ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

都会の真ん中にあるバラ園。大阪「中之島公園」では、今、バラが盛りを迎えて…

2021-10-31 | 大阪

「わ~きれいなバラのお花…いっぱい~」とミモロが思わず声を上げたのは、大都会大阪の真ん中にある「中之島公園」のバラ園。


京都から京阪電車で「出町柳駅」から約40分。「北浜駅」からトコトコ歩いてすぐです。

大阪は水の都とも称され、町には淀川をはじめ、いろいろな堀が巡り、町全体に開放感をもたらしています。

「中之島公園」は、堂島川と土佐堀川に挟まれた中州のような場所にあり、その長さは約1.5キロ、面積は11.3ヘクタールで、そこには、「中央公会堂」や「府立中之島図書館」「東洋陶磁美術館」「中之島美術館」など、大阪の文化地区になっています。

「まぁ、京都でいえば、「平安神宮」の周辺の岡崎エリアってとこかなぁ?」と、すべての基準が京都のミモロです。

レトロ建築が多い大阪らしく、モダンな高層ビルとの調和が、素敵です。

「なかなか広いね~」と、園内を見回すミモロ。

バラ園があるのは、「中之島公園」の中央部から東側に位置する川の下流方向に広がります。

東西に約500m、面積は13000平米で、約310種類のバラの品種、3700本が春や秋に見事な花を咲かせ、訪れる人たちを和ませる場所。


そもそも「中之島公園」は、明治24年(1891)に大阪市にできた初めての公園なのです。
この場所は、江戸時代に新地として埋め立てられた場所で、「山崎の鼻」と言われる遊興地などになっていたそう。その後、明治12年(1879)に「豊国神社」が造営され、その当時は、今とは異なる江戸ぽい風情の場所だったとか。

そして、明治24年に大阪市がそのエリアを市営公園に整備、次々、近代日本を象徴する洋館が建てられてゆきます。
「へぇ~明治時代からあるんだ~。ここ五代さまもきっと来たよね~」と、ミモロが憧れる実業家 五代友厚(本当は、ディーン・フジオカさんに憧れているのですが…)
近くの「大阪取引所」の前の銅像を思い浮かべるミモロですが…残念ながら、五代友厚氏は、明治18年に49歳という若さで亡くなっているので、この公園の姿を見てはいないのです。

「きっと五代様、こういう公園好きそうだね~」と、ディーン・フジオカさんの五代様を思い浮かべるミモロなのでした。


この公園は、いつでも訪れる人が無料で楽しめる市民の憩いの場。
園内には、カフェなどもあり、今は、甘いバラの香りに包まれながら過ごせます。



「もっと中之島公園エリア、訪ねよう~。だって京都から京阪電車ですぐだもの…」と、遠いと思っていた大阪ですが、何度か行く機会に恵まれ、結構近い…と感じるようになった京都在住のミモロなのです。

「また、遊びに来るね~」と、公園でのんびり寛ぐスズメのカップル?


「さぁ、おうちに帰ろう…」としばらく公園のバラを鑑賞した後、京阪電車に乗って「出町柳駅」を目指すミモロでした。


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上方落語協会の200人の噺家が高座を務める「落語 for the future!」11月10日~30日開催

2021-10-30 | 大阪


「すごい200人の上方落語の噺家さんが高座を務める落語会があるんだよ~」と、ミモロ。

10月25日、その記者発表会にミモロは呼ばれて大阪の天満橋にある「上方落語協会」を訪れました。


「なんかすごくモダンな建物…」と、その建物にちょっとビックリ。

この建物は、関西出身の建築家 安藤忠雄さんの設計です。

上方落語協会の会館というと、寄席のような建物と想像していたのでした。

さて、そのモダンな建物の中で始まったのは「落語 for the future!]開催の記者会見です。


まず、その主催者である「office Salud!]代表の佐々木洋三さんから、この「落語 for the future!]についてのお話が…
 
なんでも、コロナ禍で、上方落語協会に所属する噺家の7割が無収入となり、9割が高座がなくなるという大変な状況になっているそう。特に若手の噺家さんの状況は厳しくアルバイトをする人も…。それを心配した落語大好きの佐々木さんは、笑福亭たまさんと共に、そんな状況を踏まえ、文化庁のArt for the future(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)の補助金を受け、上方落語協会の協力を得て、今回の企画を立ち上げたそう。

