今日は”8月劇場巡りラインアップ”
これだけにしよ~と思ってたのに…
もう1本アップだ!行きま~す。
これで本当に、
明日から勝手に夏休みだ~い。
また20(月)にお会いしましょう!
皆様、よいサマーバケーションを!
ヒャッホ~
国立文楽劇場 7/27(金)
第3部 サマーレイトショー
金曜だから、午後7時開演。
あっら~!サラリーマンが多いわぁ。
「1度は観てみたい」
っていう人かな、やっぱり…。
開演前にビール飲んでるし。
「おっちゃん寝るなよ」
「お前もな!」…えっ誰?…心の声か。
契情倭荘子(けいせいやまとぞうし)
蝶の道行
これ、梅玉&時蔵カップルが
♪忘れらないの~♪(byピンキーとキラーズ)
文楽ではどうだ!飛ぶか!蝶よ。
身替りになって死んだ2人が
蝶の化身に変身っ!(トォ~)
2人の道行は…。
来た~~三味線10挺!
棟梁は(大工じゃないっちゅうの!)
鶴澤寛治
エエヨォ~。ウフフ。
嗚呼~。
ジャンジャン響いて気持ちいぃ~。
番付に寛治のインタビューが!
みんなで合わせるっちゅうのが大変やねんて。
シンクロの団体演技と同じやね。きっと。
互いのハーモニーを聞きながら
自分の音色を溶かしてゆく…。
うわ~!飛んだ飛んだ~!
両手をいっぱい広げてヒラヒラ~♪
人間では出来んな(当たり前!)
で、なんで飛んでんの?
浄瑠璃全然聞いてなかった(アホやん)
地獄の責めを受けてたんか…。
オドロオドロしいもんやのに、
最後まで切なかった…。
”踊る人形”…そうや!それこそ
「親子劇場」でやってくれればイイのに。
子供達、目の玉が落っこちるくらい
見開くと思うわ。
「寿式三番叟」がいいな。
鈴持って踊りまくって、「ああしんど」ってヤツ。
あれ、楽しいやん。好きだぁ。
伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)
やった~!!文楽で観るの初めて~
ワクワク
H5年以来ひっさしぶりらしいでぇ。
作:近松徳三
初演:寛政八(1769)年七月 大坂角の芝居
古市油屋の段
妖刀・青江下坂
廓で遊女に恥をかかされ、
何十人もの人を斬り殺す~!
「籠釣瓶は斬れるなぁ」
それは、妖刀・籠釣瓶!(籠釣瓶花街酔醒)
まあこっちも斬るんだけどね…。
ウフフ。
古市といえば、
浮かぶのは映画「歌行燈」…。
その昔は、ジャンジャカ人が集った。
参宮道&三大遊郭の1つだったんだね。
伊勢神宮で下級の神官になってる福岡貢。
過去は侍。
その昔のしがらみに絡み取られる貢さん…。
√こそは立ち帰る
きたぁぁぁ!竹本住大夫&野澤錦糸
アレレ?
お紺が思案にくれている…。
万野が出てきて
「貢から岩次って人に乗り換えろ」
「そうするわ」
あ…あの…。
貢と万次郎っていう侍。
諸悪の根源野郎との会話が…ない。
え!え!皆つい来てるかぁ~。
サマーレイトショーはビギナーが多いのに…。
それとも、
ついて行けてないのは、私だけかぁ
”青江下坂”って刀と、その鑑定書(折紙)。
貢がそれを探す旅なんだよ。(本当か…)
皆、判ってる?
…コックリコックリしてる人も
首をかしげてる人もいないなぁ。
店に来た貢に、万野がチクチク言うて、
刀を取り上げた。
そこへ、料理人喜助がやってきて、
腰の物を預かることに…ってのが歌舞伎。
文楽は…おっとどっこい!こうきたか。
店に来た貢に、料理人喜助がお説教。
「妻も子もある身で、遊女に鼻の下のばしたらダメ!」
「う~ん、判ってるんだけどさ~。
この一腰は、青江下坂。お前に預けたぞ」
無人になった部屋へ岩次がそ~っと…。
ヤヤ!刀をすり替えてるでぇぇ。
誰か~!
あ、喜助がソ~ッと後ろで見てるわ。
お紺と岩次が、固めの盃。
貢が怒っても知らん顔。
おお、縁切りかぁ。
妖刀がウズウズしてるよ~。
お紺は身体を張って、
「折紙」を岩次から奪い取る覚悟なんだゾ。
怒っちゃや~よ。貢さん。
♪チャララ~ン♪出てきたのは手紙。
「お鹿への無心の状」
誰がって、貢さんからのっ。
「ウヘェッェ知らんがなそんなもん」
万野が仲介して
お金はお鹿から貢へ届いてるって。
歌舞伎じゃぁ、お鹿のワンマンショー
なんだけど…。
へちゃむくれのお鹿さん
「ど~してくれるんだ~」
√といひつゝ両手に胸づくし、引掴む
いや~お鹿!やるやん。
歌舞伎では見せない技ありっ。(1本!)
住大夫の声が喋り分けてるのは
いったい何役!?
同じ声が無いもんなぁ。
今更ながら、カッチョエエなぁ住さん。
万野の「貢さん」って声、頭にペタッ!
