経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

がらくた展示会-東京都知事選

2014-01-27 01:58:47 | Weblog
ガラクタ展示会-東京都知事選
 近日中に日本の首都である東京都で知事選挙が行なわれる。主な候補は五名とやら。元首相の細川氏、日弁連会長の宇都宮氏、ドクタ-中松、元高級自衛官の田母神氏、そして元厚生労働大臣の舛添氏の面々だ。「元」が多いなあ。この五氏、正直ガラクタだ。ガラクタとはかってはいくばくかの価値があったが現在ではほぼ価値のない粗大ごみということだ。
 まず細川氏。この元首相は20年前佐川急便から一億円の寄付を受け、納得ある弁明をしないまま政権をおっぽり出した御仁だ。前知事の猪瀬氏が同様の嫌疑で辞職しているのだから然るべき弁明を細川氏はするべきだろう。政治家たるもの、曖昧なままみそぎも時効もありえない。更に氏は、東京オリンピックに反対とか言われる。大阪近辺の住民として、東京で行なわれる五輪祭は羨ましい限りだ。オリンピックには景気浮揚に一定の効果がある。細川氏は不景気を願っておられるのか?もう一つ氏は原発反対とやら。日本のエネルギの三分の一をしめる原発を即廃止すれば日本の経済は壊滅する。氏には小泉元総理がついておられる。両氏の結節点は原発反対だ。ある数字を挙げよう。平成不況ゆえに自殺した人の数は20万名を超える。原発で死んだ人間の数はゼロだ。氏は、日本経済の壊滅を計るために送られた某国の刺客なのか?ご返答を承りたい。小泉氏に一言。貴方も平成不況促進者の一人なのだ。そして正直賞味切れだ。のこのこ場違いなところに乗り出してきてわめいて欲しくはない。老耄と言われるよ。
 宇都宮市。日弁連と言えばわけのわからない人権を振り回す左翼と決まっている。氏は、社民共産両党の推挙とか。両党は日本の国家自体を否定し壊滅をもくろむ破壊政党だ。氏は、ガラクタを通り越して毒物、それも腐臭をもたらすボツリヌス菌に近い。
 ドクタ-中松。かなり滑稽な発明家だが、定番の笑止な泡沫候補だ。これもガラクタだろうな。
 田母神氏。氏の主張に依存はないが、氏の専門は国防にある。国防は知事の管轄外。地方の首長が決めるものではない。東京は国家から見れば一地方なのだ。首都だからと言って分を超えるのは許されない。
 最後に舛添氏。自民党の某代議士との離婚問題は問わない。7年前に自民党を離党したこと自体も問わない。しかし氏の政治感覚は問う。政治家としてのセンスを問う。7年前民主党が大勝した時は国家の危機だった。私はあの時、日本という国家がとろけてなくなるような感じに襲われた。同時に民主党の覇権の短さはなんとなく予感できたし、次期選挙での民主党の大敗を心から願った。そしてこの願いはかない、日本は救われた。7年前の危機にあって、保守再興の中核である自由民主党を弊履の如く捨てた舛添氏の政治感覚を私は疑いそして問う。
 繰り返し言うが、原発問題は国政の問題だ。一地方の選挙で問える問題ではない。国政選挙と舞い上がってもらっては困る。大阪府市は現在大阪の問題でおおわらわだ。これが地方政治というものなのだ。
沖縄の基地問題も同じだ。これは国政の問題であり、一地方都市が決める事項ではない。問題となっている町の選挙で基地移転反対派が勝ったが、政府は粛々として基地移転を行なって欲しい。尖閣諸島できなくさい臭いが漂う中、基地の問題は放置できる問題ではない。どうしてもその町が反対なら戒厳令を強いてでも基地移転は断行して頂きたい。
最後に話題は変わるがある提言。慰安婦問題で元首相の村山氏がコリアに行き、この主題で何か発言されるそうだ。氏はコリアから招待されている。氏がもし、慰安婦の強制連行説を認める発言をなされたら、有志で氏を告訴しようではないか。氏がおのれの発言に然るべき証拠を提供できなければ、氏は嘘証(唱))そして国家と国民への名誉毀損で充分告訴に値することになる。

米国により為された反日侮日虐日の刷り込みを追放しよう

2014-01-20 01:21:14 | Weblog
   米国により為された反日侮日虐日の刷り込みを追放しよう
 
以下箇条書きにする内容は高山正之氏の著書に全面的に負っています。正直私には半信半疑なことも多いのですが、ちゃんとした物書きは、語らない・書かないことによって嘘をつく事はできますが、書く・語ることによっての嘘はめったにつきません。それはそういう事をすると物書き生命を失うからです。ですから以下に書かれていることは事実としか思えません。事実なら我々は今まで日本の近代史を大いに誤解していたことになります。我々日本人に隠され日本人を自虐的にした嘘を告発し事実を事実として認識しましょう。なおこのブログでは一部私の意見も付加されています。
近年中韓両国により虚偽に満ちた中傷が日本と日本人に加えられています。このような中傷と名誉毀損はその淵源を敗戦後の7年間に行われた占領行政に持ちます。GHQ(占領軍司令部)とその指揮官であるマッカ-サ-将軍が行なった諸種の非日政策により我々日本人は歴史の真実を覆い隠されてきました。中韓の侮日反日行為はアメリカの占領政策を背景として、図に乗り、それをグロテスクに拡大したものです。60年前アメリカにより刷り込まれた歴史像を払拭して行きましょう。

