ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

京都在住の旅ジャーナリストとネコのミモロが、京都の伝統と新しさをはじめ、注目のお店などをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

紅葉も美しい秋晴れの「京都競馬場」へ。「まいまい京都」の競馬ライターと巡る競馬場見学ツアー。

2014-11-23 | 体験

秋晴れの京都、ミモロがやってきたのは、京阪「淀駅」です。
 
ホームからは、「京都競馬場」の巨大スクリーンが、鮮やかな紅葉越しに見えています。この駅は、もちろんそばの「京都競馬場」のために近年リニューアルされ、駅の改札から直接競馬場に入れるように、広いアプローチができました。

「うわー広い駅…京都でこんなに広い駅見たことない…」と、駅構内の広さと、改札口の数の多さにビックリ!
 
G1などダービー馬が出走するレース開催の時などは、ここは人で埋め尽くされるそう。

ミモロが、ここにやってきたのは、以前にも参加したことがある、住民がガイドする京都のミニツアー「まいまい京都」が主催する『競馬ライターと行く、初めての京都競馬場入門』に参加するため。馬好きのミモロが、一度は行ってみたかった京都のスポットのひとつです。「でも、競馬場って、殺気立ったおじさんたちが多そうで、なんかコワくてひとりじゃいけない…」と思っていたのです。

今回、ミモロたちに競馬のことを教えてくださるのは、競馬ライターとして活躍する立松輝さん。参加者は6名でした。
 
「ミモロ、競馬場初めてなのでドキドキしてます。よろしくお願いしまーす」と自己紹介して、いよいよ競馬場の中へ進みます。

立松さんから、まず競馬場の施設や楽しみ方を教わります。
「はい、ここで入場券買ってくださいね〜」「え?競馬場って入場券いるんだ〜」と全く何もしらないミモロ。
 ひとり200円かかります。

ゲートを通って、中へ。「すごく立派な建物〜」とミモロは、キョロキョロしてばかり。
  
「あ、武豊さんだ〜」大きな武豊さんなど、有名なジョッキーの写真がお出迎え。

競馬の観覧席までは、かなりの距離があります。その通路には、競馬の関係の写真や名馬のブロンズ像などが並びます。
「シンボリルドルフだって…」
「あ、これは生きてる…」
かわいいポニーもお出迎え。

「なんか飛行場やインターチェンジの案内所みたい…明るい…」。ミモロの抱く競馬場のイメージとは、大違い…


そこを通過して、いよいよコースが見える場所へ。「うわ〜広い〜」
 見渡す限りの芝生…。ここは、競馬の立ち見スペース。テレビで見る大勢の人が、歓声を上げるのが、この場所です。
「うわ〜大きい〜」地上7階の建物は、勝馬投票券(馬券)の販売所、換金所、観戦の指定席をはじめ、レストラン、ショップなどが入る総合複合施設です。「子供が遊べるキッズルームもあるんだって…」

「京都競馬場」が今の場所にできたのは、大正14年。1周1600メートルのコースに2階建ての観覧席があるシンプルなもの。昭和13年に、今のスタンドの前身になる鉄筋鉄骨コンクリートづくりの大きなスタンドが完成。当時は、世界に誇る規模だったそう。
太平洋戦争で、金属の供出で、鉄骨部分が取り払われ、無残な姿に。戦後、昭和33年に、復興工事が終わり、競馬ファンの数も急増したことから、多くの人が楽しめるレジャー施設として新たなスタートを切ります。
昭和55年に、当時、ギネスブックにも載った世界最長のスタンドが完成。さらに平成11年に、西側にスタンドを増築。それが現在12万人を収容するといわれるの『京都競馬場』の姿です。平成23年に、京阪電車と直結するステーションゲートができ、さらに競馬ファンには、便利に…。


立山さんのお話しを熱心に聞く参加者たち。資料を片手に、聞くお話しに引き込まれてゆきます。
 
「柱番号は42番まであるんだって…コースの300メートル以上の直線距離の端から端まであるでしょ、つまり建物も300メートルくらいあるんじゃないの〜。わーボーっとしてると迷子になっちゃう・・」

