アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

緑のカプセルの謎

2024年09月19日 | 


久しぶりに古本屋を覗いてみたら、
出逢ってしまったぁああ!!
まだ新しくて、古本の香りがしなぁい。
古本屋へ嫁いで来たばかりとみた!
これ下さぁい。

ギディオン・フェル博士シリーズ
緑のカプセルの謎【新訳版】
原題:The Problem of the Green Capsule
著:ジョン・ディクスン・カー
訳:三角和代 
出版:創元推理文庫(東京創元社)
原書初版:1939年 アメリカ
日本初版:1961年
新訳版:2016年
価格:990円(税込)
あらすじ
小さな町の菓子店の商品に、毒入りチョコレート・ボンボンがまぜられ、死者が出るという惨事が発生した。
一方で村の実業家が、みずからが提案した心理学的なテストの寸劇の最中に殺害される。
透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて──。
食いちがう証言。事件を記録していた映画撮影機(シネカメラ)の謎。
そしてフェル博士の毒殺講義。不朽の名作が新訳で登場。

菓子屋のチョコレート・ボンボン殺人事件。
警察がやってきて、村中を捜索して…探偵が乗り込んできて…
ってことなのかと思ったら、
急に場面転換が!
犯罪に興味がある町の実業家が、
「事件解決に一役買う」って名乗りを上げた!
なんと!身内を集めて寸劇を披露して、
その答えの数々から真相を突き止める。
人の観察力なんてあてにならないことを証明する。
そう豪語していたのに、劇の最中に緑色のカプセルを飲んで死亡!
その一部始終を観ていた証人達の記憶がてんでばらばら…。
人の記憶はあてにならないのか…それとも嘘をついているのか…。
実は、かの実業家はフェル博士を招待していたぁああ。
ジャジャァアン!!フェル博士の謎解きやいかに。



エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

2024年08月23日 | 


面白そうだなぁ。と思いながらも書店では手が伸びず…。
古本屋で見つけた!
シリーズの2作目なんだけど、まぁいっか。

エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬
著:S・J・ベネット
訳:芹澤 恵
発行:角川文庫(KADOKAWA)
定価 1,700円+税
初版年月日2023年2月25日

あらすじ
英国のEU離脱で沸く2016年。バッキンガム宮殿の屋内プールで王室家政婦ミセス・ハリスが不慮の死を遂げる。
最初は事故死とされていたが、「人殺し」と罵る脅迫の手紙を彼女が受け取っていたとわかり、事態は急変。
女王は秘書官補ロージーとともに殺人事件の線で秘密裏に捜査に乗り出す。
謎を解く鍵は、50年前に寄贈された、女王のお気に入りの悪趣味な絵画? 
現実と創作が交叉する、世界最高齢の女王ミステリ第2弾!

ヒヤヒャヒァァァ!
エリザベス女王の記憶力がアッパレ!
たまたま海軍の船で見た絵にビビビ!
「私が大好きな絵が!何故ここに!」
でも、その場で騒ぐなんてことは出来ないぃい。
こっそり探るぅうう。
そうこうしているうちに、
女王のお家…バッキンガム宮殿!で死人が…ぁぁ。
脅迫状も出てきて、殺人事件なのでは…。
ってことになってぇええ。
しかぁし、女王は多忙だし、先頭に立って動くわけにはいかなぁい。
そんな時の心強い味方が秘書官補ロージー!
前作でもタッグを組んだんだってね。

英国でシリーズ20万部! 21カ国で翻訳!!
さもありなん。面白かったもぉぉん。

エリザベス女王の姿や声は、私達一般市民には馴染があるから、
あの方なら、もしや本当に様々な事件を解決するんじゃなかろうか。
そう思っちゃうのよぉお。
なもんで、フィクションなのになんとなくリアルだったぁあ。
時々出てくるフィリップ殿下も素敵だったぁあ♪

早く第1作を読まければ…ぁぁ。


リチャード三世はほんとに悪人だったの? 時の娘

2024年07月30日 | 


こんな出会いがあるから、書店に行くのを止められなぁい。
偶然出会った本がこれだぁああ!

