ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

初秋の「京都仙洞御所」。至る所にキノコがニョキニョキ…紅葉はまだ先で~す。

2019-10-31 | 自然

「あ、今日、拝観できますか?」ある日、ミモロが「京都御苑」にお散歩に行ったとき、「京都仙洞御所」で当日の拝観受付を見つけました。「はい、午後15:30からなら拝観できますよ~」と。そこでミモロは、さっそく申し込みました。

京都の「桂離宮」「修学院離宮」そして「京都仙洞御所」の拝観は、当日も申し込めるようになりました。午前11時に受け付けを開始し、その日の午後に3回、当日拝観できる枠があります。

ミモロは、一度うちにお昼を食べに帰った後、再び「京都仙洞御所」を訪れました。


グループで行動する拝観。ミモロは、すでに何度も訪れていて、「京都仙洞御所」の中もよく知っています。

「まだ、紅葉してないよね~」。ここは、京都屈指の紅葉の見事な場所。秋の紅葉時期は、当日拝観受付にも多くの人が並びます。

「仙洞御所」は、皇位を退かれた天皇の御所。実は、平成天皇が譲位をなさったので、東京にも「仙洞御所」ができるので、京都では、「仙洞御所」の前に、「京都」と表示するようになりました。

さて、紅葉はまだまだ・・・でも、ミモロにとっては、興味惹かれるものがありました。
それは、キノコ。
 
緑の苔には、至る所にキノコが生えています。

茶室の「又新亭」の垣にも、キノコがビッシリ。
「キクラゲみたい~」

10月、雨が多かったため、いつもよりたくさんキノコが生えているそう。
「これナメコみたい~」 
「食べられるかなぁ~?」とミモロ。「だめですよ。食べられません!」と拝観の警備をする方の声。
「美味しそうなのにねぇ~」と、なかなか肉厚のキノコです。

見学コースは、2つの池を巡り、約40分の行程です。
 
いろいろな場所から池を眺めるミモロです。

「あ、ここにもキノコ~」
 
進んでは、立ち止まり、キノコを観察します。本当にいろいろな種類のキノコ…。きっと中には、食べられるものもあることでしょう。

楓の紅葉は、まだ先で、11月下旬ごろとの噂…でも、すでに銀杏などの紅葉は進んでいます。
 
また、「なんか臭い~」とミモロ。そう、ぎんなんも落ちています。

「ぎんなん、拾って食べないのかなぁ~」と、気になるミモロ。う~そこのところは不明です。

ミモロが大好きな景色のひとつ「州浜」
紅葉の時は、池の面に赤い景色が映りこみ、それは見事です。

秋を示す紅葉が、池を包むときが待ち遠しいミモロです。
 

ミモロ、早く~拝観はみんなの団体行動・・・
「は~い、今行きま~す~待って~」と、慌ててみんなに追いつこうと速足で進みます。

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文化人や貴族に愛された嵯峨嵐山。百人一首の魅力を伝える「嵯峨嵐山文華館」

2019-10-30 | 博物館・美術館

ミモロが訪れている「嵯峨嵐山文華館」は、貴族や文化人がこよなく愛する嵯峨嵐山の芸術や文化を広く伝える文化施設。
運営は、平成25年に設立された「公益財団法人小倉百人一首文化財団」です。

ここの常設展示は、「小倉百人一首」に関わるもの。
 
そもそも嵯峨嵐山は、800年前、歌人 藤原定家が、優れた和歌を選んだ「小倉百人一首」が生まれた土地。

展示は、江戸時代などに作られた美しい絵が描かれたカルタなど、貴重な品が並んでいます。

「百人一首のカルタ知ってるよ~ミモロ、坊主めくりしたことある~」と。

まぁ、ミモロができるのは、坊主めくりでしょう。

展示には、百人一首の歌の内容などを解説した江戸時代のテキストブックなども。


美しい絵が綴られた本も。「広げるとすごく長いんですよ~」と学芸員の方。
「わ~広げたところ見てみたい~」とミモロ。

また、「これ双六?」ゲーム版のようなもの。これは下の句の札を引いて、上の句のところに自分の駒をおいてゆく遊びだそう。
「わ~よく百人一首を知らないと遊べないんだ~」

