文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

秋田大学からレポート回答遅延のお知らせが来た

2019-12-30 10:39:45 | 秋田大学通信教育

 11月中旬に出した「資源開発工学概論」のレポートが返ってこないなあと思っていたら、秋田大学から「レポート回答遅延のお知らせ」が来た。

 なんでも担当教員の諸事情により、レポートの対応が2月頃になるようだ。まあ、16単位分の1単位分だし、在籍期間も来年12月まであるので、別にいいのだが。それより郵便がちゃんと届いたのかが気になっていたのだが、さすがは信頼度抜群の日本の郵便事情。届いていたことが分かり安心した。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

2019-12-30 09:44:13 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 

 本書は、著者による「法医昆虫学捜査官」シリーズの第4弾にあたる。

 主人公は、法医昆虫学の大学准教授赤堀涼子。36歳だが童顔で、JKのようなノリだ。彼女と行動をともにするのが、警視庁の岩舘裕也警部補。そして、事件の起きた場所を管轄する所轄の刑事の組み合わせで、今回は犯行現場の仙谷村を管轄する四日市署の牛久弘之巡査長。山岳救助隊員でもある。

 この3人が主に動いて、赤堀の昆虫学の知識で、事件を解決に導いていくというのがシリーズ共通の流れだ。

 今回の事件は、牛久が、バラバラ死体の一部を見つけたことに始まる。関節の部分から三つに切断された男の両腕が見つかったのだ。しかし、解剖医の出した、死亡推定月日と、赤堀の見た昆虫の生態から導かれる死亡推定月日は大きく異なる。これはどういう訳だろう。

 この作品では、主な登場人物はウジによる洗礼を受けることになっている。今回は、発見された腕から湧きだした大量のウジ。そして、死体が埋められていた場所で遭遇したウジの雨。想像しただけでゾッとして食欲が無くなる。

 最後に意外な犯人が明らかになるが、そんな理由で殺人をするのなら、ちょっと、いやかなりサイコな人だろう。

 ちょっとがっかりしたのは、警視庁管理官の伏見香菜子。捜査一課唯一人のキャリア組という設定だ。彼女は、最初から赤堀の言うことを否定している。反赤堀の急先鋒であり、言うなれば赤堀の天敵のような存在だが、やっていることは的外れなことばかり。

 赤堀の能力を認めて、良い理解者になるというのならまだ話は分かるのだが、この管理官、あるところから全く出てこなくなった。要するに無能で先例主義を絵に描いたような人物なのだ。こんな上司がいれば、私なら、絶対に転職を考えるだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田大学通信教育「一般地質学」が戻ってきた

2019-12-29 10:32:42 | 秋田大学通信教育

先般出していた、秋田大学通信教育の「一般地質学」が単位認定試験問題用紙といっしょに、返ってきた。結果はA92。ざっと試験問題を確認すると、そう難しくはないような感じなので、なるべく早く提出したいと思う。忙しいまま放置プレーをしていたら、あと在籍期間が1年を切ったが、修了要件は10単位分の取得なので、たぶん大丈夫だろうと思う。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんぶり委員長1,2

2019-12-28 15:08:03 | 書評:その他

 

 

 

 本書の内容は、厳しく育てられた、クソマジメで超高飛車と周りから思われている優等生の委員長(女子)がクラスメートの吉田君にいろいろなどんぶりをつくってもらうというもの。

 この吉田君、父親と二人暮らしなので、食事は自分がつくっており、ものすごく料理上手と言う設定だ。委員長は、意外と食いしん坊。そして、これを使ってどんぶりをつくれと、吉田君に無茶ぶりをする。それに見事に応える吉田君というのが基本的なストーリーだ。しかし、どんぶりをつくるのが学校の家庭科室。それにしても、いいのか勝手に家庭科室を使っても。

 これは委員長と吉田君のラブコメなのかな。二人はつきあっていると思われているが、実際は、委員長に吉田君がどんぶりをつくらされているだけ。でもデートじゃないかと意識している場面もあるから、二人とも、まんざらでもないかも。ただ委員長は、せっかく二人で水族館に行ったのに、水槽を泳ぐマグロにいたく食欲を刺激され、僅か10分で出て、吉田君にマグロをつかったどんぶりをつくれと注文する始末(笑)。

