ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

京都在住の旅ジャーナリストとネコのミモロが、京都の伝統と新しさをはじめ、注目のお店などをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの冬のガーデニング。寒さに耐えるプランターの植物。しおれかけたシクラメン…

2015-01-30 | 癒し

京都は、朝から冷たい雨が降っています。「今日は、お出かけできないね〜」と、ミモロは、外を眺めて、ポツリ。午後になると、雪が降ると、天気予報が伝えています。
「今日は、おうちのことやろう…」と、襟巻を首に巻くと、ベランダに…。寒いのになにするの?「プランターのお花のチェック…」。お花の世話をするのが好きなミモロです。
ベランダに並ぶプランターを、ひとつひとつ見てゆきます。
「あ〜ない〜!」と突然大きな声を…。
「わ〜んひどい…」
「あれ〜こっちも…」
「ない〜!」
ミモロが、育てて、やっと昨年の暮れから赤い実をつけ始めた、「千両」と「万両」。12月には、確かに小さな赤い実がついていて、ミモロは、それを見るのを楽しみにしていたのです。
いつからなくなったのでしょう…「きっと鳥が食べちゃったんだ〜。わ〜ん、ヒドイ…プンプン」と、ミモロは、がっかりしたと同時に怒っています。ミモロの家の近所には、「平安神宮」や「南禅寺」など、大きくて立派なお庭がたくさんあり、そこには、ミモロが育てるより、何倍も大きな「千両」と「万両」が、赤い実をたわわにつけています。「それなのに〜どうして、ミモロの小さな実食べるかなぁ〜もう!他のいっぱいある実を食べればいいのに〜」と。
確かに、ミモロのいう通り…。

ベランダには、なぜかよくスズメがやってきます。朝、チュンチュンとさえずる声が聞こえることも度々。ミモロのベランダが、スズメたちはお気に入りのようです。

おそらく、そこに稔った赤い実は、スズメには、美味しそうに見えたのかも…。また、小さな実でしたらか、小さな口にはぴったりだったのかもしれません。
「う〜でも〜」と、なかなか納得できない様子のミモロ。「だって、せっかくやっと実をつけたんだよ〜」と、ミモロの落胆もわかります。

でもね、冬は、きっと食べ物探すの大変なんじゃない。寒いから、遠くまで飛ぶのもきっと辛いんじゃない?
ミモロは、温かい室内で、いつもお腹いっぱい食べてるじゃない…。「うん、食べ過ぎるくらい…最近、太っちゃった〜」と、お腹をさすります。
ほかの実もあるけれど、きっと目の前にあった実が美味しそうに見えて、我慢できなかったんじゃないの?
「まぁ、美味しそうなものが目の前にあると、我慢できない気持ちはよくわかる…」とミモロ。

しばらくして、やっと怒りが収まったのか、ミモロは、ベランダに立って、「美味しそうなものがあったら、食べたくなるのわかるから、許してあげる…また、遊びに来てね〜」と、姿が見えないスズメに向かって呼びかけました。


さぁ、ほかの植物もチェックしましょ。
「あ、つぼみができてる…」
ミカンの木の根元に芽をだし、育っている水仙です。これは、以前、伊豆の旅館でもらった球根を植えて、そのままにしていたもの。毎年、葉っぱは出るのですが、蕾をつけたのは、今年が初。「温かい伊豆なら、もうお花を咲かせている時期だよね〜。京都は寒いからまだ大きくなってない…」「ちゃんと咲いてくれるといいなぁ〜」と、ミモロは、祈るようなまなざしで水仙の蕾を見つめます。

水仙の上に茂っているのは、種から育てたミカンと、小さな苗を植えた月桂樹です。
「なんかよく育ってる〜」。京都の厳しい寒さにも耐えて、葉を茂らす温暖気候が好みの植物たち。月桂樹は、上の階のベランダに届きそうな大きさに。

