ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

海外からの旅行者が日本の里山の暮らしを見学にやって来た京都左京区の最北端の山里久多

2024-04-25 | 体験
「すごい!海外からの観光客が見学に来てる~」

京都左京区の最北端の山里久多で、「北山友禅菊」の苗植え作業のボランティアをしていたミモロ。


その途中で、次々に外国人観光客が訪れます。
「え~すごい!ここまで観光客来るんだ~」と驚くミモロです。日本人観光客でもなかなか訪れるのが大変…公共交通のバスも週に2便くらいしかなく、バス停から久多まで徒歩40分もかかります。

「なんでここまで来たんですか?」と尋ねるミモロ。


「古民家に興味があって~」と英国からの観光客の方。なんでも「古民家めぐりツアー」なのだそう。

通訳が同行する十名ほどのグループが、この日は、4回にわたり訪れ、その都度、久多の世話役の常本さんが、里の歴史や暮らし方などを説明します。

観光客の皆さんは、2台のレンタカーに分乗し、運転も観光客自身で行います。

「お寺や神社だけじゃなくて、日本の昔の暮らしなんかに興味あるんだね~」と思うミモロです。

茅葺屋根の常本さんのお家…

その屋根の構造などを興味深く見つめる観光客。


この日は、自宅の座敷も開放し、内部も見学できます。


久多は、福井と京都を結ぶ鯖街道にあり、昔からこの辺りの名主を務めた常本家。
襖絵や欄間などもとても凝ったもの。
 

「あ、花笠祭の飾りだ~」この久多に伝わる祭りに使うお花です。


海外からの観光客は、久多の他に、京北の古民家などを訪ねると…。

ミモロたちの苗植え作業も興味深く見学していました。
「ミモロちゃん、遊んでないで、苗植え作業がんばって~」と観光客の仲間に加わっていたミモロ。

「は~い!今、行きま~す」ミモロの苗植え作業の姿を撮影する方も…「もっとそれらしい服装で作業した方がよかったかな?」

日本を訪れる海外からの観光客にとって、歴史を理解するのは、なかなか難しいのは?
織田信長、秀吉、家康と言われても、ピンとこないかも…。立派な神社やお寺の建造物、仏像などを見学するものいいけど、山里をドライブしたり、途中見つけたそこに暮らす人の生活などにも興味惹かれるよう…。

「なかなか素敵な場所ですね~」と観光客のみなさん。

ちゃっかりミモロも記念撮影に参加…。

自然と共にある日本の里山の暮らし。自然の恵みを大切にする暮らし方に感激する海外の観光客です。

海外からの観光客の日本への関心も、観光地めぐりだけでなく、日本文化の体験など、より日本の日常的なことにも広がっているのでしょう。


「いろんな日本の楽しみ方あるんだね~」と思うミモロです。

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ボランティアのみなさんとの「北山友禅菊」の苗植え作業。夏を楽しみに…楽しいひととき

2024-04-24 | 体験

「もう少し頑張ろう!」と、京都左京区の最北端の山里久多で行われた「北山友禅菊」の苗植え作業。

ミモロは、「同志社大学」のボランティアサークルのみなさんといっしょに作業を続けます。

午前中に畑1枚に、苗植え作業を行ったボランティアのみなさん。

「そろそろお昼だって~」と、楽しみな時間が訪れました。

ミモロ達を待っていたのは、この地区の世話役の常本さんの奥様がご用意くださったカレーライス。

「これ美味しいんだ~」と以前もおごちそうになったことがあるミモロ。
みんなで食べているときに、席を立って、「あの~お代わりください!」と台所に声を掛けます。
「え?お代わりありなの?」と、ミモロの行動を見ていた他のボランティアの方。
「うん…ありだよ~」と、前もお代わりしたことがあるミモロでした。「さすが経験者は違う…」と、他の方々もお代わりを。

「う~お腹いっぱい~眠くなっちゃった~」と危険な発言をするミモロ。
「あともう少し作業したら、善哉がありますよ~」と常本さん。「え?善哉??」ミモロの大好物…それを頂くために、もうひと頑張り…。


