経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

進んで維新を応援する

2013-05-30 19:22:31 | Weblog
   進んで維新を応援する

 橋下氏の慰安婦発言を歓迎する。凡庸で偽善的なメディアでは橋下氏は袋叩きにあっているが、わたしは進んで彼の発言を歓迎し応援する。橋下氏の発言は三つに要約される。売春という行為は事実上存在する事、慰安婦の国家による強制連行はなかった事・少なくともそれを裏付ける証拠はない事、そして戦時における兵士の性欲処理には各国ともなんらかの対策を採っている事、の三点に絞り込まれる。橋下氏は当然のことを率直にいったまでだ。
 発言に対する反撃はまず外国特に米国からきた。NYタイムズやサキ報道官の発言論説だ。人間の尊厳を侮辱するとか。私にはその意味がさっぱり解らない。多分彼らは慰安婦問題に、強制連行と言う意味を暗黙裡に含ませているのだろう。何度もいう。強制連行は無かった。米国が執拗に日本を非難するなら、これは一種の文化戦、思想戦だ。受けて立とう。
 次に国内のメディアの報道ぶり。まるでパニックか集団ヒステリ-に近い騒ぎだ。早々に世論調査なるものをして、適当な数字を引き出して世論の誘導を行い、橋下氏を袋叩きにしている。何か橋下氏が非常に破廉恥で不道徳な行為をしたかのように大騒ぎしている。発言の真の意味も考えずに騒ぎ、一人の人間を生贄にしようとするがごとき動向は、彼らマスコミが妙な贖罪感を持ち、自分達はそうではないと主張する事を示唆する。自分達は売春とか慰安婦などの問題とは関わりありません、そういう発言をする人はそういう欲求を持っているのです、私達は違います、と言いたいようだ。
 問題はこの奇妙な贖罪感にある。どういうわけか我我日本人は20年来、慰安婦強制連行説を振りまかれ、刷り込まれ、宣伝されてきた。事実を否定する一部の人達の意見は無視され、あるいはマイノリティに甘んじさせられてきた。少なくとも大手のメディアでは。日本人は言われ無き屈辱を強いられてきたわけだ。今回の橋下発言はこの欺瞞の刷り込みを払拭するに大いに寄与した。知名度の高い政治家が、公然と公式の席で、慰安婦強制連行説を否定したのだから。
 問題は一慰安婦問題に留まらない。日本の外交と国防政策の自立とも関係する。暗に米国は慰安婦問題を靖国参拝問題に絡めてきた。慰安婦問題で安易な譲歩をする限り、日本は自立した外交、国防、だから経済政策をとれず、米国の言いなりになり中韓の機嫌をうかがわなければならなくなる。これで国家と言えるのだろうか?逆に言えば今回の橋下発言は、日本が置かれているこの矛盾逆境を吹き飛ばし、以後の外交でより積極的にわが国の利害を主張できるべくその下地を作ったことになる。橋下発言はまことに画期的な発言なのだ。安倍総理は沈黙しているが、総理にとっても河野談話破棄、靖国参拝、国防の自立化、だから憲法改正は当然進めていかなければならない政策のはずだ。この点では橋下発言は総理にとってまことに好都合な発言ではないのか。ともかく橋下発言で乱麻は断たれた。責任ある政治家が、慰安婦の強制連行は無いと言い切ったのだ。以後の討論は、強制連行を否定するにせよ肯定するにせよ、この橋下発言から出発しなければならないのだ。橋下発言はまことに画期的な発言なのだ。まさしく快刀は乱麻を断った。乱麻に捉われている連中のみが大騒ぎしているのだ。逆に言えば橋下氏はあくまでその言を護らなければいけない。百万言費やしても、私が冒頭に挙げた三点は護らなければならない。降伏してはいけない。一切の釈明や謝罪の必要はない。橋下氏が発言の要旨を撤回する事は、降伏を意味する。1945年の降伏と同じことになる。そうなればまた言われ無き贖罪感を押し付けられて、日本人は屈辱に耐え続けなければならないことになる。
 橋下発言で慰安婦問題に関して発言しやすくなったことは否定できない。心ある方々はなんらかの手段でどんどん発信してゆこう。そしてメディアの歪曲隠蔽を暴露してゆこう。指しあたって政府に提言がある。河野談話の主役である河野洋平氏を国会に喚問したらどうか。また河野談話の根拠となった朝日新聞の責任者をも国会に喚問したらどうなのか。朝日新聞は問題の記事に関して一切の釈明も解説もしていないのだから。そして橋下氏は反撃に出るべきだ。いっそのこと大阪市長を辞任して参院選と同日に市長選を挙行したらどうだろうか。あるいは橋下氏自身が維新の参議院議員選挙に立候補したらどうだろうか。
 慰安婦発言は、女性の尊厳を傷つけるとか言われている。どこの政党か知らないが五人の女性議員が橋下氏の市長辞任を求めた。理由は女性の尊厳云々だ。大阪市議会が橋下問責決議を提案したのも同じ理由だ。慰安婦あるいわ売春婦の存在という事実を言ってなぜ女性の尊厳云々の問題になるのか?むしろそういう人達の方がはるかに女性の尊厳を傷つけている。なぜなら。売春婦慰安婦という言葉を使用しただけで、女性の尊厳が傷つくほど女性の精神構造は弱いといっているようなものだからだ。ハムレットの中の名文「弱き者汝の名は女なり、Frailty ,thy name is woman」と同じ意味なのだから。女性の尊厳云々を言うやからは、女性は厳重に保護しなければ容易に売春に走りかねないと言っているようなものだ。
 いずれにせよ女性の尊厳云々は気になる。今回の橋下発言騒ぎの背後には、フェニミスの暗躍を感じる。女権の強調は容易に、男女の性差否定に、しかるが故に同性結婚の容認につながる。この問題は後に取り上げることになると思うが、同性結婚の容認は家族とそれを基盤として成り立つ道徳の崩壊に通じる。現にこの機会と思ったのか、ある女性議員が同性愛を告白しマイノリティの権利を護れとか言い出した。別にわが国の法律は同性愛を禁じてはいない。お好きなようにと言うところだ。しかし同性結婚となれば話は全く違ってくる。同性結婚を通常の結婚と同様の法的対象にすることはできない。
 つくづく思うが、女性ってそんなに弱い存在なのだろうか?この問題にはいずれしっかり考察してから発表する。
 大阪市議会か府議会か知らないが、水道行政に関しての府市の合同を、維新以外の党派の反対で否決したそうだ。水道に関して詳しいことは知らないが、維新以外の諸党の意見一致とは本当に政策レベルでの一致ではあるまい。橋下発言により維新に吹く風を避けて、維新を叩くためだろう。党利党略であり偽善であり、彼らの知性を疑う。
 維新は女性局とかを設けるそうだ。やめておけ。女とはそんなに弱いものなのか、と再び問う。それにこの政策、維新の気風に合わない。
 私は橋下氏の政策すべてを良しとするものではない。特にネオリベラリズム的な経済政策には大反対だ。首長の直接選挙制にも頸をかしげる。逆に、参議院議員の知事による指名制、伊丹廃港、大阪府南部と北部の交通直結、そして大阪都構想には大賛成だ。そして今回の、慰安婦の強制連行はない、という発言は大歓迎だ。干天の慈雨、快刀乱麻だ。我々はここから慰安婦問題をも含めた外交国防論を展開してゆこう。
 今回の橋下叩きは10数年前に起きた、故横山ノック(山田勇)氏のセクハラ事件なるものを想起させる。当時報道を見ていて、セクハラなる事が起こったのと弁護士が法廷に提訴するのとの時間差は極端に短かく、私はそこに不審を感じた。私は横山氏がなんらかの罠にはまったと見ている。ここでもフェミニストの暴力の臭いがする。
 公明党の山口氏はやけに女性の尊厳云々を言っている。公明党とその親会社である創価学会には日本人より韓国人の利害を優先しなければならない事情があるとかどこかで聞いた。それ以上詮索しないのがお互いのためだろう。
 橋下バッシングは保守つぶしの陰謀だ。維新や自民党の支持者はそのことも含めて慎重に考え大胆に行動しよう。再び民主党政権のような妖怪の出現を許してもいいのか?
 ある人から教わった。グ-グルで「第五補給品」と「モンキ-ハウス」という項目を調べられよ。驚くべきことが載っている。メディアが一切報道しない事項だ。

(追伸)
 5月30日の夕刊で、問責決議が可決されれば大阪市長選を行なう意向と維新の幹事長松井氏が述べた。大いに歓迎だ。慰安婦問題の可否を堂々と公開で討論して欲しい。この問題を政策上の私生児として暗闇に隠し続けるのではなく、公開の場で公然と討論して欲しい。