「わ〜これも育ってるよ〜」と、青々とした葉を茂らせているのは、なんとジャガイモです。
 
これは、昨年、台所で、芽を出してしまったジャガイモを、カットして、土の中においたもの。「まさか、こんなに芽が出て、葉っぱが茂るとは思わなかった…」と、ミモロもビックリ。この時期に植えて、ジャガイモができるかはわかりませんが、せっかく葉っぱが育っているので、そのまま見守ることに…。
「土の中で、ジャガイモできてるといいなぁ〜」とミモロ。初めて植えたので、実るのかよくわかりません。
「ジャガイモできたら、肉じゃが作るんだ〜」と、楽しみに…。

「あ、こっちは元気がない…寒いんだよね…」
 
葉っぱの厚い「金のなる木」は、寒さに弱く、葉っぱの水分が凍結するのか、縮れてしまい、葉をポロポロと落とします。実は、昨年の冬も同じように外に出したままでしたが、このように葉っぱが傷むことはありませんでした。つまり、今年の冬が、昨年より、かなり寒いという証です。
白い花が愛らしい「スノーボール」も、寒さに縮こまっています。「もう、少しの辛抱だからね〜」と励ますミモロ。このプランターには、チューリップの球根も植えています。「春になったら、芽が出て、お花が咲くの〜。今は我慢、我慢、がんばれ〜」と、声をかけます。チューリップの球根は、一度、寒さに当たらないと、大きく育ちません。「やっぱり何でも、厳しい試練が、成長させるんだね〜。勉強になるね〜」とミモロ。

「さすが全然変化がない…」と、ローズマリーの苗。
「花もある〜」
こちらも、どちらかというと、温かい土地の植物ですが、もともとあまり表情がないローズマリーは、雪が降っても変わりません。「これも、10センチくらいの大きさの苗だったのに…」と、その成長ぶりは、目を見張るものが…。このまま育つと、木になりそうな感じで、ベランダから枝を伸ばしています。

外のプランターのチェックを終えたミモロ…「あ、こっちの子のお世話しなくちゃ〜」


今、ミモロの悩みのひとつが、元気のないシクラメン。クリスマスに買った赤いシクラメンは、花が垂れ下がり、葉っぱも黄色くなってしまいました。
「どうしたの〜。しっかりして〜」と、いつも励ましているんのですが、いっこうに元気になりません。
クリスマスは、こんなに立派だったのに〜。

そこでミモロは、インターネットで、シクラメンの育て方を学ぶことに…。
「う〜なるほど…そうだったんだ〜」
真剣なまなざしで画面を…。

ミモロの失敗は、シクラメンをリビングに置いていたこと。エアコンで室温が25度くらいになっているリビングは、シクラメンにとって暑すぎたのです。シクラメンが元気なのは、気温5度から20度なのだそう。
ミモロは、シクラメンをかわいがり過ぎたのです。「スポイルすると、ダメになっちゃうんだ〜」と知ったミモロ。過度な愛情が、かえって、苦しめてしまったのでした。「気をつけなくちゃ…」と反省。

そこで、シクラメンの鉢植えを、和室の窓際に移動。
ここは、暖房をほとんどつけない部屋。「ここなら、気持ちいいかも…元気になりますように…」ミモロの願いが、シクラメンにも届きますように…。

シクラメンの水やりは、球根にかからないように…。
いろいろ学んだミモロです。

はい、お疲れ様〜おやつどうぞ…
「干し柿…」ミモロの好物のひとつです。豪華なケーキもいいけれど、この素朴な甘さがたまらない味。お茶といただくティータイム。

「あ、スズメ〜」ベランダには、スズメが遊びに来ました。寒さの中、エサを求めて来たのでしょう。暖かい部屋で、大好物の干し柿を食べるミモロ…「ごめんね〜ミモロばっかり食べてて…」。ちょっと申し訳なさそうな表情をしながらも、パクリと干し柿を…。京都の厳しい寒さは、まだまだ続きそう。でも、ミモロのプランターの中では、春への準備が、確実に進んでいるのです。




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三条小橋のそばにある、創業明暦2年の有職京人形、京雛 五月人形の「小刀屋忠兵衛」

2015-01-29 | 老舗

江戸の日本橋から続く東海道は、京都の三条大橋まで至ります。
「弥次さんと喜多さんの像だって〜」とミモロ。鴨川にかかる三条大橋の脇には、旅姿の像が…。「ホント、よくみんな歩いて、行ったり来たりしたよね〜」と。今や新幹線で2時間半弱の東京ー京都間。「お昼寝してると、着いちゃうの」。江戸時代の人には、信じられない時代です。

