ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

夏こそ食べたい滋養があって、コラーゲンもたっぷり。京都伝統の味「鳥彌三」の「水炊き」

2016-07-31 | グルメ

京都情緒が漂う木屋町通。そこは、幕末、坂本龍馬などが通った道。
その四条通より南側、徒歩2分ほどの場所にある「鳥彌三(とりやさ)」は、天明8年(1788)創業の鶏料理の専門店です。

「天明って、徳川家斉の時代でしょ。あの篤姫さまの旦那さんの・・・・」とミモロ。
そう、そのころからここに店があったよう。でも、当時は、まだ鶏料理専門店ではなく、農家のようなものだったそう。
鶏料理を始めたのは、2代目から。

「え~日本って、お肉食べちゃいけなかったんじゃないの?」とミモロ。
でも、昔から、イノシシやキジなどは食べられていたし、実は、結構、食べていたようです。
もちろん本格的に食べられるようになったのは、明治以降ですが、奈良時代には、九州で鶏の飼育もはじまり、卵を販売する店もあったそう。

「鳥彌三」も、昔は、ここに鶏小屋があって、そこで鶏を飼っていたのだそう。

「昔は、冷蔵庫がありませんから、新鮮さが大切な鶏肉は、お客様が来てから、しめたのだそうです」とお店の方。

「坂本龍馬もここの鶏料理好きだったんでしょ?」とミモロ。
「そうですね。よくいらしたみたいですよ…」そもそも土佐は、昔から闘鶏が盛んな土地。龍馬は、きっと土佐にいたころから鶏肉を食べていたのです。だから、その味が懐かしくて、ここにも通ったと思われます。

京都市の登録有形文化財に指定されている建物。
「この廊下も龍馬歩いたのかな?」


さて、座敷に通されたミモロ
「今、お料理お持ちします」「は~い、よろしく~」


まずは、前菜(これは撮影用の秋の前菜)
柿白和え、子持ち鮎、鯖すしなど、秋を思わせる品々が。

「こちらは、とても人気なんですよ」と運ばれたのは、肝の煮付け。
「わ~上品な肝の煮付け」厳選された食材を丁寧に煮付け、その味は、まるでフォアグラのようなまろやかさ。
「美味しいね~」と目を細めるミモロ。「肝が苦手という方も、これは…と召し上がるんですよ」と。
全く、肝の臭みや癖を感じさせないもの。

さて、メインの「水炊き」の鍋が運ばれました。

「わ~真っ白・・・」鍋の中には、白濁したスープが満ちています。

このスープは、鶏ガラと京都の美味しいお水で3日間、コトコト煮込んだ秘伝のスープ。「この作り方は、店主と専門の料理人以外知らないんです」と、門外不出の技で作られたスープです。
「まず、スープを味わってください」と器にスープを…。

「クンクン…なんかおいしそうなにおい・・・」と、思わずよだれが…
コクのある鶏のスープ。とても家では味わえない味。「なんか体が温まる…」クーラーの効いた部屋で過ごすことが多い猛暑の京都。ミモロの体も知らぬうちに、冷えてしまっているようです。

「もうすぐ鶏肉食べられるかな~」
じっと鍋の鶏肉を見つめます。水炊きの鶏肉は、「丹波地どり」と「名古屋コーチン」の中から、生後三か月までの雌鶏のお肉です。それを丁寧に下ごしらえ。皮の部分もプリプリ・・・コラーゲンもいっぱいです。

「この水炊きを食べると、次の日、お肌プリプリになりますよ~」とお店の方。
「え~ホント?毛並もツヤツヤになる?」「はい、たぶん・・・」

また、いっしょにいただくのは、シイタケや菊菜、白菜のほか、京豆腐、京湯葉、また自家製の御餅が添えられています。


小鉢にとってもらい、自家製のポン酢でいただきます。


ほどよい弾力の鶏肉、口の中に鶏のうまみがジワ~と広がります。
「美味しいね~。たくさん食べたら、もう毛並ツヤツヤになるね~」と、最近毛並の乱れが激しいミモロ。「だって紫外線きついんだもの…」ネコのミモロに限らず、人間のお肌も夏の太陽で荒れた状態に…。