1 1928年済南事件。蒋介石軍が北進する中、済南に在留する日本軍が手薄だったため日本人居留民が10人以上虐殺された。日本人のみが選択的に殺害されている。性器を棒で突き刺すなどあまりにむごたらしいので日本政府は写真の新聞掲載を禁止。この写真が満州での731部隊(石井部隊、細菌兵器を研究していたとか言われる)の人体実験の写真として、反日宣伝のために利用された。
 同年済南の近く通州では同様の手口で日本人居留民260人が虐殺されている。犯行はシナの軍人。戦前のシナでは外国人居留民は自国の軍隊が駐留していないと、その生命財産の保全は不可能だった。
なお山川出版の中国史(4巻か5巻)では、済南事件では逆に日本軍がシナ人を虐殺したと書かれている。また通州事件には触れていない。専門家と称する歴史学者の書いたものは一概に信頼できない。彼ら自身が刷り込まれ、加えて自分達の面子のために過誤と気づいても訂正しない。また学者世界は典型的なギルト社会。師弟の関係が優先し弟子はうかつに師匠を批判できない。
2 アメリカ開拓民のインディアンに対する虐待の一例 。開拓民は七面鳥を与えてくれたインディアン(アメリカ原住民)を襲い、族長の頭蓋骨を曝し、妻子はカリブ海の奴隷に売ったとか。
3 第二次大戦時まだ中立国であったアメリカはデンマ-ク領アイスランドを占領。
4 ロシアは満州や沿海州で原住民を大量に虐殺していた。
5 米西戦争でキュ-バを得たアメリカはそのまま東進しフィリピンを占拠。アギナルド以下20000人の独立軍が反抗。手を焼いたアメリカは独立軍兵士の家族200000人を虐殺。
6 F・ルーズベルトの母親の実家は阿片貿易で財産を貯えたこと。
7 日本が敗戦し進駐軍が駐留。その際司令官マッカ-サ-は当時日本に住み日本国籍を持っていた朝鮮人に連合国兵士と同じく、治外法権と不逮捕特権を与える。彼らを第三国人という。彼らは交番を襲い、米配給量は日本人の100倍請求し、乗り込み乗車を注意した日本人を引きずり出してスコップで殴り殺した。
8 海部政権当時韓国大統領は日本政府に、日本国内で殺人事件を犯した韓国人1000名の母国帰国を拒否。理由は生活できないと。日本政府は受諾。ちなみに在日の犯罪率は日本人平均の30倍ともいう。外国人一般は日本に永住権を持つのに7年が必要。朝鮮人のみ1年でいい。犯罪者を培養しているようなもの。
9 サム・ホ-ス事件。1900年ごろ黒人サム・ホ-スが白人女性強姦の容疑で逮捕される。容疑は晴れたが怒った白人によりサム・ホ-スはリンチされ殺される。両耳が削がれ、両手の指と性器が切り取られ、顔の皮が剝がれる。血まみれのサムを縛って逆さに吊るし油をかけて焼き殺した。
10 1970年代潤滑油が開発される。鯨油は不要となる。とたんにアメリカは反捕鯨国になり日本を非難し始める。それまでのアメリカ人の鯨油採取法は、まず鯨を吊るし皮を剝いで皮下脂肪をとるやり方(ちなみに日本人は油のみならず肉も食う)。また鯨は品種保護の必要がないくらい数多く生息している。同じ捕鯨国であるノルウウェ-にはアメリカは黙っている。シシェパ-ドとやらもそうらしい。
11 マッカ-サ-は日本占領後、日本人をキリスト教に改宗させようとして、1000万冊の聖書、2500人の宣教師を連れてきた。国際基督教大学を創設し、クエ-カ-教徒であるヴァイニング夫人を皇族の家庭教師に押し込む。日本人はキリスト教には免疫でマッカサ-のこの政策は完全な失敗に終わる。
12 日中戦争中米軍人も督戦隊に参加。督戦隊とは前進しない兵士を脅すために兵士にむけて発砲する部隊のこと。もちろん殺害することもある。督戦隊は日本軍にはない。ソ連軍にはあった。
13 南北戦争で両軍の死者は62万人。第二次大戦での米軍死者は30万人強。北軍は南軍の土地を破壊しまくった。アトランタではすべての家屋が壊されたという。これは前大戦での米軍による日本諸都市の爆撃にも似る。ちなみに日本で南北戦争にあたる戊辰戦争での死者数は3000人くらい。
14 日本軍は第二次大戦でオランダ領インドネシアを占領した時、PETA(インドネシア独立軍)を組織した。またオランダが頑として与えなかったインドネシアの標準語ジャカルタ語を標準語として公認した。これは朝鮮でも同じ。婦女子の語として軽蔑されていたハングルを教育用の言葉として学校で用いたのは日本総督府が始めて。
15 ジョンソンアメリカ大統領が日本政府に、東京大空襲の総指揮官カ-ティルに旭日大綬章を与えることを要求。アメリカの空襲を非人道的ではないと認めよと強要。勲章は天皇の親授による。昭和天皇は拒否された。
16 広島と長崎に落された原爆は異なるタイプだった。つまり人体実験ってこと。
17 毎日新聞記者浅海一夫は上海事変中に二人の将校の「百人切り」の報道を載せる。実際は憶測に基づく与太記事だった。戦後このことが問題になり二人の将校は戦犯として処刑された。実際一本の刀で切れる人間の数はせいぜい二名。他に多くの反証あり。浅海は報道が虚偽である事を認めず後に北京に移住。
18 ビルマ(ミャンマ-)で英国はビルマ王族を処理。生き残ったアウンサンは暗殺される。アウンサンの遺児ス-チ-を英国で養い教育し英国人男性と結婚させる。将来の持ち駒として。
19 ペリ-来航時、米国船から苦力(ク-リ-事実上の奴隷)が逃げ出し石垣島に逃亡。ペリ-はすぐ軍艦を派遣し、ク-リ-を捕らえ、100名を処刑。
20 山県有朋は日清戦争時、日本軍兵士に敵捕虜になる前に自決を求めている。理由は捕虜にされたら虐待され嬲り殺しの目に会うからと。日中戦争時日本軍パイロットは敵機より自機の故障を恐れた。満州航空操縦士が不時着してシナ軍に捕まる。救助隊は「胸まで土中に埋められ、耳鼻は削がれ、顔の皮膚は剝がされ、眼は抉り取られ針金がさしあった」と報告。
21 米軍が進駐した東京警視庁管轄下の地域で、9月1日のみで46件のレイプ事件。別の報告によると神奈川県で9月中に1000件近くのレイプ事件とか。小倉では米兵が家に押し入り夫を殴り妻を強姦。彼らは占領軍ゆえに不逮捕特権を持つ。精確な数字は解らない。強姦被害者は十数万人とも言われる。GHQはすべてこの種の記事の新聞掲載を禁止。
22 パチンコ店の95%は在日韓国人の経営。敗戦後の不逮捕特権を利用して土地不法占拠そして脱税。
23 福島の原電は米国GM製。
24 米国メ-ン州沖のマカスル-シ-島を米加が争奪。日本で尖閣を云々すればファナティックな国粋主義者と言われる。米加の紛争は国際常識とか。
25 朝日新聞記者の本多勝一が、日本軍は毎日7000名づつシナ人を殺した、と報道。全く根拠なし。
26 朝日新聞ソウル特派員植村隆(彼の妻は朝鮮人)が慰安婦の強制連行を報道。全く根拠なし。
27 朝日新聞特派員川上泰徳は、サマワ(イラク国内)駐留の自衛隊基地を地図つきで報道。すぐ迫撃砲弾が打ち込まれる。更に民間人退去の移動コ-スも表示。
28 秀吉のキリスト教禁止の理由の一つ。宣教師ルイスアルメイダなどによる神社仏閣の破壊。そして日本人を奴隷として海外に売り飛ばしたこと。日本の教科書では島原の乱を信仰の自由の弾圧だという。さて当時のスペインやオランダそして欧州に信仰の自由などあっただろうか?時代は最大の宗教戦争である30年戦争中であり、島原の乱の死者数万の少なくとも100倍は死者が出ている。
29 マッカ-サ-は進駐早々に日本人慰安婦の提供を要求。
30 朴正キ韓国大統領は日韓基本条約締結時に、賠償という文字を削るから5億ドルを、要求。戦争もしていない韓国になんで賠償かと、当時の社会党委員長鈴木茂三郎さえ疑問を表明。朴は外向きには親日を装ったが内向きには徹底した反日教育。朝鮮人とはこういう人種らしい。
31 F・ルーズベルトは、日本人にはぜんまい仕掛けの飛行機以外持たせるな、と言う。航空技術が封印解除されたのは昭和31年。TVは戦前日本の方が研究が進んでいた。占領軍により昭和25年まで研究など一切禁止。研究のトップは追放。
32 GHQのエドウィン・ボ-レ-は、日本人には鍋釜以上の物を作る工業力を持たせるなという。
             (以上「マッカッサ-は慰安婦がお好き 新潮社」より)

