続、政府は日産を援助してやれ,
以前にも述べたが日産自動車がごたごたしている。最近では成績も低迷している。ゴ-ン事件の影響もある。それはともかく私は日産自動車の低迷に深刻な危惧を抱くものである。シャ-プ、ジャパンディスプレ-と同様のパタ-ンが繰り返されてはいまいか。両者は外資しかもシナの外資の軍門に下った。シャ-プは創業者早川徳次以来日本物づくりの典型であり技術馬鹿と言われた連中の集団だった。ジャパンディスプレ-は日立・三菱・東芝などなど日本製造業の錚々たる企業連合に政府が出資して援助した。ともに援助は失敗している。このパタ-ンが繰り返されれば日本の優秀企業はすべてが外資の軍門に下ることになる。日産がこのような目に会わぬか否か保証はない。政府は日産自動車を全面的に援助すべきである。
まず政府は日産に増資させ株式を買い上げる。政府と日産で保有株が半分を超えるようにする。つまりルノ-による持ち株を超えて企業の主導権を握る。政府資金はどうにでもなり自由に作り出せる。救済のための特別の国債を発行してもいい。日本は金が有り余り使い道に困っているのである。
問題は経営陣である。ゴ-ン氏の横暴を許したのは現経営陣にも責任はある。経営陣の大半は辞職すべきである。では誰がトップになるのか。私は有能な政治家を一時期CEOに据えればいいと思う。ここでとっぴな事を言うが適任者は菅義偉氏である。菅氏は現在の内閣にあって官房長官という要職を占め、内閣の大番頭として活躍されている。安倍総理が手放さないだろう。無理は承知と解っている。しかしあえて菅氏を日産のトップに押す。それくらい日本の企業は潜在的危機に曝されている。日産自動車という一私企業ではなく、日本の経済体制の維持発展のために私はこの奇策を提案する。もちろん政府は菅CEOを全面的に支持し菅氏に独裁権を与えなければならない。また菅氏は自分自身のみならず数名の総理秘書官クラスの官僚も連れてゆき経営陣の一角として据えるべきである。
ジャパンディスプレ-もシャ-プも経営陣を変革することなく指導調整を官僚に任せて失敗した。ここは政治家それもとびきり優秀な政治家の出番である。私は経営陣(これも官僚のようなものだが)や官僚が無能だと言うのではない。技術者にしろ経営者にしろ官僚にしろ優秀である。優秀であるから失敗するのである。優秀な人間が経営しここまできた・成功してきた。とすると彼らは必ず保守化し旧慣墨守に走る。エリ-ト意識と談合馴れ合いは必ず起こる。だから組織には適時ショックを与えなければならない。かえって素人の方が危機克服には適任である。快刀は乱麻を絶つべきである。仮に菅氏が日産のトップになれば彼の専門分野は変わる。しかし企業経営も党や政府の運営も人間を動かすと言う点では同じなのである。極端に言えば菅氏がだめなら維新の橋下徹氏でもいいのである。菅氏も橋下氏も官房長官あるいは政党の創立者として成功されてきた。ここは思い切った手をうつべきである。
もしこの策がだめ、つまり両氏に拒否されたら次善の策は日産自動車のライヴァルであるトヨタから優秀な人物を乞いCEOにすべきである。トヨタには前歴がある。初代トヨタ自動車の喜一郎氏が労組の反乱と経営不振で行き詰まった時、引退した喜一郎氏に代わってトヨタ自動車の指揮をとったのは豊田家の準親戚であった石田退三氏であった。彼は紡織機専門で自動車のことは一切解らなかった。彼石田氏のもとでトヨタは世界企業へと飛躍した。トップは何も専門家でなくともいいのである。かえって専門家でない方が違った独創的な見方ができる。日産が立ち直れば経営権は新しい日産の若手役員任せればいい。これにも前例がある。松下幸之助氏が引退してパナの経営は傾いた。幸之助氏のしたことは二十数番目の若手役員を社長に任命したことである。
日本は物づくり大国と言われて久しい。しかし経営には老朽化の傾向が見られる。優秀だから老朽化するのである。ここは大一番抜本的な見直しが必要だろう。繰り返すが私は菅義偉氏を日産自動車のトップに推す。
外国人経緯者は避けたい。彼らには日本の企業という意識はない。働いて高給をもらえばそれでおしまいである。問題はその働きである。経営を安定させることが主眼となる。つまり収支があえばそれで良しとなる。結果は企業の縮小に傾く。大企業が他国に進出する目的は、安い労働力にある。それ以外の理由はない。安い労働力云々はその国の経済発展にはほんの一部しか寄与しない。このような外資は必ず金融資本化する。単に物を売るのも貨幣を売るのも変わりはなくなるからである。従って安易なグロ-バル化は避けるべきである。国家国民という凝集力を欠けば企業は単なる金儲けの手段にしかならない。