新聞による橋下発言の報道

2013-05-28 01:54:19 | Weblog
   新聞による橋下発言の報道
 5月19日だったか18日だったか橋下大阪市長が米軍の高級将校に「米軍兵士の性的欲求処理のためには風俗(売春)を利用すべき」と勧めた事に関する新聞の報道をここで取り上げ、併せて私の意見も表明したい。
 5月20日の朝日新聞
 橋下発言に問題ありとして世論調査を行い、問題ありとする割合が78(72?)%であったと報道している。発言直後(一日以内か?)の世論がまだ動揺している時期を巧にとらえて、意図して「問題あり」の割合を増大させえいる観がある。巧妙で狡猾そして見え透いた世論誘導だ。
    5月20日日経新聞
 橋下氏がかの発言で窮地にあると報道。この種の報道はトーンの大小はあるが他社にも共通して見られる。窮地にあるかどうかはもう少し時間をおいてからでないと解らないが、ここでも早くから結論を出している。世論操作により橋下氏を事実上窮地に追い込もうという意図があからさまだ。
    5月22日朝日新聞
 橋下氏の人格を問うと論評。大いに疑問だ。売春の存在が事実であること、米軍兵士による性犯罪を防止するために、この事実を利用するべく勧奨したことで、なぜ橋下氏の人格を問う、つまり同氏は人格的欠陥者だとでも言うような論評になるのか。私は疑問を感じ得ない。朝日新聞は同日の記事に中国メディアが、橋下発言は全面戦争を結果しかねないと言った事を、載せている。中国の記事など問題にする気はないが、これを朝日新聞がわざわざ取り上げることは、朝日新聞も同様の意見であると暗に言っていることを含意する。ところで売春の利用がなぜ全面戦争に結びつくのか?中国政府に誘導され操作される反日報道を無批判に取り入れることは、彼らが唱導する日本人性悪論に全面的に同調し、売春の事実の容認を全面戦争という不可思議な大過、にして橋下氏および日本国民を貶め辱める以外のなにものでもない。売春が戦争に値する犯罪なら、世界中で常に何百万何千万という戦争原因が作られ続けていることになる。中国自身売春大国であり少なくとも1000万人以上の売春婦がいると聞く。
 同日の韓国の主要メディアである中央日報が、日本に原爆が投下されたのは天罰(神罰)と報道している。韓国・北朝鮮をまともな国とは思っていないので、一々意見は言わないがこの報道は朝日のそれと酷似している。ちなみに韓国をまともな国と思わない理由は単純だ。対馬その他の地域で日本の仏像が盗まれ、それが韓国国内で販売された。盗仏を買えばそれは持ち主に返されるのが世界の常識だ。韓国の裁判所は、盗物が数百年前の韓国寺院の物だと言う曖昧な理由で、盗物の所有を購入者に求めた。韓国では司法倫理が通用しない。日本に対してのみならず世界中の各国に対しても同様の事をしている。まともな国家などとは思わない方がいいだろう。
   5月23日 朝日新聞
 橋下氏の発言で同氏の人間観を問うとか報道された。人間観を問うは、人間性を問うということだ。人間関係で一番の禁句は相手の人格に言及、否定的な言及をすることだ。人間関係においては人の行為を批判してもいいが、人の人格を批判する事は極力避けられるべきだ。なぜなら人の人格など簡単には解らないからだ。あくまで事実関係の論及に終始し人格そのものへの言及はさけるべきだ。あえて他人の人格に論及することは、相手の人格そのものの否定につながる。事実関係を隠蔽して無条件に反対者の人格を否定するやり口は共産主義者の常法だ。
 朝日新聞は橋下氏が、敗戦と侵略の定義を明確にしなければいけない、と言ったことをも、橋下氏の人格を疑う根拠にしている。政治事件の定義をなるべく明確にするのは、その事件について語る際の当然の手続き方法ではないのか。橋下氏が敗戦と侵略の定義云々と言ったとたんに、即座に橋下氏の人格を疑うという朝日新聞は、敗戦(による処置)と侵略をごく当然の事として、これらの政治事件に関しての一切の論評は無効有罪として切り捨てている。朝日新聞のやり口は極めて独断的であり非民主主義的であり共産主義的な行為だ。
 事実関係を曖昧にして自己の意見を一方的に押し付けるのは朝日新聞のご常法だが、ところで朝日新聞は1992年に同紙に載せられた、従軍慰安婦(朝日の報道によれば、国家により強制連行されたという)の存在を立証したのか。この種の慰安婦の存在は一切立証されていない。挙証責任は言い出した朝日新聞にある。20年間沈黙し挙証という責任を避けて、日本人の名誉を傷つけ続けている朝日新聞とは一体何物なのだ。
 古い話だが、昭和初頭に鈴木商店焼き討ち事件があった。当時三井三菱と覇を競っていた鈴木商店に突如として米買占めの疑惑がかけれらた。そして暴徒が鈴木商店を襲い焼討ちした。米買占めの事実はなく全く無根だった。この事件を煽ったのは朝日新聞だった。弱者の見方を気取り、扇動するのは朝日新聞の得意とするところだ。
 再び橋下氏の問題に帰る。彼の氏素性を暴こうとして結局編集長(社長?)が辞任した週刊朝日の事件はつい半年前のことではなかったのか。その舌の根も乾かないうちに、また橋下氏の人格を問うと言って彼の人格を否定する。同じことだ。三つ子の魂百まで、雀百まで踊り忘れずとはこのことだろう。
   5月24日 朝日新聞
 ロシア政府が、橋下氏の発言は「人間性への侮辱」「偏見に満ちた評価の押し付け」というのを朝日新聞は報じている。なら反問する。ロシア政府は、1945年ベルリンや満州で旧ソ連軍兵士が起こした大規模な強姦事件を知っているのだろうか。省みて他を言え、と言いたい。こういう馬鹿馬鹿しい意見をわざわざ取り上げるのは、朝日新聞も同意見だということを示唆する。
   5月25日 朝日新聞
 米国が橋下発言を、安倍総理の靖国問題とからませて非難していると、朝日新聞は報道した。売春と靖国とはどういう関係があるのか?また橋下発言は日本をして友人を失わせることになるとかワシントンポスト他の米国メディアが言ったとも報道していた。事実を事実と言って何が悪いのだ。本当に米国メディアがそういったのか?報道とは不確かなものだ。聞く方の意向で内容は百八十度変わる。片言隻語を取り上げ断章取宜をすればどうとでもなる。朝日新聞の意図した歪曲ではないのか?いずれにせよ事態を理解できない他国のメディアに勝手なことを言われるのは迷惑だ。言いたくはないがあえて米国に問う。原爆投下をどう考えているのかと。日本人を悪魔の人種と見て抹殺しようとしたのかと問う。私個人は広島長崎への原爆投下は、戦争行為である以上はやむをえないと思っている。私の従兄一家は原爆の犠牲者だ。
 ただし物には裏がある。以上の常識論だけで判じてはいけない。米国に日本敵視の意図なしとは言えない。日本の世論の常識化(朝日新聞などに言わせれば右傾化)は必ずしも米国の喜ぶところではない。日本がその国力に応じた軍備を持ち、国防のための真の交戦権を主張することは、米国をして歓迎する反面危険でもあるという二律背反に陥らせる。過去米国に自ら戦争を起こした国家は日本を除いてない。そして4年間にわたる総力戦。国際戦争を戦いうる実力を持っているが故に、敗戦当初は日本の工業力を壊滅させようとし、ソ連が台頭するに従い方針を変えて日本を同盟国に選んだ。米国にとって日本は忠実なシェパ-ドではあってほしいだろうが、精悍な元の狼にはなってほしくないはずだ。ここで米国にとって橋下発言は結構な日本への介入の手段になりうる。逆に日本から考えれば、橋下発言は単に慰安婦云々の問題を超えて国防そして憲法改正の問題に連なるのだ。慰安婦問題という隠避な事件を通して日本人の情操と倫理を貶めたい意図は米国にもあるのだ。だから橋下発言は誰かが言い出さなければならないことだったのだ。それを橋下氏をという日本の政治社会で抜群の知名度を持つ人物が公言した事は歓迎すべきことなのだ。この発言の影響はもっと長い視野でみるべきだ。
 なお「売春は存在する、だからそれを利用するのも一方」という橋下発言が、女性の尊厳に触れるとかいう云々の意見にはうんざりする。噴飯ものだ。歴史上売春行為のなかった事はない。戦争がなかったことがないのと同様に。女性の無視できない一部は生活に困れば春を売る。男性のかなりの部分はそれでもって自らの性欲を満たす。これが事実だ。一部の女性が売春に走るからといって、女性の尊厳が犯されるわけではない。大部分の女性はそんなことはしないからだ。女性の尊厳云々という人達こそかえって女性の尊厳を傷つけているのではないのか。暗にすべての女性は売春をすると言っているようなものなのだから。
 さらに付言すれば中韓は歴史なき民族と言ってもいい。共産主義政権になって中国の特に現代史の資料は大量に失われた。もちろん歴史認識に絶対必要な表現の自由はない。だから中国の学生で自国の歴史を学びたいものは日本に留学すると言う。韓国では40年前に漢字が全廃された。実に愚かな行為だ。こうして韓国民は自国の歴史を知る術を失った。中韓はかくして自己の過去を失った。ということはどういう事実でも捏造できるということだ。そして安定した過去への認識を欠く民族の感情は当然のことながら不安定だ。そして両国とも自国の政権の正当性に常には疑問を抱き続けている。中共政府は欺瞞と扇動と暴力で政権をとった。韓国では歴代大統領は必ず非命に会う。そういえば米国にも同様なことが言えるかもしれない。歴史はたかだか300-400年、そして大量の移民。民族性は不安定だろう。4年ごとに繰り返される大統領選挙の大騒ぎを私は一種の戴冠式だと思っている。そして土着民族の虐殺と奴隷制の過去、米国政権も自己の過去に不安定さを抱えている。核が問題になれば、原爆投下も問題になろう。我々日本人が寛容に黙っているだけなのかもしれない。
 朝日新聞さん、ねちねちと記事を書くよりはいっそのこと橋下氏と公開討論をしたらどうだ?これは私の意見ではない。朝日新聞の関係者の言だ。