1 マッカ-ッサ-がA級戦犯を起訴しまた処刑したのはともに、昭和天皇の誕生日4月29日だった。偶然とはとても思えない。私は、戦犯という概念自身を否定する。戦争は国益の遂行上の一手段であり、戦争が人を殺してもいいのなら如何なる手段も原則としては許される。東京裁判は言ってみれば敗北者へのリンチだった。
2 マッカ-サ-は、組合を強くして日本の国益を奪う、とスイス大使に公言。ちなみにアメリカの大恐慌時デモ排斥のための部隊の指揮官はマッカ-サ-少将だった。
3 小泉首相(当時)が靖国神社を参拝して精神的苦痛を受けたとして、社民系団体が小泉氏を提訴。
4 GHQの労働担当のレオン・ベッカ-は、日本から奴隷を解放する、と宣言。日本には奴隷はいなかった。奴隷がいたのはアメリカだろうに。
5 20年前三菱自動車のアメリカ工場でセクハラ事件が持ち上がる。アメリカのメディアは、日本人女性に人権はない、と報道。セクハラなるものは米人労働者が起こした、しかも些細な事件。典型的な日本叩き。クリントン政権は徹底したした反日だった。
5 東北大地震の時台湾は150億円、シナは3億円寄付してきた。これをNHKは、中国が153億円寄付援助と報道。当然台湾150億円、シナ3億円というべきだろう。
6 前大戦当初日本海軍のゼロ戦9機がアメリカのB17、5機と対戦。B17は全滅、ゼロ戦は無傷。B17は空の要塞と言われドイツ空軍も手を焼いた。開戦前ル-ズベルトは、日本人には戦闘機は作れない、と言っていた。
7 ノモンハンで日本軍はソ連機1673機を撃墜。ノモンハン事件は日本の敗北とあるが、ソ連崩壊時に公開された文書ではソ連軍の方が不利だった。ノモンハン事件のソ連軍参謀長は実態をスタ-リンに上申したためにシベリア流刑。日本でも三人の高級将校が責任を取らされ自決。
8 アフガニスタンの農民は普段は農牧に従事し、旅人が来れば盗賊になって襲う。イランかパキスタンでは離婚した夫が元妻を恨んで硫酸を顔にかける。いろいろな国があると思えばいい。日本を標準にするのは危険。先日もエクアドルで日本人旅行者が殺される。手引きしたのはタクシ-の運転手。
9 ル-ズベルトはカイロ会談で、日本は朝鮮を奴隷支配した、と言った。鉄道に教育そして標準文字を与えておいて奴隷化もないだろう。
10 ワシントンは英国士官を志願してなれなかった。ホ-チミンは仏植民地官吏試験に落第した。浩秀全は科挙受からなかった。反乱の指導者の共通点は落第書生。毛沢東にも似たところがある。
11 米国アラバマ州のタマスギ-事件。第二次大戦後40年間にわたり、黒人が梅毒になった場合、それを治療せず意図的に放置して病理の進展の経過を見た。人体実験。
12 中国人留学生のうち毎年400名近くが殺人などの事件を犯している。
13 前大戦時日本軍がセレベス島に上陸。鎖につながれたインドネシア人の兵士。オランダ植民地当局の仕業。命令者はオランダ軍指揮官ティウオン陸軍大佐。メナドに落下傘で降下した堀内豊秋大佐の部隊はオランダ軍を駆逐。堀内大佐は3ヶ月当地に留まり、現地人兵士を故郷に返し、オランダが課した塩税を廃止した。敗戦後収容所から出てきたティウオンは復讐として日本人を裁判に。堀内大佐は部下の弁明のために当地へ。そこで逮捕され死刑を宣告され処刑。その不当を非難するとティウオンは、日本人だから処刑されて当然と。オランダはバカだ。当時は亡命政府だろう。何も英米のお先棒をかついで日本に宣戦布告をする必要はなかったのではないのか。宣戦布告がなければ日本はオランダ領スマトラやセレベスから石油を買うだけだった。宣戦布告をしたためにオランダ領インドネシアは日本軍に占領され結果として独立される。この間の事情はややこしいが。
14 日本の服役囚は7万人、アメリカでは220万人。両国とも服役囚一人当たりの費用は500万円。
15 インドネシア独立宣言書の日付は、05・8・17とある。05年8月17日のこと。05年とは皇紀2005年のことだ。皇紀って解るかな。独立運動の指導者スカルノは日本の南方軍総司令官寺内寿一将軍の司令部のあるダラト(仏印-現在のヴェトナム・ラオス・カンボジア)にとび独立の約束を得る。日本敗戦後再び進駐してきた英蘭軍と4年間戦う。インドネシアでは80万人が殺害される。独立のための講和。インドネシアはオランダに60億ドル支払い、オランダの非道を日本軍の残虐と偽り、それと戦ったこととした。仲裁に入ったのがアメリカ。オランダとはこんな国らしい。
16 イギリスのインド統治のやり口。イスラム、ヒンズ-、シ-ク教徒を喧嘩させる。パンジャブ人とベンガル人を喧嘩させる。ドラヴィタ人を意図的に差別させる。イスラム系ベンガルとヒンズ-系ビハ-ルを一つの行政単位にする。共通語を与えない。
          (以上「日本はカダフィ大佐に学べ」より)