時の娘
原書名:The Daughter of Time
著:ジョセフィン・テイ
翻訳:小泉 喜美子
出版:ハヤカワ文庫
価格:880 円(税込)
刊行日:1977年6月22日

骨折して入院中の警部が、偶然手にしたリチャード三世の肖像画。
『時の娘』の本のカバーはリチャード三世なんだね。
知らんかったぁああ。
この顔、見る人によって印象が全然違うんだよぉお!
もう、そこに、謎を感じるぅうう。

警部は、暇つぶしに彼のことを探っていくぞぉお。
歴史書を借りてきてもらったりして、
色んな本を読んでいるうちに、
グングンのめり込んで行っちゃったぁあ。
リチャード三世って本当に残虐非道を尽した悪人だったの?
学校でそう教わってきたし…皆そう言ってるけど…真実は…。
思わぬ助っ人が登場して、ますますドップリぃいい。
リチャード三世沼にハマったぁああ。

読者も一緒になって、
リチャード三世が生きた時代にタイムスリップ!
知識があんまりなかった私が、前のめりになっちゃったんだから、
英国人ならもっとグググッってなるんだろうなぁ。

本の題名“時の娘”の意味は、
「真実は、今日は隠されているかもしれないが、時間の経過によって明らかにされる(明らかになる)」
キョエェエエ!!知らんかったぁあああ。
本屋で手に取った時は、それこそ「娘っこ」の物語だと思ったんだよぉお。
アハアハ


創元夏のホンまつり 2024

2024年07月22日 | 


今年も『創元夏のホンまつり』に行ってキター!
昨年は、6月の開催で1日目が大雨ッッ。
2日目が確か10時頃まで雨…。
なので汗を拭き拭き…というほど暑くはなかったぞい。
今年は一昨年と同じ7月に開催っっ!!

なんとか仕事を終わらせて、
少し早く退社じゃぁあ!会場へダッシュじゃぁあ!
あっつーいっっ!!
暑い暑い暑いぃいい!!
駅から近いから汗はあまりかかないだろう。
なんて高を括っていたらぁああ。
湿度も高くて蒸し蒸し蒸しぃいい!!

入場制限はかかってなかったぁあ。
オープン早々は並んだらしいんだけど、
既に夕方になっていたからぁ。



東京創元社のガレージだか倉庫だかが(どっちやねん)
会場になっているもんで、
冷房設備が無くって…。
端っこに置いてあったのは空気清浄機…ぅぅ。
その前で暫し涼んでしまったよ…ぅ。
汗っかきじゃないから、直ぐに落ち着くと思っていたのに…。
いつまで経っても体が熱い熱い熱いぃいい!!



非流通商品の廉価販売
(※)非流通商品とは、カバー等に一部擦れたキズや日焼けによる脱色のある書籍です。
これが気になってたんだけど、
やっぱり籠の中にチロっとしか無くって…。
本番は秋の『神保町ブックフェスィバル』だなぁ。



『クリスティを読む!』クイズ企画実施!
好評発売中の『クリスティを読む!』(著:大矢博子/装画:嶽まいこ)にちなんだクイズ企画を実施します。
アガサ・クリスティ作品にちなんだクイズ(全10問)に挑戦いただき、全問正解した方に特製しおりをプレゼント!
会場には嶽まいこ先生によるカバーイラストを拡大したものを展示しますので、ぜひ美麗な絵を細部までお楽しみください

「如何ですか?」って係の人に言われたんだけど…。
いやいやいや、
アガサクリスティ作品はテレビで何度も観てるけど、
題名とか内容とか覚えられない人なもんだから…。
無理無理無理ぃい。
1月に発売された「クリスティを読む!」を読んだ時も、
こんな作品があるのかぁあ。ヘェヘェヘェ。
って思うばっかりだったから…。



しかぁし!この大きなカバーイラストの拡大にヒントがっ。
そうして、並べてある本をパラパラ捲ってヒントがっ。
極めつけは係の人が、ヒントを出してくれる!
そっかぁあ。それじゃぁやってみよっかなぁ。
…グガァアア!!
10問中、6問しか埋められてない…ぅぅ。
ということで、係の人に教えてもらったぁあああ。
もうねぇ、おんぶに抱っことはこのこと。
スッゴク上手に誘導してくれたぁああ。
やっとこさ無事に全問正解!!
目出度く特製しおりをゲットぉおお!!
嬉しいぃいいい♪ありがとうございましたぁあ♪
他の参加者さんも言ってたんだけど、
「早川書房のクリスティー文庫をつい読んでしまいます」って。
そうなんだよねぇ。あっちの方が圧倒的な本量だからぁ。
でも、今回はクリスティ作品を2冊買ったよぉお。