To Mr Obama,the president of USA - recommendation of the comfort woman system

2013-05-27 02:26:58 | Weblog


To Mr. Obama, the president of USA
 Recommendation of comfort woman system

I just want to send you my message. I live in Japan, a small island far from your country, at the western end of pacific ocean. Japan and USA have military league which is called ,the treaty of mutual cooperation and security between Japan and USA. I believe, you know this fact well. In general, the league is stable, so I think. But sometime , something wrong may occur. In Okinawa prefecture where your army stays, the soldiers of your army commit sexual attack to Japanese women. We Japanese adhere to strictly sexual ethics. If we let your soldiers- acts free, security league would be broken out.
 Your soldiers acts could be inescapable, so I think. Because your soldiers are young and have testis full of sperms. They are closed in the army camp and undergo hard training. They see women in the street and feel violent sexual excitement very easily. I can understand this feeling very well.
I have one proposition for your country and you ,the president of USA. In all the world there are many women who offer own sexual organ to unknown man. They are called street girl or prostitute. It’s a good idea that they, holy prostitutes, will serve in order to comfort your soldiers and let them satisfy your soldiers lust. Your country may or should assemble these women in one or a few places together and fulfill or satisfy your soldiers passion. Where the women get together, you can decide. Okinawa, Gum or USA inland, every places could be possible.
 According to the old reports (before 30 or 40 years), the sexual act can be finished in 5 minutes, when man expect only physiological satisfaction. In a castle in a city (famous for this act in France), a woman can do intercourse with 120 men in one day, when she works 10 hours a day. The number of American soldiers is about 12000. If a soldier may do this act every forth day, women should have intercourse with 3000 soldiers every day. Following to the equation, 3000/120=25, only 25 women can be needed, to satisfy your soldiers desire. How many should pay your country to these women? About this matter I will mention later.
 I can confess the following fact. In the former world war , when we Japanese fought against your country, Japanese old army ,called Japanese emperors army, did and realized this proposition that I have written. In 1941 our army went into , invaded south-eastern Asia area. When our army occupied Luzon island of Philippine , many Japanese soldiers acted sexual attack to women in this island. Generals and other officials of Japanese army were confused and perplexed. Army directors decided to perform the plan that I wrote .They made the contract with special women who did prostitution every day. The army brought together these women in some places and let them do intercourse with soldiers, of course under the contract and agreement. These women were called [comfort woman]. Soldiers lust was satisfied. Number of sexual attacks were lowered. This program is very reasonable. I must stress that prostitution was legal in our country , when the act was done in accordance with law.
And in turn, 1945 august ,we were knocked down and defeated by your force and surrendered. Only in september , and only in Kanagawa prefecture, number of affaires of sexual attack to our women by your soldiers were over 1000. The directors of your army learned the Japanese army program and brought the women together in some places and let them satisfy soldiers lust. Sexual attacks number were quickly lowered, and your occupy government was secured.
Without these reasonable system , the sexual offense by soldiers would very frequently occur. In Berlin where Russian army occupied , all of the women were raped. We Japanese incurred similar accidents in Mantyuria, at the end of the war. In war or in battle soldiers may kill or may be killed. The soldiers who survived the battle, are excited , free from fear ,and want to perform rage and satisfy their lust. I stress, this is the war.
The respectable President of USA, I propose and recommend of the [comfort woman system]. We Japanese want to help, but we can not help. In the second world war, Japanese army assembled these women not only from Japanese inland but also from the Korea peninsula which was Japanese colony. The story of this work has been distorted by malignant will. Most of Korean people believe that Japanese army forced Korean women to get comfort women. This story is not the truth. It is entirely the product of malignant will and Korean egocentric fantasy. We Japanese are very unpleasant when we hear this story, so we can not help your country perform the plan that I mentioned . We can only advise and teach the fact of having been of these system.
How many must your country pay for comfort woman? There are many ways to estimate the cost of sexual intercourse. In Japan, under the illegal prostitution system the cost of sexual intercourse is from 10000yen to 50000yen, so I heard. The cost and the grade of prostitution go parallel. If woman works 8 hours a day and need 30 minutes per one intercourse, according to the following equation,16X30000=480000yen is womans income per a day. In the advertising ,27 october 1944, that Japanese army made to assemble these woman, the salary of a comfort woman was 300yen, This amount was more than the salary of general of Japanese army.
I have proposed the comfort woman system. You can decide if you perform this idea or not. I think, it is better to do this program. I also believe , this program will facilitate military league between two nations. The respectable president has already permitted the marriage of homosexuals. This permission is for us Japanese, incredible and unbelievable, so you can accept my proposition. The legalization of homosexual marriage is the destruction of the basic human ethics and the civil economic order (so called the principle of private ownership). You have easily overcome this holy obstacle, so I believe that you will not hesitate to realize the public prostitution system.
In the world there are many women who want to live prostitution. There is a country in close vicinity of Japan. Many women in this country made demonstration in the street. They call and ask that the right of sexual workers should be approved . Sexual worker means prostitute. They go to foreign country, for example to USA , to Australia, to Japan and earn much of dollar or yen. The amount that they earn would become 2% of GDP in this country. If the respectable president decided to realize my proposition, they will be very pleased and admire the president of USA. The league between two countries should be more secure. USA and Japan will thrive together. The president is very busy, Please be sure to take care of your health.

To the president of USA , Mr Obama
Sincerely yours.
A citizen in Japan.

拝啓、オバマアメリカ合衆国大統領閣下

2013-05-26 02:09:30 | Weblog
   拝啓、オバマアメリカ合衆国大統領閣下
      Recommendation of comfort woman system
       (慰安婦制度のお勧め)

書面をもって始めて見参させていただきます。私、貴国からは遠い彼方、日落ちる太平洋の西端に位置する粟散の小国日本(JAPAN)の一市民でございます。貴国とわが国は周知の如く、防衛同盟を結んでいます。大綱において、同盟は安寧に堅持されておりますが、若干不都合な事が時々起こります。貴国の軍隊が駐留する沖縄県において、貴国の軍隊の兵士の一部が、わが国の婦女子に対してけしからぬ所業に及ぶことがございます。何分ともわが国は貴国と異なり、性倫理にはうるさい国にて、貴国の兵士の所業を放置しておけば、両国の同盟関係にひびが入らないとも限りません。
 しかしよくよく振り返って考えますと貴国の兵士の行いにも無理からぬところがございます。20歳代前半の若くて、スペルマで睾丸がはちきれんばかりの男子が、軍隊という窮屈な場所に閉じ込められ、日夜厳しい訓練にさらされるとなると、近辺に見える婦女子に対して生理的欲求を爆発させるのも、いたしかたないとも申せます。
 そこで私には貴国あるいは大統領閣下に対して一つの提案をいたします。世の中には、あるいは世界には、自分の性器の使用を他人に任せ、加えてその行為に対して対価を要求する女性がかなり多くおられます。この種の女性を通常は娼婦ないし売春婦と呼んでおります。貴国の言葉では確か、street girl ないしprostituteというはずです。他の男性の欲求満足のために自らの性器を捧げる、これら神聖な彼女達を活用あるいは、彼女達に御奉仕していただかないというのは大いなる錯誤であります。貴国の予算で世界中に散在する彼女達神聖な娼婦を一箇所か数箇所に集め、彼女達をして貴国の兵士の欲求充足に奉仕させ利用するのも一方法ではないでしょうか。場所は貴国の都合しだい、沖縄でもガムでも合衆国本土内でも構いません。
 少し旧い記録によりますと、性行為をただ生理的欲求満足のためにのみ、行うと約5分で終了するといわれております。フランス国のこの種の産業で有名なある都市のある館での記録では、女性の労働時間を10時間として、最大限一日120名の男性を相手にことをなせます。沖縄駐留の貴国兵士数を12000名とします。平均4日で一回欲求を果すとして、一日3000名、3000/120=25となり、25名の女性で事は片付けられます。どのくらいの給与を支払うべきかに関しては後に参考意見を述べさせていただきます。
 実を言いますと、貴国を敵として戦った前大戦で、わが軍はこの種の試みをいたしました。1941年破竹の勢いで東南アジアに侵攻したわが軍がフィリピンのルソン島を占拠したとき、勝利に奢るわが軍の兵士による現地の婦女への暴行が絶えず、苦慮した軍当局は、思案の末に、わが国内で売春業に従事する女性を中心として(当時のわが国では売春は政府の認可を受けた場所で行えば合法でした)「慰安婦」という名称の女性を戦地に赴かしめ、契約を結び同意の上で、兵士の欲求充足を満たすべく鋭意務めました。極めて合理的な措置であったと思います。ところで1945年8月わが国は貴国に降伏いたしました。続々と貴国の軍隊が占領軍としてわが国に乗り込んでこられます。同年9月、神奈川県内のみで、貴国兵士による日本人女性への暴行事件は1000件を超えました。憂慮した貴軍の幹部は、旧日本軍の故智に学び、日本の旧軍人と官僚と相談の上で、神奈川県内にその種の女性を集め、貴国兵士の欲求充足つまり慰安をなさしめました。以後貴国兵士による婦女暴行は激減し、貴国の占領統治を安らかなものとしました。このような合理的措置のないところでは暴行事件は絶えません。ソ連軍により占領されたベルリン市内のほとんどの女性は強姦されています。同様のことは、同じくソ連軍に支配された旧満州でも起こっています。戦闘とは命をかけた行為です。勝った兵士は征服感と開放感に満たされ、その欲求と激情を思うまま発散せんといたします。少なくとも1900年以前の中国の歴史においては、戦って城市を落した軍隊の兵士は、暴行、殺戮、略奪のかぎりを尽くし、その都市を屠り尽くし(屠城し)ました。上官が止めると反乱が起こりました。それが戦というものの真実です。
 大統領閣下、こういう提案はいかがなものでしょうか?ぜひお勧めします。わが国としても協力したいのですが、前大戦時、この慰安婦を日本のみならず一部、当時は日本の領土であった朝鮮半島からを集めました。この作業がどういうわけか悪意をもって歪曲されて伝わり、わが国の軍隊が朝鮮半島の女性を国家権力でもって、強制的に連行し、この種の行為を強制したなどの、芳しからぬ風評が乱れ飛び、わが国の心ある人士は迷惑しております。私が直接従軍した元軍人から聞いた話では、コリアンの女性がはるばるラバウル近辺まで出張し、抱え切れない紙幣を家族に送金していたそうです。そいうわけでわが国としては助言まではできますが、この種の試みに実践的に協力することはできません。またどんな噂を流されるやら心配ですから。なお慰安婦の経営主体は旧日本軍ですが、実際の運営は売春の専門業者に一任されております。
さてこの種の行為への報酬ですが、いろいろな計算方法がございます。わが国での、性行為一回の価格は、伝聞の範囲をでませんが、10000円から50000円、平均30000円と聞いております。価格が下がるに従い、女性の容貌と施設の衛生度も下降するのはやむをえないでしょう。平均所要時間を30分として8時間労働なら16x30000=480000円、事業所と本人折半で240000円の日給になります。前記したフランスの某地のやり方では、一回5分で3000円くらいの価格になるでしょうから、3000x120=360000円、折半して180000円の日給になります。ちなみに1944年10月27日付けの日本陸軍による慰安婦(comfort woman)募集では最低月300円で、この額は当時の日本軍の将軍の俸給と同等以上です。 
 以上が私の貴閣下への提案です。どうされるかは貴国の判断しだいですが、そうされた方が日米同盟にとって都合がいいのではないでしょうか?閣下は既に、合衆国では性愛の自由の名の下に、同性愛者の結婚を容認するという私達日本人にとっては破天荒かつ驚天動地の政策をとろうとされているのですから、私の提案を受理するがごときにはなんの痛痒もお感じにはならないはずです。同性愛結婚の合法化は、性倫理と所有秩序という制度の根幹に触れる問題ですが、貴国ではいとも簡単に、この天賦不抜のハ-ドルを乗り越えられたのですから、性愛の売買であるいわゆる売春行為の合法化に抵抗をお持ちになるはずはないと愚考いたします。またこの種の行為を喜んで行う女性にもことは欠きません。わが国の近隣の某国では、性労働者の権利を認めよと、女性達がデモをしております。この国の女性は貴国はじめ多くの国に赴き、この種の行為で外貨を稼いでいます。その総額は同国のGDPの約2%にもなるかと、聞き及んでおります。閣下の寛大な御政策の遂行は、この某国の女性達をいたく感激させ、随喜の涙を流させることと思います。よろしくご勘考くださいませ。貴国とわが国の同盟を強化し、ともに栄えんとする意図をもって愚見を疲労させていただきました。ご繁忙な毎日、閣下のご健康を祈ってやみません。