館内には、百人一首の歌人たちのフィギュアがずらり。
 

ミモロも小野小町になりました。

「今度、十二単着て来ようかな~」。作っていただいた十二単が似合う場所です。

「今日はご案内ありがとうございました~。う~なんだかお腹空いちゃった~」とご挨拶もそこそこに。
「あら~ミモロちゃん、お腹空いたんだ~。じゃ、ここには、カフェがあるんですよ~。どうぞ行ってみて~」と広報の方に勧められ、ミモロは、併設されたカフェ「嵐山OMOKAGEテラス」に行くことに。

 
ここは、誰でも利用できるカフェ。「嵐山の景色楽しむ穴場かも~」とミモロ。
ここでは、国産もち米をつかったモチモチのパンのトーストや牛しぐれ煮と九条ネギのうどんなども味わえます。
 
嵐山の景色を眺めながらのランチタイム。「う~なんかのんびりしちゃった~」と、ミモロは、また紅葉の時期に来ようとひそかに思っているようです。


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秋の嵐山で訪れた「嵯峨嵐山文華館」の企画展「夢二のてしごと」展1月13日まで開催

2019-10-29 | 博物館・美術館

紅葉の名所として知られる嵐山。紅葉見物に行ったら、ぜひ寄りたいのが、「嵯峨嵐山文華館」です。
 
ここでは、10月26日から来年1月13日まで、企画展「夢二のてしごと」展が開催されています。
「ここ撮影可能なんだよ~」
ミモロは、プレス内覧会の日に伺って、その見どころを伺ってきました。
「いらっしゃいませ~ミモロちゃん」と、学芸員の方と広報の方が迎えてくださいました。


さて、この「夢二のてしごと」展は、美人画で知られる竹久夢二の幅広い仕事を知る素晴らしい機会です。
 
京都とゆかりの深い夢二は、舞妓さんをモデルにした作品も多数。大正10年ごろに描かれた絹本着色の掛け軸。そして、大正4年の「木によれる女」という夢二らしい作品が、まず来場者を迎えます。

「え~これも夢二の作品なの?」と油絵の風景画を前に・・・
昭和3年ごろの「初夏」という作品

広い展示スペースには、さまざまな作品が並びます。


「わ~かわいいフレームに入ってる~」
水彩画と油絵の作品は、異なる技法で描かれながら、同じようなフレームに・・・
「でもなんかピッタリした雰囲気~」

「かわいい~」女の子が描かれた作品は、水彩で、少女向け雑誌の表紙だったもの。
夢二は、雑誌「新少女」の絵画主任として、表紙や挿絵などを担当していたそう。

作家や詩人としての才能も発揮した夢二。

「夢二画集 春の巻」などには、「生と死」に向き合った詩が発表されているそう。

「わ~スケッチだ~」
鉛筆で描かれた女性のスケッチ。
完成した作品のもとになるスケッチは、その人らしさが出て、興味深いもの。

「ミモロちゃん、2階の展示もみてください~」と言われ、ミモロは、2階にある大広間へと向かいます。
「ちゃんとお靴そろえなきゃ~」
「ミモロちゃんって、お行儀がいいネコなのね~」と褒められ「まぁね~」と鼻を膨らませるミモロです。

さまざなまイベントなども行われる2階のスペースは、ゆったりとした造り。広い廊下には、椅子もあり、嵐山の景色を楽しむこともできます。

「すごい広~い!」あまりの広さに立ち尽くすミモロです。


壁面には、展示スペースが設けられ、そこにも夢二の作品が並んでいます。

ここには、「夢二のまなざしー大正時代の光と影~」というテーマで、「長崎十二景」と「女十題」という夢二の傑作シリーズが、前期・後期に分けて展示されます。
 

「これ洒落てるね~」とミモロが見つめるのは、作曲家中山晋平の楽譜などの表紙です。
 

民謡曲集のイラストなども描いています。


「え~楽譜の表紙だって~。昔の楽譜って、素敵だね~」


まさに夢二は、今でいう人気イラストレーターでもあったのです。女性が憧れ世界・・・男性が憧れる女性など、当時の人が求めるものをさまざまな形で表現し、さらに作詞なども手掛けるマルチアーチーストだったのです。