 
平成19年には、高さ10.8メートル、幅64メートルの大型マルチビジョンが登場。どこからも、レースの様子がよくわかるようになりました。

「すごすぎる〜」あまりのスケールの大きさにぼう然とするミモロです。
 

「わーレースが始まってるみたい…」身を乗り出してコースを見るミモロ。
 
「わーワクワクしちゃう…」馬券を買うのは、またあとで、まずは場内の見学へ。「あ、そう…」とちょっと残念そう。

「まいまい京都」のミニツアーの一行が、競馬ライターの立山さんに連れられて向かったのは、競馬場の正面ゲート付近です。
 「わー紅葉がキレイ…」見事な楓の紅葉…でも、あまり関心を抱く人はいません。「ここでは、紅葉より馬なんだ〜」。
もみじに包まれて立つのは、「馬頭観音」。競馬にかかわる多くの馬たちの御霊を弔っています。

そして、そばには「ライスシャワー碑」が立ち、今も参拝者が花を手向けています。
 
「なんで、この碑があるんですか?」とミモロ。「それは、この馬が、競馬ファンにとっては、忘れられない馬だからですよ」と立山さんのお話しを伺います。


なんでも、ライスシャワーという馬は、小柄の馬体ながら、菊花賞、天皇賞、G1に優勝、また次々に強くて大きな馬に勝った名馬なのだそう。「阪神淡路大震災」が関西の人々の心に悲しみをもたらした1995年。6歳になり、すでに引退し、種牡馬として、幸せな暮らしを送る予定だったライスシャワーは、「阪神淡路大震災復興」というサブタイトルがついた「宝塚記念」に、ファンの声にこたえるように出走することに。これがラストラン…ファンは、その勇姿を目に焼き付けるために、出走を待ちわびたそう。そこで悲劇が起こった…競争中に骨折。予後不良と判断され、安楽死が選択された。人々を喜ばせ、楽しませた名馬の死は、多くのファンの心に深く刻まれ、この慰霊碑が建てられたのだそう。

サラブレッドの馬体は、個体差をあるものの500キログラム前後といわれる。細い脚には、その体重が掛かることに。そのため、骨折、ヒビなどの故障も多く、中には、治療困難の事態にも。馬自体への負担も多いことから、安楽死が選ばれるケースが多いそう。

「かわいそうだよね〜」と涙ぐむミモロ。骨折の状態によって、完治できるものと、治療してもほかの病気を併発し、衰弱死したり、あまりの痛さにショック死する馬もいるのだとか。それを思い、苦渋の選択を強いられる関係者…その負担も相当なものです。

馬の寿命は、20年ほど。ミモロがかつて乗馬体験をした御殿場のクラブでは、競馬出身の馬も多くいました。
「引退して、乗馬クラブに行ける馬ってラッキーかも…」と思うミモロです。

古くから競馬(競い馬)は、上賀茂神社や下鴨神社などでは、大切な神事です。勢いよく走る馬は、人々にパワーを与えるものなのです。

「あの〜ミモロもパワー欲しいんですけど…」「はい、では、さっそく競馬の勝ち馬投票券を買って、参加しましょう」と立山さん。

「やっぱり馬券買わないと、楽しさも半分だよね〜」と、ミモロたちは、初の馬券購入へ。

「お昼代稼がなきゃ…やるぞ〜」と、意欲満々のミモロ。さて、どうなることやら…

一行は、出走馬が姿を見せるパドックへと向かいました。



 

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京都から世界に羽ばたく、現代美術アーティスト、衣笠泰介さん。多くの人々を魅了しコラボが次々に

2014-11-22 | アート

京都は、今、紅葉と共に、芸術の秋の真っ盛り。市内のさまざまなアートギャラリーでは、展示会、展覧会が11月は目白押し。その中で、注目されたのが、現代美術アーティスト衣笠泰介さんの25メートルの手描き友禅が展示された、北野天満宮そばの「ギャラリー黎BEGIN]。ミモロも、さっそく出かけました。

