文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学面接授業「名作の名場面」(1日目)

2015-05-31 19:33:35 | 放送大学関係
 今日から、3週間に渡って、日曜日毎に放送大学の面接授業である「名作の名場面」を聴講する。今日は、その第1回目だ。通常は、4コマ/日×2日で、合計8コマ受講して1単位なのだが、この授業に限っては、3コマの日が2日と2コマの日が1日と、合計3日の受講である。

 講師は、広島大学の瀬崎圭二准教授。内容は、各コマ毎に、明治から戦後までの名作を取り上げて、作者のこと、作品の背景、作品の場面などを解説するというもの。

 第1回目に取り上げられた作品は、①尾崎紅葉「金色夜叉」、徳富蘆花「不如帰」、③田山花袋「蒲団」の3作品だ。一応この3つは、授業までに読んでおこうと、キンドルにダウンロードしたのはいいが、結局読まなかった。「金色夜叉」なんて、長いし、文体も古いし、ちょっと読む気にはならないだろうな。今日、大体のあらすじを聞いたので、それで満足しておこう(笑)。

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広島市二階建て観光バスメイプルスカイ(広島市を歩く149)

2015-05-30 13:27:01 | 旅行:広島県


 所用で、広島駅の近くに行った際に、たまたま見かけた二階建ての観光バス、メイプルスカイ。なんと二階席は天井がなくオープンになっている。噂には聞いていたが、見たのは初めてだ。中国JRバスが運行している。200円で広島の観光地を1時間半から2時間(コースによる)かけて回るようだ。ただ、行くところが、もう何度も行ったことのあるところばかりなので、面白そうだが、乗る機会はないだろうなあ。


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一汁五穀(イットゴコク)の豚の生姜焼き定食(広島市を歩く148)
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放送大学面接授業「宮島と芸能」2日目

2015-05-30 11:00:53 | 放送大学関係
 諸般の事情により、賞味期限切れになったころに、この記事を書いているが、5月の24日(日)は、放送大学の面接授業、「宮島と芸能」の2日目だった。ビデオを観て講師が解説するといった授業が多く、視覚的にも分かりやすい内容だった。割と近くに住んでいても、宮島の芸能を見る機会というのは、そんなにはない。自分たちの住んでいる場所の近くにも、まだまだ知らないことが多いと実感した。


○関連過去記事
放送大学面接授業「宮島と芸能」1日目
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書評:日本ミステリー小説史 - 黒岩涙香から松本清張へ

2015-05-20 16:12:01 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
日本ミステリー小説史 - 黒岩涙香から松本清張へ (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社



 日本におけるミステリーの歴史について概説した「日本ミステリー小説史」(堀啓子:中公新書)。私の持っているものに付いている帯には、「なぜ日本はミステリー大国になったのか?」と書かれている。確かに、最近の小説には、多かれ少なかれミステリー的な味付けがしてあるものが多く、この問題はなかなか興味深い。

 まず、「ミステリー」とは何か。本書によれば、一般には、「謎を論理によって解明する操作をおもな筋とする小説」と定義され、謎や秘密を解明するために、「時間を遡って考える」ことを特徴とするものという。その源流といえるような話は、既に聖書やギリシャ神話に見られるとようだが、よく知られているように、一応はポーの「モルグ街の殺人」が世界初のミステリーということになっている。

 日本には、大岡政談のような裁判ものはあったが、元々ミステリーというものはなかった。ミステリーの歴史は、外国作品の翻訳から幕を開けたのである。最初の翻訳ミステリーは、神田孝平という人が訳した「楊牙児の奇獄(よんげるのきごく)」という作品らしい。聞いたこともない作品だが、森鴎外の「雁」の中でも触れられているという。