グッズはどうしよっかなぁあ。
オオウォ!
70周年記念で半額になっている物たちがっ!
思わず“くらりのハンドタオル”を籠の中へポ~イ。

あ、会場には係の人が何人もいて、
「これをお使い下さい」
スッ…っとカゴを差し出してくれたんだよぉお。
ありがとうぉですぅう。

『創元夏のホンまつり』に参戦するのは、今年で3回目。
何故にこの暑さの中、足を向けるのかと言うと…。
実は、本の価格が税抜きだからなのだぁああ!!
このお得感はデカイぞぉおお!!
なので、じっくり棚から選りすぐろうと思っていたんだけど…。
いつまで経っても熱い。暑い。熱い。暑い。ぃいい!!
ちょっと…まともに…本なんて選んでいられんわ…ぁ。
目についた本を籠の中へポ~イポ~イ。
うぅむぅ…ぅ。
去年はもっとじっくり眺める余裕があったのにな…ぁ。
今年発売された中で狙ってた本が見つからなかったぁあ。
係の人に聞く気力も無く…ぅ。
せめて平台に置いてくれていたらなぁあ。

5,000円以上お買い上げの方に創立70周年記念くらりマスキングテープ(非売品)をプレゼント!
創立70周年記念のくらり柄マスキングテープをおひとつプレゼントいたします。



ウキャァア♪これは嬉しいなぁあ。
あ、パチリっと撮った中に入っていないやないかいなぁあ。
本も全部は映っていないぞぉおお。もっと買ったんだぞぉおお。

レジ袋不要のお客様限定ノベルティのお知らせ
カバンや袋などを自らご持参いただき、会計の際にレジ袋をご辞退されるお客様には1回の会計につき1枚、
「くらり」のシールをプレゼントいたします

アレ…貰い損なったぁあああ!!
とにかく暑かったもんで、しっかりチェックしなかったぁあ。
もう持ってるからええねんけど…。
それとも、数に限りがあるということだったから既に無かったのかなぁ。



メガくらりが座っている椅子の脇に、蚊取り線香が!!
ほのぼのぉおお♪
でも…私の中では今一つ盛り上がり感が…ぅぅ。
1年に1度のイベントだから楽しみにしていたのに…ぅぅ。
これも暑さのせいだぁあああ!!!

◇日時:7月5日(金)12:00-18:00
    7月6日(土)10:00-17:00
◇場所:東京創元社本社 屋内駐車場


彬子女王 赤と青のガウン オックスフォード留学記

2024年07月16日 | 


大型書店で久しぶりにブラブラ…
アレ、この本…
Twitter…じゃなかったXから火が付いたっていう…
どんな感じなのかなぁ。

赤と青のガウン オックスフォード留学記
著者:彬子女王
出版:PHP研究所
価格:1,320円(税込)

パラパラ立ち読みぃいい。
面白そうぉお。
レジへダ~ッシュ!これ下さぁい。

2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間、英国のオックスフォード大学に留学し、
女性皇族として初めて海外で博士号を取得して帰国された彬子女王殿下の留学記。
女王殿下は2012年に薨去された「ヒゲの殿下」寬仁親王の第一女子、大正天皇曾孫。
瑞々しい筆致で綴られた英国留学記を文庫化!

最近の話じゃないんだね。
単行本として出版されたのが2015年!
話題になったので、彬子女王が再販を…。
っておずおずお願いしてみたんだけど…
文庫なら。ということで書店に再登場!!
彬子様もいつも鞄に本を入れておく。
ということで、快諾。
文庫でよかったよぉお。電車の中で読めるもんね。

書店で、たまたまこの本を持って、レジに並んでいる母娘を見掛けて
「著者です」って声を掛けちゃったんだってぇえ。
キャァアア!!
親近感が湧くぅううう。
実際に本を読んで、ますます素敵な方だなぁあ。って。

初めて側衛(そくえい)なしで街を歩いたときの感想、大学のオリエンテーリングで飛び交う英語がまったく聴き取れず部屋に逃げ帰った話、指導教授になってくれたコレッジ学長先生の猛烈なしごきに耐える毎日、そして親しくなった学友たちとの心温まる交流や、調査旅行で列車を乗り間違えた話などなど、「涙と笑い」の学究生活を正直につづられた珠玉の25編。

日本では、側衛という人達が影の様に寄り添っているんだねぇ。
初めて一人で何でも決めて、どこへでも行って…。
これが珍道中にならないはずがなぁあい。
アハハ
しっかし、オックスフォード大学での勉強の身の入れ方が…。
半端ねぇええぇええ!!
あそこまで突き詰めないと博士号って取れないのかぁああ。
そんな中でも、エリザベス女王にアフタヌーンティーにお呼ばれ!
さすがっ。庶民ではない。
ところが、緊張してあまり覚えていないという…。
他にもエピソードが満載で、ページを捲る手が
♪もぉどうにも止まらない~♪(by山本リンダ)

皇族の方をあまり…というかほとんど知らないもんで、
彬子女王って?…
髭の殿下のご長女であらせられましたか。
お父上の事を話す時に、敬語だった!
やっぱり庶民とは違うんやなぁああ。

