ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

お正月にいただくお餅。昔ながらの臼と杵でのお餅つきのお手伝い。

2018-12-31 | 京都

今年もあとわずかになったころ。ミモロは、お友達の家で行われるお餅つきに行きました。
以前も伺ったことがある山の内にある柳本さんのお家です。
「もう始まってる~。あはようございま~す」「ミモロちゃん、いらっしゃい。今年もよろしくね~」と柳本さん。
 
柳本さんは、山の内で野菜などを栽培、販売する大きな農家さんでした。ミモロは、お家の近くにある広い畑にもお手伝いに行ったことがあります。今は、農業はお母様が、できる範囲に・・・。

でも、毎年、年末に、伊勢や大阪などにお住まいのご親戚が集まって行うお餅つきは、続けられています。

ミモロは、さっそくエプロンに着替えて、まずは、お餅のお米を蒸す火の番に。
「そろそろかな~」

お米が蒸しあがりました。ご親戚のみなさんが、次々に杵を握り、ペッタンペッタン。
 

久しぶりの再会に、近況報告をしながら、手慣れた手順で作業が進んでゆきます。
「もういい感じ~」お餅がつきあがりました。
 

お餅は、お家の中へ運ばれます。「さぁ、みんなで丸めましょ!」
「は~い」
ミモロも、今度は、お餅を丸める係に。京都のお雑煮のお餅は、丸餅です。関東は、角餅なので、のし板に延ばすのですが、関西では、ひとつひとつ小さなお餅に丸めます。

できた丸餅は、和室に敷かれた紙の上に並べます。
「いっぱいできた~」いいえ、まだまだたくさん作りますよ。

途中、つきたてのお餅をきな粉餅にしていただきました。「これが楽しみ~つきたてで美味しいね~」
「いただいま~す!」

しばらく丸餅作りが続きます。10臼以上をついて、御親戚みんなのお正月のお餅になります。

「今度はなぁに?」


いよいよ最後の2臼です。それはゆでたよもぎが入ったよもぎ餅。
 
「よもぎの大福作るんだよね~」

実は、ミモロは、大福づくりが得意で、小さく丸めた自家製の餡を餅に包むのを一手に引き受けてお手伝い。
「ミモロちゃん、ほんと上手ですね~」といわれ、いっそう張り切るミモロなのです。

お昼には、お餅つきは、終了。和室には、ずらりと丸餅が並びました。
「すごい~」

柳本さんのみなさん、ありがとうございました。


京都でも、家族でお餅つきをするところは、それほど多くありません。
年に1度、御親戚が揃う、楽しい行事になっているそう。

「はい、ミモロちゃん、ありがとう~」お餅をお土産にいただいたミモロ。
「今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしく~」と、ご挨拶しました。


2018年もみなさま、ミモロのブログをありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ミモロ


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東山、三条通沿いに今年4月にオープンした「Chocolaterie HISASHI ショコラティエ ヒサシ」

2018-12-30 | グルメ

京都東山の三条通、「粟田神社」の向かい側に、今年4月にオープンしたチョコレートとケーキのお店があります。
「Chocokaterie HISASHI(ショコラティエ ヒサシ)」です。
 
「あ、なんか作ってる~」と通りに面したガラス窓を覗きこむミモロ。

さっそくお店の中へ進みます。お店の一角で、作業をなさっているのは…
 

このお店のオーナーであり、ショコラティエ&パティシエである小野林範さん。
 
「こんにちは~」「はい、いらっしゃいませ~」と作業の合間にミモロのところへ。

小野林さんは、15年間、近江八幡にある「クラブハリエ」でショコラティエとして腕を磨き、いろいろな大会で優秀賞を受賞された方。

店内には、さまざまな種類のショコラが、宝石のように並んでいます。
 

その種類は、本当にバラエティーに富んでいて、どれもミモロの食欲を刺激するもの。
 
「いろんなチョコレートのお菓子があるんだ~。みんな食べたい~」と。

でもチョコレートだけではありません。パティシエとしても素晴らしい技術をもつ小野林さん。
上質の素材をふんだんに使ったオリジナリティあふれるケーキもいろいろ。
 

この日は、お友達のお家に行く予定のミモロは、「お土産持ってゆこう~」と、日持ちのする焼き菓子を選ぶことに。
「これ最中の皮を使ったチョコレートのお菓子・・・これにしよう~」
 

包んでもらっている間、ミモロは、店内にウロウロ。


その間も、次々にお客様が訪れています。

ケーキなどのファクトリーは、大津市にあり、そこからお店に・・・。

京都は、ケーキやチョコレートの専門店も多く、なかなかの激戦区。その中にあって、評判になっているお店なのです。

「また、来ま~す」とミモロ。


店内には、カウンターのイートインスペースもあり、飲み物とケーキが楽しめます。

*「Chocolaterie HISASHI]京都市東山区夷町166-16 075‐744‐0310 11:00~18:30 月曜、第1.3火曜休み

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2018年5月にオープンした研技包丁の「真刀」(しんとう)。