 オバマアメリカ合衆国大統領閣下
                       2013年2月吉日
                              摂海処士

橋下維新共同代表の「発言は撤回しない」を歓迎する

2013-05-23 02:22:48 | Weblog
  橋下維新共同代表の「発言は撤回しない」を歓迎する

 5月20日の産経朝刊にはそう載っていた。慰安婦発言を撤回しないと。賛成だ。ところでこの問題を一度整理してみよう。橋下氏が言ったことは「米兵の性の処理は風俗嬢(売春婦)で満たしたらいい」ということと、「兵士は若いし生死の竿灯にあるのだからから、そうでもしないとおさまらないだろう」というくらいのことだった。ただそれだけだ。単純に言えば 売春行為は存在すること、だからそれを米軍が利用すればいいではないか、につきる。この発言は、旧日本陸軍が公募して組織した「慰安婦」の問題に連なる。橋下氏は旧日本陸軍の慰安婦の存在を当然とし必然として認めたわけだ。極めて合理的な意見だ。橋下氏は慰安婦が公募であり自由契約に基づくことである事を自明の前提としてこう発言した。
 しかし奇妙そして巧妙な歪曲が起こる。歪曲の支点は三つある。第一の歪曲は売春という行為が存在してはいけない、あるいわ存在しないかのような歪曲だ。女性の前で、または女性を聴衆として、売春行為の存在に言及するのは、女性の人権の冒涜だという、ニュアンスのこれも極めて巧みな歪曲だ。存在すべきか否かは知らないが、売春は厳然として存在する。存在する売春の存在を肯定ないし公言するのは許せない、女性を侮辱するという、現実を無視した奇妙な論旨のすり替えがここにある。
 第二の歪曲は「性、性欲、性行為」にからむ独得の意味の混同だ。性・性欲という言葉は、発したその瞬間から、そういう欲求を満たしたい、下世話に言えばやりたい、という欲求発現ないしその充足そのものに変化してとらえられてしまいやすい。したがって性を率直に語る者に対して、偽善的な歪曲が為されやすい。橋下氏は売春行為の存在を認めそれを公言した。ここで橋下氏はあたかも売春の積極的肯定論者、そして女性の人権侮辱者、はてはレイピストであるかのような人格像を背負わされてしまう。おしもの事はめったやたら公言するものではない。しかしこの問題は日本人全体の尊厳にかかわる問題だ。お互いはっきり言おう。外科の医者が食卓で大便のことに触れたら、礼儀違反だが、病院での診察行為としてなら当然の行為だ。そんなものだ。
これに第三の歪曲が重なる。アメリカのサキ報道官が述べた「断じて慰安婦の存在は許せない、女性の尊厳を侮辱するものだ」のごとき発言だ。ここではその前提として、国家権力による強制連行という事態が想定されている。サキ報道官はどういう根拠かしらないが、強制連行を強くにおわせる発言をしている。橋下氏の前提を無視してサキ報道官は巧に論点をすりかえている。「性・性欲」という言語にからむ、表現即充足という意味の二重性がここで知ってか知らずにか利用されている。こうして、性、売春婦、性の充足、慰安婦、国家権力による充足の強制、強制連行、性奴隷というとんでもない意味の連鎖と膨張が起こる。
 もう一つ事実問題として歪曲されていることは、慰安婦があたかも朝鮮人韓国人のみであるというごとき報道だ。実際は慰安婦の大半は日本人だった。
 ここではっきりさせておきたことは、慰安婦はあくまで自己の意志で契約したということだ。当時日本ないしその植民地で売春の過去のある、あるいわ売春をしてもいいという婦人が軍と契約して慰安婦になっただけの話だ。厳然として存在する売春を利用しただけなのだ。でなければ兵士による非行犯罪が激発するからだ。極めて合理的でありうまいやり方だ。橋下氏はそれを米軍に勧めた。多分かなりの皮肉をもってだろうな。
 橋下発言の報道がおもしろい。反日極左の朝日新聞のみならず保守といわれる読売産経まで橋下非難をしている。朝日や日経などは、橋下氏が政治的窮地にたったなどのような報道をする。これは事実というより日経・朝日による世論誘導だろう。誘導してそれを事実化する陰険なやり口だ。みんなの党は維新と絶縁するとか。勝手にしてくれ。もともと私はみんなの党のあり方がさっぱり解らない。解ることはみんなの党がマスコミの歪曲と偽善に積極的に協力したことだ。わたしはむしろ橋下氏の発言で維新の票は伸びると思う。今回の橋下発言は先制攻撃だ。慰安婦の問題でなされる、韓国のわけの解らない世論に振り回され、気を遣い脅える政府、マスコミや世論一般への先制攻撃であり褐だ。売春行為は存在する。それを利用してどこが悪い、と橋下氏は先制的に攻撃にでたわけだ。
 肝心なことを忘れている。慰安婦問題は憲法問題と大きく重なる。「売春などあってはいけない、みながみな貞潔であるのだ」と「戦争なぞあってはいけない、平和でなければいけない」は同じことではなかろうか。確かに売春はない方がいいだろう、戦争もない方がいい。しかし歴史には厳然としては売春も戦争もある。この現実を避けて、平和、人権、女性の尊厳などを金科玉条として、現実を無視するから、韓国や中国の意見に押されつけこまれるのだ。自身でできもしない妙な理想をかかげ、かってにそれにしがみつき、自縄自縛に陥り外国のいいなりになっている。だから早く憲法を改正しなければならないのだ。憲法の内容を読み、作られた経緯を知れば、そこには、日本以外のすべての諸国民は信頼に値し正しく、日本人のみ絶対に信用できないといわんばかりの書き方がされている。
 橋下氏は、売春は存在する、それを利用してどこが悪いと公言した。この言明により、慰安婦の国家連行説は吹き飛んだ。快刀は乱麻を切った。偽善と歪曲が織り成す論旨のすり替えという迷路の輪を断ち切った。橋下氏の発言はまことに勇敢で適切な発言だ。
 なお西村真吾氏の「朝鮮人売春婦がうようよ云々」は事実として正しい。米国もカナダも朝鮮人売春婦には困っているという。ある経済評論家は韓国のGDPの2%は海外での売春の仕送りだと言う。はっきりした根拠をあげよう。半年前だか、朝鮮日報に、性労働者のデモなるものがあった。性労働者つまり売春婦はソウルで、この種の営業を許可せよと叫んで、顔を靴下で隠してデモしていた。デモするくらいだから、韓国では売春は半公然たるものなのだろう。維新の松井幹事長は西村氏を非難し除名したようだが、本当の事いってどこが悪いのだ。
 アメリカさんへ。何も知らないくせにでしゃばるな。日本と韓国の内情や関係にアメリカ人はどれくらいの知識と関心を持っているのか。知らないなら黙っておれ。議会がやたら議決とかしているが馬鹿馬鹿しい。議会で「進化論は間違っている」と議決したらどうだ。私は秘かに恐れる。「日本人はキリスト教徒ではないから邪悪な民だ」とアメリカの議会が議決する事を。アメリカならやりかねない。
 そして韓国の世論。相手にしていられない。政府が反日教育をしているので政府と世論が相乗作用を起こして反日意識はどんどん昂進している。不愉快というより滑稽だ。一番困るのは韓国政府だろう。まあ日本としてはきっちり反論せずばなるまいが。
 多くの新聞には、慰安婦が言語に絶する苦痛を受けたと、書いてある。何を根拠として?10年くらい前に日本の人権団体と共謀して来日し訴訟を起こした、慰安婦なる女性の集団の言か?彼らの虚偽はすでに立証されている。秦郁彦氏の本を読まれたい。高給をもらって為す売春がそんなに苦痛だろうか?仕事が仕事であるだけに、人には言いにくい後ろめたさとそこからくるある種の鬱屈はあるだろうが、言語に絶する苦痛などあるのだろうか?多分朝日新聞などの人権云々をいう左翼メディアの勝手な憶測だろう。現在でもス-パ-のレジをするより、売春の方がはるかに見入りのいい事は事実だ。ここで慰安婦問題は生活保護の問題とも重なる。実直に働くよりはもっと楽で収入の確保される生活があるという点で。少し古いがアメリカの学者が受刑中の売春婦を対象に、売春に走る動機を調査した。それによると、収入がいい、おもしろい人に会う機会に恵まれる、比較的楽な仕事、楽しい、性的快楽が得られる、などが主な理由だった。石川五右衛門の辞世ではないが、浜の真砂となんとやら、という印象を禁じえない結果だ。