1 数年前毒餃子事件があった。シナ製の餃子にメタミドホスという毒が混ざっていた。事件発覚と同時に日本での発売元である生協は回収した餃子を即シナに送り返した。当然まず日本の警察か保健所に連絡するべきだろうが。シナの業者と警察は口をそろえて、毒はシナ国内では入れられていないという。生協による巧妙な証拠隠しだ。生協は共産党の資金源とも言われる。シナ共産党の手先である生協。最近天下一とかいうラ-メンのチェイン店の九条ねぎが中国製とわかった。別に京都産でなくてもかまわない。中国産だけは困る。事件が起きても責任は一切取らないのだから。
2 捕虜とはかなり難しい概念らしい。前大戦で日本軍は降伏する。しかし連合国は日本兵を捕虜としては扱わなかった。扱えば養わなければならないから。捕虜でない降伏日本軍兵士はやむなく周辺の土地を耕作し自活してしのいだ。信じられないような話だが。
3 イギリスなど西欧諸国が持ち込んだ阿片は不思議なことにシナ人(漢族)のみに使用され耽溺された。日本、ヴェトナム、朝鮮半島、アセアン諸国そして原産地のインドでさえ、深刻な中毒は起こっていない。台湾では阿片が引用されたが、日本統治下で撲滅された。なぜシナ人だけ?これを契機にシナ人は麻薬売買の地下組織を作る。蒋介石も毛沢東の軍隊も阿片の栽培と売買はしていた。ヴェトナムでは南北統一後に華僑を追放してやっと阿片の密売組織を壊滅できた。追放された連中がボ-トピ-プルだという。
4 朝鮮半島を緑化したのは日本統治だ。李氏朝鮮の山々は禿山だった。
5 朝日新聞は「百年の明日、日本と朝鮮」で、日本統治下ではハングルの使用は禁止された、と書いた。コリアの連中は今でもそう信じている。実際は、日本総督府がコリアの教育新興のためハングルを導入したのだ。それまでハングルはまともに相手にされていなかった。
6 ニコラス・クリストフという記者はニュ-ヨ-クタイムスで、日本兵は中国人の子供を殺しすき焼きにして喰った、と報道。その根拠は?
7 セオドラ・ル-ズベルトはかってこう言った。日本が発注した二隻の戦艦が英国を出る前に、我々はハワイを併合してそこら中に星条旗をたて、ニカラグアに運河を早急に建設し、12席の戦艦を造って半分を太平洋に配置すべきだ、私は日本の脅威を現実のものとして感じている、と。しばらくして米西戦争とフィリピン領有。スペインへのアメリカの一方的ないいがかり。この辺のどさくさでハワイは米国に併合される。
8 カナダのアザラシ漁。赤ちゃんのアザラシの白い毛が欲しくて捕らえ殺して皮を剝ぐ。日本の鯨漁やイルカ漁は非難されるがこちらは一向に非難されない。理由はアザラシが鱈を食い荒すからと。イルカや鯨の方がはるかに多く魚を喰うのだが。
9 朝鮮戦争当時(1950年代前半)フィリピンのアキノ大統領は日本に戦時賠償として80億ドルを要求。日本は拒否。フィリピンは報復に日本人戦犯14名を処刑。ちなみにフィリピンでの日本人の戦争犯罪の証拠は極めて怪しい。敗戦時のどさくさにまぎれて当時母国であったアメリカが現地人をたきつけて根拠曖昧なまま処刑している。10数年後日本が韓国に支払った金額が5億ドル(当時の韓国の国家予算の2倍)似たような話が最近もあった。昨年、フィリピンの台風禍で日本は大規模の援助。するとフィリピンの地方有力者が、自衛隊に家を建てて欲しいとか。おんぶに抱っこだ。だけではない。前大戦でフィリピンの民主主義が日本の軍国主義(?)と戦ったとかいうせりふも入れていた。ちなみに日本はフィリピンなんかと戦争した覚えはない。当時フィリピンなんて国はなかった。自国の名を自国の征服者フェリペ(神聖ロ-マ皇帝でスペイン王)に取らねばならないとはなんと悲しい民族か。後進国とはこんなものだろう。聴くところよるとフィリピン政府は日本に護衛艦を供与して欲しいそうだ。護衛艦は巡洋艦に相当する。過去の歴史で巡洋艦を供与した例を知らない。自分で造るか買うかする。それに最新の護衛艦をフィリピン海軍は操縦できるのか。できないだろう。
10 原爆投下の第一候補は京都だった。何かの都合で広島になった。戦後奈良と抱き合わせで神話が作られた。米国は日本の文化を尊重して、古都である京都と奈良には原爆は落とさなかった、と。
11 第二次大戦後台湾に進駐してきた蒋介石軍が真っ先にしたことは、日本統治下の台湾知識人の抹殺だ。3万から5万人が殺害される。2・28事件という。当時の台湾人人口は600万。この話は必ずしも我々に無縁な話ではない。仮に共産中国が日本を占領したら、天皇皇后両陛下および皇族方は抹殺される。のみならず日本人の指導層は少なくとも60万人は殺害されるだろう。シナの毛沢東は戦後30年間で1億以上の人間を殺しているのだから。5000万とも1億とも言われる。正確なところは解らない。
12 エノラゲイ(広島に原爆を投下した爆撃機)は一度広島上空を通過し、空襲警報が解除されたのを確認して引き返し原爆を投下している。日本人を殺して恐怖感を与えるためだ。
13 イギリスがミャンマ-(ビルマ)でしたこと。王を流罪にし、王子を殺し、王妃をインド兵与えた。イスラム教徒とシナ人を移住させわざわざ多民族そして多宗教国家を造った。反抗でいないように。
14 前大戦で日本が降伏すると同時にソ連の侵入が始まる。千島列島の最北端占守島。ここで激戦。日本兵700名そしてソ連兵2000名が死傷。このお蔭で北海道がソ連領にならなくてすんだ。
15 早大教授で後藤乾一という人が朝日新聞に、前大戦で日本軍は東ティモ-ルで5万名の人間を殺害したと言った。どこに証拠があるのか。
16 日本軍が大東亜戦争開始直後ルソン島を攻略。在フィリピン米軍は降伏。ここで「死のバタ-ン行進」なる現象が吹聴される。車両はすべて降伏前に破壊されていた。行進距離は120キロメ-トル。途中半分には鉄道あり。死の行進なんて論理的にありえない。
                 (以上「サンデルよ正義を教えよう」より)

1 イタリアは日本から戦時賠償120万ドルを獲っていた。信じられない話だが本当のようだ。イタリアは前大戦で日独と同盟して米英ソと戦争をした。早々と戦線から脱落した事は事実だが。日本はなんで賠償するのか?イタリアはドイツからはとっていないそうだ。また中立国スイスも日本から賠償を取っていたとかいう。賠償とはそんなものなんだろう。
2 リンカ-ンは大統領在職中ダコダ族(インディアン)を討伐し300名を死刑にしている。
3 文化大革命で劉少奇は拷問され、澎徳懐は拷問の上足を切断されている。ともに文革以前の中国共産党の首脳。
4 満州族の清王朝は漢族にのみ辮髪を強制した。また満州族と漢族との会話は満州語だった。清王朝は漢族を原則としては奴隷視していた。
                   (以上「リンカ-ンは奴隷がお好き」より)