やはりコラーゲンは、美肌には欠かせません。

「水炊き」が人気なのは、やはり冬なのだそう。
でも、滋養に満ちた「水炊き」は、夏にもおすすめの料理。
韓国料理の「参鶏湯」は、やはり鶏をコトコトとさまざまな素材と共に煮詰める薬膳粥で、これは夏の料理と言われます。
体力が消耗する夏こそ、栄養のあるスープが体には優しく、またパワーを与えます。

「水炊き」の〆は、雑炊でスープを飲み干します。

「なんか元気になった気がする・・・・」
「また、いらしてくださいね~」

「はい、お友達といっしょにきま~す。バイバイ・・・」
店を後にするミモロを、姿が見えなくなるまで見送ってくださいました。


*「鳥彌三」京都市下京区木屋町四条下ル 075-351-0555 11:30~20:30LO 不定休 水炊き一人1万3000円



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坂本龍馬も通った鶏料理の専門店「鳥彌三(とりやさ)」。幕末の風情を留める建物に感激

2016-07-30 | 歴史・史跡

京都木屋町は、高瀬川に沿った通り。その周辺は、幕末には、土佐藩邸や長州藩邸などもあり、歴史の舞台になった場所。
四条通を南に下がった一角に、その当時の面影を今にとどめる建物があります。
「ここだ~」
「ホント、なんか時代劇に出てきそうな建物・・・」
ここは、鶏料理の専門店「鳥彌三(とりやさ)」です。
「ちょっと敷居が高そうだけど…入ってみよう…」とミモロは、中へ進みます。

石畳の玄関・・・黒光りした柱など、まさに江戸時代を思わせる造り。
「どうぞ、お上がりください…」
ミモロは、玄関で下駄を脱いで2階へと案内されました。

「この階段上がるんだって…」目の前には、艶のある古い階段が…「結構急な階段・・・」ミモロは足を滑らさないように注意しながら上に…
「昔の階段って、どこも急だよね~ヨイショ・・・」

「きっとこの階段、坂本龍馬も上がったんだよね・・・」
  まるで幕末の志士たちが勢いよく上がる足音が聞こえてきそうな階段です。

さて、この「鳥彌三」は、天明8年(1788)に創業した老舗。現在その建物は、京都市の登録有形文化財に指定されています。

「お店全体が、文化財なんだよね~」
もちろんいろいろな 部分の修繕はされていますが、ほとんどが昔のまま。
「文化財として保護されている建物は多いけど…その当時の商売を今も続けているところって少ないんだよね」とミモロ。
そう、京都には、歴史ある町家が有形文化財に指定され、その佇まいの保護を行っていますが、その多くは、観光客に公開される場所や文化イベントなどが行われる場所になっているのです。

「ここは、鶏料理の専門店だから、昔のままの雰囲気の中で、当時の人たちが食べていたものをいただけるだ~感激!」

ミモロは、部屋に入る前に、まずは店の中を見学させていただくことに・・・
「ここお座敷・・・?ごめんください・・・」
 
照明に控えめ・・・今の多くのお店のような明るさはありません。「でも、昔は行灯だったんでしょ…明るすぎると雰囲気壊しちゃうよね・・・」と思うミモロです。

高瀬川に面した部屋には、格子が…
「ここから、下を歩く人見たのかな?」

また、建物は、いくつかの棟をつないだ形になっていて、その間に坪庭なども…
「向かい側のお座敷にだれが来てるかわかるね~」
階段も何本かあり、料理を運んだり、また客同士が会わないようになっています。

鴨川にも面したお部屋もあります。

「9月31日までは、川床もやっていますので、お外でもいただけますよ。、もちろん雨が降ることも考慮して、中にもお席を確保してあります」とお店の方。

昔より気温が高い京都の夏。高い建物も多くなり、鴨川沿いも決して涼しくありません。
「昔は、川風を楽しみに、みんな涼みに来たんだって…」
そう、でも今は、エアコンからの熱せられた風が川に向かって出るために、あんまり涼しく無い感じ…。
なので、舞妓さんたちは、室内でお食事するのを好むとか・・・。