売春小史

2013-05-20 02:01:17 | Weblog
   売春小史

 売春は人間の歴史とともに存在する。未開社会に売春があるか否かについては解らないらしい。制度としての「家」あるいは「家族」というものが、我々のそれと根本的に違えば婚姻制度も異なる。婚姻という物差しが違えば、その制度外制度である売春の形態も判然としなくなるだろう。いずれにせよ売春は人間の社会が家・家父長制を形成して以後出現する。古代メソポタミアでは寺院売春が行なわれていた。寺院あるいわ宗教施設が売春を経営、援助していたのだ。それはイシュタ-ル女神の信仰にもとづく遊女崇拝によるとも言われる。インドも含めて古代社会では売春と神殿寺院との関わりは深い。日本も例外ではない。これを根絶しようとしたのはあのお堅いユダヤ民族だけだ。まじめなものだ。かといって彼らの社会に売春がなかったわけではない。ヘロドトスによれば、結婚を志す女性は必ずイシュタ-ル神殿で数夜を過ごし、その間彼女との同衾を望む男性には、自らの体を金銭と交換で与えなければならなかったらしい。このイニシエ-ションなしには結婚できなかったようだ。
 古代ギリシャ人の世界は高度な芸術の香りにもかかわらず男性支配の社会であり、女性が公開の席へ出ることはなかった。彼女達は家庭で育児と家事のみをするべく求められていた。女性は非社会的存在であり、彼女達に教養は必要とはされなかったのだ。男性が外で女性の社交と歓待を期待すれば、その対象はおのずから娼婦ということになる。ギリシャでは最下級のポルニア(ポルノの語源)から最高級のヘタイラにいたるまで種々の娼婦のランクがあった。高給娼婦ヘタイラの相手は政界の有力者や貴族などなどの上層階級であり、彼女達は単に容姿容貌のみならず、化粧服飾術にはじまる諸々の教養を身につけねばならなかった。日本の江戸時代における、島原や吉原の太夫の存在に似ている。ヘタイラの代表はかのペリクレスの愛人で後に妻になるアスパシアだ。もっともペリクレスはそのために政界での地位を失いかけている。
 ローマ社会はギリシャほど男中心ではない。しかし厳然とした家父長制社会であり、家父長(pater familialis)は一家の成員に対して生殺与奪の権を握っていた。ロ-マ人の売春への態度は彼らの民族性を反映して率直で明快だ。彼らは売春を必要悪として容認し利用した。以後(以前からもだが)この態度はすべての歴史社会が売春に対してとる態度となる。さらにロ-マ人が新たにしたことは娼婦の公的統制だ。官憲は娼婦達に特殊な服装の着用を強制した。売春婦を意味するPROSTITUTE(プロスティトウ-トウ)は「前に置く」つまり「公に陳列する」と言う意味を本来持つ。「告白 propose」の語源と似ている。ロ-マ皇帝の皇后で売春に走った、あるいわ売春婦あがりといわれる女性は二人いる。第四代皇帝クラウディウスの妻メッサリ-ナと、東ロ-マ皇帝ユスティニアヌスの妻テオドラだ。前者は確か夫の皇帝を殺害しているはずだ。ロ-マ時代とはそんな時代であったらしい。
 古代社会の売春の特徴は、
  二重規範-男の性欲には寛大であり、女のそれには厳しいこと 女性が婚姻外性交を行なえば厳しく処罰される 娼婦に落されることもあり、最悪の場合は殺されることもある。
  奴隷制の存在-女奴隷は主人とって性欲の排出口だ 彼女達を必要に応じて娼婦として売ることは主人の自由であった 事実古代の娼婦には奴隷が多い
  必要悪としての容認-この態度をとらなかった社会はない
キリスト教はやたらと性欲に対して厳しい宗教だ。しかしこの宗教といえども妥協は避け
られない。基本的態度は「禁欲つまり独身が望ましいが、それが不可能な者は結婚せよで
ある。その方が他の悪徳に走る可能性が小さくなるからだ。一方で「結婚は神と聖書に祝
福された行為だ」ともいう。ややこしい。パウロやアウグスティヌスが性欲に対して厳し
い警戒感を抱いていたことは事実だ。他の世界宗教でキリスト教ほど人間の性行為に細部
まで干渉した宗教はない。ちなみにイスラム教では「配偶者との性交あアラ-の
神によって保証された善行」であるとされている。仏教においては釈迦自身の思想も、特
に「煩悩即涅槃」と主張する大乗仏教は性欲に対してキリスト教より寛大である。しかし
寛大であるだけでそれを積極的に奨励するわけではない。五戒の中にちゃんと邪淫という
項目がる。仏教の母胎となったヒンズ-教も性欲に対して寛容なようだ。ヴァ-ツヤ-ナ
という人は遊女が手引きとすべき本「カーマス-トラ」を書いている。ところでそれによ
ると娼婦になる動機は三つだという。金銭欲、不幸な運命からの脱出、そして愛情。要を
得て簡潔、当たっている。
 中世のキリスト教では性に関する大罪が七つある。婚姻外性交、近親相関、姦通、肛門性交、獣姦、自慰、そして売春だ。しかし十字軍には多くの娼婦が同行し聖職者を歎かせた。その聖職者も頼りない。修道院はよく醜聞の場となったし、大学は学生という若くて盛んな連中が集まるので、大学総長の重要な役目の一つは娼婦の管理であったといわれる。どこの社会でもそうだが農村中心の社会では売春はめだたない。十字軍以後西欧で都市が繫栄するにつれて売春婦の数は飛躍的に増える。官憲の為しえた対応は処罰と管理統制。処罰は始めのうちは過酷であった。鼻を切られたり、顔に傷をつけられたりした。容貌を台無しにすれば客もよってこないだろうという理由だ。もちろん処罰されるのは娼婦だけ。客が処罰されることは滅多にない。この不公平は現在まで続く。統制の手段は住居の制限と、娼婦であることが判別しやすい服装をさせることだ。そんな規則はすぐに破られる。もっともロ-マ教皇庁は娼婦達からきっちり税金をとっていた。その額はドイツ国内から教皇庁に集まる収益の三倍になったとかいう。ちなみにドイツは教皇庁のいい鴨だった。だからこの地で宗教改革が勃発した。教皇ももっとしっかり娼婦を統制できていたら宗教改革など起こらなかったのではあるまいか。
絶対王政の時代には娼婦かそうでないのか解らないような人物が登場する。登場するだけではなく権力の中枢に近づく。有名なのはルイ14世の愛妾マントノン夫人、ルイ15世の愛人ポンパド-ル夫人などである。また本当の娼婦出身の女性も権力の周辺にちらほらする。そしてフランス革命。この革命が娼婦の存在に大きな影響を与えたとは一向に聞かない。革命の果実を刈り取り集大成したナポレオンは言う。この世に売春婦は必要だ、なぜなら彼女達がいなくなれば男は良家の子女を襲うだろうから、と。至言とも言えないが、決して的外れではない言葉だ。この予言は前大戦の満州やベルリンで実証されている。日本軍が占領した直後のマニラや米軍占領直後の神奈川県でも。
そして軍隊と医学の登場。このころになると梅毒の全体像が解り、それが感染するという事実も確かめられた。軍隊は若くて強壮精悍な男性をむりやり性から隔絶した世界だ。軍隊は梅毒を始めとする性病蔓延への対策に躍起になる。医学と軍隊がそろって売春の国家管理を提唱する。そうしないと衛生上社会が危機に瀕すると関係者は叫ぶ。さて国家管理でうまく行くのかどうか?
19世紀の中頃なぜ娼婦になるかという問に対しては、えらい単純な答えしかなかった。一つはパンつまり生活のため、もう一つは女の弱さ・誘惑への弱さ云々とされていた。19世紀後半売春史において画期的事件が起こる。まずコンド-ムの普及。20世紀においてゴムの使用が日常化するに及びコンド-ムは女性への天恵となる。妊娠への恐れから解放された女性達は夫をそれとなく売春婦のもとに赴かしめるような事をしなくなる。今一つはバトラ-夫人なる女傑に率いられた廃娼運動。この婦人に関しては毀誉相半ばし、彼女の運動には批判も多いが、その猛烈なヴァイタリティへ敬服に値する。彼女によって売春婦廃止は世論として定着する。もっとも表面的にはだが。有名な事件がある。白人奴隷事件。イギリスから誘拐された少女達がベルギ-のブリュッセルで強制的に売春をさせられていた。警察の一部も関係している。バトラ-夫人はジャ-ナリストであるW・ステッドと組んで事態を暴露し、監禁されたイギリスの少女達を救出する。
1933年国際連盟は「売春目的の成人女性の売買は、本人の承認があっても犯罪である」とする動議を提案。1949年国際連合は「人身売買および他人による売春からの搾取禁止に関する条約」を総会で採決。
なぜ娼婦になるのかという問題は常に存在する。もっとも充分に答えられているとは思えない。娼婦個人の心理的要因について以下列挙しておく。男性への敵意、父親および父親的なものへの敵意、未解決のオイデプス葛藤、同性愛(レズビアン)、罪悪感からの逃避、アイデンティティの混乱、マゾ的な母親との同一視、成育史における母性性の欠如などなど。ほとんが精神分析学説の適用である。しかしあまり信用しない方がいい。売春婦それ自身を対象とする分析治療はほとんど行なわれていない。ごく断片的な知見からの憶測とみていい。
主な問題は社会のあり方にある。まず二重規範。詳しく言えば「男性には性欲はあるが女性にはない」という不自然極まりない偏見神話。ここから「男性の婚姻外性交は許されるが、女性のそれは不道徳」という判断が出てくる。
次に女性の労働機会の少なさ。家を追い出されたら娼婦になるしかなかったこと。特に中世社会では間違いなくそうだった。つまり金とパンの問題。
さらに売春業で稼ぐ連中の存在。誘拐組織、売春宿の提供者、ヒモとその背後に存在する暗黒組織。
買う側の問題。その中には通常の女性では相手にされない異常性欲を娼婦相手に満たそうとする男性の意図もある。
妻が妊娠を恐れて暗黙のうちに娼婦との行為を勧めたこと。
しかし一方では娼婦の知能は低いという報告もある。同じ状況に置かれたすべての女性が娼婦になるのではないのだから。
現在各国の売春対策は、
 認可と統制(ドイツ・オランダ型)
  一定の地域での許可 あるいわ娼婦の国家登録制 しかしこの制度の盲点は売春婦である証明を国家が与えることにより彼らが結果として強制売春組織から逃げ出せなくなることにあると言われる 売春婦である証明書のコピ-を彼女達の雇い主にヒモ達が送付すれば彼女達が隠したがっている過去を簡単に暴露できるからだ 
 禁圧(アメリカ型)
  売春を犯罪と認めて禁止 ただし売春と自由恋愛の区別が困難 このやり方を徹底する為には、配偶者以外の性交は一切犯罪としなければいけなくなる、と言われる
 容認(イギリス型)
   売春(金銭と性交の交換)を原則的に非犯罪化 目立たなければいいとされる 露骨な客引きだけはするなということ
「売春の社会史」の著者であるブ-ロ-達はイギリス型が一番良いという。要はほどほどには容認しなければならないのだ。禁止してできることではなく、下手に管理すればかえって弊害を増すということらしい。(ただし1987年以前の話である だが現在でも事態は変わっていないであろう)なお日本は一応のところアメリカ 型だ。昭和30年代に制定された売春防止法は生きていて、「金銭と性交の交換」は原則として犯罪という事になっているらしい。
 現在女性の労働機会は以前よりは増し、女性自身の性欲性感情を認知肯定する態度は増加している。避妊具の発達により妊娠の恐怖なく性交できるので、夫を娼婦の方へ追いやる必要もなくなった。このような事情は売春に走る女性の数を大幅に減らすものと期待された。1964年米国でW・ポメロイが受刑中の売春婦に対して行なった調査では売春に走る理由は、収入がいい、おもしろい人に会う機会に恵まれる、比較的楽な仕事、楽しい、性的快楽を得られるなどなどであった。浜の真砂となんとやらという印象を禁じえない結果ではある。
 日本における遊女の第一号は8世紀万葉の昔、太宰帥大伴旅人との別れに際して贈答の歌を交換した児島という女性だ。官人の旅先での宿泊に際して彼らをもてなすホステスのような女性が当時からいたようで、彼女達は遊行女婦と呼ばれていた。平安時代になるとれっきとした遊女が出現する。宇多天皇にお目見えした大江玉淵の娘などはその嚆矢といえよう。やがて人と物産が集まり行き交う場所には、旅の男性を歌舞遊芸でもてなし春を売る一群の職業的女性が現れる。特に有名なのが淀川を下って瀬戸内へ出る途中の江口、鹿島神崎、瀬戸内海交通の要衝である室の津、琵琶湖の南端大津、美濃の青墓。もちろん平安京の内部は言うに及ばずである。中世に入ると人と物の動きは激しくなり、特定の土地で営業する遊女のほかに、旅から旅へと放浪する型の女性が現れる。彼らは祈祷や占いなどの宗教的役割以外にも芸能そして売春もしていた。
 江戸時代、彼ら娼婦は一定の場所に囲い込まれる。1617年幕府は吉原での売春を公認した。ついで大阪の新町、京都の島原が続く。各藩もそれに習う。こうして幕府諸藩は娼婦を隔離して管理する一方、管理の実務はその自治に委ね、一定の税金をとるようになる。しかしこうした公認以外の娼婦の活動もめざましく、幕府は取り締まりに苦慮する。明治政府はほぼ同様の態度を受けつぐ。公認された地域は警察の地図上では赤い線で囲まれていたので、赤線地帯と呼ばれた。こうした公娼制度が廃止されたのは昭和30年代初頭である。しかしそれで売春がなくなったかと言えばそうではなく、トルコ風呂、ソ-プランド、ファッションマッサ-ジ、テレクラと名を変え品を変えて売春行為は再現される。最近では援助交際という売春なのか自由な交際なのか判然としない行為が現れ警察を悩ませている。また私が仄聞した限りでは、滋賀県雄琴、堺市竜神、和泉市信太山、愛知県長嶋などはその種の行為によるサ-ヴィスで有名。箱根以東の名所は知らない。