1 前大戦、連合艦隊が真珠湾攻撃に出発したのを東条首相が知ったのは一週間後だった。
2 第一次大戦で捕虜になり徳島の収容所にいれられたドイツ人捕虜が、持っていた楽器で演奏し自らを慰めたのがべ-トーベンの交響曲第九が日本に根付く始まり。
3 辛亥革命後退位した宣統帝溥儀はシナ国内におれば皇帝の生活を保障するという孫文の言葉に乗せられてシナ国内に留まった。約束は守られず満州には帰れず、溥儀は祖先の地を失う。満州国は日本が代って満州族のために建てた地だ。
4 タ-バンはシ-ク教徒がかぶるモノ。シ-ク教徒にはシン姓が多い。20年か30年前シ-ク教徒はパンジャブ地方(現カシミ-ル地方)にある総本山黄金寺院で独立運動を起こす。インド軍にシ-ク教徒2000名が殲滅される。報復にインディラガンジ-大統領が暗殺される。更に報復。ヒンズ-教徒がシン姓とタ-バンを目印に襲い焼き殺す。
5 クリントン政権時代日本叩きは燃え上がる。対日企業改正ティ-ムが作られ、三菱自動車、東芝、ダイセル、旭光学などが槍玉に挙げられ賠償金を取られる。特に三菱自動車に対しては凄まじかった。今でも三菱を攻撃するヒラリ-クリントンのヒステリックな映像が浮かぶ。ブッシュ(息子の方)になって日本叩きは下火になる。民主党大統領の時は日本にとってろくなことがない。代表がル-ズベルトやトル-マンによる原爆投下だ。
6 アメリカのメディアにとって20世紀最大の事件は原爆投下だそうだ。非人道的行為ゆえではない。日本を懲罰できたからだ。
7 コリアで反日法が10年前にできる。この法律は少しでも日本を褒めた者は刑事罰を受けるとある。制定年月日を超えて遡及される。(これは法学の原理に背く)コリアに言論の自由はない。自らが自らを縛る頚城。
8 上海事変時、イギリスの女性宣教師二名が凌遅刑に処せられる。イギリスは何も言わず。同時期、日本人夫妻がシナ人に殺される。日本の公使は5万ドルの賠償請求。シナ政府は無視。日本は即軍艦を派遣。シナ政府は即支払う。これがシナというものらしい。なお凌遅刑とは生きたままの囚人皮膚を少しずつ剝いでゆく刑罰。私が知る限りこの種の刑があったのはシナとコリアのみ。李氏朝鮮で開化を推進しようとした金玉均の家族はこの凌遅刑に処せられた。この報を聞いた福沢諭吉は、金玉均の指導者相談相手であったために、激怒し有名な「脱亜論」を書いた。一部の人は福沢のこの態度を反動だという。さてね。
9 NYタイムズ記者のN・クリストフは、台湾人はシナ人と遺伝子が違う、と言った。たぶんそうだろう。
10 マッカ-サ-が日本で君臨していた頃、朝日新聞は、原爆は残虐、と書いた。即発禁2日。
11 共産主義の犠牲者(殺されたものの数)シナ6500万人、ソ連2000万人、北朝鮮200万人、カンボジア200万人。総計約一億人。多分その倍くらいだろう。
12 戦後外地から600万の日本人が引き揚げた。この中には当地で市民権を得た者や中立国アイルランドに住んでいた者もいた。連合軍はお構いなし。国際法の無視。
13 NYタイムズは「南京虐殺は全く根拠のない真っ赤な嘘」と。フィナンシャルタイムズは「(シナは)いい加減な歴史観で日本を叩くのをやめるべき」と。

キリスト教批判

2014-01-13 02:14:23 | Weblog

 近年中韓両国は日本へのいわれなき非難を繰り返している。この現象を少し違った角度からみてみよう。中韓両国民にはキリスト教徒が多い。少なくとも日本に比べると非常に多い。理由は彼らが歴史の中で彼ら固有の道徳的情操を失ってきたからだ。それはともかくとして、彼らにキリスト教徒が多いという事は、欧米のメディアにかなりの影響を与えるのではないのか?韓国人が盛んに作ろうとしている唾棄すべき慰安婦像はイエスを抱くマリアに似ている。意図してそうしているのか。ともかく注意しよう。過去に例がある。1930年代日本とシナ(蒋介石政権)は対立し戦闘を行なった。この時米国の宣教師やキリスト教婦人団体は熱狂的にシナを弁護した。嘘っぱちの南京事件の報道が増幅された背後には彼らの活動と策謀がある。ちなみに蒋介石夫妻は政略のために洗礼を受けている。日本の宗教的情操は、神仏習合に基づく大乗仏教にある。その顕現が天皇陛下という存在である。私はこの日本仏教を、少なくともキリスト教などより遥かに優れた信仰であるとは思うが、この境涯は欧米人には理解しにくいだろう。従って傲慢で浅薄な彼らは我々日本人を、異教徒、信仰なき民、更には奴隷畜生とみなしかねない。(南米やアフリカで彼らが取った行動はまさしくそうだった)ともかく中韓両国の日本非難の背後には、キリスト教が潜在することは心得ておこう。以下に忌憚なくキリスト教批判を行なわせてもらう。なお私の宗教理論を更にお知りになりたい人は拙著「日蓮と親鸞」を参考にしていただきたい。