学生さんたちも手慣れた手つきで作業をこなしていきます。


ビニールシートの穴に植えられた「北山友禅菊」の苗。
「なんか元気ないけど、大丈夫かな?」とちょっと心配。


でも、今夜から久多エリアには、雨が降る予報も出ています。
雨が降らない場合は、バケツやジョウロで水をまくことに…
「う~きっと大丈夫…頑張ってね~」と苗にパワーを送るミモロです。


14時半…この日の苗植え作業の終了の時刻に…

「みんな、どうもありがとうございました!お疲れさまでした!これで夏には、きっとキレイに花が見られると思います」と常本さん。

10時から14時半までの作業は、ちょっと大変だけど、みんなでお話しながらやったり、まるで初夏のような爽やかな天気にも恵まれて、「すごく楽しかった!」というミモロです。

常本さんのお家の縁側で、奥様手作りの善哉を頂きます。

中には、トチ餅が…「お米のお餅より、なんか軽い感じだよね~」と、作るのに手間がかかるトチ餅は、常本さんのお手製です。

「ホント、美味しい~初めて食べた~」という人が多い学生さんたち…ミモロ同様、また善哉もお代わりしました。


「え~もうお別れの時間なの???」15時になって、学生さんたちは、ここへの送迎バスで町へと戻ります。

「また、お花が咲いたら会えるかな?」と、お別れが寂しいミモロです。

「バイバイ!またね~約束だよ~」と手を振ってお別れです。


学生さんたちを乗せたバスが見えなくなるまで、道で手を振り続けるミモロでした。


7月下旬…ミモロ達が植えた苗を成長し、多くの人を魅了する花を咲かせることでしょう。

ぜひ、みなさま、見に来てください…花の時期に、いろいろなイベントも企画されています。

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夏に涼やかな花を咲かせる京都の山里久多の名物。北山友禅菊の苗植え作業①

2024-04-23 | 体験
7月下旬から8月初旬にかけて畑一面を覆う「北山友禅菊」

京都左京区の最北端の山里久多の夏の名物になっている景色です。

多くの観光客を魅了するこの景色は、自然にできるものではなく、1年をかけて、多くの人の手によって作られるのです。

毎月のように通っているミモロ…この日は、ボランティア活動で訪れました

そのボランティアは、北山友禅菊の苗植え作業。朝10時から15時頃まで、畑で作業を行います。

4月20日は、晴天に恵まれ、まるで夏を思わせる陽気です。でも、やはり北に位置する山里には、まだ桜が…


北陸と京都を結ぶ「鯖街道」沿いにある山里久多は、両側から山が迫る谷間の集落です。
稲やいろいろな作物が稔る水田や畑…かつては多くの住民が暮らし、農作業を行っていましたが、近年急速に進む高齢化により、使われなくなった畑や水田などが増え、その有効利用が求められることに。

そこで、10年前くらいから、この場所に相応しい花を植えるプロジェクトが始まり、試行錯誤の末、生まれたのが、「北山友禅菊」です。その涼やかな薄紫の色…京都の雅な友禅を思わせます。
「きっと大阪に植えられるなら、もっと派手な色になったかもね~」と、想像するミモロです。

今は、畑一面、緑色の苗が育っています。

この苗は、昨年咲いた花から育ったもの。それを株分けして、まだ空いている畑に植えるのです。

この日は、ミモロのようにこの土地に馴染みの方と共に、「同志社大学」のボランティアサークルの皆さんが参加。

初めての作業…そのやり方を、この地域の世話役の常本さんに教わります。

「苗の株を1本、ビニールシートの穴の部分に根が見えなくなるくらいまで植えてください」と。


実は、ミモロは、以前もこの作業をやったことがあり、経験者なのでした。

さっそく苗の茂る畑へ「これ株分けするのが、結構手間かかるんだよね~」


そう、苗を畑から、根を残して掘りだし、1本ずつ株分けします。

「ミモロちゃん、経験者だから、頼りにしてるよ~」と、今回、初めて作業をする皆さん。でも、久多には、毎週のように、大阪などから通われ、アマゴなど渓流釣りをなさるのが楽しみという久多のベテランなのでした。