「わ~このお部屋なら、川も見えるし、エアコンも効いて快適かも…」とミモロ。

「さぁ、そろそろお部屋へ…お料理の準備できましたので…」
「は~い。今行きま~す」と、ミモロは、このお店の名物の「水炊き」を頂きにお部屋へと向かいました。


*「鳥彌三」京都市下京区西石垣通四条下ル斎藤町136  075-351-0555 11:30~20;30LO 不定休 ひとり1万3000円~



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7月23日の夜は「伏見稲荷」。宵宮祭で再会するお友達やミモロのブログで参加したみなさん

2016-07-29 | 祭事・神事・風習

「今年も小柳君来てるかなあ~」と、毎年、7月の土用入り後の最初のお休みの日に「伏見稲荷」で行われる「本宮祭」の前夜の「宵宮祭」。ミモロは、今年で、4回目に…。

「宵宮祭」では、稲荷山をはじめ、境内に点在する石灯籠に灯りを点火して回ります。「ひとりで稲荷山上るの大変だけど、みんなで行くと楽しいし、怖くないもん・・・」とミモロ。夜のお山は、赤い鳥居やキツネの像など、闇に浮かびちょっとミステリアスな雰囲気なのです。

夕方18時頃から本殿での神事の後に、19時頃から、それぞれのコースに分かれ、山へと入ります。

まず、その前に、参道のお店でミモロサイズのキツネのお面を見つけたミモロ。
「これかぶって行こう・・・」と、購入後、顔につけてお店を出ました。
「きっとみんな驚くよね~」と楽しみに…。

「まだ時間あるから、ここに参拝して行こう」と拝殿南にある「東丸神社」に参拝します。
あれ、ミモロ、キツネのお面どうしたの?ミモロの顔にあったキツネのお面がありません。
「え?ホント、キツネのお面ない…どうしよう…どこいっちゃったんだろ?」気づかなかったの?「うん、全く・・・」
本当に不思議なのですが、わずかな距離の移動中に、せっかく購入したキツネのお面が忽然と消えてしまいました。
ミモロは、ふたたび購入したお店から、今までの移動した道を探し回ったのですが、もうだれかに拾われてしまったのか、見つけることができません。「わ~ん。せっかく買ったのに…ごめんなさい・・・なくしちゃった~」とションボリ。
もう、いいよ~。そんなにがっかりしないくても、きっとキツネさんは、お店からお山に帰りたかったのかも…。
お店の方も「今、ほんの前に買ったばかりですよね~、お店の中にもないし~」と、いろいろ探してくださいました。

「うん、キツネさん、お山に戻ったんだね~」と、涙目を必死にこらえるミモロです。

さぁ、お詣りしましょ。

「東丸神社」は、近世国学を発展させ「万葉集」「古事記」「日本書紀」研究の基礎を築いた荷田春満をお祀りしています。
春満は、賀茂真淵の師で、本居宣長らと共に、国学の四大人のひとりです。ここは、彼の旧宅と墓地がある場所。
  
「学問向上、受験合格のご利益があるんだって~」と。

荷田春満は、徳川吉宗の信頼が厚く、政治に関する助言などもし、幕臣にも取り立てられ大出世した人。
「その後、左遷はされなかったの?菅原道真みたいに・・・」とミモロ。大丈夫、左遷させられて悲運の生涯を終わることはありません。

「こっちの方が、安心してお願いできるかも…」と、道真さんが聞いたら怒られそうな発言を…。

「これなあに?」とミモロが立っている石柱は、「としまわりの石」という願掛けの石。本殿前に置かれた竹の棒を歳の数だけ持って、石のまわりを回り、本殿に戻すのです。

ミモロがやるのはいいのですが、私がやるとなるとかなり時間がかかりそうなので、今回はパス。時間の余裕のある時にすることに・・・。

「持ちきれないかもね~竹の棒・・・」とミモロ。失礼ね…

「伏見稲荷」では、願掛けの鳥居もあります。こちらは、名前とお願いごとを書いて奉納するもの。


さぁ、もうそろそろ万灯神事が始まります。

「あ、小柳君だ~こんにちは~」「わ~ミモロちゃんだ~今年もよろしくね~」と、1年ぶりの小柳君親子との再会です。
毎年、東京から参加しているお二人。会うたびに背が高くなっている小柳君。