2階の展示スペースに上がると、そこには天井から下がる大きな布が、ミモロを迎えます。
「うわ〜すごい迫力ある〜」と、作品の前に立ち尽くすミモロ。この布は、ミモロも訪れたことがある京友禅アロハで有名な「pagon]の「亀田富染工場」で製作された25メートルにもおよぶ大作。今年、4月25日に「衣笠泰介の友禅ライブペイント」が、「亀田富染工場」で行われた時のもの。白い布に、全く下書きなしで、直接、染料を猛烈なスピードで置いてゆく衣笠泰介さん。彼の頭の中に浮かぶイメージが、次々に形をなって、白い布に現れてゆきます。

この企画が実現したのは、彼の才能にほれ込んだ亀田社長によるもの。
衣笠泰介さんは、1989年生まれ。京都の三条小川通の「ギャラリー ミラクル」を拠点に活躍する若手現代美術のクリエーターです。アクリル絵具で、バッグ、Tシャツ、小物などもいろいろ製作。彼独特のカラフルでパワフルな世界が、多くの人々を魅了し、また、多くのアーティストに共感を生み、さまざまなコラボが、次々に実現している、将来有望な若手アーティストなのです。

  

友禅と共に展示されていたのは、デザイナー立松節子さんとのコラボ作品。 


他にも、京扇子の老舗「宮脇賣扇庵」の扇子に描いた作品も。
 

「お草履の工房ともコラボしたり、クッションメーカーさんとのコラボもある〜」
 

ミモロが、衣笠泰介さんを知ったのは、2年ほど前…それからの彼の飛躍的な活躍には、目を見張るものが…。
国内での展示だけでなく、ニューヨークなど海外からのオファーも多く、来年もニューヨークでの作品展が決まっているそう。

「泰介さんの作品って、見てるとハッピーな気分になるの〜」とミモロ。
 すでに多くのファンが…。ぜひ、注目していてください。きっと近い将来、日本を代表する現代美術アーティストになることでしょうから・・・。

さて、残念ながら、彼のこのギャラリーでの展示は、19日に終了しました。
でも、「衣笠泰介ブログ」でぜひ、今後の活動をチェックしてください。

「ところで、この展示スペースも素敵だね〜」と、グルリを見回すミモロ。
ここは、お蔵を改装してできたアートスペース。
 
「雰囲気あっていいね〜」
 

1階は、「CAFE新Neo」というランチも楽しめるカフェに。夜もおばんさいなどが味わえます。
 

「北野天満宮にお詣りした時、お茶やランチを頂くのにいいね〜」とミモロ。

展示スペースも、カフェも、「project 空 Zero」という「京都の伝統」と「生きるかたち」としての「アート」を複合的に発信するところが主体になっています。

「京都って、雰囲気のある素敵なギャラリーが多いよね〜。それにクリエーターもたくさんいるし…まさに芸術の町…」とミモロ。伝統芸術だけでなく、斬新なアート作品も多く生み出されるのが、京都の芸術に関する懐の深さ。

おそらく他の町より、京都に住む人たちは、多くの芸術品に、暮らしの中で、触れる機会が多いのだと思います。
「そうだよね〜だって、ちょっとお散歩すると、すぐに国宝や重要文化財が見られるんだもの…」とミモロ。

ミモロの家の周囲も美術館やギャラリーが多く、今、紅葉と共に、芸術の香りが、いっそう…。


「やっぱ秋は、芸術だよね〜いろいろな作品に触れると、感性が豊かになる気がする…」と、鼻を膨らませながら、したり顔でいうと、、突然、グーっとお腹が…。
やはりミモロにとっては、食欲の秋は、無視できないようです。


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一度は見たい、大原「三千院」の紅葉。早朝特別拝観で堪能する、静寂と錦秋の世界

2014-11-21 | 歴史・史跡


紅葉真っ盛りの京都。数ある紅葉の名所の中でも、人気が高いのが、大原の「三千院」です。
「一度は、見たいよね〜」と、すでに「三千院」には、紫陽花の時期など、何度か訪れているミモロですが、秋は訪れたことがありませんでした。というのは、紅葉の時期は、特に大勢の観光客が押し寄せる場所…行くのには、なかなか根性と覚悟が必要です。