橋下維新共同代表の、慰安婦に関しての発言、に賛成する

2013-05-17 11:59:55 | Weblog
   橋下維新共同代表の、慰安婦に関しての発言、に賛成する
 
一昨日の新聞に載った橋下氏の、慰安婦に関する発言、に賛成する。橋下氏は、米軍兵士は生命をかけて戦おうとしている、なら明日をもしれぬ命を性衝動の爆発に燃やすのは当然、きちっとした制度下において、彼らの欲求を満たしてやることは当然、という意の発言をされた。当然過ぎる率直な発言だ。ここでは二三の論点を要約し次回のブロッグで「売春」という制度についてじっくりと考察してみよう。
売春は戦争につき物である。最適の兵士は18歳から25歳までと言われる。体力が要求されるからだ。この年代の男性は性衝動に燃えている。それは男性各自が自己の歴史を振り返ってみればわかることだ。このスペルマ(精子)ではちきれるような体を抱えた、若い男性が、強制的に一箇所に集められ、性欲発散を断念させられて、厳しい訓練をうける。彼らは兵士であるが故に、いつ戦線に送られ、したがっていつ生命を失うかもしれない、運命にある。彼らの性欲を禁圧するのは過酷というものだ。具体的には沖縄駐留の米軍兵士のことだ。彼らが時として性犯罪と言われる行為に走るのは、やむをえないといえる。彼らの性的衝動を満たす制度的な保証は当然のことだ。どういう制度がいいのかは当事者各位が考案されればいい。前大戦時、日本陸軍が作った慰安婦(自由契約による)制度などは参考になろう。人間の性欲を禁止することはできない。まして若い兵士のそれは一定度充足させねばならない。でなければ犯罪頻発は必至だ。論旨の一番肝心な点はここだ。
朝日新聞にはアメリカ政府が激怒しているとか書いてあった。朝日が言うほどの反応をアメリカ政府がしたか否かは解らない。一応そういうことにしておこう。ならアメリカ政府は偽善者だ。アメリカでは表面上、売春は犯罪とされている。世界で一番厳しい法律を売春行為に対して設定している。が、現実はどうだ。アメリカでは日本を上回るほど売春が盛んだ。夜の街には彼ら、春を売る姫君が溢れかえっている。橋下発言を受けた米軍司令官の顔は硬直したとか。勝手に硬直すればいい。偽善をやめればもっと素直に柔軟に聞けるはずだ。
日本共産党は橋下発言に対して、唖然とするといった。私は共産党のこの偽善的言動に唖然とする。むしろこの党としては、この種の偽善的態度は当然と見るべきか。性衝動は厳然としてある。なければ人類は存続し得ない。そして性欲の管理と統制は人類の歴史とともに、人類が苦慮してきたことだ。売春も厳然としてある。厳然としてある現実を否定し、できもしない理想を掲げて、その理想を絶対的正義とし、理想実現に懐疑的な分子を、反動として切捨て悪罵を投げかける。これが共産党を始めとする左翼のやり口だ。平和主義云々にも同じことが言える。
売春容認は女性を冒涜するとか、わけの解らないことを一部の人は言う。では彼らは売春を根絶できるのか。決してできない。この種の発言をする女権派のおばさん、いやさ淑女レディに伺いたい。どんづまりの貧困に陥り、今日の食にも事欠く事態に立ち入ったら、あなた方は体を売る売らないか?必ず売る、ごく一部の例外的少数をのけて。それが歴史の現実だ。そして世界中を見渡せば、売春をせずしては生きていけない女性は多いのだ?再び問う、女権派に。命をとるか操をとるか、と選択を迫られたらどうする?平和で食に事欠くことのない暮らしに安住し、売春を絶対否定する人々は、一部の女性の生存を否定しているに等しい。彼らの存在であなた方の貞操が護られていることを忘れるな。
橋下氏の維新共同代表辞任論が一部で出ている。辞任する必要は一切ない。維新の各位も動揺されることなくどっしり構えておればいい。参院選挙に悪影響を与えるとも言われるが、私の観測ではむしろ橋下氏の発言は選挙に有利に影響するのではないかと思う。二三の知人に意見を聴いたら、橋下発言容認論が圧倒的だった。橋下氏の掲げる政策全部に賛成するわけではないが橋下氏の魅力は、現実をズバッと指摘する事だ。
橋下氏は言葉が不適当であったとか言っているらしい。言辞を変える必要はない。「馬鹿」と言うか「頭が悪い」と言うかの表現上の差でしかない。現実を指摘する言葉はいつもきついのだ。
なお私は売春を全面的に容認しているのではない。私個人は売春など嫌いだ。偽善はそれ以上に嫌いだ。以下のことについてはブロッグをあらためて論じる。