今や昔の面影を見つけることが難しい三条大橋周辺。昔は、京にやってきた旅人で、もしかしたら、今以上に賑わっていたのかも知れません。

そんな三条通は、ビルが立ち並ぶ通りに…。高瀬川にかかる「三条小橋」から河原町通までの間に、1軒の古い町家が…。
 
このお店の前を通るたびに、必ず足を止めるミモロです。
「わ〜いつもカワイイお人形がいろいろ並んでるんだ〜。あ、今日は、お雛様…春を感じるね〜ここだけ…」

みぞれ交じりの寒い京都…でも、お雛様を見ると、春を感じます。
「もっとお雛様見せてもらおう…」と、ミモロは、お店の中へ。
ガラスケースの中には、さまざまな京都らしい、どこか雅な雰囲気の小さな人形がズラリと並んでいます。
「干支のお人形でしょ、それからおめでたい宝船なんかもあるよ〜」
 

京都らしい人形と言えば、ずらりと並ぶ祇園祭の山鉾と八坂神社の3基の神輿。
  
ここには、祇園祭に登場する、すべての山鉾が、手の込んだミニチュアになっています。
「あ、大船鉾もある〜」昨年、150年ぶりに復活した、山鉾巡行の最後を飾る「大船鉾」も作られています。
「去年、乗ったよね〜」と、多くの人で賑わった後祭を思い出します。「ミモロ、粽授与お手伝いしたんです。御神輿もたくさん見物しました」と、ご店主に。「へぇ、そんなんですか〜」と、十五代目のご店主の大西弘太郎さん。「この三条大橋は、八坂さんから御旅所に入る神輿が、必ずわたるんですよ…。昔は、橋のそばの町内の人たちが、橋の修理や管理をしてたんですよ。何しろ、今のような丈夫な橋ではなかったから、3基の神輿が通るということは、1000人以上の人たちが渡ることになりますから、気をつけないと…」と。

ここ「小刀屋忠兵衛」は、創業明暦2年、1656年というのですから、江戸初期から商いをしていることに。初めは、橋のそばの旅籠として開業し、明治時代は、呉服商を営み、京人形のお店になったのは、戦後から。
「どうして、京人形のお店になったんですか?」とミモロ。
「この辺りは、旅館が多く、また修学旅行生も急増して、京都らしい品が求められたんです。それで戦後に父親が始めました」とご店主。ここに並ぶ人形は、昔からお付き合いのある人形師さんの作品。ご店主の好みで、選ばれた品は、いずれも丁寧な仕事と、そこに京都らしい華やかさ、そして、思わず微笑んでしまう愛らしさもたたえたものです。
「よくあるお土産屋さんの品とは違う…」とミモロは感じているよう。

「これ知ってますか」とミモロに見せてくれたのは、昔使われていた品々です。「ここにお金を並べて数えたんですよ」

「こっちは、明治時代に、三条通にゆかりのある人達…」
古い記録には、新島穣や八重、山本覚馬などの名も記されています。「それから、これは、江戸時代のガイドブック。京都のお店が紹介されているんですよ。ほら、ここにこのお店も出てるでしょ。『みすや針』『原了郭』の名もあるでしょ」。今も続く老舗がズラリとならんでいました。歴史に詳しいご店主…ミモロは、お話しを伺うのが楽しくてなりません。お店を見渡すと、いろいろなところに歴史を物語る品々が…「ここって、まるで資料館みたい…」。

「あの〜ここに住んでるんですか?」とミモロ。「はい、ここが自宅です。昔は、この辺りにも住んでいる人が多かったんですが、今は、たぶん住んでいるのは、3軒くらいしかないと思いますよ。みんなビルになったり、相続税が払えなくて、商売が続けられないところもありました。まじめに商売をやっていても、商売が続けられないのは困ったものです」と。町の繁華街の三条通、その地価の高さも相当なもので、その相続税は、相続人に重くのしかかります。