 この翻訳ミステリーを世の中に普及させた立役者が黒岩涙香だ。彼は多くの外国ミステリーを翻訳して新聞に連載し、ブームを巻き起こした。もっとも、彼は忠実な訳にはこだわらず、原文の趣意だけ取って、細かいところは西洋のことを知らない日本の読者が読みやすいように変えたというから、翻訳というよりは翻案に近かったのかもしれない。

 これに影響されて、多くのミステリーが日本に紹介されたが、明治26年をピークにして、いったん衰退し、大正7年ごろまでは、ミステリー冬の時代だったようだ。この時代にミステリーを支えたのが、意外にもあの谷崎潤一郎なのである。耽美な作風で知られる谷崎だが、この時代、ミステリー色の強い作品も手掛けており、「探偵小説中興の祖」称されているという。

 そして、大正末期には、江戸川乱歩が登場する。彼は、ミステリーと言えば翻訳ものという時代に、日本の創作作品のすばらしさを証明した人であった。さらに、横溝正史、甲賀三郎、夢野久作などの多くのミステリー作家が登場し、この流れが、高木彬光、松本清張らへと続いていく。

 本書は、このように、我が国におけるミステリーの歴史をたどることができ、ミステリーファンには興味深い内容なのだが、愉快な話も色々と紹介されている。例えば、明治期における翻訳ミステリー時代には、西洋のことをあまりよく知らない読者に読ませるための苦労があったのだが、これが爆笑ものなのである。ある恋愛小説では、登場人物の名前を発音が近い日本の名前に直していた。ヒロインは、ドラという美少女だが、これを虎と訳したため、こんな珍場面が出てくる。恋人が彼女の名前を聞いたときのセリフだ。「其方の名は虎・・・・・・・・・・・・可愛らしい名だ子(ネ)、本統に好く其方に似合って居る、名だけでも可愛らしい」(p87)。名前が虎では、美少女というより、落語に出てくる長屋のおかみさんだ。

 水田南陽訳によるホームズシリーズの名作「赤毛組合」もすごい。赤毛が日本人になじみがないということで、なんと禿頭に変えられているのだ。「夏の或日に私は何気なく、大探偵の客間に這入つて往くと、大探偵はしきりに三十燭光位な、禿頭老人と密談している・・・・・・」(p149)。もはや、原作の雰囲気は木端微塵だが、これはこれで、読んでみたいような気もする。

 もうひとつ面白かったのが、明治の文士たちのイケメンぶりについて書かれたところだ。尾崎紅葉を総帥とする硯友社には、川上眉山をはじめとして美男が揃っており、彼らが通りかかると、若い女性たちの花道ができることもあったという。彼らの写真も載っているのだが、明治のイケメン基準は現代とだいぶ違うようだ。これなら、私の若いころの方が・・・(以下略)。


☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時掲載です。
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通信指導「文化人類学(’14)」提出

2015-05-19 19:46:03 | 放送大学関係
 昨日に引き続いて、放送大学の通信指導をwebで提出した。提出したのは「文化人類学(’14)」。結果はこちらも10/10正解。これで、履修科目はすべて提出したことになる。あとは試験を受けるだけだが、なんだかんだとあわただしく、思ったよりテキストを読みこなせていない。あと2か月以上あるので、空き時間を利用して、仕上げていこう。今学期登録しているものの単位を全部取れば、「人間と文化コース」で必要な残り単位は4単位。放送大学4回目の卒業も目に見えてきた。

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通信指導「和歌文学の世界(’14)」提出

2015-05-18 20:52:11 | 放送大学関係
 今日から、放送大学の通信指導が、web提出できる(郵送の受け付けは5月25日から)ので、とりあえず以前に解いておいた「和歌文学の世界(’14)」を提出した。結果は10/10正解。もっとも、放送大学の場合、通信指導の成績は、最終成績には関係なく、単に単位認定試験の受験資格ができるというだけだが、とりあえず提出が済んで一安心といったところだ。あとは、「文化人類学(’14)」だが、こちらもほとんど終わっているので、近いうちに提出する予定。