張り付いて離れましぇん。
「そんな事してっから、岩次に乗り換えるんだよ~」
お紺の冷たい言葉…。
「悔しい~!!」
貢の頭が沸騰してるところへ
刀を持って走り出た喜助
「モウ、お帰りなされませ」
また万野が、ネチネチ嫌味言ってるよ。
貢は思わず手が刀の柄にっ。
万野は、じぇんじぇんビビリましぇん。
「どつから斬るんじゃ~。おいどかえ~」
お尻~ペンペン♪
格子戸を思いっきり閉めた貢。
ギャハ!
首が挟まってるで、万野!
やるなぁ文楽
歌舞伎だと、
仲居とか色んな人がいる前で、
もっともっと万野が粘っこ~く
貢をいじめるだんよ。
それをジ~っと聞いてるお紺
嗚呼、美しいんだよぉぉ。
団扇も美しいよぉぉ。(どこ見てるんじゃ)
仁左衛門&福助(1999/6)で初体験。
それでも、パーフェクトに、ビビビ~っ!
とは来なかった…。
万野がね…。
富士真奈美みたいになって欲しいの(え?)
他の人でも観てみよ~っ。
その後、お紺を時蔵で観た!…はず!
で、貢は誰??…。
ええ加減な記憶やなぁ。(アホやね)
お紺が2階へ行ったあと…。
岩次が「刀がニセモノ!」って気がついて、
喜助が立候補して貢を追いかける。
「アノ喜助はな、確か貢が譜代の家来ぢやといな」
シェェェ!万野が後を追うっっ。
「アヽしんど」(by万野)
ガッハッハ。
奥庭十人斬りの段
来た~来た~
妖刀が人を斬りたくって
血を見たくってウズウズ…。
引き返してきたのは貢。
そ~なんですよ、川崎さん(byザ・ぼんち)
からくりを知らないもんだから
頭に血がカ~~~ッッ。
顔がポッポポッポ。
そこへ万野が戻って来た!
こら~!
喜助は何処を走ってるんじゃ~。
「アヽしんど」
今度は咲大夫で、ガッハッハ。
「その刀をこっちへ」
万野がガバッ
貢がバンバンッグサッッ。
ギャ~!鞘が割れてる。
「アヽちめた…」
ウワっ!
万野気がついてないんか!
左肩からドバ~ッと赤いもんが。
√声立てさせじと口に手を当て、
見れば血汐に身は紅
「南無三、手が廻ったか、モウ百年目」
グワァァァァァ!
貢にスイッチ入っちゃった。
バッサバッサとぉ!
眼の前に現れた人を、十人斬りぃぃ!
お鹿、女郎、仲居、お客や子供までぇぇ。
首が飛ぶ!足が飛ぶ!
ああ、文楽やな~。
ええで、ええでぇ。
燕三の三味線で
この場の空気がクッキリ浮かぶよ。
う~ん、歌舞伎では(またかい!)
丸窓の障子をビリビリビリ~
破って、貢がガバッと出てくるんや~。
あれが好きなんや~。
お紺にも斬りかかる貢!
キャァァ
でも、折紙を見てハッと我に返るぞ。
喜助も帰ってきて。
遅い!どこをほっつき歩いてた!
貢が手にしている刀こそ青江下坂。
ああ、めでたし、めでたし。
妖刀は今日も大活躍!
ああ~夏狂言ってオモロイ!
ラストが歌舞伎なら(またか…)
貢の左手にお紺が寄り添う。
刀を持ってる右手に喜助。
なんとも、歌舞伎美に満ちたエンディング。
あれが好きやねん。
あ!
踊りの会の団体がドヒャ~ッとやる
川崎音頭(伊勢音頭)無かったね。
なんかなぁ。
文楽では、ちょっと盛り上がれへんかったなぁ。
御本家(歌舞伎)には、かなわんっちゅう事かなぁ。
ガックシ…。
ところが!!
デジタルシアター(8/5・国立小劇場)で
再び「伊勢音頭恋寝刃」に出会ったっ!
8/3に大阪で収録したホヤホヤ映像。
寝る気満々だったのに…(こら!)
キョエェェェエ!
オモロイやん。どういうこっちゃぁ抹茶に紅茶~。
「デジタルシアター」」レポはまた後日…。
遅くてすまん。
夏休み文楽公演を休演した吉田文雀
嗚呼…大丈夫でしょうか…。
曼珠沙華の様な人。好きだぁぁ。
9月東京で待ってまっせぇ。
そのほかのレポは
第1部 金太郎の大蜘蛛退治 瓜子姫とあまんじゃく
第3部 契情倭荘子 伊勢音頭恋寝刃
国立文楽劇場 7/21~8/9
詳しくは → http://www.ntj.jac.go.jp/
~お知らせ~
毎月のようにお送りいていました「吉田玉勢情報」
ちょっとお休みさせて頂きます。
大変申し訳ございません…。
玉勢さんに何かあった!わけでは全然なく!
夏休み文楽公演でもバリバリ~!活躍されてます。
今後とも応援宜しくお願いいたしま~す。
ランキング参加中、あなたの清き一票を(笑)