昔から商売をしているお店が消えるのは、跡継ぎがいないだけでなく、相続税が問題に…。京都には、そういうお店が少なくないそう。

いろいろなお話しを聞いた後、ミモロは、さらにお店の奥へ
店の一番奥に、品格漂う京雛が。「あ、お雛様…」。そこには、品格漂うお雛様が並んでいました。
「やさしいお顔のお雛様〜」 
「お雛様欲しいなぁ〜」と、女の子のミモロは、お雛様が大好き。「でも、こんなりっぱなお雛様飾るところ、おうちにないから…」と、よく事情がわかっているミモロです。こっちに小さなお雛様があるわよ〜。「え?どこ?」
ガラスケースの中に、手のひらに乗るくらいの大きさのお雛様が…。
 
「カワイイ…小さいから、ミモロのおうちにも飾れる…」と、お雛様の前から動かなくなったミモロ。そんなに欲しいの?「うん…このお雛様飾って、お雛祭りしたいよ〜」と。じゃ、小さいのね…。
「これにする〜」と、ミモロは、小さなお雛様を選びました。
ミモロの大きさから、お雛様のサイズがわかります。2000円以内で買えたお雛様。まぁ、この程度なら、なんとか…。「ねぇ、ぼんぼりや菱餅もあるよ〜。お雛道具もいろいろある…」とミモロ。それは、少しずつ揃えましょうね。その方が、楽しいから…。「じゃ、来年ね〜」。来年になったら、忘れてるといいんだけど…。でも、結構、ミモロは、しっかり覚えてるんだよねーこういうことは…。家には、ミモロの品々が、年々増えてゆくばかりです。

お雛様を包んでいただき、うれしそうなミモロ。「また、お話し聞きに来ていいですか?」「はい、またいらしてください…」

みぞれが降る中、「あかりをつけましょ、ぼんぼりに〜」と、歌いながら家路をたどるミモロです。まだ、春の訪れには、しばらく時間がかかりそう…。

(店内は、許可なく撮影は禁止です。今回は、事前にご許可をいただきました)

*「小刀屋忠兵衛」京都市中京区三条通河原町東入ル中島町87 075−221−6349 11:00〜21:00 月・火曜休み


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「京の冬の旅」。美しい「月の庭」が公開された清水寺の成就院。勤王の僧、月照上人が住職だった寺。

2015-01-28 | 寺社仏閣

3月18日まで行われる「京の冬の旅」非公開文化財特別公開で、2つ目のお寺を訪ねたミモロ。それは清水寺の塔頭寺院「成就院」です。
いつ訪れても、観光客がいっぱいの「清水寺」。この日も、大勢の中国人観光客の姿が…。「清水寺」の北側にある塔頭の「成就院」は、ちょっと脇にずれただけなのに、ひっそりとした静けさに包まれていました。

「きっと外国の観光客の人たち、『京の冬の旅』っていうの、知らないんだと思う…」とミモロ。さすが、旅行のスケジュールにまで、組み込まれていないようです。
まずは、手水場でお清め…。非公開文化財特別公開と言っても、訪れるのは寺院。文化財を見学する前に、参拝を忘れてはいけません。

なだらかな坂を下った先に、目指す「成就院」があります。
 
「山に抱かれた静かなお寺だね〜」とミモロは感じました。


ここは、寺院の中をはじめ、あの有名な「月の庭」の写真撮影も禁止。お見せできないのが残念です。寺によって、屋内は撮影禁止でも、庭はOKというところが多い中で、ここは全面禁止です。

ここ「成就院」は、室町時代、応仁の乱で焼失した清水寺の再建の折りに、創建されました。その後、幾度となく火災に見舞われ、現在の建物は、徳川家光が建立したものです。このお寺で、有名なのが「月の庭」と呼ばれる小堀遠州が作庭した、周囲の山を借景に取り込んだ名園。北に位置する庭の中心にある池に、月を映して眺めるもの。そこには、さぞや幻想的な世界が広がることでしょう。