主催者挨拶に続き、上方落語協会会長の笑福亭仁智会長の挨拶。

いろいろな状況の中でも、上方落語を多くの人に知ってもらい、幅広い年代に落語を楽しんでもらえるような機会になれば…そして、みなさまのお力で、若手噺家の収入の一助になれば…と。

この落語会は、11月10日を皮切りに、11月30日まで、神戸新開地「喜楽館」、大阪「天満天神繁昌亭」と「動楽亭」の3館を会場に、
笑福亭仁智、桂福団次、桂文枝、桂米團治、桂春団治などが主任を務め、トリ前に気鋭の若手が登場する「喜楽館 上方プレミアム落語会」、


芸歴20年以下がトリを務め、ベテランが若手を盛り上げる「繁昌亭 上方次世代落語会」


「動楽亭 上方錬成落語会」が行われます。


「喜楽館」と「繫昌亭」の落語会は、オンライン配信も。
それを担当する笑福亭喬介さんと林家染八さん。
 
若手噺家さんの解説が付いたり、いろいろ工夫がされた動画が配信されるそう。

「上方落語の噺家さんってたくさんいるんだ~」と、あまり上方落語について知識のないミモロ。

最近の若手噺家さんの技術の習得スピードは、ビデオなどにより、ひと昔前より格段に速くなったそう。
また、時代を反映した新作落語もいろいろ登場しているのだそう。

「今回登場する若手の噺家さんたちの話術も素晴らしいものが…テレビなどで名前が知られていない人も多数出演。落語自体の面白さを楽しんでいただける機会になると思います」と、主催者の笑福亭たまさんは、熱く語ります。


チケットは、各会場およびセブンイレブン、チケットぴあで 前売り2500円、当日3000円で。
オンラインチケットはpeatixで2500円です。


「皆様のご来場…200人の噺家がお待ちしています~」と。

「ミモロちゃんも来てね~」と林家染八さん。「うん…なんか似てて、親近感もっちゃう~」とミモロ。


*「上方落語協会」のホームページも、ぜひ一度覗いてみてください。

「上方落語協会」の建物から、トコトコ歩いてやってきたのは、「大阪天満宮」のそば


「あ、ここに天満天神繫昌亭があるんだ~」

この日も、落語ファンが次々に中に入っていきました。

京都からも1時間で行けって楽しめる「上方落語家200人動員の落語 フォーザ フューチャー」に、ぜひ~

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「平安神宮」で開催された「時代祭衣装 特別公開」。雅な装束の見事さをすぐそばで鑑賞

2021-10-29 | 祭事・神事・風習

「わ~最終日になっちゃった~」と、ミモロが慌てて訪れたのは、10月24日まで「平安神宮」で開催されていた「時代祭衣装 特別公開」です。


この日は、「粟田神社」の「神幸祭」の日だったので、ミモロは、剣鉾の装束のままで…


「ここでやってるんだ~」と、境内の西側の建物へ。


よく「平安神宮」で開催されるイベントでも使われる建物で、そこには、さまざまな美しい装束や立派な甲冑が展示されていました。


時代祭は、明治28年、平安遷都1100年を記念して創建された「平安神宮」の祭事で、毎年京都の誕生日とされる10月22日、桓武天皇が平安遷都をなさった時期に行われますが、コロナの影響で、ここ2年間、神事などのみが行われ、「京都御所」から「平安神宮」への時代装束行列は中止されています。

そこで今年は、時代祭の行列の装束の特別公開が行われました。この時代祭の装束は、京都の伝統工芸の技術を動く歴史風俗絵巻として国内外に披露することを主眼とし、厳密な時代考証をもとに製作された「本物」なのです。京都三大祭の「葵祭」「祇園祭」と比べ、歴史的に浅いものの、その豪華な装束および約2000人が参加する大行列は、見るものを魅了してやみません。