でも、そんなある日、ミモロについに「三千院」の紅葉狩りのチャンスが到来。

朝、6時に起きて、6時半過ぎに、東山岡崎を出て、車で約30分かけて大原へ。町中より、気温の低い大原に向かいました。

実は、この日、お寺の一般参拝の時間帯の前に、特別に参拝させてもらえるツアーに誘われたのです。
企画をなさったのは、京都おもてなし大使でもある小山明美さん。ミモロの親しいお友達のひとりです。
「ミモロちゃん、おはようございます。参加してくれてありがとう…。寒いからこれどうぞ…」と、ホカロンと厚手の靴下を渡されたミモロ、「さすがおもてなし大使、行き届いたおもてなし…」と感激しきり。暖かいホカロンに抱き着いて、しばし冷えた体を温めます。

さぁ、特別参拝が始まりました。参加者は20名。ミモロは、みんなの後に従い、お寺の中へと進みます。
「う〜遅れちゃう…」必死に追いかけるミモロ。おかげで、体はポカポカに…。

まず、お寺のメイン建造物の「客殿」で、僧侶の方から、お寺の由来などのお話しを伺います。
「客殿」に入ると、目の前には一面紅葉の景色…「うわ〜」と参加者から感激する声がこぼれます。
 
「わーきれい…」と、あまりの美しさに言葉が続ないミモロです。お庭の鑑賞は、のちほどにして、まずお話しから…


「三千院は、天台宗のお寺で、62代の住職のうち、30人が、皇族という門跡寺院です。この名前になったのは、実はけっこう新しく明治4年です。以前は、梶井門跡とか、梨本門跡などと呼ばれていましたが、法親親王還俗にともない、霊元天皇のご宸筆の勅額から、「三千院」になりました…霊元天皇の宸筆は、他にも知恩院に勅額が掛かっています…」など、いろいろ興味深いお話しが続きます。
 
ミモロは、お庭を眺めながら耳を傾けていました。

「ここのお庭は、『聚碧園(しゅうへきえん)』といいます。つまり緑を集めた庭という意味。よく『三千院』は、紅葉と言われますが、実は、杉や苔、楓の緑を楽しむ庭なんです」と。「なるほど〜夏に来たときも、みずみずしい緑がとても美しかった…」と思い出すミモロ。

「よくこの紅葉を見た方が、『いったいいつ赤くなるんですか?』と聞かれるんですが、ここは、杉木立の中の紅葉で、もうこれ以上赤くはなりません。赤い楓は、初めから赤くなってます。ですから、いろいろな色合いを楽しんでください…」と。「そうだよね〜楓だっていろいろあるものね〜」と、ミモロ。

ミモロたちのほかに参拝者がいない『三千院』。まずは、阿弥陀様がいらっしゃる『往生極楽院』でお詣りしてから、お庭の散策を楽しみます。
庭の中央にある『往生極楽院』には、ご本尊の阿弥陀如来さまと、脇に、観世音菩薩さまと勢至菩薩さまがお祀りされていますが、現在、菩薩様お二人は、東京の国立博物館の国宝展にご出張中でお留守です。

さて、阿弥陀様にお詣りしたミモロは、再びお庭に…。
周囲にだれもいない「三千院」のお庭…なんて贅沢な時間でしょう。「まるで絵葉書の中にいるみたい…」よく写真集や絵葉書でみる景色が、ミモロの前に広がっています。

「京都〜大原、三千院…恋につかれた女がひとり〜」と、思わず口にでるしっとりとした景色。あまりミモロには、似合いませんが、この美しい景色を見たら、恋に疲れている人も、そのことも忘れそう…。

「落ち葉の絨毯…」ミモロがじっと見つめる先は、苔の上に散った楓…。自然が織り上げた秋の絨毯です。

「すてき〜」と、しばらく杭の上から鑑賞。ミモロの背では、地面に近すぎて、全体を見渡すことができませんでした。「散紅葉も本当にキレイ…」眺めるミモロの洋服の色と同じよう。「あ、秋の保護色なんだ〜」と嬉しそうに。


