善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・龍隠庵の餅つき2017

2018年01月07日 | 鎌倉


北鎌倉にある円覚寺の塔頭「龍隠庵」で恒例の餅つきの会が催されました。
暮れも押しつまった12月29日のことです。

餅つき会の様子は Youtube にアップしたので以下をご覧下さい。
龍隠庵の餅つき会2017




さて、訪問したときの様子については、以下のブログを見て下さい。


円覚寺は北鎌倉駅の東側に接するように建つ臨済宗円覚寺派の大本山です。

駅裏の階段を上ると総門があり、暮れの29日ともなると北条家の紋を染め上げた幕が掲げられています。

(円覚寺の総門)

総門をくぐり三門をくぐって仏殿にお参りします。

(円覚寺仏殿)

仏殿から左側に進みます。

(道しるべ)

選仏場と居士林の間に「龍隠庵」と彫られた道標があって、この道標に従って石畳を進むと階段がありがあります。途中で折れ曲がって更に進むと龍隠庵の境内に入ります。つまり、円覚寺境内より10メートルほど高い場所に平地があって、ここが龍隠庵の境内です。

餅つき会の日なので受付がありますが、普段は受付はありません。
初めての人も住所氏名などを書くと餅つき会に参加できます。

(餅つきの会受付)

龍隠庵の本堂は石段をやや登ったところにあります。

(本堂)


さて、餅つき会場は客殿の前の広場で行っており、住職がにこやかに迎えてくれます。

(住職)

この会は10年以上前から続いており、住職のお人柄からか、なぜか皆さんが三々五々と集まってきます。

餅つきは既に始まっていて、二セットの餅つき臼のまわりには人だかりが出来ています。

(餅を搗く人)

さて、この会はいろいろの人の協力で成り立っているので、そういった人たちを中心の写真を掲げます。

まず、餅米を蒸すせいろです。
5~6人のおじさんたちが火をたき、蒸気で餅米を蒸かしています。
聞くと、前日80キロのもち搗きをして、お供えを造ったそうです。

(客殿の裏側のせいろ)

そして、今日搗き上がったお餅はからみ餅として昼食用に供されます。

(からみ餅1)


(からみ餅2)


(からみ餅3)

けんちん汁は鎌倉の名物ですが、前夜から下ごしらえや煮込みをはじめて、大鍋で何杯もつくられています。

(けんちん汁の大鍋)

さて、客殿内では、大先生による呈茶の会です。

(客殿内の呈茶)

昨年はお見えにならなかった大先生は今年94歳で、お願いすると達者な手さばきでお茶を点ててくれました。

こんな訳で、良い年越しの行事に参加できました。
今年も無事に年が越せそうです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