ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の和ロウソクの絵付け体験。東京八重洲口「京都館」。東京で揃う京都のお正月

2016-11-22 | 東京

先週末、1泊で東京に出かけたミモロ。「なんか久しぶりに東京来た感じ~」と、生まれ故郷の東京で。いつ来ても、もちろん故郷ですから、リラックスしています。

さて、新幹線を降りて、まず向かったのは、八重洲口にある京都のアンテナショップ「京都館」です。
ここは、京都で作られた食品をはじめ、工芸品などさまざまなものが買えるショップ。「東京にいながら、京都みたいな気分になれる場所だよね~」とミモロ。

2年ほど前、ミモロは、ここで「ネコのミモロの京都案内写真展」を開催して、大勢の人に来ていただきました。
「また、東京で写真展やって~」との声も…。

今回は、前にお世話になったスタッフの皆さんにご挨拶に。
「ミモロちゃん、今ね、和ろうそくの絵付け体験できるけど、やってみない?」と言われ、「え?絵付け?和ろうそくに描くの?」と興味津々。「そう、奥でやってるから、ぜひ~」ということで、京都館の一番奥のスペースへ。

「こんにちは~あの~和ろうそくの絵付け体験したいんですけど~」と。
「はい、いらっしゃいませ~。和ロウソクの絵付け初めてですか?」と、そこにいらしたのは、伏見で和ろうそくをつくる「京蝋燭 なかむら」の田川さん。
 「はい、座ってください~」
テーブルの上には、アクリル絵の具が並びます。
「これで描くの?」

絵付け体験では、白か赤の蝋燭を選び、そこにアクリル絵の具で好きな絵を描きます。
「ミモロちゃんは、何色のろうそくにしますか?」と田川さん。「あか~」と即お返事。小さな蝋燭がミモロの前に。

「へーえ、いろんな絵が描けるんだね~」とお店に並ぶ品を、まず参考に。
 
細かい模様もアクリル絵の具なら、簡単に描けます。
「う~なんの絵にしようかな~」と構想を練るミモロです。


ところで和ろうそくというのは。ハゼの実から採取したロウで作る植物性の蝋燭です。今、多く普及しているのは、石油系の蝋燭で洋ロウソクと呼ばれるもの。こちらは大量に安価でできるので、今は、ロウソクといえば、こちらのこと。「お誕生日のケーキの上のロウソクも、洋ロウソクだよね~」とミモロ。

そう、そもそも日本にロウソクが伝えられたのは、奈良時代の仏教伝来と共に。当時は、ミツバチの巣から取れるミツロウを材料にした、とても高価なもので、主に朝廷や寺院で使われていました。ハゼなどで作る和ロウソクが登場したのは、室町時代で、一般に普及したのは江戸時代になってから。

主に、仏事などで使われたそう。和ロウソクの産地は、岐阜高山、愛媛内子などが知られていますが、京都でも昔から作られています。和ロウソクは、すべて分業制。ハゼの実などを収穫する人、それを加工する人、ロウソクの芯を作る人、そしてロウソクを作る人・・・。京都はロウソクを仕上げる工程を担当した地域です。

「京都の和ロウソクは、主に寺院で、そのイメージが今もあります。でも、今は、寺院では、安い洋ロウソクが多く使われていますが…」と田川さん。「あ、そうだよね、お寺で、ミモロ、ロウソクお供えするとき、1本50円とかだもの…」と。そう、もし和ロウソクなら1本2000円くらいにはなりそう。

「ロウソクに絵を描くのが盛んなのは、東北地方なんです」と田川さん。
なんでも冬の間、花を仏壇にお供えできないため、そこで花の替わりに、花の絵などを描いたロウソクをお供えしたそう。

「では、ミモロちゃん、さっそく絵を描いてください~」と田川さんに促され、ミモロは絵筆を握り一気に描きます。
「できた~フ~」
完成したのは、ネコの足形入りロウソク。「ミモロちゃん、描き馴れてますね~」と田川さんもビックリ。「まぁね~」と鼻をピクピク・
 完成した品は立派な箱に
「クリスマスプレゼントにしようかな~」とミモロ。「あ、それなら、すでに完成した品もありますよ~」
  
「あ、かわいい~」クリスマスキャンドルに相応しい和ロウソクです。

和ロウソクは、洋ロウソクより、炎が明るく、変な匂いもなく、しかも燃焼時間が長いのです。
「わ~ロマンティックなクリスマスの夜を、和ロウソクを灯せば、もっとロマンチックになるね~」とミモロ。
え?ロマンチック?ミモロとはあんまり関係なさそうな言葉。「え~ひどい、燃焼時間が長いから、ゆっくりクリスマスケーキ食べられるじゃない…」とミモロ。あ、そうね~

「はい、どうぞ~、体験ご参加ありがとうございました」とロウソクを包んで頂いたミモロ。「こちらこそ、お世話になりました~」
嬉しそうに袋を持って館内を歩き回ります。

今、「京都館」は、新年に関係する品々がいろいろ。
「あ、お年玉のポチブクロだ~。これ大好き…」
「欲しいなぁ~お年玉」
ここのお年玉袋は、あげる人のためでしょ。ミモロは、もらいたいネコでしょ。「あ、そうだよね~」

「あ、ヒヨコがいろいろ、かわいいよ~」来年の干支人形も揃っています。
 

「ここに来れば、京都のお正月の品が揃うね~」とミモロ。

ぜひ、東京駅八重洲口の「京都館」へ。紅葉、年末年始の情報も豊富です。

*「京都館」の詳しい情報は、ホームページで ・和ロウソクの絵付け体験は、11月24日までです。


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