なかなか変化に富んだ庭園で、ぜひ実際にご覧ください。

さて、このお寺でミモロが、関心を抱いたのは、住職であった月照上人です。
「え〜あの月照上人って、このお寺の人だったんだ〜」。NHKの大河ドラマ「篤姫」をご覧になった方は覚えていらっしゃるかも…。西郷隆盛と共に、鹿児島の錦江湾に入水し、命を落とした勤王の僧侶です。
この「成就院」で、月照上人と西郷隆盛は、親交を深め、尊王攘夷へと時代を進めてゆくのです。記録によると、月照上人は、眉目秀麗という、今でいう美坊主で、その姿から、自ずと人を惹きつけたといわれます。

すでに幕府方に、その行動を危険視されていた月照上人は、安政の大獄で、京都を追われ、鹿児島、薩摩藩に身を置きますが、西郷隆盛と共に、島流しされます。その途中、死を覚悟した二人は、錦江湾に身を投げます。月照上人、享年46歳。その弟である信海上人も捕えられ、獄死したと伝えられます。西郷隆盛は、一命を取り留め、その後、薩摩に戻され、幕府打倒へと、その力を注ぎます。

「きっとこのお寺で西郷隆盛と月照上人は、お月様を見たのかも…」とミモロ。
寺には、月照上人と信海上人をお祀りしている部屋があります。ミモロは、その前で、深々と頭を下げました。

「お寺の門のところに、辞世の句を刻んだ石碑がありますよ」と、お寺の説明をしてくださるガイドの方に聞いたミモロは、さっそくそこへ。

境内の一角にある大きな慰霊碑には、月照上人の辞世の句
「大君のためにはなにかをしからん 薩摩の追門に身は沈むとも」

また、信海上人は、
「西の海 あずまのそらとかはれども こころはおなじ君が代のため」と詠んでいます。
 
その傍らには、二人の死を悼んだ西郷隆盛の漢詩が刻まれています。


「幕末の京都って、すごい緊張感あったんだろうね〜」。現在の穏やかな京都は、想像できないほどの緊張感に包まれていたのかもしれません。

さぁ、そろそろおうちに帰りましょ!「うん…」特別公開は、16時で受付終了。すでに帰り支度をしたガイド役の方々の姿が…。

境内の斜面に、おびただしい数の石仏が…。
「なんだろ?これ…」とミモロ。先ほど、お寺の説明をしてくださった方が、「これは、廃仏毀釈などで放置された石仏なんです」と。色とりどりの前掛けをされて、今は、安住の地を得た石仏たちです。

「さぁ、帰ろう…」と、トコトコとミモロは、清水寺のある山を下ります。


「また、特別公開のお寺、行こうね〜」とやけに熱心なミモロ。「あと一か所訪ねて、スタンプもらうと、抹茶とお菓子や、コーヒーが無料で接待されるんだよ」と。なんだやはりお菓子狙いだったんだ〜。

「え?そんなことないよ〜」と、言いながら、足早に歩くミモロです。

*「成就院」は、清水寺の塔頭です。特別公開は、3月18日まで。公開時間は、10:00から16:00(受付終了) 拝観料は、一か所600円



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広島熊野町から、京都寺町通へ。昨年10月オープンの「筆」の専門店「白鳳堂」の京都店。

2015-01-27 | 美容

ミモロおすすめの大人の散歩道「二条寺町」。歩道のある通り沿いには、骨董店、老舗茶店、紙屋、書店、美術商などをはじめ、ケーキショップ、ファッション雑貨店など、上質の品々を扱うお店が並ぶ通りです。

ミモロのブログでも何度も訪れているこの通り、最近、また新しいお店を見つけました。
それは、まるでギャラリーのようなモダンなお店。
  
「ここなんのお店だろ?」と、ミモロは、思い切って中へ。
「いらっしゃいませ〜」と、ホテルのフロントのような雰囲気のところに、スタッフの方。「あの〜見てもいいですか?」
「はい、どうぞごゆっくり〜」

ミモロの前には、整然と並ぶ化粧筆が…
 「ここ筆の美術館?」とミモロ。
「ここは、広島に本社をもつ筆の専門店なんです」とスタッフの方。

このお店「白鳳堂」は、日本の筆の産地である広島市熊野町に1974年に創業した筆の専門店。創業の歴史は、京都の老舗とは比べ物になりませんが、月産約50万本の筆を自社工場で生産。伝統技術を応用した工程の細分化などにより、機械化ではなく、職人による筆づくりをしているのだそう。
国内外の有名化粧品メーカーのコスメブラシも生産。また、プロのメークアップアーティストが愛用する筆としても知られます。