先日、天皇皇后両陛下がオックスフォードへ。
天皇陛下が学んだマートン・コレッジは彬子さまと同じ!
コレッジって沢山あるんだってね。
今度英国に旅行するときは、
オックスフォードにも行ってみたいわぁあ。



アロハで田植え、はじめました

2024年04月26日 | 


アロハで田植え、はじめました
著:近藤 康太郎
出版:河出書房新社
単行発売:2015年「おいしい資本主義」
文庫発売:2023年5月9日
価格:990円(税込)

近藤康太郎 (コンドウ コウタロウ)
1963年東京都生まれ。朝日新聞社入社後、「AERA」編集部、文化部、長崎県諫早支局などを経て、現在大分県日田支局長。
著書『朝日新聞記者が書いた「アメリカ人アホ・マヌケ」論』『おいしい資本主義』他。

朝日新聞で「アロハで田植え、はじめました」って連載していたんだね…。
読んでいなかったぞぉお。 何故なのだぁああ。
只今連載中の「アロハで猟師してみました」は読んでいるぞい。
オモロイよぉおおお。

で、この本のことを知ったわけなのよ。
しかも文庫化されたっていうでしょうぉお。
書店へGO!

今から約9年前の話なんだね。
朝日新聞社にも、部署異動や転勤はあるんだなぁ。
突然の部署異動真っ最中なもんだから、
身につまされるのよぉおお。
著者も色々な部門でスキルを磨いてはきたものの、
ライターとして生きていきたい。
“ド田舎で農業をしながら記事を書く“という企画を、
冗談半分で上司に言ってみたら、本当になってしまった!
長崎県へ転勤ぅううう!

右も左も判らない土地なのに、
奇遇な縁で、田んぼを貸してくれる人がいて、
農業を教えてくれる人がみつかって…。
トントン拍子にことが運んだぁあああ。

そうして著者は、
田んぼに入る時間は1時間!
という、おったまげなルールを作ったぁああ。
本当にそんな短時間で出来るのだろうか…。
半信半疑で読み進めて…
で、で、出来てるやないのぉおおお!!

過疎地、農業、エコライフ 資本主義…
深刻になりそうな問題も、
オモロイ風がパ~ッと吹いて、
ニヤニヤしながら考えちゃうのだぁああ!
ぶっ飛びだじぇぇええ!!

田舎にやって来た風変り過ぎる男…
そうなんだよぉお!
本当にアロハで田植えしてるんだよぉお。
キャハハ
興味津々というか、手助けしてくれる、
地元の人の心にもジ~ン…。

1人分の米を自分で耕せば、
必死に働いて、
体調不良になりながら、
お金を稼がなくても生きていける。
そりゃぁ簡単ではないけれど、
夢とロマンがあるじゃないかぁあああ。

今は猟師までやっちゃってるんだよぉ。
その本も出しているんだけど、
文庫化されたら買おうと思ってぇえ。


神保町に本の探偵が登場! 古本屋探偵の事件簿

2024年03月21日 | 


古本屋探偵の事件簿
古本屋探偵登場
著:紀田順一郎
初版:1982年、1983年
再文庫化:2023年9月29日
定価:990円

夜の蔵書家
著:紀田順一郎
再文庫化:2023年9月29日
定価:990円

神保町の怪人
著:紀田順一郎
再文庫化:2023年10月20日
定価:990円

「本の探偵 何でも見つけます」
神保町で古本屋を営む主人公が、
素人探偵になって事件を解決っ。
名刺まで作ったりしちゃうんだけど。
文言がドンドン変わっていくぅう。
最初はひっそり感があったのにぃい。
自信つけているぅうう。
ククク

その事件というのが…
“神保町”で起こる!
っていうだけでもコア感満載!
でもってそれだけじゃぁ終わらないぃい。
本を探して欲しいと依頼する人物や、
その周辺の人々がぁああ。
マニアック過ぎるぅうう!
“本に魅せられた”というのを通り越して、
背中に本を背負っている!!
しかもぬりかべ並みに重いイイ…ぃ
いや、もう…呪われているぅうう!
ギャァアア!!

古本屋の業界話も出て来るぅう!
解説では本屋の名前まで出て来たぁあ!
神保町好きはテンションが上がるんだろうなぁ。
私は全然通っていないので…。
ピンと来なくて…残念…ぅ。

“紀田順一郎”という名前は
何度か目にしていて、
気になっていたのだぁあ。
1度作品を読んでみたいなぁ。
そう思っていたところへ、
3冊一気にドドド!!と発売ぃい。
アっという間に読了ぉおおお。


やっぱり神保町はディープだ! 神保町 本の雑誌

2024年02月21日 | 


ようこそ神保町へ!
愛するこの街を一冊に! これまで3回+αに渡って神保町を特集してきた「本の雑誌」を再録し、さらにオリジナルの企画を盛り込んでの丸ごと一冊「神保町」の別冊。
世界に名だたる「神保町」はどっこい、ただの古書街ではない。
カレーにラーメン、喫茶店にスイーツ、楽器店に古典芸能、そして新刊書店まで、どこをとってもディープで愉しい神保町を満喫できる一冊(本の雑誌社HPより)

神保町 本の雑誌
著者:本の雑誌編集部
定価:1980円(税込)
発売:2023年11月9日

神保町ブックフェスィバルで買った本だぁあ。
やっぱり神保町はディープだぁああ!
ブックフェスィバルの時にしか、神保町へ足を向けない。
ということは年にたった1度きり。
土地勘がないもんで…。
正直イマイチ判らんかったぁああ。
アハアハ

その中でグッときたのがこれとこれ。
「突撃ルポ おじさん二人組+盛林堂小野氏、古書交換会に行く! 」 

「八木書店会長・八木壯一インタビュー 神田じゃなくて、神保町だ!」

古書交換会に行くなんて、ディープ中のディープ!!
“神田古本まつり“という名称がピンと来なくて…。
私が古本の素人だからかな…。なんて思ってたんだけど、
やっぱり”神保町”という名前の街なのだぁあ。

会長さんが地下鉄が出来た時に、
駅のホームの壁を本にして欲しいと頑張った話に
グッときたぁああ。
だってさ最初に降り立った時に、それを見て、
オオ!古本街にキター!って思っだもぉん。

神保町の出版社達が選ぶランチのお店という企画に、
こんなに色々な会社があるのか!
ってビックリしたよぉおお。

広いエリアに古本屋が散らばっていることが判ったぁ。
いつか制覇出来るのだろうか…。
まあ無理だろうなぁああ。
アハアハ



秘境を探検! ソロモン王の洞窟

2024年01月22日 | 


ソロモン王の洞窟
King Solomon's Mines
著:ヘンリ・ライダー・ハガード
訳:大久保康雄
英国初版:1885年
出版:創元推理文庫(東京創元社)
初版:1972年8月
30版:2003年10月
価格:800円+税

サー・ヘンリー・ライダー・ハガード
(Sir Henry Rider Haggard)
1856年~ 1925年
イギリスのファンタジー作家、冒険小説家。
暗黒大陸と呼ばれた時代のアフリカなど人跡未踏の秘境を舞台とした秘境探検小説を主に著した。
代表的な作品に『ソロモン王の洞窟』やその続編群(アラン・クォーターメインもの)、『洞窟の女王』・『女王の復活』の「She」シリーズがある。
シャーロック・ホームズの作者、アーサー・コナン・ドイルも「空想やスケールの点ではハガードに及ばぬかもしれないが、作品の質と思想の面白さにおいてはハガードを凌ぎたい。」とまで言わせるほどハガード作品は当時の人々に熱狂的に迎えられた。

神保町ブックフェスティバルの
東京創元社ワゴンで、
なるべく出版が古い物が欲しいなぁ。
とは思いながらも、
知識があるわけでもないもんだから、
中身の出版年をチラリ見してゲット!
なななんとぉおお!1885年!
ウガァアア!!138年前ってぇえ!!
なななんかスゴイぞッッ!!
そんな昔の物がシレッと読めちゃうなんてぇえ。

解説を読むと…
当時話題の『宝島』に対抗意識を燃やして書き上げた。
ということで、秘境物がブームだったということだね!

あらすじ
ソロモン王の時代から、暗黒大陸アフリカの奥地に眠り続けるという莫大な財宝を求めてカーティス卿とアラン・クォーターメンの一行は、一枚の地図をたよりにして出発した。砂漠の焦熱地獄を乗り越えてようやくソロモン街道にたどり着いた一行を待っていたのは……。雄渾な筆致と奔放な想像力で描く不滅の秘境大冒険小説!

行き方知れずの弟を探しに行くという、
男とその友人に出会った主人公が大冒険の旅へ!!
作品が描かれた時代ならではの、
白人至上主義とか、猛獣狩りとか、
今ではNGワードな部分はあるけれど…。
これも時代ということで。

そうして、遂に秘境の地がぁあああ!!
グワァアアア!!
インディ・ジョーンズの世界だぁああ!!
独裁者の国に来ちゃった。
っていうのがあったでしょぉおお。
沢山の血が流れる場面は…
キツくて斜め読みになっちゃったけど…。

秘境大冒険って映画でしか味わえないのかと
思ってたけど、
小説でもハラハラワクワクドキドキぃい!!
ウピョォォ!
児童文学にもなっているのかぁああ!!



珠玉の翻訳アンソロジー 街角の書店 18の奇妙な物語

2024年01月18日 | 


ジャケ買いしちゃったぁあ。
書店にまつわる短編がてんこ盛りだと
思い込んでおったぁああ。
ところがところがぁあ。
初っ端の作品からブっ飛びぃいい。
ち、ち、違うじゃないのさぁああ。

街角の書店 18の奇妙な物語
著:フレドリック・ブラウン/シャーリイ・ジャクスン 他
編:中村融
初版:2015年5月29日
出版:創元推理文庫(東京創元社)
定価:1,034円(税込)

短編ならではのスピードで、
次々と物語が繰り広げられるぅうう。

かつて江戸川乱歩は、チェスタートンやロアルド・ダールらの諸作を引き合いに出し、
ミステリやSF、ホラーなどのジャンルに収まりきらない作風を〈奇妙な味〉と表現しましたが、
本書に収録された18篇は、まさに〈奇妙な味〉としか形容しようのないものです。
本書では「超自然の要素はないにもかかわらず、なんとも不思議な読後感を残す作品、超自然の要素はあるものの、
ベースはあくまでも日常的な現実であり、SFやファンタシーとはひと味ちがう作品」を選び、
過去に雑誌やアンソロジーに載ったきりの、あるいは日本初紹介となる名作をお届けいたします。

ファンタジイがあったりぃいい。
ホラーがあったりぃいい。
ウキャァアアア!

各作品の冒頭に解説があって、
編者の熱い想いが伝わってくるもんで、
ついついページを捲ってしまったぁあ。
翻訳が上手くって、
文字が脳内にスルスルッと
入ってくるんだよぉおお。

読了してから表紙を眺めると…。
世の中には色んな物語があって、
街角の書店にも潜んでいるのだなぁ。
そう思えてきたぁああ。

※立ち読みできます

輝け!勝手になんでも大賞 2023 本部門

2023年12月27日 | 


輝け!勝手になんでも大賞2023 
本部門
読了冊数
2015年 18
2016年 15
2017年 28
2018年 37
2019年 36
2020年 38
2021年 34
2022年 64
2023年 61冊
×  5冊
☆ 9冊
☆☆ 13冊
☆☆☆ 8冊
☆☆☆☆ 11冊
☆☆☆☆☆ 15冊 

☆☆☆☆☆の15冊から厳選して、
今年のベスト5冊はこれだ!
セイロン亭の謎
平岩弓枝/文春文庫
宇宙戦争
H・G・ウェルズ、中村融/創元SF文庫
シグニット号の死
F.W.クロフツ、中山善之/創元推理文庫
古本屋探偵登場 - 古本屋探偵の事件簿
紀田順一郎/創元推理文庫
夜の蔵書家 - 古本屋探偵の事件簿
紀田順一郎/創元推理文庫

感想を載せた作品は何冊かなぁ。
ひ~ふ~み~よ~
合計19冊だったぁあ。
アラ…上位5冊の感想文が…
1冊も無いぃい。

今年は何年かぶりに、
本に夢中になって電車を乗り過ごしたなぁ。
ハハハ

年の初めから頑張って通っていた図書館。
♪ア~チ~チ~ア~チ~♪
異常な夏の暑さに、
図書館へ行くのもイヤになって…。
それからもう足を向けていないぃい。
股関節の手術直後なんて大変だったし…。
だからと言って、
本屋にガンガン行くわけでもなかったなぁ。

ハイテンションになってしまったのが、
夏の“創元 初夏のホンまつり”と、
秋のはずなのに、夏の終わりみたいな暑さの中の、
“神保町ブックフェスティバル”&“神田古本まつり”
端から端まで本だらけだったぁああ。
本好きな人達に囲まれたぁああ。
財布の紐は緩みっぱなしぃい。
ウキァァアアア♪

ズシンときたのは本の値上げ!!
新しい値段の数々に、まだ脳みそが慣れてなくって…。
本屋でいっつもギョエ!ってなるぅう。


輝け!勝手になんでも大賞 本部門

ミス・マープルシリーズ長編の第3作目! 動く指

2023年12月18日 | 


マープルシリーズ長編の第3作目!
動く指
The Moving Finger
著:アガサ・クリスティー
翻訳:高橋 豊
英国:1942年
早川初刊行1958年
ハヤカワ・クリスティー文庫:2004年
価格:1,034 円(税込)

この作品は、読みながらドラマの映像が
MY脳内でフラッシュバック!
おかげで、村に住んでる色んな人の名前が
こんがらがって途中で本を閉じる。
ということには、辛うじてならなかったぁあ。
ホ…。

でも、ドラマと違っていたのは、
ミス・マープルがじぇんじぇん出てこないぃいい。
そこんとこは、解説にちゃんと書かれていたので、
安心してページを捲って行ったけど、
後半にやっと登場した時は大拍手ぅうう!!

それまで推理を引っ張ってきたのが、
都会育ちのおぼっちゃまな傷痍軍人バートン。
怪我の療養で妹と一緒に田舎に来たのに、
あっちの家にもこっちの家にも
怪文書が届けられて、
村人たちが噂話のボルテージがアップ!
しかもしかも殺人事件がぁあああ。
全然静かじゃないじゃないかぁああ。

でねぇ、バートンがさぁ、
村で変人扱いされている女性のことが、
気になってくるのさぁ。
そんなロマンティックなムードも
織り交ぜちゃっているぅう。
妹も都会の空気を引っ提げてて素敵♪

職業で人となりが説明されてるわけなのね。
弁護士、医者、医者の妹、牧師、牧師の妻、家庭教師
召使い達にもスポットが当っていた。
でも決して頭の回転が良いわけではないの…。
こういう所に時代背景を感じるというか、
英国の階級制度を垣間見るわぁあ。

『動く指』というタイトル。
元々クリスティは、
違う題名にしたかったんだって。
詳しくは解説をどうぞ。
でも、結果的にこれでヨカッタよね。
読む前は何のことなんだろう…。
って思っていたけれど、
読み終わってみたら、なるほどぉおお。
ガッテンガッテンガッテン!

BS11でまたまたミスマープルが!!
『動く指』をまたまた観てしまったぁあ♪



ドラマアンソロジー ヨーロッパミステリー
BS11
毎週木曜日
午後6時00分~6時54分
午後7時00分~7時55分
※2話連続放送


国立近代美術館から歩いて辿り着いたのは神保町

2023年12月13日 | 



国立近代美術館から歩いて約10分で、
神保町に辿り着くんだって!
グーグルマップ君と一緒に行ってみよう!
竹橋を渡って…こっちだな。



何人か私の前を歩いているぞいっ。
神保町方面を目指しているのかなぁ。



オオ!ドデカイ地図の看板が!!
確認してみよう!
やっぱりこのまま行けばよいのだね。



ヘェエ!こんなところに川があるぅうう。
橋が工事中なのか。



グォォオオ!!
川の向こうから船がぁあああ!!
クルーズ船じゃないかぁあああ!!
ヒエェエエ!!

後で調べてみたら、
川の名前は日本橋川。
日本橋周遊とか神田川とか、
色んな会社のクルーズがぁあああ。
知らんかったぁああ!!
そういえばその昔、
隅田川で乗ったことがあったわぁ。



地面にしっかりと名称が!
雉子橋通り…
なんと読むのじゃろう。
きじこはし…?
正解は“きじばし”だったぁああ。



テクテク…。
まだ神保町には着かないのかなぁ。
ふと通りの向こうに目をやると…
TEIKOKU-SYOIN
ん…んん!!帝国書院かぁああ!
地図帳の出版社だぁああ。
今も中学の時の地図帳を大切に持っているぞぉお。



キター!さくら通り!
ブックフェスティバルの時に来たぁあ。
ということは…
ヤッタァア!神保町だぁあああ!!
よ~し、どうせなら
もうちょっと向こうまで歩いてみよう。



専大前
ドデカイ交差点に出たぞぉおおお。



神保町古本屋街だぁああ!!
地下鉄の駅もあるぞぉおお!!



靖国通りをブラブラぁああ。
平日の昼間だから、
サラリーマンや近所の女子大生が
結構歩いているぅうう。



ランチのお店はどこも人がぁああ。
まだ2時になってないもんなぁあ。
残念…ぅ。

季節外れの暖かさだったおかげで、
いっぱい歩いたぁああ!!
ムッチャ疲れたぁあああ!!
でも、股関節の痛みを
気にしないでいいなんて幸せだぁああ♪

おわり


その1 (2023.12.11記)
その2 (2023.12.12記)

文豪たちの妙な旅

2023年11月29日 | 


日本文学史に名を残す文豪が書いた「変な旅」を集めたアンソロジー。
旅には不思議がつきもの、ミステリー感漂う異色の9篇を収録。

文豪たちの妙な旅
ミステリーアンソロジー
山前 譲 編
河出文庫
2023年4月6日発売
979円
「夜航船」      徳田秋聲
「天鵞絨」      石川啄木
「温泉宿」      林芙美子
「島からの帰途」   田山花袋
「幻影の都市」    室生犀星
「二人の青木愛三郎」 宇野浩二
「エトランジェ」   堀辰雄
「虎狩」       中島敦
「猫町」       萩原朔太郎


“文豪”って何年か前からシリーズ化というか、
どこかの出版社で、誰かが編集して出してるよね。

有名だけど読んだことがない作家って
沢山いるから、
アンソロジーだったら、
ちょっとづつ、つまみ食いなムードで
気軽に読めるという気がするのよぉ。

ヒァアアア!!
どの作家も個性が溢れてるぅうう!!
さすがは文豪だぁあああ!!

表紙がファンタジックなもんだから、
甘ぁい感じなのかと思ったらぁ、
シチュエーションも独特ぅう。
いくら旅先の話。っていってもねぇ。
今じゃ有り得なかったりもするぅう。
でも、だからこそ、
時代の雰囲気に引き込まれてしまったぁあ。
面白かったぁああ。

徳田秋聲[トクダシュウセイ]
1872年生まれ。著書に『あらくれ』『新世帯』他多数。1943年没

石川啄木[イシカワタクボク]
1886年生まれ。著書に『一握の砂』『悲しき玩具』など。1912年没

林芙美子[ハヤシフミコ]
1903年生まれ。著書に『放浪記』『浮雲』他多数。1951年没

田山花袋[タヤマカタイ]
1872年生まれ。著書に『蒲団』『田舎教師』他多数。1930年没

室生犀星[ムロウサイセイ]
1889年生まれ。著書に『幼年時代』「蜜のあわれ』他多数。1962年没

宇野浩二[ウノコウジ]
1891年生まれ。著書に『蔵の中』『子を貸し屋』他多数。1961年没

堀辰雄[ホリタツオ]
1904年生まれ。著書に『聖家族』「風立ちぬ」他多数。1953年没

中島敦[ナカジマアツシ]
1909年生まれ。著書に『山月記』『文字禍』他多数。1942年没

萩原朔太郎[ハギワラサクタロウ]
1886年生まれ。著書に『月に吠える』『青猫』他多数。1942年没



バンコランが謎を解く! 絞首台の謎

2023年11月27日 | 


アンリ・バンコラン・シリーズ
絞首台の謎
原題:Lost Gallows
著:ジョン・ディクスン・カー
訳:井上一夫
原書初版:1931年 米国
日本初版:1976年11月
出版:創元推理文庫(東京創元社)
価格:814円

あらすじ
不気味なまでに精巧な絞首台の模型。
この面妖な贈り物を端に発して、霧深いロンドンに奇怪な事件が続発する。
喉を掻き切られた死者を運転席に乗せて疾駆するリムジン。
十七世紀に実在した絞首刑吏〈ジャック・ケッチ〉の名前を差出人にして届く殺人予告。
そして霧のなかから現れる幻の街〈破滅街〉。
悪夢の如き一連の怪事件に、予審判事アンリ・バンコランが挑む。
横溢する怪奇趣味と鮮烈な幕切れが忘れがたい余韻を残す長編推理。

アレレ…
フェル博士が謎を解くのではないのだぁあ。
アンリ・バンコランが…。
バ…バ…バンコラン!
と言えば!
『パタリロ』じゃないかぁああ。
もしや!
名前の由来は…(検索中)
オォオ!
やっぱりこの小説であったぁあ。
キャハァア!
MY脳内ではバンコランの姿は、
あのバンコランしか浮かんでこないぃい。

絞首台の模型!
死人が運転するリムジン!
怪奇ムードぉおお!
サクサク読めちゃって、
このまま誰が犯人なのか、
ス~ッと判ってしまうのだろうか…。
と思っていたんだけど、
心配ご無用だったぁああ。
手汗握るクライマックスが
用意されていたぁあ。
暗闇の中で…犯人が…。
近づいて来る…。
キョワァアア!
そうだったのかぁああ!

犯人が連行された後に、
この事件の発端。
諸悪の根源野郎が、
そこに縛られたまま、
バンコランが、
周囲の人達と私に、
事件の真相を語ってくれたぁあ。

この本は新装版が出ているぅう。
訳者も表紙も変わっているぅう。
これが新しいヤツだよ。



でもぉ、私はこっちの方がグッと来るぅう。



去年初参戦した『創元夏のホンまつり』の
汚損本コーナーで、
たまたま手に取ったんだけど、
バンコラン2度目の登場だったんだね。
初登場の『夜歩く』を、
いつか読んでみなければぁああ。

※内容を立ち読みできるよぉ