先進諸国の初等教育の制度化

2013-05-16 02:43:10 | Weblog
   先進諸国の初等教育の制度化

 以下に日米英独仏露6国の初等教育の制度化について簡単な概略を描いてみたいと思います。
①日本
 1873年(明治6年)に小学校令が敷かれます。これは義務教育です。政府は極力通学を奨励しました。この時点での就学児童総数は110万人前後。10年後の1883年で就学児童は330万を超え、就学率は男子69%、女子35%です。就学期間は3-4年です。公共の小学校設立の前に、既に農村の名望家による郷学校が設立されていました。これは公立学校の先駆とみていいでしょう。さらに江戸時代に遡りますと藩校や寺子屋があります。具体的内容は解りませんが、農村における村方騒動や議定等の現象、都市内部におけるいわゆるお稽古事の盛況、そして滝沢馬琴、十返舎一九や柳亭種彦などの大衆文学の普及ぶりからして、識字率は非常に高く、男子で100%、女子でもほぼ同様であったと推測されます。
② ドイツ
 フリ-ドリッヒ大王のころからプロイセンには民衆学校という初等教育機関がありました。他の諸封でも同じです。これが公教育なのか否かは解りません。ただこの学校が教会の強い影響下に置かれていたことは事実です。各政府は就学を勧奨しましたが、義務教育とは言えませんでした。1871年ドイツ帝国がビスマルクの指導下においてできた時、同時に教育の脱宗教化、脱教会化が始まります。これはビスマルクが強力に推進した反カトリック政策と併行します。19世紀中葉で就学率80%、1880年代でほぼ100%の就学率と言われています。
③ フランス
 1848年の2月革命時、共和派により公教育の充実が計られます。しかし革命の敗北で再び初級学校に対する教会の影響が強まります。フランスの版図の中にはフランス語を使わない地域が多いのです。(現在でもそうらしいようです あるドイツ人学者の意見によればフランス国内でフランス語を話す人口は全体の60-70%とか言います)そういうわけでナポレオン3世の第二帝政下においても、国民意識の形成と産業革命推進のために教育改革、つまり脱教会化が進められてゆきます。1881から1882年にかけて初等教育の無償化、義務化、脱教会化が決定されます。欧米の初等教育は、宗教教育との関係で教会の影響が強く、公立か私立かの区別がつきにくいのです。
④ ロシア
 アレクサンデル2世の改革の一端として1864年に初等国民学校令が施行されます。就学期間は3年以下、義務ではなく、また無償でもありません。ただこれらの学校はゼムストヴォというロシア独得の地方自治機構(村落ないし郡)が経営の実際を荷っていたようで、厳密な意味での公教育かどうかには問題があります。
⑤ イギリス
 イギリスの初等教育は事実上国教会と非国教徒が経営する宗教的色彩の濃厚な学校に、政府が資金援助する形で進められました。1870年初等教育法が成立します。この法律により、宗教機関の運営する学校がないところに、公立の初等教育機関を設立することが、決められました。ものすごく教会に遠慮したものです。イギリスでは17世紀の革命動乱のあおりで、国教会と非国教徒の対立が激しく、両者ともおのれの信条を教育に反映せんとするために、厳正中立な意味での公教育の展開は遅れました。またジェントリ-支配下の社会では治者と被治者の区別が厳しく、前者はパブリックスク-ルというまぎらわしい名前の私立学校に進みます。ここではギリシャ・ラテン語の古典と体育が重視されました。こういうわけでもイギリスの公教育の普及は遅れました。
⑦ アメリカ
 最期にアメリカですが、この国での公共初等教育の開始時の実態は解りません。少なくとも私が参考にした文献内では解りません。というより一般的断定ができないのです。理由はたくさんあります。まず黒人の問題があります。1865年以前の黒人の圧倒的多数は奴隷でした。彼らに公教育がほどこされたとは思えません。南北戦争後も、投票権付与のために特に黒人の識字テストをする云々の話しがありました。ということは黒人の識字率は低かったということになります。さらにこういうテストをするという事は、黒人にあまり文字を教えたくないともかんぐられます。さらに移民の問題があります。移民の大多数は食うや食わずで合衆国に着いたのですから、彼らには自らの子供に即働いてもらう必要こそあれ、教育を与える動機はそう高くなかったはずです。加えて合衆国の内政は各州により異なります。また現在の茶会党派のように、この国では自立、つまり人の保護は受けない事が美徳とされてきました。こういう信条も公教育付与にはマイナスに働きます。エディソンは小学校の教師に低脳児扱いされ、憤慨した母親が自ら教育した由ですが、1860年から1880年にかけての合衆国の初等教育はその程度ものであったのかもしれません。1950年ごろ封切りされた「荒野の決闘」という映画があります。その最期の場面で、クレメンタインというヒロインが土地(多分アリゾナかニュメキシコ辺でしょう)に残って学校の先生をするという設定がありますが、この映画もあるいは当時の実態をほのめかしているのかもしれません。アメリカ史においてカウボ-イが活躍した時期は最大に見積もって、1865年から1885年までです。

拝啓、オバマアメリカ合衆国大統領閣下、慰安婦制度の勧め

2013-05-15 02:27:13 | Weblog
   拝啓、オバマアメリカ合衆国大統領閣下
      Recommendation of comfort woman system
       (慰安婦制度のお勧め)

書面をもって始めて見参させていただきます。私、貴国からは遠い彼方、日落ちる太平洋の西端に位置する粟散の小国日本(JAPAN)の一市民でございます。貴国とわが国は周知の如く、防衛同盟を結んでいます。大綱において、同盟は安寧に堅持されておりますが、若干不都合な事が時々起こります。貴国の軍隊が駐留する沖縄県において、貴国の軍隊の兵士の一部が、わが国の婦女子に対してけしからぬ所業に及ぶことがございます。何分ともわが国は貴国と異なり、性倫理にはうるさい国にて、貴国の兵士の所業を放置しておけば、両国の同盟関係にひびが入らないとも限りません。
 しかしよくよく振り返って考えますと貴国の兵士の行いにも無理からぬところがございます。20歳代前半の若くて、スペルマで睾丸がはちきれんばかりの男子が、軍隊という窮屈な場所に閉じ込められ、日夜厳しい訓練にさらされるとなると、近辺に見える婦女子に対して生理的欲求を爆発させるのも、いたしかたないとも申せます。
 そこで私には貴国あるいは大統領閣下に対して一つの提案をいたします。世の中には、あるいは世界には、自分の性器の使用を他人に任せ、加えてその行為に対して対価を要求する女性がかなり多くおられます。この種の女性を通常は娼婦ないし売春婦と呼んでおります。貴国の言葉では確か、street girl ないしprostituteというはずです。他の男性の欲求満足のために自らの性器を捧げる、これら神聖な彼女達を活用あるいは、彼女達に御奉仕していただかないというのは大いなる錯誤であります。貴国の予算で世界中に散在する彼女達神聖な娼婦を一箇所か数箇所に集め、彼女達をして貴国の兵士の欲求充足に奉仕させ利用するのも一方法ではないでしょうか。場所は貴国の都合しだい、沖縄でもガムでも合衆国本土内でも構いません。
 少し旧い記録によりますと、性行為をただ生理的欲求満足のためにのみ、行うと約5分で終了するといわれております。フランス国のこの種の産業で有名なある都市のある館での記録では、女性の労働時間を10時間として、最大限一日120名の男性を相手にことをなせます。沖縄駐留の貴国兵士数を12000名とします。平均4日で一回欲求を果すとして、一日3000名、3000/120=25となり、25名の女性で事は片付けられます。どのくらいの給与を支払うべきかに関しては後に参考意見を述べさせていただきます。
 実を言いますと、貴国を敵として戦った前大戦で、わが軍はこの種の試みをいたしました。1941年破竹の勢いで東南アジアに侵攻したわが軍がフィリピンのルソン島を占拠したとき、勝利に奢るわが軍の兵士による現地の婦女への暴行が絶えず、苦慮した軍当局は、思案の末に、わが国内で売春業に従事する女性を中心として(当時のわが国では売春は政府の認可を受けた場所で行えば合法でした)「慰安婦」という名称の女性を戦地に赴かしめ、契約を結び同意の上で、兵士の欲求充足を満たすべく鋭意務めました。極めて合理的な措置であったと思います。ところで1945年8月わが国は貴国に降伏いたしました。続々と貴国の軍隊が占領軍としてわが国に乗り込んでこられます。同年9月、神奈川県内のみで、貴国兵士による日本人女性への暴行事件は1000件を超えました。憂慮した貴軍の幹部は、旧日本軍の故智に学び、日本の旧軍人と官僚と相談の上で、神奈川県内にその種の女性を集め、貴国兵士の欲求充足つまり慰安をなさしめました。以後貴国兵士による婦女暴行は激減し、貴国の占領統治を安らかなものとしました。このような合理的措置のないところでは暴行事件は絶えません。ソ連軍により占領されたベルリン市内のほとんどの女性は強姦されています。同様のことは、同じくソ連軍に支配された旧満州でも起こっています。戦闘とは命をかけた行為です。勝った兵士は征服感と開放感に満たされ、その欲求と激情を思うまま発散せんといたします。少なくとも1900年以前の中国の歴史においては、戦って城市を落した軍隊の兵士は、暴行、殺戮、略奪のかぎりを尽くし、その都市を屠り尽くし(屠城し)ました。上官が止めると反乱が起こりました。それが戦というものの真実です。
 大統領閣下、こういう提案はいかがなものでしょうか?ぜひお勧めします。わが国としても協力したいのですが、前大戦時、この慰安婦を日本のみならず一部、当時は日本の領土であった朝鮮半島からを集めました。この作業がどういうわけか悪意をもって歪曲されて伝わり、わが国の軍隊が朝鮮半島の女性を国家権力でもって、強制的に連行し、この種の行為を強制したなどの、芳しからぬ風評が乱れ飛び、わが国の心ある人士は迷惑しております。私が直接従軍した元軍人から聞いた話では、コリアンの女性がはるばるラバウル近辺まで出張し、抱え切れない紙幣を家族に送金していたそうです。そいうわけでわが国としては助言まではできますが、この種の試みに実践的に協力することはできません。またどんな噂を流されるやら心配ですから。なお慰安婦の経営主体は旧日本軍ですが、実際の運営は売春の専門業者に一任されております。
さてこの種の行為への報酬ですが、いろいろな計算方法がございます。わが国での、性行為一回の価格は、伝聞の範囲をでませんが、10000円から50000円、平均30000円と聞いております。価格が下がるに従い、女性の容貌と施設の衛生度も下降するのはやむをえないでしょう。平均所要時間を30分として8時間労働なら16x30000=480000円、事業所と本人折半で240000円の日給になります。前記したフランスの某地のやり方では、一回5分で3000円くらいの価格になるでしょうから、3000x120=360000円、折半して180000円の日給になります。ちなみに1944年10月27日付けの日本陸軍による慰安婦(comfort woman)募集では最低月300円で、この額は当時の日本軍の将軍の俸給と同等以上です。 
 以上が私の貴閣下への提案です。どうされるかは貴国の判断しだいですが、そうされた方が日米同盟にとって都合がいいのではないでしょうか?閣下は既に、合衆国では性愛の自由の名の下に、同性愛者の結婚を容認するという私達日本人にとっては破天荒かつ驚天動地の政策をとろうとされているのですから、私の提案を受理するがごときにはなんの痛痒もお感じにはならないはずです。同性愛結婚の合法化は、性倫理と所有秩序という制度の根幹に触れる問題ですが、貴国ではいとも簡単に、この天賦不抜のハ-ドルを乗り越えられたのですから、性愛の売買であるいわゆる売春行為の合法化に抵抗をお持ちになるはずはないと愚考いたします。またこの種の行為を喜んで行う女性にもことは欠きません。わが国の近隣の某国では、性労働者の権利を認めよと、女性達がデモをしております。この国の女性は貴国はじめ多くの国に赴き、この種の行為で外貨を稼いでいます。その総額は同国のGDPの約2%にもなるかと、聞き及んでおります。閣下の寛大な御政策の遂行は、この某国の女性達をいたく感激させ、随喜の涙を流させることと思います。よろしくご勘考くださいませ。貴国とわが国の同盟を強化し、ともに栄えんとする意図をもって愚見を疲労させていただきました。ご繁忙な毎日、閣下のご健康を祈ってやみません。