「今年は、お昼にもうお山回ってきたんだよ~」と。「え~もう行っちゃったの~。じゃ、もう行かないの?」と心配そうなミモロ。「ううん、いいよ。またミモロちゃんと上るつもりで来たんだから…」「え~ホント、また上ってくれるの?よかった~」とうれしそうなミモロです。


今年は、去年より参加者が多く、手にする提灯をミモロたちはゲットすることができませんでした。でも、参加者の人が、「どうぞ…」とひとつ小柳君とミモロにゆずってくださいました。

ミモロたちは、交代で提灯をもって山にはいることに・・・。

「ホント、毎年、参加する人増えてるね~」とミモロはビックリ。4年前、ミモロが初めて参加したときは、1グループ十数名で、参加者全員が把握できたのですが、今回は、どこまでグループなのかわからぬほど、大勢の人たちが列になっています。
鳥居を抜けたり、石段を上ったりしながら、稲荷山を廻ります。
 途中、見晴らしのいい場所で休憩したり、途中の社に参拝したりしながら、進みます。


道沿いにある石灯籠に提灯の火を移し、点火してゆきます。
 

石灯籠を見つけると、みんなで協力して点火したり、まだ点火していない人に譲りながら、参加者全員がかかわれるようにするのが、ここの自然なルールなのです。


今年初めて参加したという東京や大阪からいらした皆さん。「あの~どうしてこのこと知ったの?」と伺うと…
「ミモロちゃんのブログで見たんだです…もしかして、その子がミモロちゃん?わ~本物に会えた感激~」

「え?ミモロのブログで知ったの?」とミモロ本人がビックリ。このグループにも数人の方がミモロのブログを見て参加されたそう。ということは、全体でもっとたくさんいらっしゃるはず…「わ~ミモロ、お役に立ってるんだ~うれしい」と、

「ミモロちゃん、すごいね~。すごく宣伝してくれたんだ~」と神職さんにも・・・。
「え~ミモロは、ただ参加して感激したことリポートしただけだよ~」とちょと照れる様子。

山を廻った後、境内に戻ると、そこには、たくさんの赤い提灯が


「また、来年ね!」と、参加された皆さんとそして小柳君たちにお別れを言って、伏見稲荷神社を後にしたミモロです。





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「下鴨神社」の「みたらし祭」。冷たい御手洗池に足を入れ、罪や穢れを祓います。

2016-07-28 | 祭事・神事・風習

土用の丑の日の戦後5日間で行われる「下鴨神社」の「みたらし祭」。境内にある御手洗池に足をつけて、身についた罪や穢れを祓い無病息災を祈る夏恒例の神事です。
「今年も行かなくちゃ~」と、ミモロは、朝6時半ごろに神社に到着。
「出店があるってことは、夜、すごく賑わうんだ~」糺の森には、いろいろな出店が並んでいます。もちろん朝は、まだ営業前ですが…。
拝殿の周りには、ロープが敷かれ「ここを並んで池に入るのかな?」と。つまり夜は、かなり大勢の人が集中するようです。
今は、そのロープを無視して、池に入るための受付へ。ここで300円納め、小さなロウソクを頂きます。
ミモロ、しっかり持ってね…池の中を進むわよ…「うん、まかせて…」とミモロはロウソクを抱えます。

足をつける「足つけ神事」が行われる御手洗池は、葵祭の折に、斎王代が禊をする池です。普段は、入ることができません。

「キャ~冷たい…」水に触ったミモロ。境内に湧く水は、冷ややか…。身が引き締まります。
池の深さは、大人の膝くらい。ミモロは、その深さだと溺れるので、ちょこっと足をつけるだけに…。
「このロウソクどうするの~?」
  