以前にも述べたが日産自動車がごたごたしている。最近では成績も低迷している。ゴ-ン事件の影響もある。それはともかく私は日産自動車の低迷に深刻な危惧を抱くものである。シャ-プ、ジャパンディスプレ-と同様のパタ-ンが繰り返されてはいまいか。両者は外資しかもシナの外資の軍門に下った。シャ-プは創業者早川徳次以来日本物づくりの典型であり技術馬鹿と言われた連中の集団だった。ジャパンディスプレ-は日立・三菱・東芝などなど日本製造業の錚々たる企業連合に政府が出資して援助した。ともに援助は失敗している。このパタ-ンが繰り返されれば日本の優秀企業はすべてが外資の軍門に下ることになる。日産がこのような目に会わぬか否か保証はない。政府は日産自動車を全面的に援助すべきである。
まず政府は日産に増資させ株式を買い上げる。政府と日産で保有株が半分を超えるようにする。つまりルノ-による持ち株を超えて企業の主導権を握る。政府資金はどうにでもなり自由に作り出せる。救済のための特別の国債を発行してもいい。日本は金が有り余り使い道に困っているのである。
問題は経営陣である。ゴ-ン氏の横暴を許したのは現経営陣にも責任はある。経営陣の大半は辞職すべきである。では誰がトップになるのか。私は有能な政治家を一時期CEOに据えればいいと思う。ここでとっぴな事を言うが適任者は菅義偉氏である。菅氏は現在の内閣にあって官房長官という要職を占め、内閣の大番頭として活躍されている。安倍総理が手放さないだろう。無理は承知と解っている。しかしあえて菅氏を日産のトップに押す。それくらい日本の企業は潜在的危機に曝されている。日産自動車という一私企業ではなく、日本の経済体制の維持発展のために私はこの奇策を提案する。もちろん政府は菅CEOを全面的に支持し菅氏に独裁権を与えなければならない。また菅氏は自分自身のみならず数名の総理秘書官クラスの官僚も連れてゆき経営陣の一角として据えるべきである。
ジャパンディスプレ-もシャ-プも経営陣を変革することなく指導調整を官僚に任せて失敗した。ここは政治家それもとびきり優秀な政治家の出番である。私は経営陣(これも官僚のようなものだが)や官僚が無能だと言うのではない。技術者にしろ経営者にしろ官僚にしろ優秀である。優秀であるから失敗するのである。優秀な人間が経営しここまできた・成功してきた。とすると彼らは必ず保守化し旧慣墨守に走る。エリ-ト意識と談合馴れ合いは必ず起こる。だから組織には適時ショックを与えなければならない。かえって素人の方が危機克服には適任である。快刀は乱麻を絶つべきである。仮に菅氏が日産のトップになれば彼の専門分野は変わる。しかし企業経営も党や政府の運営も人間を動かすと言う点では同じなのである。極端に言えば菅氏がだめなら維新の橋下徹氏でもいいのである。菅氏も橋下氏も官房長官あるいは政党の創立者として成功されてきた。ここは思い切った手をうつべきである。
もしこの策がだめ、つまり両氏に拒否されたら次善の策は日産自動車のライヴァルであるトヨタから優秀な人物を乞いCEOにすべきである。トヨタには前歴がある。初代トヨタ自動車の喜一郎氏が労組の反乱と経営不振で行き詰まった時、引退した喜一郎氏に代わってトヨタ自動車の指揮をとったのは豊田家の準親戚であった石田退三氏であった。彼は紡織機専門で自動車のことは一切解らなかった。彼石田氏のもとでトヨタは世界企業へと飛躍した。トップは何も専門家でなくともいいのである。かえって専門家でない方が違った独創的な見方ができる。日産が立ち直れば経営権は新しい日産の若手役員任せればいい。これにも前例がある。松下幸之助氏が引退してパナの経営は傾いた。幸之助氏のしたことは二十数番目の若手役員を社長に任命したことである。
日本は物づくり大国と言われて久しい。しかし経営には老朽化の傾向が見られる。優秀だから老朽化するのである。ここは大一番抜本的な見直しが必要だろう。繰り返すが私は菅義偉氏を日産自動車のトップに推す。
外国人経緯者は避けたい。彼らには日本の企業という意識はない。働いて高給をもらえばそれでおしまいである。問題はその働きである。経営を安定させることが主眼となる。つまり収支があえばそれで良しとなる。結果は企業の縮小に傾く。大企業が他国に進出する目的は、安い労働力にある。それ以外の理由はない。安い労働力云々はその国の経済発展にはほんの一部しか寄与しない。このような外資は必ず金融資本化する。単に物を売るのも貨幣を売るのも変わりはなくなるからである。従って安易なグロ-バル化は避けるべきである。国家国民という凝集力を欠けば企業は単なる金儲けの手段にしかならない。