ミモロは、その美しい装束をゆっくりと、近くで見てゆきます。「いつもの行列だと、こんなに近くで見れないもの…」と興味津々。
「さすが淀君さまの衣装、超豪華…」雅さで際立つ桃山時代を代表する装束。


こちらは、平安時代婦人列に登場する「百済王明信」の装束で、百済王氏の出身で、桓武天皇の信頼が厚い女官長の姿です。


梅の枝が添えられたのは、紀貫之の娘さんの平素の姿。


「あ、これわかる!」とミモロでもわかったのは、「静御前」の白拍子姿です。


甲冑も数点展示され、その中でミモロがよく知るのは、織田信長のもの。

そこに展示された写真は、ここに来る前に「粟田神社」の「神幸祭」であった崇敬会会長の前田さんの晴れ姿。


「時代祭って、信長も秀吉も登場するのに家康とか徳川家の将軍って登場しないんだよね~」と東京生まれのミモロはちょっと寂しいといつも思ってしまうのでした。「ホントに、京都で徳川家ってあんまり好かれていなかったのかなぁ~」と。う~いろいろな神社仏閣の建立や修理など、徳川家は多くの援助をしましたし、また御所に対しても、それなりの支援は行っています。

「まぁ、あんまり将軍さま、京都来なかったしね~」京都の人にとっては、江戸幕府の将軍の姿が見えてなかったのでは?

徳川幕府を代表する将軍名代の城使さまが乗られるとされる籠。

「これに乗って京都に来たの?」と中を覗きます。

「わ~狭い~ずっとここに座っている大変…閉所恐怖症になっちゃうかも…。ネコだって耐えられないかも…歩いた方が気持ちいいよね~」と庶民のミモロ。

「時代祭って、本当に豪華な行列なんだ~もう2年間も見てないんだ~」と懐かしむミモロ。

来年こそ、この装束を纏った人たちが歩く姿を見たい…そう思わずにはいられません。

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京都宮川町の紅茶専門店「京都紅茶倶楽部」。舞妓さんや芸妓さんも贔屓にする上質の味わい

2021-10-28 | グルメ

「ここ宮川町の舞妓さんや芸妓さんも贔屓にしてるお店なんだって~」とミモロが訪れたのは、宮川町のそばにある紅茶専門店「京都紅茶俱楽部」です。


五条大橋そばの「あじき路地」からもすぐの場所。


店内には、世界中の紅茶の産地から厳選された茶葉が種類豊富に揃っています。

このお店ならではのオリジナルブレンドも人気です。


お友達に連れられて来たミモロ。お店の中をキョロキョロと…
「あ、舞妓さんたちの団扇だ~。よく来るのかな?」と、もしかしたら憧れの舞妓さんたちに会えるかも…。


さて、ここ「京都紅茶俱楽部」は、宮川町でお店を構えて、すでに30余年。京都の有名ホテルや飲食店にも、お品を納めています。


テーブルに着いたミモロは、さっそくメニューを…「どれにしようかな?」

いろいろな種類の紅茶のほかに、紅茶にマッチするお菓子なども揃っています。

「アフタヌーンティーのセットやパスタ、カレーもあるんだ~でも、もうランチしちゃったし~」とちょっと残念そうなミモロ。

紅茶などを選んだあとは、好みのカップを選びます。
「これミモロちゃんサイズじゃない?」と小さなカップが並ぶ棚でお友達。

「きゃ~ホント、かわいい~それにすごくよくできてる…でも、小さい…」と、たくさん紅茶が飲みたいミモロです。
そこで、普通サイズの棚の中から、「これにする~」と選んだのは、一番大きなカップです。