「あ、なんか聞こえる…」ミモロの耳がピクピクと…


そう、『客殿』の中から朝のおつとめのお経が静寂の中に響きます。

大原は、声明発祥の地、読経の声が、なんともふさわしく、こんな静かさに身を置きながら聞くことができ、ありがたさもいっそう…。

紅葉の盛りの『三千院』で、こんな時間は、一般公開前の時間だけ…。写真の中に、ミモロしか映ってないのは、まさに奇跡的。

開門時間は、まもなく…8時30分になると、一斉に紅葉を撮影するために訪れたアマチュアカメラマンが、飛び込んできます。

今の静かな情景を目に焼き付けようと、ミモロは、残り時間を惜しみながら、庭の中を歩きます。
  

ミモロ、もうすぐ開門よ…「え〜もうそんな時間…もっとこうしていたいなぁ〜」


8時半になると、あたりに次々大きな一眼レフカメラを持った人たちが…。でも、そのレンズの先には、次々に訪れる参拝者の姿が…「きっとパソコンで消すんだよね…」と、ミモロ。

不思議なもので、次々に人の数が増えると、庭に立ち込めていた冷たい空気が動き、ミモロが紅葉の中を歩いていたときとは、気の流れが違っています。「もう帰る…」と、ミモロ…

帰りがけに、境内の展示館の「円融蔵」で、「往生極楽院」の天井画の復元模写を拝見。カラフルな色彩にあふれた天井画…当時の人たちが憧れた極楽浄土へといざなう様子がそこに…。

「すてきな経験できて、感激でした」と参加者のみなさん。


ミモロの小さな目には、秋の「三千院」の景色が、いつまでも刻まれていくことでしょう。


*「三千院」の詳しい情報は、ホームページで.
11月の参拝時間は、8:30〜17:30(17:00で受付終了)12月から2月は、9:00〜16:30(16:00受付終了)です。


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今大人気の紅葉スポット。鞍馬の「白龍園」。春と異なる表情にびっくり。鮮やかな紅葉が山を包む景色

2014-11-20 | 自然

いま、人気上昇中の紅葉スポットは、鞍馬の「白龍園」。1日限定100名の贅沢な時間が過ごせる場所です。
 
昨年の秋、今年の春と、3回目となるミモロ。「何回行っても素敵なんだもの…」とこの秋も…今回は、ハンス君もいっしょに。
園内を歩くごとに、次々と現れる見事な紅葉の景色。
 

本当に感動ものの美しさ。
鞍馬の山にある「白龍園」の木は、どれもスクスクと実にのびやかに枝を伸ばし、その趣は、町の紅葉とは異なり、壮麗なもの。

すでに園内を一周したミモロ。茶店でひと休み…というところで、「あ、まだ見てない場所がある!」と突然、来た道を戻りはじめました。
「え〜どこ行くの…」とハンス君は、ミモロの行動に唖然。
「だって、見たい場所あるんだもの…ヨイショ」と階段を上ります。「ミモロちゃん、待ってよ〜」と後を追うハンス君。

ミモロが来たかったのは、ここ…。春、桜を眺めた場所です。秋と春、同じ場所にたつふたり。でもその前の景色は、全く違います。
 
「山が近く感じる…」とミモロがポツリ。華やかな近くの桜に目を奪われていたのでしょうか。遠くの山の印象は薄いものに。でも秋、山は、色づいて、存在感を高めています。眼下には、赤い楓が連なり、山との距離を結ぶよう…。

「この景色もなかなかだね〜」とハンス君。「うん…いいよね〜」

しばし山を眺めたミモロたちは、紅葉の中を歩き、再び山の下へと戻ります。
  
 

「もういっぱい紅葉見ちゃった〜」
満足そうなミモロ。

「さぁ、茶店に行こう…」
お休み処のそばにも、それは鮮やかな紅葉が…

田舎家のような造りの茶店。その窓からも外の紅葉が艶やかに…。
 
「あ、ミモロちゃんいらっしゃいませ〜。お久しぶりですね〜」と、ミモロのことを覚えていてくださった茶店のみなさん。
「抱っこさせて〜」と、やさしくミモロを胸に…。半年ぶりの再会にミモロもうれしくてたまりません。
「なにになさいますか?」「あの〜ミモロは、ぜんざいお願いします。ハンス君はなんにする?」「よくわかんないけど、ミモロちゃんと同じもの…」ぜんざい初体験のハンス君です。「座っておまちください」そう言われて、囲炉裏のそばへ。