 オバマアメリカ合衆国大統領閣下
                       2013年2月吉日
                              摂海処士

プ-チン露大統領の提案、北方領土の面積等分案、に賛同する(改訂版)

2013-05-14 00:35:17 | Weblog
  プーチン露大統領の提案、北方領土の面積等分案、に賛同する (改訂版)


 数日来の新聞報道によれば、プ-チンロシア大統領は、歯舞、色丹、国後、択捉の北方領土問題について、これら四島の総面積を二等分し、日露両国が分かち合いそれぞれの正式領土とすることを提案した。この案によれば日本は歯舞、色丹、国後の三島に加えて択捉島の西部(島の20%)を領有することになる。私はこの提案には賛成だ。日本政府はこの線で早急に妥結に向け交渉すべきだ。以下に理由を述べる。
① ロシア政府の態度の急変が理由の第一だ。それまでロシアは歯舞、色丹の二島返還をかたくなに主張し態度を変化させなかった。ここに来て妥協案を出してきた。ロシアとすれば譲歩と言っていい。ロシア政府の態度転換にはこちらも応じるべきだ。
② 北方領土は戦後70年近くにわたりソ連そしてロシアに実効支配されてきた。実効支配が領土占守の原則であるかぎり、ロシアにも領有権主張の根拠はありうる。である以上日本としては現状を長引かせるべきではない。下手をすると北方領土は永久にロシアのものになってしまう。
③ 北方領土は戦争という正当な手段でソ連により占有され、ロシアがその占有を継続している。領土獲得の方法には戦争と買収しかない。北方領土占領時日本はロシアと交戦状態に置かれていた。ロシアの参戦の動機がなんであれ、戦争という正当な手段で占拠された領土に対してロシアは権利を主張できる。ソ連参戦の事情そして日本軍捕虜の問題など日本人として割り切れないものは残るが、政治行為とは過酷なものだと我我は銘記すべきだろう。
④ である以上ロシアにも理由と面子がある。その一部を捨ててかく譲歩してきた以上日本もロシアの置かれた状況を理解し譲歩すべきだ。
⑤ なお私は択捉全島の日本による占有を放棄したわけではない。簡単なことだ。適当な時点で買収すればいい。その機会は意外と近いかもしれない。考えてみれば1989年ソ連が崩壊し、ロシアが極端な政情不安と財政悪化に際し国が滅びるかもしれないという状況にあった時、日本は四島をさっさと買収しておけばよかったのだ。チャンスは去った。そして今回のチャンスがやってきた。このチャンスを逃すべきではない。
⑥ 領土問題が解決すればあとは北方開発の問題と漁業の権益が残る。この辺の案件はもう少し詰めねばならないだろう。ただ大きな障害はないと思う。なお択捉島に引かれるべき国境線は10-15キロメ-トルと推定される。国境線の管理は当然日露両国になる。双方百名程度の兵員を出さねばならないだろうが、具体的には双方で協議すればいい。海軍基地の設置などに関しても協議すべき問題は残る。
⑦ 漁業に関しては、四島のEEZ内の漁場は日露双方の共有としてはどうか?つまりその範囲内では日露の漁船が自由に操業できるということだ。二ヶ月前に日本が尖閣諸島のEEZ内で台湾漁船の活動を容認したのと同じことをすればいい。
⑧ ロシア極東部と北太平洋北部の開発は有望だ。日本の技術をロシアが望んでいるのなら、日本の技術で極東ロシアを開発すればいい。技術は日進月歩だ。単に地下資源のみならず、養殖漁業も可能だ。できれば北海の海底で昆布の栽培もしてみるか。資源大国と技術大国の協調は歓迎すべき事態だ。
⑨ 日露協商という歴史があった。日露戦争後からロシア革命まで、日露は条約を結んで、満州における権益を南北に分割して開発した。日本とロシアが一番うまくいっていた時期だ。満州は日本とロシアが開発した。それが大戦のどさくさで中国共産党により不当に略取されたのだ。日露協商そして日英同盟、さらに英仏協商から日仏協商が成立。こうして満州と中国主要部の権益はこの四国で独占されることになった。米国ははじき出されたわけだ。日米の反目はここから生じる。そして太平洋戦争へ。日本がロシアの提案を受け入れて新しい日露関係が始まれば米国はどう反応してくるか?日露関係の再構築は日本外交が米国から分離独立する予兆でもある。
⑨ 外交においては欲張らないことが重要だ。良い事例と悪い事例を挙げよう。1866年プロイセンはオ-ストリアと戦争し大勝した。この時プロイセンの指導者ビスマルクはオ-ストリアに対して一切賠償を要求せず、領土の割譲も求めなかった。以後後者は前者に対して、忠実な同盟国として関係を維持しつづけた。ドイツの繫栄の基礎の一つはこのビスマルクの判断にある。1970年代西ドイツ首相ブラントはオ-デルナイセ線以東の旧ドイツ領土を一切放棄した。これもよき外交事例に入るだろう。悪い事例は1930年代の日中戦争における日本の広田弘毅外相の判断だ。南京陥落のまじか、蒋介石は日本軍との仲介を欧米諸国に依頼した。相当な譲歩覚悟だった。広田外相はそれまでの日本の要求をつり上げた。情勢が変わった(南京陥落で日本は大勝利しそうだ)というのが理由だ。かくして戦線は広がり、蒋介石は四川に逃れて英米の支援の下に徹底抗戦せざるをえなくなり、その延長戦上に対米開戦があった。漁夫の利を中国共産党が拾う。情勢が有利になったからといって値段をつり上げてはいけない。勝利はほどほどの味わいで留める。これが原則だ。北方四島に固執すべきではない。相手が譲歩すればこちらも譲歩しよう。福田桃介という財界人がいた。諭吉の養子で、日本電力産業創始者の一人だ。彼は株式投機の天才だった。勝利の秘訣を聞いた人に彼は、大儲けしようと思わず早めに株を売ることだと答えた。明言だ。
⑩ プ-チン大統領の面積等分案を受諾して、早急に交渉に入ろう。新聞報道では、第一歩とか長い将来を見据えてとか書いているが,策は密なると同時に迅速を尊ぶ。交渉は急速かつ大胆であるべきだ。
⑪ 中国はカシミ-ル北方のラダック山脈の近辺でインドと領土問題を引き起こしている。日米は南シナ海でフィリピンとヴェトナムに援助を提供する予定だ。北方領土問題を解決し中国と対峙しよう。繰り返す、プ-チン大統領の提案には賛同する。

(付言1)
韓国による竹島占拠は日本が戦闘能力を占領により禁じられている状況下で行なわれたものだ。火事場の泥棒とはこのことだ。日本は機を見て竹島を軍事占領すればいい。
(付言2)
中国は、沖縄を扇動して日本から分離独立させる運動を展開するとか言っている。沖縄住民でこんな運動に参加する人間もいまいとは思う。そして中国がかく公言するのなら、日本人のみならず世界中の人間が、中国が抑圧している、ティベット、ウィグル、モンゴルなどの少数民族の分離独立に大いに協力賛同してもいい事になる。そして日本はあるいは他の国も台湾と正式外交関係を結んでもいいことになる。中国の発言は墓穴を掘ったな。