竹久夢二の貴重な作品の数々を見ることができる企画展です。

*詳しくは「嵯峨嵐山文華館」のホームページで

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ミモロのおすすめランチ。下鴨神社そばにある「洋食とワインのお店 浅井食堂」。

2019-10-28 | グルメ

ある日、ミモロは、お友達と下鴨神社に参拝した後、「どこかでランチしない?」というお友達に、「あのね~行ってみたいとこあるの~」と、下鴨本通を西に少し入って、下鴨中通へ進みます。
「ここだよ~」レンガ色の建物が、ミモロが目指す「洋食とワインのお店 浅井食堂」です。
 

住宅地にあるお店には、地元の人たちが通います。
落ち着いた、どこかアンティークな雰囲気漂う店内。テーブル席とカウンター席があります。

このお店のオーナーシェフの浅井幸雄さんは、ここ下鴨の出身。イタリアンのシェフとして長年腕を磨いたのち、ご自身の地元に店を構えたのは、5年ほど前。「え~もっと昔からあるのかと思った~」とミモロ。

フレンドリーな浅井さん。実は、ソムリエでもあるのです。
店には、浅井さんが選んだ数十種類のワインがあり、料理と共に味わう楽しみも。

「何にしようかな~」とメニューを見るミモロ。


ランチは、特製のハンバーグとエビやクリームコロッケがセットされたものをはじめ、本日のパスタランチ、ピザなどもあります。
さすが、イタリアンで修業されたシェフ。洋食店と言っても、本格イタリア料理店に来たようです。

「それミモロのかなぁ~」と、待ちきれないようにキッチンをのぞきます。


ミモロとお友達がオーダーしたのは、ハンバーグとクリームコロッケのセット1200円(税込)
ハンバーグは、国産牛と豚の絶妙な割合の合挽き肉で、つなぎには、玉ねぎなどを使わないもの。それに特製のデミグラスソースがたっぷりかかっています。

「美味しいね~肉汁がジワ~って出る~」と、ミモロは目を細めます。

そして本日のパスタは、この日は、ヨーロッパ直送のポルチーニ茸と生ハムのクリームソースの手打ちパスタ1290円です。
モチモチした食感の手打ちパスタ。それに風味豊かなポルチーニ茸と生ハム…そしてクリームソースがたまらない美味しさ。
「ここのパスタすごく美味しい!」と感激するミモロ。クリームソースは、パンに染み込ませていただきました。

ランチのセットには、ドリンクとしてグラスワインも選べます。
「う~今日、自転車だから、今度、歩いて来たときにワインいただく~」とこの日は、コーヒーにしたミモロです。

ドリンク付きで、1200円ほどは、リーズナブルです。

美味しくて、全部、舐めるように頂いたミモロ。
「あの~デザートも食べたい…」と言いだしました。「いいわよ~じゃ、半分こしましょうね」とお友達。「うん!」
ミモロが、メニューで気になっていたのは、「下鴨ワッフル」です。自家製のいちごジャムと甘さ控えめの生クリームがトッピングされたワッフルです。「でも、大きい過ぎるかなあ~。あ、ハーフサイズってのがある~」と。
こちらはフルサイズ
ミモロの注文したのは、ワッフルが半分サイズです。

「これも美味しかった~」とペロリ。

「もっと前から来ればよかった~」とミモロ。「だって、下鴨中通ってあんまり通らないんだもの~」
そう、今、下鴨エリアのメインロードは、下鴨本通。でも、浅井さんが子供のころは、下鴨中通がメインストリートで、北大路通から、商店がいろいろあったのだそう。

下鴨本通がメインになってから、商店は激減。また、一方通行になっているので、車で来にくいことも…。

浅井さんは、あえて人通りの多い下鴨本通ではなく、一本西にある中通に店を出したのは、地元出身で馴染みがあったことと同時に、落ち着いた場所で、ゆっくり料理を味わってほしいという思いから。