「いいね〜囲炉裏って…」とミモロ。じっと火を見つめるふたりです。


山の中の鞍馬は、昼を過ぎると急激に気温が下がります。「これ暖房?ドイツならマントルピースだけど…」
すでにミモロの家でもエアコンの暖房は必要なほど寒い京都。「なんか今年寒い気がする…去年、今頃エアコン入れた記憶ないもの…」と。確かに京都は、冷え込み始めました。ときどき東京に行くミモロは、「東京の方が、温かい…」と感じます。盆地の京都は、風がビュービュー吹いて寒いというより、空気全体が冷える感じ。冬毛が生えないミモロは、セーターやマフラーで冬をしのぎます。「もうマフラーしたくなっちゃう…」とミモロ。もう夜の暖房は欠かせません。

今、京都では、ライトアップの紅葉見物が人気で、いろいろな場所で夜も紅葉が楽しめます。昼間は、比較的暖かくても、日が落ちると、急激に気温が下がる京都。くれぐれも夜の外出には、暖かい服装を用意してください。かなり冷えます。

「あ、お餅を焼く匂いがする…」と、鼻をピクピクさせるミモロ。「なあに?」とハンス君はよくわからない様子。

やがてふたりの前にぜんざいが運ばれました。お椀の蓋をあけると、こんがり焼かれたお餅が2つ。
ほどよい甘さのぜんざいが、冷えた体を温めてくれました。


「美味しかったね〜」「うん、デリシャス!」と、ハンス君も気に入った様子。


ミモロの紅葉見物は、今週本格的に…。「忙しい…」と言いながら、うれしそうなミモロです。

*「白龍園」の情報は、「叡山電車」のホームページで

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「白龍園」の鮮やかな紅葉。山を染め上げる楓の赤に目を奪われる秋。ミモロ2回目の秋の庭園鑑賞。

2014-11-19 | 自然

今年の春の桜に続き、再び秋の「白龍園」を訪れたミモロ。今回は、ハンス君もいっしょです。
「白龍園」は、一般公開が始まってから、3回目の秋を迎えるプライベートの庭園。叡山電鉄の「貴船口駅」の一つ手前の「二ノ瀬駅」から歩いて7分ほどの場所にあります。
1日限定100名のみが、庭園を鑑賞できる、まさに静かにゆっくり過ごせる贅沢な時間に浸れます。
「あのね〜去年の秋も行ったの…もう素晴らしい紅葉だったんだよ〜」とミモロは、ハンス君に話しました。春の桜を見たことがあるハンス君も「秋の景色をぜひ見たい…僕も行きたい…」と、急遽ミモロに同行することに…。

「白龍園」に関しては、昨年の秋訪れたときのミモロのブログで詳しくお話ししています。ぜひそちらもご覧ください。

さて「白龍園」に到着したふたり。園の入り口に入ると、すぐに立ち尽くします。「わーすごい〜」
 
緑の苔の上に赤い楓の落ち葉が散らばり、まるで緑の上に赤い世界が広がっています。
 
「春と全然違う景色…まるで別のところに来たみたいな気がする…」とハンス君。
そう、春は、薄いピンクの桜が一面山を包み、緑の木々や苔と、清々しい生命力あふれる景色を展開します。一方、秋は、赤や橙色、黄金色という強い色彩で、豊穣の景色を見せてくれるのです。

「今週が見ごろの最後だって…」とミモロ。ここを所有する子供服メーカーの「青野株式会社」の青野雅行社長から「早く着た方がいいですよ。結構散ってますから…」と言われ、予定を早めてきたのです。「早めに来てよかったね〜」「うん、そうだね」といいながら、ふたりは落ち葉の上をさらに奥へと進みます。

「あ、気をつけて!」と、急に歩みを止めたミモロ。「オッと…」後ろにいたハンス君がぶつかりそうに…「どうしたの?」

「苔、踏みそうになったの…危ない危ない…」とミモロ。「そうだった、苔を踏まないように気をつけなくちゃね!」とハンス君も。「白龍園」は、桜や楓だけでなく、苔の美しさも評判。ふたりは、できるだけ踏まないようにジャンプ。
「ハンス君大丈夫?」と身軽なネコのミモロ。「うん、待って〜」クマのハンス君は、ジャンプは苦手…。
  