   
素材となるリス、イタチ、馬、ヤギなど、さまざまの動物の毛を、用途に合わせ使用し、最適な筆に。

パウダーブラシ、眉ブラシ、紅筆など、さまざまな用途の筆が見事にそろっているのです。
  

アイシャドウやチークなど、小さな付属の筆よりは、数段美しく仕上がる本格的な化粧筆。
「ここに来れば、自分が使いやすい筆を見つけられるね〜」とミモロ。
「わ〜ソフトな肌ざわりで気持ちいい〜」
化粧品をつけることはできませんが、肌触りは試せます。

すでに東京の青山にもお店がある「白鳳堂」ですが、昨年10月に京都の寺町通に「京都店」をオープンしました。寺町通りには、一昨年、漆器の専門店「象彦」が岡崎から移転。寺町通は、さらに上質の品々が揃う通りになりました。
この一帯には、「リッツカールトン ホテル」や「京都オークラホテル」などがあり、外国人観光客も多い場所。すでに世界的に知られる良質の化粧ブラシの評判から、買い求める外国人旅行者も多いそう。

「これなんか特別の筆?」と、ミモロは、りっぱな桐箱にはいった筆を見つけました。
「薩摩切子との組み合わせです」と。
「わーこれも特別製?」「そう、蒔絵になってます」

「キャ、こっちも高級感ある〜」「そう、キティちゃんの化粧筆です」
蒔絵で描かれたキティちゃん。
「こういうのお金持ちの観光客が買ってゆくのかな?」と。最近は、円安もあり、日本中がディスカウント状態に感じる外国人観光客。その購入意欲は、驚くほど…。

「白鳳堂」は、化粧筆だけではありません。「面相筆」といわれる日本画や人形の顔を描くのに用いられる筆など、さまざまな用途の筆も種類豊富に揃っています。
 
「いろんな筆があるんだね〜」とミモロが見たことのない筆もたくさん。

「え〜写経用の筆っていうのもあるんだ〜」
水含みがよく、コシがあるのが特徴で、きっちりした文字を書くのに適しているのだとか。

陶器などに絵を描くのにふさわしい「陶画用絵付け筆」もあります。


技術が進むほどに、使いこなす筆の種類も増えるもの。日本のさまざまな技は、こうした優れた道具に支えられていることを改めて知りました。

「ホント、いろんな筆ってあるんだね〜」


ミモロが、このお店に入った時感じた、筆の美術館…。それはあながち間違いではありません。ここに来れば、本当にさまざまな筆に出会えるのですから…。

*「白鳳堂 京都本店」京都市中京区寺町通二条上ル要法寺前715−1 075−253−1245 10:00〜18:00 (臨時定休あり、事前に電話をおすすめ) 










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手づくり市が行われた「上賀茂神社」へ。鴨川沿いの散歩の気持ちよさ。穏やかな休日…

2015-01-26 | 京都

晴天に恵まれた日曜日。ミモロは、鴨川沿いのサイクリングに出かけました。
途中、自転車を降りて、トコトコお散歩。「すごく今日は、穏やかな日和…サイクリングやお散歩にぴったりだね〜」
ミモロと同じように、サイクリングを楽しむ人たちの姿が目立ちます。
「ここ半木の道(なからぎのみち)…春の桜がすごく美しい場所なんだよね〜」。
そう、「京都府立植物園」の西側の土手につづくしだれ桜の並木です。その美しさは、京都の桜の名所のひとつに数えられるほど。
「楽しみだね〜また、春になったら来ようね〜」と、まだ遠い春を思います。

ミモロは、自転車に乗って、「上賀茂神社」にやってきました。
「今日は、何かあるのかな?」自動車できても、いつもはわりと簡単に止められる駐車場は、車の長蛇の列。「自転車できて正解!」と、駐車場の脇の駐輪スぺースに自転車を止めます。
  