 舞台は中学校か高校かはよく分からなかったが、WEBコミックアクションの該当ページを見ると、委員長は女子高生と書かれていたので、どうも高校のようだ。

 ちゃんとそのどんぶりのレシピもついているので、いたれりつくせりだ。どんぶり好きの人には外せない作品だろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貧乏大名“やりくり”物語 たった五千石! 名門・喜連川藩の奮闘

2019-12-26 09:10:47 | 書評:学術・教養(人文・社会他)

 

 江戸時代には1万石以上が大名と呼ばれた。これは三代将軍家光が定めたようだ。ところが一つだけ例外があった。それは本書で述べられている喜連川藩である。その石高わずか5千石。しかし、格式は10万石で御所や公方の称号も許されていたという。また諸役が免除され、参勤交代の義務もなかったという。そして徳川の家臣ではなく客分だったのである。

 なぜ喜連川藩がこれだけ江戸幕府から優遇されていたかというと、喜連川氏が足利将軍家の末裔(といっても直系ではなく鎌倉公方系だが)だからである。その元をたどれば、源氏に行きつく。そして徳川将軍家も同じ源氏系の新田氏末裔を標榜していた。

 本書は、喜連川氏全般について書かれているが、特に10代煕氏(喜連川藩主としては9代。以下同様)についての記述が多い。ただし、煕氏自身には足利の血は入っていない。それは、彼の祖父になる8代恵氏が伊予大洲藩から養子として入ってきたからだ。そのためか、煕氏は足利の血を引く熊本細川家から養子を迎えた。

 喜連川氏は僅か5千石ながら善政を敷いて江戸時代を生き延びた。ただし煕氏は身分を固定するなど反動的な面はあったものの、名君として領民に慕われたようだ。

 本書は200ページに足りない厚さだが、喜連川藩がどのようなものだったのかを過不足なく描いており、なかなか興味深い。実はこの本を読むまで、喜連川藩については知らなかった。東の方では知っている人も多いだろうが、西日本ではそれほど有名ではないと思う。西日本では、どちらかと言えば維新の雄藩に焦点があたることが多いだろう。しかし、日本全体を見ればこんな藩もある。だからこそ面白いのだ。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星宙の飛行士 宇宙飛行士が語る宇宙の絶景と夢

2019-12-24 10:52:51 | 書評:学術教養(科学・工学)

 

本書は、航空自衛隊員を経て宇宙飛行士になった、著者の話を多くの宇宙からの写真と共に纏めたものだ。

 将来、天文学か物理学の研究者を夢見ていた著者は、家庭の事情で、腕試しとして受験した防衛大に進学する。防衛大なら、学費はかからないからだ(本書には書かれていないが手当も出る)。

 防衛大を出て、航空自衛隊に入った著者だが、宇宙への夢は捨てがたく、宇宙飛行士を目指すことになる。本書を読むと、本人の努力も大事なのだが、理解ある人に囲まれることが大切だということがよく分かる。

 例えば、JAXAの宇宙飛行士募集に応募することを勧めてくれたのは著者の奥さんだった。また、上司は快く推薦状を書いてくれたし、仲間の後押しもあった。もし、この人たちがいなかったら、油井宇宙飛行士は誕生してなかったかもしれない。

 興味深かったのが、トイレの話。タンクに貯めて、いっぱいになるとタンク毎交換するのだが、予備がない状況になると、ゴム手袋をして、タンクの中に便をぎゅうぎゅう押し込んでいたそうだ。これは素人考えだが、タンクの中のものを宇宙に捨てられるようにできないものかと思う。大昔の列車は、便を外にまき散らしながら走っていた。沿線に住んでいた人は大迷惑だが、宇宙は広い。誰も文句は言わないと思う。

 本書に収録されている、絶対に地上からでは写せないだろうい絶景写真の数々はすごい。環境破壊が問題となっているが、それでも、地球という星の美しさを再認識させてくれる。私たちは、この美しい星を守っていかなければならないのだ。それはただヒステリックに叫ぶばかりではなく、知恵を絞って、現実的な案を考えていかなくてはならないのだと思う。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田大学通信教育「電気・電子工学概論」が戻ってきた

2019-12-23 20:46:00 | 秋田大学通信教育

 郵便受けを見ると、秋田大学通信教育の提出課題が試験問題といっしょに戻ってきていた。結果はA98.