2018-12-29 | ものづくり

年の暮れの夕方、ミモロは、毎年お詣りに伺う「六波羅蜜寺」の重要無形民俗文化財「空也踊躍念仏」に参列した後、松原通を東大路通方向に歩いていました。
「あ、ここにこんなお店あったんだ~」
 
黒い色をベースにしたお店は、大きなガラス窓のところで、なにか作業をしています。
「なんだろ?」と興味津々のミモロ。
「あ、包丁研いでるんだ~」

そう、このお店は、今年、5月にオープンした研技包丁の「真刀(しんとう)」。店主である谷岡さんが厳選した包丁が種類豊富に揃っています。

 
「わ~いろんな包丁がある~」。料理の素材、切り方によって使い分ける日本包丁。その種類の多さは、世界一。繊細な日本料理には、欠かせないものです。

 
「ここにある包丁、とても好きて~」と包丁を見つめるミモロ。
はがね、カーボン、ハイカーボンなどの素材でできた包丁は、表面に美しい波紋を描くダマスカスという技法で作られたものや、槌目を施したものなど、ミモロがいままでイメージしていた日本包丁とちょっと異なるおしゃれな趣をもつものなどが並んでいます。


清水寺などに参拝する外国人観光客も多く訪れる松原通。この日も、17時すぎに、アメリカからいらした観光客が、お土産に、3本注文してゆきました。
「外国人の人に人気なんだ~」
また、周囲には、京料理店なども多く、そこの調理人さんたちも足しげく通うそう。

ご店主である谷岡さんは、長年錦市場にある「有次」で職人さんとして修業され、独立された方。その技術はすでに多くの常連客を増やしています。

店内に並ぶのは、最終の仕上げの研ぎが行われてないもの。注文されてから、1本約10分で仕上げます。
 

また、注文してもらった品には、お名前を彫り込んでもらえます。
 
外国人のお名前は、カタカナや漢字に変換。
その人だけの一生ものの包丁になります。

「あの~ミモロも日本包丁使ってるの~」「切れ味はいかがですか?」と谷岡さん。
「う~あんまり研いでないから、普通~」とミモロ。「料理は、包丁の切れ味で味が変わりますから、よく切れる包丁を使ってくださいね~」

庖丁の研ぎ料は、一般的な三徳包丁で1本1500円~だそう。

「今度、お願いします~」とミモロ。お正月料理には、間に合いませんが、近々、お願いしようと思うミモロです。

雪が舞い落ち始めた寒い京都。この日は、営業時間を過ぎても、お客様が訪れ、谷岡さんの作業は遅くまで続いていました。


*「真刀」の詳しい情報はホームページからどうぞ


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今年の晩秋に訪れた「高台寺」での「雪月花」。豆腐粥をいただくひととき

2018-12-28 | 祭事・神事・風習

晩秋のある日のこと…「これもお話したいの~」とミモロが言うのが、12月8日に「高台寺」で行われた「雪月花」という催しです。
 
「豆腐粥の接待があるから、ミモロちゃんいっしょに行かない?」とお友達に招待されたミモロ。「あのね、来るとき、なにか白いものか丸いもの身につけてきてね~」と言われました。
「ミモロちゃん、お顔丸いからそのままでもいいかも~」「え~そう?でも・・・」ミモロは、白いマフラーを撒いてゆくことに。

「雪月花」は、お釈迦さまが悟りを開かれた12月8日の午前2時(鶏鳴の刻)に修行僧が体を温めるために、「うずみ豆腐粥」を食したことに由来します。

ミモロたちは、雪月花にちなんで何か白いもの、丸いものをおもてなしを受ける趣向に身につけることにしたのです。

まずは、「圓徳院」の庭園や中を拝見します。
 

ここでは、坐禅や写経なども体験できます。
  
お寺には、豊臣秀吉や北政所にゆかりの品々なども展示されています。
「こで宗旦キツネだって~」
「ネズミさんかと思った~ニャ~」脅かしてどうするの?「だってミモロ、ネコだもん!」キツネですから驚く様子はありません。

貴重な品々を拝見した後、お茶席でお抹茶をいただきました。
 

それから、福くじが行われます。「いいもの当たりますように~」と気合いを入れて…
 
「はい、大当たり~」と言われていただいたのは、カレンダー。「でもこれみんなもらえるものなんだ~」そう、すべて大当たりと言われます。その中で、お友達のひとりは、素敵な器が当たりました。

次にみんなで行ったのは、「高台寺」のお庭です。
ここは、ちょっと前に、夜の拝観で訪れたところ。そのとき見た幻想的な池は、昼間は、「それほど幻想的じゃないんだ~」
 青空を映した池の面は、夜とは異なる美しさをたたえます。