キリスト教批判
 キリスト教が自らいうほど、この宗教の信徒たちは道徳的に高潔で愛情に満ち溢れているのか?他の宗教と比較した場合キリスト教が著しく勝っているなどとは全然思えない。彼らは原罪なるものを主張し、自らは罪人であると反省する。また彼らはこの世における善行を説く。さて彼らの歴史における行状はいかなるものやら?何事も疑ってかかろう。右の頬を打たれれば左の頬をさしだせ、という格律を聞いたら、眼には眼を歯には歯を、という箴言を思い出し、汝の敵を愛せよ、と言われれば、この宗教が犯してきた幾多の異端弾圧と大量虐殺を想起しよう。彼らが口にするところに単純に乗せられると極めて危険だ。
 キリスト教の教義は開祖イエスキリストの贖罪死、昇天、復活という神話を信仰するところに成り立つ。この教義をさらに補強するものが三位一体論だ。教義の詳細には触れない。問題はイエスの贖罪死である。彼は十二人の有力使徒の中の一人イスカリオテのユダにより裏切られる。イエスは時のユダヤ教の最高機関に訴えられ、彼らの手でロ-マ官憲に引き渡され処刑される。十字架に架けられて殺される。この処刑法は、両手を釘で打って固定し、足が台につくかつかないかくらいの高さに留め、罪人を焦らせじらせつつ野ざらしにして自然死を待つ、という肉体的にも精神的にもいやらしく残酷な処罰である。ばっさり打首になるほうがよほどましだ。
 キリストを死に追いやったものはユダだけではないのだ。サドカイ派やパリサイ派はもりろんだが、新約聖書を読むと、他の弟子達だって結構おかしい。キリスト自身彼らを全然信用していない。それはキリスト磔刑後、主な弟子達がキリストとの面識を拒否するという逸話(これは不信と裏切りの暗喩である)に現れている。私に言わせればみんなよってたかって、キリストを死に追いやったということだ。しかも最も残忍な方法で。
 そしてキリストの昇天と復活。つまり彼は天にあって神となる。のみならずこの世の衆生を憐れみ給もうて、わざわざおのれに危害を加えたやからのところに帰ってくる。弟子信徒たちはこの現象を捉えて(あくまで事実と仮定しての話だが)、主は我々の罪を贖うために罪に死なれ、我々を救うためにこの地上に降臨し給もうた、と言う。あるいわそう解釈する。かくしてキリストは、神の御子(皇子という意味も含む)、仲保者つまり神と人の間を仲介するもの、神にして同時に人なる存在、として敬愛され尊崇される。
 以上のキリストの事跡の意味は、人と神の罪を相互に承認し承認させて人と神を同一なるものと為す事、に尽きる。換言すれば、人から神への(同時に神から人への)敵意の投影による人と神の同一視という機制が、そこに働いている。キリストを犠牲の山羊とし同時に彼を神と為すという逆説的手法を、この宗教はその根幹に抱え持っているのだ。問題は敵意の存在だ。キリスト教は、人間の敵意をどう処理し、それに如何に対応するかという問題意識において成り立つ。それはそれでよい。それがキリスト教の最大の存在意義なのだから。しかしこの敵意、それも大量の敵意は現実にはどう処理されてきたのか?事は聖職者司牧者が説き聖書が語るほど単純ではない。旧約聖書を読めば、人と神は取引し、駆け引きし、騙しあい、試しあい、妥協して契約を結び、それが破綻して更に転々という相互の交渉を延々と続けている。旧約はそこのところをあからさまに書くのでむしろすっきりする。神と人は互いに相手を乗り越え、打ち勝とうとして勝負しあう。私はこの様相を神人相克、と表現する。キリスト教はこのユダヤ教の伝統をたっぷり受け継ぎつつ、その上にキリストの贖罪死、昇天そして復活という極めて見事な美しい神話のヴェ-ルを覆いかぶせる。その結果は?もしキリスト教を愛憎葛藤の宗教だというのならそれはそれで正しい。が、キリスト教を愛の宗教だというのなら正しくない。完全な誤解だ。でなければ誤謬だ。極東の島国の一君子人として私にはさっぱり解らないことがある。キリスト教徒はなぜ二千年の長きに渡って、ユダヤ人をあそこまで迫害し続けなければならないのか?迫害される方も強情だが、迫害する方も執拗だ。この執拗さはどこからくるのか?
 キリスト教は二人の転向者によりその理論的枠組みを形成された。パウロとアウグスティヌスだ。キリストは西暦30-32年ごろ処刑される。パウロはキリキア(現在のトルコ)のタルソに生まれる。改宗前の名をサウロといい熱心な正統派のユダヤ教徒だった。だから彼はキリスト教徒の迫害にも熱心だった。ある旅の途中彼は天から声を聴く。サウロよなぜお前は私の子供達を迫害するのか、と。この天啓を受けてサウロはパウロと改名し、以後熱心なキリスト教の伝道者になる。つまりユダヤ教からキリスト教に転向する。これが西暦33-34年ごろと推定されている。新約聖書は四福音書と使徒行伝及び使徒の手紙から成るが、この手紙の大部分はパウロの書簡だ。新約の思想は彼によって創られたと言っていい。キリストはあくまで事実としてその聖なる生涯を生きたのであって、その事跡を受けとめて解釈し信仰の基礎となる論理を開発したのはパウロだ。キリストは俳優でありパウロが演出者なのだ。ではこのパウロが格別に強調したことは何か。それが原罪思想だ。生れ落ちる以前のずっと以前の、人類誕生以前の大昔から人間は罪人であるという考えだ。かくして人間はすべて罪人となった。では罪悪とは何か。それは自己に向けられた敵意だ。これはパウロがキリストあるいわキリスト教徒に向けて放った敵意の裏返しでもある。パウロによりキリスト者の敵意は巧に隠蔽され抑圧される。
 我々は貴方を殺しました、しかし貴方は我々を愛します、だから我々も貴方を愛します
  あるいわ
 我々は貴方を殺しました、しかし我々は貴方を愛します、だから貴方も我々を愛します
では都合が悪い。論理的にも矛盾する。そこで
 我々は罪人です、我々の罪ゆえに貴方は殺されました(我々は貴方を殺しました)
となり
 だから我々も貴方を愛します
となる。この方がずっといい。耳に響く心地よさが違う。まず犯罪を為しておいて、次におのれを責め慰める。こうして敵意を媒介とする神と人の同一視は、愛と罪を媒介とする神と人の信頼関係に変容する。換言すれば、敵意は愛と罪へと解体されその実体は隠される。この巧みな隠蔽工作を行なったのがパウロだ。この不自然さと偽善性をニ-チェが確か「善悪の彼岸」か「道徳の系譜」の中で暴露している。ニ-チェは反キリスト教だが反キリストではない。彼はイエスという人間をあたう限りの言葉で称揚している。罪悪感とは特異な感情のあり方だ。罪悪感を持つ、おのれを罪人と認める、この瞬間からおのれは救われ罪悪は他者に転嫁される。罪悪感を認めれば、それを認めない他者を弾劾するのが極めて容易になるのだ。おのれが罪を自覚したとして他者を罪人とする。罪悪感を持たせることは他者操作他者支配の最も鋭利なな手段なのだ。
 アウグスティヌスの生涯に関しては既に述べた。第三章第二節の注釈を参照していただきたい。彼はもともとマニ教徒だった。なぜかは解らない。マニ教は峻厳な善悪二元論に立ち、性欲を徹底的に罪悪視する。その彼が同時に正当ならざる関係においてある女性を愛した。だからキリスト教に改宗したのか。改宗してなぜそれまで同棲していたこの女性を離別したのか。これは彼の信仰心の発露なのか。本当は母親モニカの希望らしい。つまりかなりのマザコンということ。悩むのは勝手だが後世の我々から見ればなんとも不自然でやりきれないは話だ。その彼がキリスト教会の教父としてしたことは、地上における神の国とされる教会の絶対性の強調と三位一体論の完成だ。ずいぶん勝手なことをしたあげく教会制度の絶対性つまり独裁制を確立して、彼は中世における教会支配に最強の理論的礎石を与える。原罪思想と教会の絶対性、二人の転向者により作られたこの二つの論理的契機により、キリスト教は極めて反自然的で反人間的になり、人間の性欲を徹底的に抑圧し管理するものになる。
 人間の歴史においてキリスト教ほど神の名において人を大量に殺してきた宗教も珍しい。教会の絶対性を強調するから、一切の異端を許さない。異端というより異なる意見も許されない。異なる意見は即、異端とされる。教会は絶対であるがゆえに、それは容易に地上の俗権と結びつき、俗権そのものとなる。事態はよけいにややこしくなる。利害が交錯しイデオロギ-は実利にからみ対立は激化する。聖職叙任権闘争がそのよき例だ。
 カトリック教会成立以前にはグノ-シス主義との闘争があり、313年コンスタンティヌス帝により公認されてからは二ケアの宗教会議でアリウス派が異端とされる。この間カトリックとアリウス派の間に難解な用語と権謀術策が飛び交いあう闘争がある。アタナシウスなど5回以上の流刑にあっている。モンタノス主義、ペラギウス派などなど、正統と異なる意見が続々出てくるが、すべて異端として歴史から抹殺されてしまう。異端とされたら改心しない限りこの世から追放される。この辺の権力闘争に関してはギボンが「ロ-マ帝国衰亡史」の中でおもしろおかしく書いている。
