箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

英語を話せるために

2017年08月16日 18時35分53秒 | 教育・子育てあれこれ



三中には、2学期からALTがまた1名増員になり、3名になります。

これは、箕面市が英語教育に力を入れているからです。

さて、私は教頭・校長になる前は、英語科の教員でした。

わが国では、かつては、英語がてきるだけで、高給取りになれることもありましたが、いまではそうはいかないほど、英語が堪能な人が増えてきました。

1学期に、ALTを相手に、三中1年生が英語のスピーキングテストをしていましたが、生徒たちがじつにうまい英語で、はっきりと英語を話す場面に触れ、感心しました。

このぶんでいくと、2020年の東京オリンピックの頃には、英語を使い、いまよりたくさんの人が、訪日外国人に対応するのでないかと、予想します。

東京オリンピックを誘致するとき、「おもてなし」という言葉がキーワードになりました。

堪能な英語を使ったコミュニケーションは、外国人への「おもてなし」の一つにはなるでしょう。

訪日外国人のなかには、日本文化に関心の高い人が多くいます。

しかし、私たちは日本の文化について説明できる知識を十分にもっているでしょうか。

英語もいいですが、外国人に日本の文化について尋ねられたら、ちゃんと相手に答えたい。

また、話をする内容に、対等な関係で相手を大事にしてコミュニケーションを交わすには、人権尊重のマインドと態度をもっていなければなりません。

英語を聞き、話せることだけがグローバル人ではありません。

自国の文化に造詣が深く、相手を尊重できる人権意識をもった人が、真のグローバル人であると思います。

三中の子も、英語が使えるだけでない、グローバルな人になってほしいと思います。