まだ神社は、お正月の雰囲気が残っていて、厄除けの「卯杖」も飾られています。この「卯杖」は、新年の邪気を祓う道具として平安時代、内裏などに飾られたもの。柊、梅、椿、日陰蔓などで作ります。南天の赤い実やとがった長い葉で、なんとなくウサギの感じに…。このちょっとモコモコとした日陰蔓(ヒカゲカズラ)は、その昔、天照大神が天の岩戸に隠れたとき、天宇受売命(アメノウズメノミコト)が、この日陰蔓を襷がけして踊ったのだとか…。以来、世の中に光を取り戻したことに因み、正月飾りに使われるようになったそう。
「へぇ〜こういう葉っぱにも、そんな意味があるんだね〜。こんどこの葉っぱつけて踊ってみようかな…上手に踊れるかも…」と。

「まだ、初詣の人多いね〜」と。本殿の前には、長い列が…。

ミモロは、本殿のお詣りは、脇でちょこっと済ませ、本殿の東の「新宮神社」へと回ります。
「上賀茂神社」の摂社のひとつ「新宮神社」は、普段は、門がしまり、お詣りはできません。でも、月2回だけ公開されて参拝が可能です。
「わ〜今日は、公開の日なんだって〜」と、たまたまその日に当たったミモロは、さっそくお詣り。
そもそも「新宮神社」のご祭神はタカオカミで、龍神さまなのだそう。貴船神社とも深いかかわりのある神社です。拝殿には、左右に龍が描かれ、それぞれに金と銀の珠を持っています。それをかたどったお守り「天の御鈴」は、とてもいい音色。ミモロも大好きなお守りです。

でも今回、ミモロが興味を持ったのは、おみくじ。

黒い八咫烏のおみくじ。 
「なんかカワイイ顔の八咫烏でもなんで〜」と双葉葵をお腹につけた八咫烏にミモロを興味津々。
「八咫烏」は、賀茂氏の始祖「賀茂建角身命」(かもたけつねのみこと)は、神武天皇が東征にて大和の国に入るときに、カラスの姿になり、一行を無事に導いたのだそう。
「八咫烏って、人々を正しい方向に導くお力があるんだって〜」。そう、目的達成の正しい道を示すと言われます。旅の安全を守るご利益も…。

また、白いヒツジの干支みくじも「ヒツジの群れって感じ〜」
本殿の前には、おみくじをたくさんつけたヒツジがいました。

ミモロもおみくじしばるの?「ううん、おうちにゆっくり読むの…そしてその意味をよ〜く考えなくちゃ…」と、今年のミモロは、なかなか落ち着いた感じ…少し成長したようです。

お詣りを済ませて、ミモロは、「手づくり市、行かなくちゃ〜」
 
毎月、第4日曜日に開催される「上賀茂手づくり市」です。この日は、天候にも恵まれ、いつもより多い人出だが…。
ミモロもキョロキョロしながら、人の中を歩きます。

ふと足を止めたのは、売り切れと書かれた看板のお店。「売り切れって気になるね〜なんのお店?」と…。
 
「なんのお茶?」「あ、ゴボウ茶です。京都の堀川ゴボウでつくってるんですよ〜」と。なんでも、ゴボウ茶というのは、アンチエイジングに効果があるとかで、今、人気なのだとか…。高麗人参と同じ効果があるんだそう。「知らなかった〜」とミモロ。品は売り切れでしたが、試飲させてもらいました。「ゴボウの味がする…これ、お肌にいいの?」とミモロ。「健康促進になるんで、それで若返りのお茶って言われてるです。すべて手作りなので、作れる量に限度があって、今日の分は、売り切れになりました」と。ゴボウ茶はつくる垣江さん親子。滋賀県にお住まいだそうで、毎月、ここに出店なさっているそうです。
「来月、来てくださいね〜」と。乾燥したゴボウ茶は、お茶として楽しんだ後は、煮物や味噌汁の具としても使えるそう。
「じゃ、また来月来ま〜す」と、ミモロは、手を振ってお別れました。

さぁそろそろおうちに帰りましょ!今日は自転車なんだから…。
「うん〜でも、もう少し…」

ミモロは、まだ手づくり市のにぎわいの中で過ごしていたいようです。

今年、遷宮を迎える上賀茂神社。秋が楽しみな神社です。

*「上賀茂神社」は、こちらから。


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