ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

下鴨神社のご祭神の荒魂をお迎えする「御蔭祭」。いよいよ近づく「葵祭」

2024-05-13 | 祭事・神事・風習
5月12日、「葵祭」に先立ち行われる下鴨神社の「御蔭祭り」。


ミモロは、この朝、ご祭神の荒魂をお迎えに比叡山の西麓の「御蔭神社」に向かう行列をお見送りに下鴨神社へ。

澄んだ空気が流れる糺の森・・・「朝のお散歩って、気持ちいいんだよね~」と言いながら、本殿へと向かいます。

「あれ?なんかやってる?朝の体操?でもスーツ着てる…」と、「御蔭祭」が行われる切芝の祭場の神馬屋の前で、数人の男の方が体を動かしています。


ミモロは、それをしばらく傍らで眺めていました。

動きを揃える方々…「これ、午後に行われる切芝神事の「東游(あずまあそび)」リハーサルじゃないの?」と、以前見たことがあるミモロは思い出しました。

「東游」は、神を讃えるための舞楽で、五色の幕の馬屋で、背中に神様を乗せた鳳輦を背負った馬が顔を出す前で行われます。「馬に見せることで、神様にご覧いただいていることになるだよね~」

ミモロが目にした「東游」のリハーサルは、周囲にミモロ以外に見る人もなく、引き締まった空気の中で、粛々とつづけられます。祭事の装束は身にまとってはいないものの、その姿は、とても優美であり、厳かな雰囲気が漂っていました。

午後4時頃から始まる「切芝神事」のために、観覧席が整えられ、その時を迎える準備も完璧です。


午前9時半ごろ、宮司様をはじめ神職の方々などを乗せた車列が、「御蔭神社」へと出発します。


馬にのせる鳳輦は、ここではトラックの上に…雨が心配される天候のため、ビニールが被されて…


ミモロは、御蔭橋の上で、その車列を見送りました。


「御蔭山」にある神社で、正午に「御生神事(みあれしんじ)」という新たな生命エネルギーを持たれたご祭神を鳳輦にお移り頂き、下鴨神社へとお迎えする神事が行われます。

*その様子は、以前、ミモロのブログで詳しくレポートしています。「ミモロ 御蔭神社」でどうぞ~


午後16時過ぎに、再び「下鴨神社」の糺の森にやって来たミモロ。
「わ~たくさんの見物人…見えない…」と小さなミモロは、どんなに背伸びしても、神事の様子を見ることができません。


「朝、リハーサルしていた方々の晴れ舞台、拝見したかったのになぁ~」と、外国人観光客の肩越しに覗きます。


「神馬さん、東游楽しんだかな?」と、五色の幕から顔だけを出す馬を思うミモロです。


「もう終わりみたいだよ~」神事に携わる方々が、次々に席を立ち、本殿方向へと向かう準備を…


「さぁ、お馬も移動するんだね~」神馬の前には、宮司様の姿…


大切なお役目を果たした馬は、幕の中から外へ

糺の森を進み、本殿へ

「あ、雨…」この日、なんとか保っていた天気も、予報通りに雨に…


ミモロも家へと帰ります。

5月15日は、葵祭。今年は、多くの観光客でさぞや行列の沿道は、賑わうことでしょう。


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