「余分な土を落とした苗をケースに並べて…もう少し、掘った方がいいね~」と


その苗を植える畑に運びます。


さぁ、いよいよ畑に苗を植える作業を…
「こうやって、植えてくださいね~」と常本さんが見本を…


ミモロは、シャベルを持って、まずは土を掘り、苗を植えるスペースを作ります。
「う~ヨイショ…」


窪んだ穴に苗を差し込みます。

「ミモロちゃん、もう少し奥まで根を入れないと…」「うん~」

小さなミモロの力では、なかなか深く根を土に入れることができません。「ふ~」
それでも、頑張るミモロです。

気温は、上昇。まるで夏のよう…「みなさん、水分補給忘れないでくださいね~」と常本さんの声。


ボランティアのみなさんの手際よい作業によって、予定していた範囲に苗植えが終わりました。
ここでひとまず休憩…
畑の畔で横になるのは、4月から久多に暮らし始めた関東出身の高橋さん。すでに京北の方でも山里の支援活動をなさっていたベテランです。
「気持ちいいね~」と。ミモロも一緒にしばしお昼寝…

ちゃっかり高橋さんの腕枕で眠るミモロです。

「さぁ、そろそろお昼にしましょう~」と、常本さんの声を聞き逃さないミモロ。
パッと起き上がりました。


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山にも春がやってきました!京都の山里久多での「ビーバーの山の会」の自然観察と保全活動。

2024-04-16 | 体験
「気持ちいい~」と深呼吸するミモロ。

今年になって初めて訪れた京都左京区最北端の山里久多も山に入りました。

お友達の車に同乗させてもらって、桜並木が続く道をひたすら北上します。


ミモロの住む下鴨エリアから、大原などを経て、約1時間。
久多の山里でミモロがメンバーの「ビーバーの山の会」の自然観察と保全活動を毎月1回行っています。

ミモロが参加する前から、ずっと地道に活動したことから、昨年京都市の環境省を受賞しました。


「今年もいろいろな活動をしましょうね~」と代表の栗原さん。いつも頼りになるメンバーの栗林さん。

この日、まず向かったのは、下鴨警察署久多駐在所です。4月に転属になった警察官。「すごく自然豊かでいい場所ですね~」と。「でも、夜なんて寂しくない?」とミモロ。「う~まぁ、いまのところは大丈夫です」と。
以前は、ご家族で駐在していらっしゃたのですが、今回は、かっこいい独身者です。「お嫁さんといっしょだといいのにね~」とおせっかいなおばさんのような発言をするミモロ。「はい、募集中です」とのことです。

さて、ここを訪れたのは、「最近、クマは出ていませんか?」と栗原さん。
山にはクマが出没することもあるので、注意が必要。「はい、今のところ、そういう情報はありませんが、十分気を付けてくださいね」と警察官。「大丈夫、ミモロ、鈴持ってきたから…」チリンチリン…

クマ除けの鈴をつけてミモロたちは、山へと入ります。


このところ雨が多かった山…なにやら以前より荒れた感じです。

谷川を覆うように倒木も目立ちます。
「こういう木、撤去しなくちゃね~」とミモロ。「あのね~そう、いつかは撤去するけど、今は、きっと動物が移動する橋になっているかも…」と栗原さん。
「あ、そうなんだ~この木の上なら、川を簡単に超えられて、対岸に行けるね~」とミモロ。

山道を進むミモロが足を止めました。

「あ、蛇さん…」細くて色が薄い蛇がミモロの足元に…「ミモロちゃん、全然怖がらないんだ~」と栗林さん。
「うん、蛇さんって、瞳が可愛いよね~この蛇さん、若い感じがする…脱皮したのかな?」と近くで観察。