この場合、ミモロは、カップのデザインより大きさが最優先。

しばらくしてミモロの前には、注文したミルクティーが…「う~いい香り…深みのある味わい…」と。


それと共に、お店特製のチーズケーキをいただきます。「う~これも美味しい~」


「なんかティータイムって、コーヒータイムと違う雰囲気だよね~」とミモロ。

帰りには、「はい、どうぞ~」と、ミモロにピッタリサイズのトートバック…その中には特製紅茶飴が…。


清水寺や六波羅蜜寺、そしてあじき路地などに行ったときのティータイムに…
また、ここのお品はお取り寄せも可能です。おうちで素敵なティータイムもどうぞ~

*「京都宮川町 京都紅茶俱楽部」京都市東山区東川原町508(五条通上がる) ☎075-551-4856 営業時間11:00~18:00 第2月曜・毎週火曜休み

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「写楽彩」写真と美術と工芸の文化交流展。「京都市美術館別館」で10月31日まで開催

2021-10-27 | イベント

「ますます迫力ある作品…」とミモロが見つめるのは、創作京友禅作家の黒田庄七郎さんの作品。


これは、10月26日から31日まで「京都市美術館別館」で開催されている「写楽彩」第12回写真と美術と工芸の文化交流展2021に出品された作品です。
 

黒田庄七郎さんは、以前、ミモロの振袖と訪問着を作ってくださった京友禅の作家さん。

「う~この作品もすごい~いろんな技法が使われてる~」と見事な友禅の着物は「北海道の自然」をイメージしたもの。

さまざまな作品は、多くの賞を受賞され、その作風や技術も幅広く、伝統的な作品だけでなく、現代アートなど常に挑戦を続けていらっしゃいます。


「これどうやって染めるの?」と、以前、黒田さんの工房で、本格的な京友禅の技法を体験したミモロ。

「糊をどこに置くの?」と近くでじっと見つめます。

コロナ禍の状況でも工房で次々に作品づくりをなさっていたという黒田さん。

発表する場は、限られてしまったそうですが、10月29日から31日まで「みやこめっせ」の「伝統産業ミュージアム」では、延期された「令和3年 爽秋を彩る染織作品展~」という日本染織作家協会の関西支部染織展も開催されます。

「こっちにも作品あるんですよ~」と、広い会場の別のコーナーにあった振袖。

伝統の文様や京の自然を組み合わせた作品です。
「あのね~これ、友人の油圧工具開発の『西田製作所』のカタログに使われたんですよ?」と黒田さん。
「え?なぁに?」とミモロは、よく話が理解できません。


それがこのカタログ。建設関係者が使用する充電電動兼用油圧パンチという工具をもったモデルさんが表紙に…。
「これは、京都で創作ものづくり…と知ってもらいたいという社長の思いで作ったんです」

以前は、作業服を着ていたモデルさんが、なんとりっぱな友禅の振袖姿…かなりインパクトがあるカタログです。
「なるほど~京都のものづくりって、幅広いもんね~」と、その斬新な表現に感心してしまうミモロでした。

この「写楽彩」は、京都で活躍する染織作家さんやテキスタイル作家さん、また今回は、特別出展でシンガポール写真協会のメンバーさんの作品も展示されています。
 
「いろんなクリエーターのコラボ展なんだ~」


「あ、麻由子さん~」とミモロが駆け寄るのは、染色作家の気谷麻由子さん。

草木染の作品をいろいろ手掛ける作家さん。今回は、おうちのお庭の槙などを使った染めの作品が並びます。


「素敵なバッグ…和洋問わず使えそう…」
 

コロナ禍で外出の機会が少なくなった中、さまざまなクリエーターは、多くの作品の製作に励んでいたよう。
京都では、秋が始まるとともに、作品展などのイベントが多くなりました。

「やっぱり芸術の秋だね~」コロナ対策に気を抜くことなく…ぜひ、京都のものづくりに携わる方々の作品展に出かけてはいかがでしょ?


「またね~」と手を振り会場を後にするミモロ。「わ~もう暗くなってる~」夜の始まりが早くなった京都です。

*「第12回写真と美術と工芸の文化交流展~写楽彩~」10月31日まで「京都市美術館別館」で開催。10時から18時 入場無料

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