 最初IEで放送大学のキャンパスネットワークに入ったのだが、通信課題のページがまったく表示されなかったので、ブラウザをGoogleに切り替えたら、こんどはうまくいった。IEも使い慣れているので使っているが、こういったところで、イラッと来ることが多い。

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書評:いなくなれ群青

2015-05-18 16:08:48 | 書評:小説(SF/ファンタジー)
いなくなれ、群青 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社



 河野裕の「いなくなれ群青」(新潮文庫)。「階段島シリーズ」の第1作目に当たる。

 舞台は、階段島と呼ばれる不思議な場所。人口は約2000人。「不思議な」というのは、島の住人は、元からそこに住んでいるわけでも、自分の意思で移住してきたわけでもなく、気がついたら島にいたということ。全員が、島に来たときの記憶を失っているため、なぜその島にいるのかは誰も分からない。

 その島では、ネットで買い物ができる。郵便局でATMも使える。島に物資を運ぶ船も来ている。それなのに、住民は島から出ることができない。失ったものを見つけるまでは。彼らは、捨てられた者だという。いったいなぜ、そして誰に捨てられたのか。

 島では、山のふもとから山頂に向かって階段が続いている。中腹には中高生の通う学校があり、山頂には魔女が住む館があるとの噂だ。この島は、魔女により管理されているという。

 主人公は、島の高校に通う七草という少年。それなりに平穏に暮らしていたのだが、幼馴染みの真辺由宇と、島で2年ぶりに再開したことから、彼の日常は変わってしまった。いったいなぜ彼女は、この島に来ることになっってしまったのか。なんとか島から出ようと画策する彼女。真辺は、徹底的な理想主義者で、正論で固めた道をつっぱしる。それは、悲観論者の七草に、いつも厄介事をもたらしていた。

<僕が抱える問題や悩みは、だいたいが真辺に関係していた。君がいなければきっと、僕の日常はもっと静かで、穏やかで、とりとめのないものだった。>(p194)

 しかし、それにも関らず、中学2年で彼女が転向するまで、七草は彼女とずっといっしょにいたのだ。

<どれだけ悩みが増えても、厄介事に巻き込まれても、そばにいたいと思っていた>(p195)

 人は、生きていくためには変わっていくことも必要だ。その過程で、何かを切り捨てていかなければならないこともある。理想主義者と悲観主義者という正反対の二人がいっしょにいたいと願えば、やはり変わらざるを得ないのだ。しかし、七草は、真辺のまっすぐさを守りたかった。だがそれは、彼女との別れにも繋がる。果たして二人の関係はどうなっていくのか。階段島という不思議な場所を舞台に展開するこの青春ファンタジックミステリーは、甘酸っぱく、そしてほろ苦い。

☆☆☆☆

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放送大学面接授業「宮島と芸能」1日目

2015-05-18 06:04:10 | 放送大学関係

 昨日は、放送大学の面接授業、「宮島と芸能」の1日目だった。宮島とは、世界遺産の厳島のことであるが、ここで行われる祭礼で披露される芸能について解説するというもの。講師は、広島にあるエリザベト音楽大学の片桐巧教授である。

 講義で取り上げられた芸能は、雅楽と能の2種類。宮島では、夏の暑い時期を除いて、多くの祭礼がおこなわれるが、これらの行事に雅楽が伴っているというのが特徴とのことだ。この雅楽には、中国系の唐楽と朝鮮系の高麗楽の2種類に分けられ、衣装の色、どちら側から入場してくるかによって区別できるらしい。実は、この2か国以外から日本に伝わってきたものもあるが、整理される過程で、どちらかに分類されたという。もっとも、中国で行われていた本来の雅楽とは、儒教思想と結びついたもので、宗廟(祖先を祭った社)や文廟(孔子を祭った社)で大規模な楽器の演奏を伴って舞を舞うというもので、日本の雅楽は、燕(宴)楽すなわち唐時代の宮廷宴響楽がルーツだというから面白い。