 中世に入ってキリスト教徒がした侵略はまず十字軍遠征だ。イスラム教徒に比べキリスト教徒の蛮行は有名だ。いかなる権利があって人の住む地に侵略するのか。それを神と正義の名においてやるからこざかしい。一体これで異教徒を何人殺したのか。13世紀には南フランスを中心にカタリ派が栄える。時の法王インノケンティウス3世はフランス王と結び、遠征してこの地のカタリ派を領主から農民に到るまで根絶やしにしてしまう。この時遠征軍の司令官が言った言葉がふるっている、というよりぞっとする。将軍は言う、構わないからみな焼いてしまえ、罪か否かは天国で神様が判別してくださる、とさ。
 かくして南北フランスの政治的経済的比重は逆転する。古代以来ロ-マ文明の影響深く先進地帯であった明るい空の南フランスはその地位を、暗い雲の垂れ込めるパリに奪われる。更に15世紀に入るとフス戦争。これでボヘミア(現在のチェコ)は民族としての独立性を奪われて神聖ロ-マ帝国とドイツ人の桎梏下に苦しむことになる。異端審問はもちろん、中世末期から近世にかけて魔女裁判なる残酷なショウが欧州各地でショウケツを極める。200年の間に殺された罪なき婦女子の数は、一説によると1000万人に近いとも言われる。宗教改革以後対立は激化する。イギリスではメアリ-女王のカトリック回帰政策によりずらりと火刑台が立ち並ぶ。この女王様絵で見るかぎりは美人だが、当時の人々がつけた仇名がbloody Mary(血まみれメアリ-)。
 フランスではカトリ-ヌdeメディシスがサンンヴァルテルミ-虐殺事件を引き起こし、新教派貴族数万人を皆殺し。17世紀前半には最大の宗教戦争が勃発。30年戦争だ。戦場となったドイツは荒廃し、その人口は三分の一とか二とかに激減する。
 大航海時代が始まるとアフリカ大陸の黒人は奴隷として売られ殺される。アメリカ大陸の原住民はキリスト教徒の侵略以後、征服と強制労働とヨ-ロッパ人が持ち込んだ悪疫のために人口は一時十分の一近くに落ち込む。十分の一が改宗して天国への切符をいただても残りの十分の九が死んでは愛もへちまもあるまい。ある逸話がある。南米のインディオが死に臨んで洗礼をうけるべく勧められる。インディオは尋ねる。天国には誰が住んでいるのかと。洗礼を勧めた聖職者はいう。我々が住んでいると。インディオは、あなた方が住んでいるところなら行きたくないと言い、洗礼を拒否する。
 メイフラワ-号の子孫達が作ったアメリカ合衆国の繫栄はまちがいなくその基礎を、インディアンからの土地収奪と黒人奴隷労働の搾取に負う。イギリス人がタスマニア人を地上から抹殺したことは事実だ。ちなみに最近ある本で読んだのだが、メイフラワ-号で移住してきたイギリス人達は上陸時、土地のインディアンの世話になりながら、翌年には彼らのを遅い彼らを殺しているとか。まあよく殺してくれたものだ。かかる歴史は仏教においてはもちろん、一見怖そうに見えるイスラム教の歴史においても絶えて無い。このような殺戮と虐殺の延長上にアウシュヴィッツと広島長崎がある。敵対するものは殺す、すべて殺す、神の名において。これがキリスト教徒の仁義だ。非寛容なることがその最大の特徴だ。
 キリスト教は始めから性に対して極めて懐疑的であり敵対的であった。一応言葉では正当な結婚は推奨されている。しかし教父や聖職者たちはそれより独身を理想とした。この理想に耐えられない連中には、より悪なる悪への頽落を防止するために結婚が利用されただけである。この論理に従えば結婚と売春は同義になる。中世神学の基礎を作ったアウグスティヌスは、パウロの原罪を性の観点から解釈し、性あるいわ肉体を罪悪の根源と見る態度を確立する。以後のキリスト教の性倫理はこれに習う。
 1215年、ちょうど南フランスのカタリ派を撲滅するためのアルビジョア戦役の真最中、第四回ラテラノ公会議で、秘蹟が規則化され、告解の技術手続きの制度が厳しく定められる。この手続きに従えば信徒は聖職者の前ですべて告白しなければならない。性行為に関しても同様で当事者の体位、取った態度、仕種と愛撫の仕方、快楽の瞬間などなど、微に入り細に渡る告白と聴取が行なわれる。性行為はかまわないが(やむをえないが)快楽は感じてはいけないとするのが、教会の基本的態度だ。性行為の目的は生殖に限定され、そこから少しでも逸脱する行為は売春と等しいとされた。使用人の子供をみごもった女が終身刑を課されたり、接吻に斬刑を適用するような法律を制定する国があったり、強姦をした男が縛り首にされてその死体が焼かれることもあった。フランスで17世紀に作られた一般施療院には貧民病人精神異常者とともに、娼婦同性愛者不身持ち者が収容された。自慰は厳しく禁じられ、それに関する科学的神話が作られた。これが中世から近代かけてのキリスト教諸国における性倫理の表側である。
 では裏側は。貴族や富裕な市民は乱痴気騒ぎや乱行を秘密にまた公然と行い、姦通は世間では当たり前の事であったし、同性愛者も横行していた。ミケランジェロやレオナルドダヴィンチさらにシェ-クスピアやフランシスベ-コンは同性愛者として有名だ。更に農村では獣姦は日常茶判事だった。売春婦は形式的取締りを逃れて街に溢れていた。修道院教会関係者の堕落はボッカチオのデカメロンに詳しいし、貴族の醜聞乱行に関してはブラント-ムの艶婦伝を見ればいい。これが当時の社会の実態だ。要するに表と裏が違いすぎるのだ。どこの国いつの時代でも表裏の差はある。しかしキリスト教の君臨する地域ではこの差が激しく著しく甚だしすぎるのだ。偽善でなければなんなのだ。
 イエスという歴史上の一人物を殺しそして生かすという操作によって、敵意は愛と罪に分化され隠蔽された。キリストそして彼の後継者達は、古代地中海世界の信仰祝祭の公式である「死と再生」を「罪のよる死と愛による復活」という形で演じ、キリスト信仰の原点を創った。キリストは罪の化身として死に追いやられ、愛の神として復活する。以後の信徒はすべてこのひそみに習う。キリストとの同一化を演じる儀式が、七大秘蹟の中の最重要事項とされる洗礼だ。
 キリストのような存在を類的存在という。類的存在は個と普遍を仲介する。キリストは歴史上の一個人でありながら、同時に全人類の規範であり代表だ。彼は人であり神だ。罪の海に沈みそして愛の翼をもて生き返る。まさしく個と普遍の間にまたがり両者を仲介する。ではこの仲介者がキリストではなく、無産労働者一般であればどうなる。彼らが資本主義の下で欲望から疎外され、この欲望の淵源である物質界に沈み解体されて、そしてその法則を知悉して浮かび上がってきた時、彼らは現世の秩序を破壊し変革する主体となる。これがカ-ルマルクスが共産党宣言や資本論で説く共産主義というものだ。
 更にもう一つ転じて、この類的存在を女一般にしてみよう。資本主義に加えて家父長制という男社会の抑圧に呻吟する女は、男の恣意と欲望の苦界に沈み翻弄されることを通して、自らの性を認識し肯定し、おのれの性欲を分断する桎梏を破壊する時、女は快楽と自由と至福を得る。男には得られない快楽の王国を獲得する。こう考えるのがフェミニズムというものだ。
 フェニにズムは共産主義の代用であり、共産主義はキリスト教の変容だ。それぞれ愛、救済、解放、自由、至福、快楽を標榜する。そして、我のみが正しい、という絶対正義を主張する。この三者に共通するものは、死と再生という逆説のメカニズムであり、絶対性の主張であり、仮借なき不寛容だ。加えて無味乾燥と色気の欠如だ。
 色気が欠如しても構わない。警戒すべきことはこの三者の始めに位置するキリスト教は、敵意の投影によって人と神を同一視する機制を用い、敵意を罪と愛に分化させ、偽装し隠蔽し、そして罪を人に押し付け負い被せることで、人を操作することだ。この機制あるいわダイナミズムは共産主義にもフェミニズムにも共通する。従ってこの機制を用いるかぎり彼らはいつ、他者におのれの敵意を投影し、自己を愛・正義と見立て、相手を悪・抹殺すべき敵とみなして襲い掛かってくるか解らない。大いに用心することだ。このように考察してきて私はどうしても、フロイトの「ト-テムとタブ-」に描かれている原父殺害(Vatermord)を思い出さずにはおれない。人なる神キリストを殺害してそれを崇める群衆、まさしく原父殺害だ。フロイトがあるいわ彼の所説が、欧米の思潮の主流から排斥され嫌悪され続けるのも大いにうなづけるというものだ。前言を撤回する。人が仲良く生きるためにはやはり色気は必要だ。