「腕に自信がないとできないかも…。でも、また来たくなるね~」とミモロもすっかり気に入ったお店です。

昼はもちろん、夜でも、一人で入れるお店。「また来ま~す!」とお腹いっぱいになったミモロは、手をふってお店を後に。

ぜひ、下鴨神社の参拝の時に、お食事に・・・ミモロおすすめのお店です。

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「時代祭」のミモロ流楽しみ方。出発前の「京都御苑」で、行列に参加する人たちとの楽しい時間

2019-10-27 | 祭事・神事・風習

例年10月22日に開催される「時代祭」ですが、今年は、令和天皇のご即位の式典の日を重なったため、26日になりました。
「時代祭」の時代装束行列は、12時に「京都御所」を出発し、町を巡り、「平安神宮」へと進みます。

ミモロは、11時ごろ、「京都御苑」へと向かいました。

「行列のスタート前に、行列のことがいろいろわかるんだ~」とミモロ。

すでに時代装束に身を包んだ人たちが、出発時間までお弁当を食べたり、リラックスするひとときです。

「あ、牛車・・・駕籠もある~」
 
行列に登場するものが、近くでゆっくり見物できるのもこの時間です。

「官軍やお侍さんがもつ、銃と弓だ~」ミモロは、あちこちを歩き回り、小道具なども見物。
 

行列に参加する馬や牛もスタンバイ。
 

行列に参加する学生さん、またいろいろな時代の装束をまとった方々に、ミモロは、お話しを伺ったりするのが楽しみです。
  
「なかなか装束だけで、誰ってわかんないんだよね~」とミモロ。

「時代祭」は、明治維新から、京都と深いかかわりのある歴史的な事柄を、時代を遡って、その装束で表現してゆきます。
現在20列で構成されていて、それぞれの列を地域や団体が持ち回りで担当します。

例えば、吉野時代の「楠公上洛列」は、今年嵯峨の地域が担当。それは20年に1回まわってくるのだそう。
 
「今回参加できてうれしいですね~」とみなさん。

また、いつも坂本龍馬や西郷吉之助などが登場する明治維新時代の「維新志士列」は、京都青年会議所の方々が担当。
「今年の坂本龍馬かっこいい!」とか「吉田松陰の背が高くて、着物が短い…」とか、いろいろな声が聞こえるみんなが注目する列です。

京都に関係する歴史的なことが列のテーマなので、織田信長、羽柴秀吉は上洛しているので登場しますが、徳川家の将軍が登場しません。
「きっと徳川家って、幕末、朝敵になっちゃったから、出てこないんじゃないの?」とミモロ。

「いろんな人がいる~」とミモロは、そばに行っては、装束をよーく見せてもらいます。
   
時代考証をきちんとした装束です。
「雨に揺れると、お手入れ大変なんだって~だから、雨の予報がでると延期になるよね~」と、すでに何度も見物しているミモロ。今まで、延期や台風のために中止になったこともあります。京都の三大祭りである「葵祭」「祇園祭」「時代祭」。その中で、新しい祭りである「時代祭」は、そもそも神事を目的にしたものではなく、伝統工芸技術を歴史絵巻として広く披露することを主眼に、明治時代に始められたもの。そのため、延期や中止ということも…。
「そういえば、2017年は、台風で中止だったねぇ~」とミモロ。昭和天皇ご崩御の年も、中止になったそうです。

「あ、行列動き出した~」12時を過ぎ、次々に列が動き始めました。
 

「和宮さんもいってらっしゃ~い」と見送るミモロ。

「あ、黒毛和牛さんも牛車曳いてる~」


ミモロの前を次々に雅な時代装束行列が…
 

ミモロは、行列をずっと見送りました。


「さぁ、そろそろお家に帰ろう~お腹空いたし~」と、人影が少なくなった御苑の中をトコトコと歩くミモロです。

「もうすぐ紅葉が始まるね~」。時代祭を過ぎた頃から、本格的に秋を感じるようになる京都です。


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