ところで、この日の目的の一つは、以前設置した巣箱の様子の観察です。

「誰か住んでくれてるといいんだけど…なかなかいい新築物件だと思うんだけど…」

そう、昨年、ミモロたちが作った巣箱です。

ハシゴを掛けて、中を観察します。

「ミモロちゃん、どう?」「う~ん、何も入ってないよ~」と、小さなミモロは、巣箱の中を覗く係です。

5か所に設置した巣箱です。その内、4つは、空の状態。でも、1つだけ、中に草が持ち込まれ、野鳥が暮らしているようです。「ミモロちゃん、早く離れて…」と栗原さん。
なんでも、人が近づくと、危険を感じて、巣箱を放棄する可能性があるそう…。
そっと、急いで巣箱から離れます。「なにもしてないよ~大丈夫だからね~」と周囲の木々から、様子を見てるだろう巣箱の住民に声を掛けるミモロです。

お昼を済ませた後、その前の谷川にかかる丸太が水に浸かっているのを発見。「なんかダムができてる~」

「このままだと、渡るの危険だね~」と。そこでミモロ達は、丸太にかかる枝や葉…そして蓄積した土砂を撤去します。

「ヨイショ…」スコップなどで石などを移動させ、川の流れを整えます。
しばらく作業を…濁った水は、すぐに澄んだ流れに…周囲に溜まっていた水も引いて、丸太も安全に渡れる状態に…


「さぁ、そろそろ戻りましょう~」15時近くになって、ミモロ達は山を下りることに…
もちろん途中でも、自然観察は続きます。「あ、おサルみたいな岩がある~」など、あちこち見ながら進むミモロです。
 

*「ビーバーの山の会」では、一緒に自然観察と保全活動などをするメンバーを募集しています。ぜひ、参加してください!


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京都旅で体験したい「金継ぎアクセサリー作り」。町家にできた「香凛」のお店

2024-04-15 | 体験

「あ、ここだ~」ある日ミモロは、京都の町中、四条通から富小路通を南に向かった路地にあるお店を訪れました。


「こんなところにお店ができたんだ~」と、飲食店が並ぶ富小路通から、居酒屋さんの路地を見つけて、そこを進みます。

「ちょっと分かりにくいかも…」と、ミモロも一度通り過ぎてしまいました。

古い町家が並ぶ路地に見つけた看板…それが目印。

ここが、今注目の金継ぎアクセサリーのお店「香凛」です。

金継ぎアクセサリーは、陶器の小さな破片を金粉を混ぜた新漆の接着剤で、縁をカバーしたり、破片を繋ぎ合わせ、普通は捨ててしまわれるものを新たな姿と活用方法で蘇らせる、まさに資源活用の技。

「ミモロちゃん、お久しぶり~」と、ここのオーナーで金継ぎアクセサリー作家の木村さん。

以前、ミモロが企画したワークショップで、金継ぎアクセサリーをご指導くださったことがあり、昨年から、より多くの人が気軽に体験できるように、お店をオープンされたのでした。

ここでは、予約制で金継ぎアクセサリー作りが体験でき、国内外の観光客が次々に訪れています。
お店のセンターに置かれたテーブルには、体験プログラムに使う用具が準備され、あとは、たくさんの陶器の破片から、自分好みのものを見つけ、ブローチやペンダントなどに仕上げます。


「わ~いろんな陶器の破片があるね~」
 
ひとつとして同じ形がない破片…ですから、できるアクセサリーも唯一無二のものになります。

「どれを選ぶか…その人のセンスにかかってるんだ~」

以前、ミモロは、素敵な帯留めを作ったことがあります。

「ミモロちゃん、また作りたいの?」と木村さん。「うん、またやりたいなぁ~」とミモロ。

約1時間で完成する金継ぎアクセサリー。京都旅の記念になる素敵な品です。

この日は、予約がいっぱいで、別の日に出直すことに…。

清水焼や有田焼など、日本の伝統美を漂わせる染付の陶器…。
陶器としての役割を終えたものでも、大切に活かそうとする姿勢は、昔から日本の暮らしにあるものですが、今、その姿勢は、世界的に高い評価を得ています。

ここでは、木村さんの作品も購入可能。ぜひ、一度訪れてはいかがでしょうか?
春夏の装いにピッタリの品との出会いが待っているかもしれません。

*「香凛」京都市下京区富小路綾小路下ル塗師屋町92-3 


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