はい、ちょっと待ってね・・・今、お供えしましょうね。
御手洗池に祀られている「井上社」にロウソクを備え、無病息災を祈ります。


池から上ると、「ご神水がいただけるみたい…喉渇いた~」とご神水でのどを潤すことに。
 

「美味しいお水…ペットボトル持って来ればよかった~」


また、足の形の木札に名前を書いて奉納し、足腰の無事を祈願できるのもこの時期だけ…
 

池のそばに置かれた樽の中には、黒い小石が入っています。
「これ、なあに?」とミモロ。それは子供のかんの虫封じ。1ついただいて家にお祀りるのだそう。
 

ミモロは、穏やかな子なので、かんの虫封じはいりません。

さぁ、参拝もしたし、お家にもどりましょ。

「あ、冷やしきつねうどんだって…おいしそう…」じっと写真を見つめるミモロ。でもまだ7時台で、お店はまだ先。「お昼頃来たら、いろいろなお店やってるね~」とミモロ。


でも、池も結構混み合うし、朝がやっぱりお勧めです。

*「下鴨神社」の詳しい情報はホームページで みたらし祭は、7月31日まで、午前5時半から夜10時(平日は夜9時)まで



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2016祇園祭。八坂神社の3基の神輿が社に戻る還幸祭。いよいよ祇園祭もフィナーレに

2016-07-27 | 祭事・神事・風習

祇園祭の後祭の山鉾巡行が終わった24日の午後。夕方には、四条河原町の御旅所にいらっしゃる3基の神輿が、再び氏子町を巡行して、「八坂神社」へと戻ります。

ミモロは、いったんおうちに戻り、夜10時過ぎに「八坂神社」に向かいました。
東大路通を東山から歩いていると、風にのって、勇ましい声が聞こえてきます。「わ~もうお神輿到着してるんだ~」

境内に入ると、すでに拝殿には、素戔嗚尊を祀る中御座の神輿が入っていて、その回りを東御座の神輿が回っています。
ホイットーホイットーという掛け声が境内に響き、見ているものも興奮していまいます。やがてこの神輿も拝殿に…。



そして最後に到着したのは、錦の旗が先導する西御座です。

「知ってる人いるはずなんだけど…」とミモロは、担ぎ手の人たちをじっと見つめますが、あまりに大勢でよくわかりません。
 

「知り合いのお兄ちゃんいるはずなんだけど…ミモロに気づいてくれないかなぁ~」と。う~あまりに小さいから見えないかもね…。


「あの辺にいるかも・・・・」
神輿は、拝殿のまわりを3周します。そのつど、差し上げといって、神輿を両手で高々と上げ、それを激しく揺さぶります。
 
「わ~カッコイイ~」とミモロ。ホントに、ミモロは、京都に来てからお神輿好き・・・「すごく勇ましくってかっこいい~」と。そう、祇園祭は、この神輿を見なくては終わりません。

「山鉾巡行は、神輿巡行のお清めなんだから…」いまだに、祇園祭を山鉾巡行の祭りだと思っている観光客も多いのです。

「京都のお祭りって、なんか町をパレードするの多いよね~」という観光客。

「葵祭だって、馬走らせる勇ましい神事あるし・・・まぁ、時代祭は、時代装束行列っていって、祭りというより、どちらかというとイベント性が高いの…」とミモロ。つまり、雨になった場合、葵祭と祇園祭は、決行か中止のどちらか…でも、時代祭は、翌日に順延になります。「まぁ、祭りの始まる時代も全然違うしね~」とミモロ。

「ねぇーもうすぐお祭り終わっちゃうね~」
そうね…神職の方々が本殿に進まれ、いよいよ還幸祭


3基の神輿すべてを拝殿に納めると、境内の照明が消され、お神輿にいらした神様を本殿にお移しする神事がはじまります。

「なんか寂しいね~」祇園祭もいよいよフィナーレ。
京都の夏が過ぎてゆきます。


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