亡国の言、乱世の兆、金正恩の言葉

2014-01-08 02:22:00 | Weblog
亡国の言、乱世の兆、金正恩氏の言葉

 2013年12月22日の読売新聞に北朝鮮の首領金正恩氏の発言として、人民は米がないのなら肉を食えばいい、それで満腹するはずだ、という意味の記事があった。このような事を氏が本当に言ったのか否かにはいささか疑問を感じる。疑問も感じるが読売も意図して虚偽を書くわけでもなかろうから、事実なのだろう。読売も風聞としてこの発言を載せている。
 米が無ければ肉を、という種類の発言は私の知る限り世界史上で二件ある。一つはフランス革命で断頭台の露と消えたルイ16世の妻マリ-アントワネットだ。彼女は革命前の時期、人民が飢餓に苦しむ中、パンが無いのならケ-キをお食べ、とか言ったと言われる。ちなみにフランス革命はブルボン王朝の財政難とパリのかみさん達のパンよこせデモが発端になっている。1789年フランス革命勃発。8000人がギロチンに消え、政権は安定せず、ナポレオンの独裁体制を招き、革命と戦争は果てしなく続く。ナポレオン没落後も第二王制、七月革命、第三王制、二月革命、第二共和制、ルイナポレオンの第二帝政、パリコンミュ-ンそして第三共和制とフランスの政治体制は動揺を続ける。のみならずフランス革命以後は、次第に世界的規模の大戦争が起きてゆく。
 もう一つは西暦400年前後シナの西晋王朝の最後の皇帝である恵帝の発言だ。こちらは金氏の言そのまま、人民には粟がないそうだ、なら肉を食えばいいではないか、と言っている。恵帝の言の後久しからずして西晋は匈奴に亡ぼされる。恵帝は捕らえられ、匈奴の皇帝の食膳の世話をするボ-イにされ、つまり奴隷同然の扱いを受けて辱められ、最後に殺されている。西晋の滅亡をもってシナの北半には北方胡族が侵入し、五胡十六国という戦乱の時代に突入する。この時代以前と以後ではシナの人民の遺伝子が変わっている。漢王朝治下のシナ人と違い、隋唐の王朝の人民には北方遊牧民族の血が濃厚に流れている。隋唐の王室自身が北方民族出身だ。
 金正恩氏の発言を過去の例に鑑みさせれば、これからは動乱の時代に入る事になる。4世紀末の西晋も18世紀末のフランスも、政治は停滞し煮詰まっていた。そういう状況を背景として恵帝やマリ-アントワネットのような馬鹿が出た。金氏も同様、馬鹿なのだろう。こういう馬鹿が出てくる背景は北朝鮮の政情不安もっと端的に言えば累卵の危機がある。崩壊するのは北朝鮮だけだろうか?最も危ないのは韓国だ。23日の報道では韓国で120人の労組役員が拘束されたとか。韓国の危機の発現ではないのか。北朝鮮が崩壊し難民が南進すれば韓国は危ない。未曾有の動乱混乱に陥る。シナも同様だ。北朝鮮の難民は北へも逃れうる。2000万人の人口の大部はシナ北東部になだれ込むかもしれない。それでなくともシナの状況は不安定だ。ウイグル、チベット、モンゴルでは民族衝突が頻繁に起こりシナの中心部でも暴乱は10万件に及ぶ。北の崩壊はシナにも波及する。最近尖閣のみならず南シナ海でもシナの海軍が日本やアメリカの軍艦に挑発を続けている。シナ政府は軍を抑えうるのか。シナの軍部の正体は何なのか。軍部は特権階級の一支脈なのか。あるいわシナの軍部は人民の感情をある程度は代表しうる存在なのか。加えてかって世界の警察として君臨してきたアメリカに昔日の面影は無い。アラブ諸国では動乱が日常であり、アフリカにいたっては政治そのものが存在しない感がある。比較的安定しているといわれるアセアン諸国でもタイは内乱寸前であり、インドネシアやフィリピンでも同様の兆候がある。インドの政情も不安定だ。バングラデシュも内乱寸前。パキスタンも同様。アフガニスタンは言うに及ばず。EUは慢性的経済危機にある。北朝鮮の崩壊がどこに飛び火してもおかしくはない。
 金氏の発言が事実か否かに問題があるのではない。こういう噂が出てくること自体に危機の本質があるのだ。金正恩氏の妄言は亡国の音、動乱の予兆であるのかもしれない。
 では日本はどうする?一見奇異に聞こえる意見だが、適宜北朝鮮に援助すべきだろう。生かさぬように殺さぬようにというところだ。朝鮮半島を取り巻く周辺諸国、アメリカも含めて、にとっては半島が分断されているのが一番いいはずだ。下手に統一などされたら危なくてかなわない。