 一応、電気工学の修士で、電験1種持ちなので、本来は100点にならないとおかしいのだろうが、記述は主観が入るし、まあこんなものかと思う。巷で問題になっているセンター試験で、国語と数学が記述式を導入することを見送ったらしいが、おそらく導入するとかなり主観が入るものと思う。

 まあ、多少の知的リハビリも兼ねているので、来年の夏までには全部終わらせるつもりだ。一応、在籍期間は来年の12月まであるので。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーバーロード(1)

2019-12-22 09:42:26 | 書評:その他

 

 この作品は、以前深夜アニメで放映していたのでご存知の方も多いだろう。言うなれば異世界ものの一つだが、普通の異世界ものとは若干異なるところがある。

 普通の異世界ものは、イケメン主人公が異世界で無双するというパターンが多い。この作品でも無双するのは一緒なのだが、主人公はアンデッドつまり骸骨なのである。つまり主人公が異形のダークサイドなのだ。

 西暦2138年、12年間続いたDMMO-RPGのユグドラシルはサービス終了の日を迎えた。HNモモンガは、かってゲーム内に41人の仲間とギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地として、ナザリック大墳墓を作り上げた。

 そしてサービス終了時刻。不思議なことに、ゲームの世界だと思っていたその世界は、自律的に動き始める。元の世界に戻れなくなったモモンガだが、他にもこの世界に来ているかっての仲間がいるかもしれないと思い、名をアインズ・ウール・ゴウンと変えた。ここから彼の魔王伝説が始まるのである。

 この第1巻は、アインズが辺境の村を襲っていたスレイン法国の部隊を一蹴するまでが描かれている。この後どう展開していくかはアニメを視ていたので大体分かるのだが、コミック版を読んでみるというのもまた、違った味わいがあるのでいいと思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち

2019-12-17 10:29:28 | 書評:その他
創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)
小島 秀夫
新潮社

 私は、あまり存じ上げなかったが、著者は、ゲームの世界では有名な人のようである。本書は著者の血となり肉となった、色々な物語について述べたエッセイ集だ。

 本書は、著者が触れてきた物語をMEMEという観点から述べたものである。二部構成になっており、一部は副題と同じ「僕が愛したMEMEたち」、二部は「ある日、どこかで、好きだったこと 」というタイトルが付けられている。この二つは、そう実質的に変わりがあるように見えないので、発表した年代の違いかなと思ったのだが、一部は、「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)2010年8月号から2013年1月号に、二部は「Papyrus」(幻冬舎)2007年4月vol.11から2009年6月vol.24に連載されたもののようだ。

 MEMEとは私の知らない言葉だったのだが、本書では、MEMEについて次のように言っている。

「これはリチャード・ドーキンスが提唱した概念である。生物学的な遺伝子(GENE)とは異なり、文化や習慣や価値観などを次世代に継承していく情報のことだ。物語は、MEMEの形態のひとつだと言っていいだろう。」(pp11-12)

 

 これだけでは分かり難いので、ちょっと調べてみた。MEMEというのは、遺伝子との類推から生まれて、人から人に伝わっていく文化的、社会的な情報のことを言うようである。つまり、著者の言うように、物語などもMEMEだ。別に小説である必要はない。漫画だって映画だってMEMEなのである。だから、本書には、著者が読んだり観たりした本や映画などのことが紹介されている。

 紹介されている作品の中には、名作と言われているものも多い。これからも世代を超えてMEMEは受け継がれていくのだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田大学通信教育「材料工学概論」報告課題提出

2019-12-14 18:47:16 | 秋田大学通信教育

秋田大学通信教育の「材料工学概論」の報告課題をポストに投函してきた。

10単位分単位が取れれば修了になるのだが、余裕をみて、これで12単位分。しかし単位認定用のレポートはまだ全く提出していないので、まだ0単位。在籍期間は来年の12月までなので、あと1年くらいあるから、そろそろ本腰をいれないと。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする