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めぐりくるくる車の糸は、長きよすがら誰を待つよ
『黒塚』が好きだぁあああ!!
3代目の鬼女はたった2回しか観れなかった…。
初体験の歌舞伎座(2000年7月)の衝撃が大き過ぎて、
澤瀉屋の連理引に吸い寄せられて、
次の大阪松竹座(2001年2月)にも、九州の友達も呼んで馳せ参じっ。
その後右近にバトンタッチした時は、
これからまだまだ何度も演るだろうと思ってたから、
スルーしたんだよね。
まさか…まさかねぇ。こんなキャストで観る日が来ようとは!
2012年7月18日(水)
新橋演舞場 2階1列下手
二代目市川猿翁、
四代目市川猿之助、
九代目市川中車襲名披露
五代目市川團子初舞台
夜の部
猿翁十種の内 黒塚
作者:木村富子
作曲:四世杵屋佐吉
振付:花柳寿輔
初演:昭和十四(1939)年
老女岩手実は安達原鬼女 亀治郎改め猿之助
山伏大和坊 門之助
山伏讃岐坊 右 近
強力太郎吾 猿 弥
阿闍梨祐慶 團十郎
どこまでも続く薄ヶ原…三日月が耿耿と照る秋の夜。
ここは奥州安達原。
道に迷ってやって来た高僧達。
團十郎、門之助、右近、猿弥
こんな組み合わせは最初で最後なんだろうなぁ。
成田屋ありがと~!!
人里離れたあばら家に老女(猿之助)が独り。
「私を裏切った夫と、この世を呪って生きてきました。
でも、人を恨んだ罪は重いでしょう…」
「どんな人間でも、仏の力にすがれば成仏出来るのですよ」
阿闍梨(団十郎)のその言葉に心が軽くなった老女は、
彼等に暖かい夜を過ごしてもらおうと、薪拾いに…。
「決して、ひとりでは見ないでください」…サスペリアか!
あ、違う。「奥の部屋は決して見てはならぬ」
そう言い残して…。
「見るなと言われれば見たくなるもの」
強力(猿弥)がそっと月明かりに覗いてみると。
ウギャァァアアアア!!
「た、大変だぁああ。死骸の山ぁあ。
あっちには腕、こっちには足…血、血、血の海だぁあ!」
「さては噂に聞く鬼の棲家かッ!」
慌てふためく弟子達を押し鎮める祐慶(團十郎)
デッカイわぁあああ!カッチョエェェエ♪
何も知らない老女はこれまでを悔いて、
清々しい気持ちで影と戯れ一指し舞う…。
バタバタバタバタァァ!
そこへ、慌てて走ってきた強力が老女に突きあたり、
「逃げる方角を間違えたッ!南無阿弥陀仏…」
「さては約束を破ったなぁぁぁあ」
老女は憎しみのうちに、
薄の中で、後ろに宙返りしながら消えてくっ!
団十郎 VS 四代目猿之助
キター!!ビュースポットぉぉお♪
怒り狂う鬼女。一心不乱に祈る僧達。
遂に、祈りと法力の前に力尽き鬼女は夜の闇に紛れて…。
成田屋のオーラ勝ちっっ!!
夏雄ちゃんの圧倒的な存在感に、ビリビリ痺れるぅぅぅ。
嗚呼、市川宗家の懐の深さがあったればこそ。
澤瀉屋もキラキラと輝くんだねぇぇえ。
とんでもなく貴重な公演を目撃してしも~たぁぁ!!
この襲名披露スゴイやん!!…って今更。
昭和38年(1963)、病に倒れた祖父市川猿翁の代役で、
舞台に立った三代目猿之助(現:猿翁)は当時22歳っ。
どんなだったんだろうね。
亀ちゃんは只今36歳っ。
心が打ち震えて涙が止まらない…とまではいかなかった…。
けど、もっともっと歳を重ねたら、
旨味、甘味、酸味がジワジワ~ァっと出てくるんだろうな。
これからの熟成を楽しみにしよっとぉ♪
ヤマトタケル 2階1列目の衝撃 (2012.7.26記)
また台風!しかもヤマトタケルで! (2012.6.23記)
襲名するということ (2012.6.20記)
ヤマトタケル 衝撃の祝幕 (2012.6.15記)
ヤマトタケルに魂抜かれたぁあああ!! (2012.6.14記)
澤瀉屋襲名披露 7月チケットも大旋風!! (2012.6.12記)
澤瀉屋襲名披露6月チケット大旋風!! (2012.5.12記)
平成24年7月4日~29日 新橋演舞場
昼の部:ヤマトタケル
夜の部:将軍江戸を去る 口上 黒塚 楼門五三桐
かき氷が食べたいのだぁ!! (2012.7.27記)
福岡のお土産 茶ひよこ&那の香 (2012.8.4記)
テマヒマ展 〈東北の食と住〉 東京ミッドタウンにて (2012.8.5記)
まったりのんびり 東京ミッドタウンにて (2012.8.6記)
中村福助×中村梅雀 男の花道 (2012.8.8記)
ドイツ料理でプロスト! (2012.8.9記)
またまたゆったりのんびり 洋菓子本舗 ウエスト (2012.9.3記)
コメントはお久しぶりですが毎日ブログ拝見しております
さて、
2010年9月の大阪新歌舞伎座の柿落とし公演を観に行きました。
二十一世紀歌舞伎組の公演で、「黒塚」だったはずです
かしまし娘さまの記事を読んでも一向に記憶がよみがえりません。
公演パンフ買いませんでした。
歌舞伎に興味持ちはじめの初心者です。
こんな私がいうのもなんですが、この公演はトップスター不在の宝塚歌劇
花の道から京都南座へ足が向きはじめていましたが、これ以来また花の道です
でも、
かしまし娘さまの連日の
この盛り上がり!
上方
また公演レポよろしくお願いいたします~
楽しみに読ませていただいています。
毎日ありがとうございます♪
グハハハ。そうなんですよ。盛り上がってます!!
暑い日が続いてる時に暑苦しいブログですみません(笑)
オオ~!”二十一世紀歌舞伎組”!!!
私ったらこのユニットを1度も観たことがありません。
そんなに澤瀉屋贔屓ってわけじゃないので…。
なのにこの連日のテンションってなんなんでしょ~ね~。
舞台は魔物です…。
>トップスター不在の宝塚歌劇みたいでした。
上手い!!座布団100枚っっ。
もうひと押しというか、センターのオーラが薄いというか…
あ、思い出した。歌舞伎座で1作品観たかなぁ。…観ました!
そうなんですよ。なんちゅか本中華なんですよね。
あらら…それ以来花の道1本なんですかぁ。
時々は御堂筋とか祇園とかにも行って下さぁい。
『黒塚』が来年1月の松竹座であるとイイですね。
でも南座くらいの大きさで観る方がいいかも…。
どっちにせよ、もしあったら…♪キャストが気になりますね。
夏雄ちゃん(団十郎)がお付き合いしてくれたら、是非行って下さいねん。
そういえば南座は来年の12月!!
オーラスだからスッゴイメンバーになるかもしれませんね。
顔見世と被るのかもっっ。ワクワク♪ドキドキ♪
もうちょっとで澤瀉屋襲名IN新橋演舞場レポは終わります…。
歌舞伎は9月の『秀山祭』までお預け…。だからと言って、ヅカネタもあまりなく…。
急に盛下がるかもしれませんが(笑)よかったらまた来て下さぁい。