そう、苔を踏まないようにね…

 
「わー見事だね〜」と、園内のいたるところ鮮やかな楓が枝を伸ばしています。
「あ、ミモロちゃん、お久しぶり…今年もいらしたんですね〜」と、このお庭を管理する水相さん。
「はい、今年もお邪魔しました。また春と同じくハンス君もいっしょです。あの〜今年の紅葉はどうですか?去年より少し早い気がするんですけど…」とミモロ。「そうですね…このところ急に進みましたね。強い風が吹いたら、結構、葉が落ちると思いますよ。今日は、天気もいいし、風もなくて、絶好の日和でしたね…」と。昨年ミモロが訪れたのは、約1週間後のこと。おそらく来週になったら、かなり落葉が…。もちろん、すでに桜は、全く枝だけの姿です。

山腹にある「白龍園」には、東屋が点在しています。そのひとつ「福寿亭」からは、遠くの山々の紅葉がパノラマのよう…。

「雄大だね〜」「うん。日本の秋ってキレイだね〜」

ここでは、敷地内の楓越しに、はるかな山々の紅葉を楽しむのがポイント。

「白龍園」の景色は、敷地内の整えられた庭だけでなく、鞍馬の山々の借景からもできているのです。
 

二人は、園内の隅々まで歩き回ります。
「さぁ、次に行こう…」とハンス君
「え、もう行くの〜」と慌てて追いかけるミモロ。
「ここの楓見事だね〜」とハンス君が足を止めたのは、「鶯亭」の前です。
今年も燃えるような紅葉がそこに…「あれ?ここ前に来てるよね〜」とハンス君。「もちろん…桜の時ね〜」「全然感じ違うから、わかんなかった」とハンス君。そう、春の桜は、枝だけの姿で、今は全く目立ちません。でも、その枝だけの桜も、春はこんなに…
後ろの楓は、この時は、存在感がありません。「本当に同じ場所とは思えないね〜」
春と秋、全く別の表情を見せてくれるお庭。「日本の景色って、すばらしいね〜」と、ドイツ生まれのハンス君は、改めて日本の四季の魅力を実感したよう。

「こうやって見ると、きっとキレイだよ」とハンス君。体重が軽いので、苔への影響はないということで…木の根元に横になり、上を見上げます。
 
「紅葉の天井だ〜」「キレイだね〜」と、光を通す薄い楓の葉は、下から見上げると、その色がさらに美しく感じられます。ミモロたちのように横にならなくても、十分楽しる景色です。

「いいね〜こういう時間…」「うん…」言葉少なげなふたり。静かな時間が流れます。
こういうのんびりした時間が過ごせるのも、「白龍園」の魅力。1日限定100名の入園者しかいないので、本当にゆっくり紅葉が鑑賞できるのです。

「白龍園」の観覧券は、叡山電車の「出町柳駅」で朝9時から発売されます。発売前にすでに100名ほどの人が列を作り、あっという間に完売になるそう。当日券しかないので、早めに行くことをおすすめします。詳しくは「叡山電車」のホームページから、どうぞ・・。なお、「白龍園」では、観覧券の販売は一切していません。


のんびり寛いでいると…「ミモロちゃんですね〜初めまして…」と、青野喜行さん。「青野の弟です。ミモロちゃんのことはブログでよく知ってますよ」と。「あ、どうも…恐縮です」とご挨拶するミモロ。「これ、兄から預かってきました」と大きな袋をミモロへ。その中身は、子供服のはぎれがいっぱい。「わーいつもありがとうございます。またミモロお洋服増えちゃう…」そう、最近のミモロの洋服は、青野さんからのご提供の生地で作っています。「あ、今日のお洋服は、子供服のスカートのはぎれですね。カワイイ・・・よく似合いますよ」と。「そうですか?」と言いながら、わざわざ歩いて見せるミモロです。

「鑑賞し終わったら、ぜひ下の茶店で休んでくださいね」と青野さん。「前にお抹茶と和菓子食べたとこだ」とハンス君。「ねぇ、行こうよ〜」と、ミモロに催促。「じゃ、行って来まーす」と青野さんとお別れして、下の茶店に向かうことに…


もう十分、鑑賞したの?「あ、まだ行ってないとこがある…」


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