ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

36時間未満の海外旅行(ソウル編ー2006年)3

2008-02-09 22:09:11 | 旅(韓国)
明洞まで歩いて、今日泊まるつもりのホテルに空き室の確認をします。空いていたので、予約を入れました。私が予約したのは、メトロ・ホテルというホテルです。こじんまりとしたホテルですが、最近改装されてきれいだし、ロケーションがよくて値段も安いので、私はよく利用します。

で、ロッテデパートの免税店でネクタイを買って、私は国立博物館へ向いました。以前は日本時代の旧総督府がそうだったのですが、取り壊し、引越しをへて、移転した出来たての博物館です。どうも、軍事基地の跡地に作ったようです。臨戦体制の国ですから、首都の中心部にでかい軍事基地があったわけです。



行って見ると、ほんとに巨大な建物で、驚いてしまいました。首都の真ん中にこんなすごい博物館があるとはやはり驚異です。



このような立派な博物館を建設してしまう韓国というのは、なかなかすごい国だなと感心(?)してしまいました。左隅を歩いている男性にご注目ください。いかに大きな建物かわかるでしょう。

さて、私が訪れたとき、ちょうどルーヴル美術館の展覧会をやっていました。せっかくなので、これを見たいと思い、チケットブースに並びました。すると、見知らぬ(当然ですが)30くらいの男性が韓国語で何か言いながら、私に1枚のチケットを差し出しました。何がなんだかよくわからないのですが、要はこのチケットで見なさいと私にくれるということです。これには驚きました。



この男性が、私が日本人だと知ってチケットをくれたかどうかはわかりません。私はひとり旅ですし、ガイドブックもかばんの中なので、たぶん知らなかったのではないかと思います。私は「カムサハムニダ」(韓国語でありがとうございますくらいの意味)と礼を言いました。もしかしたらこの時「あ、彼は日本人だ」とでも思ったかもしれません。

実は私は、この旅ではきわめてお金がとぼしく、現金は最大限使いたくなかったので、チケットをもらったのはきわめてありがたいことでした。とても助かりました。

それはそうと、私は同じような親切を、人生の中でほかにもう1回受けたことがあります。新幹線に乗ろうと駅の自動販売機で切符を買おうとしたら、これまた見知らぬ男性が「新幹線に乗るんですか、それではこの切符を使いませんか」と声をかけて、切符をくれたのです。

これも何がなんだかさっぱり理解できないのですが、ありがたくいただきました。そういう経験があったので、このソウルの1件以降、私は、もしそのような機会があったら、あまった切符を誰かにあげようと考えました。今もそう考えていますが、幸か不幸かまだその機会がありません。
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