろしい。
胸元でダラリと垂れ下がる両手を見るともっと恐ろしい。
瞬きせずに空を見つめる両の眼を見るともっともっと恐ろしい。
それが、牡丹燈籠持ってス~~と歩くともっともっともっと恐ろしい。


伴蔵とお峰

お峰役は福ちゃんの十八番。
膝突合せて、肘ついて、旦那の話を聞く姿。
お歯黒してんのにキュ~トっっ!!

昔~から勘九郎(現:勘三郎)とのコンビネーションは絶品!
三津五郎とも負けてない。あ・うんの呼吸は絶妙!

小市民のやることに悪気なし!なのだ。
でもそこは怪談噺。
蒸し暑~い夜に見て~。


どぶ板長屋の裏住まい。

貧しいながらも楽しい我が家。

欲の皮が張るなんて、1度たりともなかったに

幽霊に、声掛けられて、嘆願されて

手間賃百両に目がくらみ、やっちゃったのが御主殺し。

金に祟られ取りつかれ、立派な住居をこしらえた。

人間らしくなってみりゃ、情けも仏もありゃしない。

因果は巡る、蜘蛛の糸

絡めとられて、首絞めて、手のひら真っ赤な血に染めて

腕を掴んで離さねぇ。

冷たい川にドップリと、二人でお陀仏、南無阿弥陀仏。


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

新橋演舞場リニューアル

2005年07月07日 | 演劇
2005年7月 新橋演舞場

演舞場がリニューアル!
1ヶ月間劇場を締めて、ど~変わったのかと思いきや。
「なんじゃこりゃ~!!」松田優作になっちったよ~。

なんでも赤と黒を基調にした内装らしい~。
は~???摩邪(怒りの熱血プロレスラー)が飛んでくるゾー!!
暗くてよく判らんのヨー。
視界が狭くなってどーするよー。
そんなのは帝劇だけで充分じゃ~。

3階に事務所が移転してきたから、食べ物屋が排除っ!
何処行っちゃったの~?。2階だってさ。

その2階ロビーがこりゃまた…。
椅子やテーブルを設けて、飲食できるようにしてある。
でもさぁ、センス無くない??

大きなソファーとか、硬い長椅子とかゴチャゴチャと…。
この雰囲気は、日生劇場じゃ~。
あの中途半端さをここに持ってきてどーするよー。

「でも、エレベーターが売りなの!」
だってさ。どれどれ…。
階段は2ヶ所あるのに、片方だけ~。
しかも、2階までしかないやんけっっっ!
どーせなら3階まで付けたらんかいっっ!
大阪松竹座にならったらんかいっっ!!

ああ、信じらんない。
歌舞伎座改築もするんだよな~。

1階脇には、今回のリニューアルオープンを映像で説明…。
劇団四季かっ!
いつかは、公演案内になったりするのよねぇ。
歌舞伎チャンネルの予告編なんか流すのよねぇ。

どーせなら、スタンドバーにして、
飲みながら見れるようにすればいいのに。どこぞ見たいに。

その真下が、チラシスペース。
乱雑に置いてある様にしか見えん!

地下のトイレやラウンジには行かなかった。
だから何とも言えないけど
劇場側が狙った「セレブ」「リッチ」外したんじゃないの~?

“期待ワクワク”高揚感!ってのも、
歌舞伎座や宝塚大劇場の方が勝ちだし。

なんかなぁ、前の方がヨカッタよ。
居心地悪かったもん。私には。

でも、喫煙スペースが変わった点だけは
バリューアップ!!


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

新・乾いて候

2005年07月06日 | 演劇
新・乾いて候 ~そなたもおなじ野の花か~

2005年7月 新橋演舞場
2005年7月 歌舞伎チャンネル(デジカメニュース)

七月、田村正和に酔いしれる

腕下主丞(かいなげもんど)は、八代将軍吉宗の御落胤。
幼い頃、父に捨てられた身ではあるが、
今は、お毒見唇役として側に仕えている。
亡き母の願い通り、”憎い父ながら体を張って守っているのだ”
忍び寄る将軍暗殺の影…。
しかし、主丞はもういない。


しぇぇぇぇぇぇぇー。
田村正和のこと好きになっちゃったかもー!!

レーザー光線ビュンビュン飛び交う中、
修羅の地獄で悪霊どもをバッタバッタと斬り倒す
後光差す憂いをたたえた美剣士!!

こんな登場の仕方なんだもーん。
度肝抜かれた、射貫かれたー!!

槍はパチパチッバンッ!火花散らすし、
スモークはモクモク渦巻いてるし、
劇団☆新感線じゃんっっっ!!
こんなことなら、もっと前から観てればヨカッター!!
後悔先に立たず…。無念…。

知る人ぞ知る腕下主丞。
田村正和が扮し、劇画やテレビで大ヒット!!
『乾いて候』の舞台化も今回で3作目。
「もう若くないからこれでお終い」
2年前にそう公言しつつ、見事な復活っっ!!

オーラが爆発っっっ新橋演舞場ー!
古畑任三郎と同じ人に思えましぇん。
マサにガスだね(by東京ガス)とも違う。
スゴ録でもな~い。
台詞がキッチリ時代劇調!!

ありとあらゆる衣装をとっかえひっかえ
鮮麗な色を身にまとい、憂愁を帯びた瞳で佇む。
スーパービューティースポットは”横向きの立ち姿”っっっ!!
♪美しすぎて君がこわい♪

衰えることを知らないムンムン色気光線で
アハ~ン~。場内を悩~殺ッ!

華麗!秀麗!端麗!なのが殺陣。
その表情は、映像ならドアップ間違いなしー!
ビジュアル100点満点!!
やはり血は争えないのか!
目に飛び込んでくる全てが文句無しの明星(スター)だー!!

初体験の正和ワールドに、3階席で前のめりっっ!
絵だよ!絵!!
歌舞伎じゃないのに、こりゃスゲ~ッ!!

人を斬っては決まるポーズ。
客はすかさず大拍手っっっ!!
このタイミングの良さは、常連さん達とみた!お見事!

客層はオバサンだらけって予想してたのに、
老若男女入り乱れ、
若いカップルから熟年夫婦。
男性同士から小学生の女の子まで!

も~ストーリー展開なんてど~でもイイ。
貴方は砂漠の中の凍てつく星だわ~。
とにかく、主丞を見ていたい。

「我々がやっている雰囲気の舞台は他にない。
だからこそ続けていきたい」

舞台はつかのまの幻想。儚い夢よ。
じきに心が乾きます。
永久に貪らせて下さりませー!
正和サマー!!


☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。