善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

京町温泉の旅・吉田温泉 亀の湯

2016年02月04日 | 温泉

(この旅は2015年5月連休の宮崎/鹿児島県の霧島周辺の旅の記録です)

十兵衛の湯の受付のおじさんにお願いしてタクシーを呼んでもらいました。
吉田温泉に向かうためです。
吉田温泉は京町温泉から山側に向かって数キロの場所にあります。古い湯治場です。開湯は室町時代と云われていますが、温泉場として栄えたのは大正時代と昭和中期あたりまでで、その後、湯脈が細ったらしく、現在は旅館一軒と共同浴場二軒が営業しています。

(亀の湯)

一番手前の亀の湯まで5分ほどでした。

ガラス戸を開けて入ると誰も居ません。

番台に料金入れの空き缶がありました。

(料金入れ)


脱衣場は簡素なものでした。
(脱衣場)

浴室は、床と壁が石張りで、浴槽はタイル張りだです。が、浴槽のタイルはお湯に含まれた鉄分の影響で赤レンガのように見えました。

女湯との間の壁に沿って細長い浴槽があり、間に間仕切りがしてあります。

(メインの浴槽)

入るとぬるめのお湯があふれました。
このお湯が、何と泡が身体に付く炭酸泉らしく、あわあわと柔らかいお湯でした。

(源泉飲めます)

飲泉可の張り紙がユーモラスです。浴槽内は「歯磨き禁止、洗髪禁止、タオルを浴槽に浸けないという」という張り紙はもっとゆーもらすです。

(洗い場とカラン)

脱衣場には温泉分析書が掲示されており、泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性 中性 高温泉)で、源泉温度は39.0度とありました。
湯温が低いので、湯口のあたりのぬくもりが良い気持ちです。

亀の湯は素朴な共同浴場という昭和の良さを色濃く残した名湯でした。久しぶりに良いお風呂に恵まれて、はるばる訪ねてきて良かったと思いました。


京町温泉も吉田温泉も共同浴場や旅館の前にはバス停マークの丸い標識があります。
温泉に入れますという印です。バス停ではありません。

(バス停ではありません)




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