「お香煎茶いただきましょ~」と言われ、ミモロたちは、お席へ。
 ここでもお菓子をいただきました。

「お粥まだかな~」とミモロ。最後に訪れた「洗心寮」で、いよいよ「うずみ豆腐粥」をいただきます。
 
緋毛氈の上に座って、じっと待っていると、お粥をのせたお膳が運ばれてきました。

「頂戴します~」ミモロの前に置かれたお膳には、雪を表現した豆腐、月は大根、花はニンジンの「雪月花」の料理が。
 
「やさしいお味~」とお友達といっしょに目を細めるミモロです。
「こんなお粥初めて食べた~」とミモロ。

京都に暮らして、ミモロは今まで食べたことがないようないろいろな料理に出会いました。

「高台寺」の檀家さんであるお友達に招待された素敵な時間。「ホント、京都って興味深いものがいっぱい~」観光客では体験できない京都人の楽しみ。

「今年もいろんなこと体験したね~」と、しみじみ思うミモロです。

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「洛趣会」。昭和3年から86回を数える京都の老舗の展示会。今年の秋の思い出。

2018-12-27 | イベント

「もう今年も残りわずか~。今年、取材して、まだアップしてないことがあるんだ~ごめんなさい~」と頭を下げるミモロ。

まずは、秋の催しもののひとつ「洛趣会」をご紹介します。
今年、86回を数える「洛趣会」は、京都の老舗が年に1度開催する展示会です。

毎年、開催場所は異なり、京都の有名な神社仏閣が会場となります。今年は、「百万遍知恩寺」です。

昭和3年から始まった「洛趣会」は、戦時中そして終戦後の昭和17年から23年以外は、毎年行われている京都の歴史ある展示会なのです。

今年11月3日、4日は、28軒の各業種の老舗が参加。1業種1軒というのが原則です。入場チケットは販売されず、それぞれの老舗が顧客を招待するのです。

お友達と一緒に、会場へ。広いお寺、お庭も訪れる人たちの楽しみに・・・。


会場に入ったミモロ。「あ、ミモロちゃん~お久しぶりです」と、声を掛けてくださったのは、御所人形の「伊東」の作家である伊藤さん親子。以前、工房にお邪魔したことがあります。
 

「あ、ここも知ってる~」とミモロが駆け寄ったのは、懐石料理の「瓢亭」です。
 
「ここも朝がゆ食べに行ったことある~」そう、東山の趣あるお店にお邪魔したことがあるミモロです。

「こちらは、風呂敷と袱紗の専門店の『宮井』さんですよ~」と、お友達ご店主を紹介してもらったミモロ。
 
「初めまして、ミモロです。前にお店うかがったことあるんですよ~」「あ、そうですか~これはこれは~」

「ここの鯖寿司美味しいよね~」祇園にある京寿司「いづう」です。
 

「キレイ~ここも行ったことある~」雅な漆の調度品は、京漆器の「象彦」です。
 
「岡崎の時も、寺町へも両方伺いました」とミモロ。「そうですか~ありがとうございます」

「あ、かわいい~」。京人形の「田中彌」です。
 

「いろんなものがあるね~」と会場内を歩きまわるミモロです。この展示会は「売り申さず、おほめ下され」というコンセプトのもと、販売は行わず、自慢の品々を展示する博覧会で、招待されたお客様は、それぞれの老舗の趣向を楽しみに訪れます。

「ほとんどのお店に行ったことある~」というミモロ。
「ここも知ってるよ~」。京銘茶の「一保堂」です。
 
「ミモロちゃん、お人形といっしょに記念撮影どうぞ~」といわれ、展示されているお人形といっしょに。
「ミモロちゃんも展示されてるみたい~」とお友達が笑います。

東京のお店に伺ったことがある茶懐石の「辻留」。三条通のお店にも行ったことがあります。
 

いろいろな老舗のご店主たちにお目にかかれるのも、この会を訪れる楽しみのひとつ。「みんな素敵~」と思うミモロです。

さて、会場ないでは、お茶の接待も。お菓子は、京菓子の「とらや」です。
 
とらやは、京都が創業の地。御所の西にお店があります。

そして「ミモロちゃん、おそばいただきましょ!」とお友達。「おそばの接待もあるんだよね~。さっきからお出汁のいい香りがしてるもの。クンクン」
会場の一角には、蕎麦「本家 尾張屋」のおそば席が設けられています。
 

秋の日の楽しみ・・・京の老舗が集まる「洛趣会」。


年末になり、それぞれの老舗は、大忙し。クリスマスが終わり、京都の町は、新年の準備に大わらわ。

「なんかあっという間に1年過ぎちゃった~」と、秋の日を懐かしみ、しみじみ思うミモロでした。



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