 そして能であるが、こちらは、1年のうち4月16日から18日の3日間だけ行われる。宮島の能の特徴は五番立てといって、能と能の間に狂言をはさみながら朝から晩までぶっとおしで行われるというもの。忙しい現代の世で、五番立ての能が行われるのは、宮島くらいらしい。このほかにも特徴がある。最初の2日は、頭に「翁」という演目が付くが初日は喜多流、2日目は観世流で演じられる。

 授業は、講義に加えて、実際に行われている雅楽や能をビデオで紹介するというもの。やはり実際の映像を見ると、どのようなものかが一目瞭然で、理解が全然違ってくる。実は前日よく眠れなかったので睡眠不足で出席したのだが、ビデオが興味深かったので、居眠りもせずに1日講義を楽しむことができた。雅楽も能もほとんど知識がなかったのだが、基本的なことは知ることができたと思うので、何かのときにこれらを観る機会があったら、昔よりは興味を持って観ることができるだろう。
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書評:午前零時のサンドリヨン

2015-05-17 18:32:21 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
午前零時のサンドリヨン (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社

・相沢 沙呼

 主人公の須川くんが心奪われたのは、酉乃初というちょっと変わった同級生の美少女。無口で、ぶっきらぼうで、無愛想。人を寄せ付けない感じで、いつも憂鬱そうに雲を見ている。しかし、マジックの腕は一流。彼女の遠縁にあたるマスターが経営するレストラン・バー「サンドリヨン」で、毎夜その腕を披露している。学校での彼女とは別人のように、優しく自信に充ち溢れた表情をして。本書は、そんな初がホームズ役を務め、須川くんがワトソン役となって、学園を舞台に、次々に起きる奇妙な事件を解決するという、青春学園ミステリーだ。

 本書は、連作短編形式になっており、4つのエピソードから構成されている。最初は、図書室の書架で、上から3段目の雑誌だけ、真ん中の1冊を除いて、すべて逆向きになっていた事件。次に、初が忘れた第二音楽室に忘れたマジック用のナイフが、机に突き刺さっていて、机にはfffの文字が刻まれていたうえ、女生徒のハンカチが盗まれたという怪盗スリーエフ事件。3つ目は、落し物として届けられていた手帳に、発表前の英語のテストの点数がメモされていた事件。そして、最後に出てくるのは、学校のサイトに、自殺した生徒藤井綾香の幽霊が現れたという事件だが、この話が全体の締めくくりともなっている。

 ミステリーといっても、殺人のような凄惨な事件が起こるわけでもない。描かれているのは、多感な少女たちの悩みや苦しみ。そして、孤独を好むように見えながらも、実は、寂しがりやで傷つきやすい、初の本当の姿だ。ミステリーを横糸に、初と須川くんとの関係を縦糸に編み上げた、青春ミステリーの秀作と言っても良いだろう。

☆☆☆☆☆

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放送大学特別公開講座「質量保存の法則と倍数比例の法則」

2015-05-16 21:18:45 | 放送大学関係

 今日は、放送大学広島学習センターで、放送大学特別公開講座「質量保存の法則と倍数比例の法則」を受講してきた。これは、単位にはならないが、月に1回各コースに関係して行われているものである。私は現在「人間と文化コース」に所属しているので、本来ならそちらの科目を受講するべきなのだが、どうも興味のあるものがなかったので、本来の専門に近い化学関係を受講しているというわけである。

 この講義は、化学の原理・原則を発見した人とその時代背景を解説するもの。今日は、トリチェリの真空の実験から始まって、プルーストの「定比例の法則」、ドルトンの「倍数比例の法則」を経て、ゲイ=リュサックの「気体反応の法則」まで。次回はアヴォガドロの「分子仮説」から始まるようだ。

 高校のころ、化学はかなり得意だったはずなのだが、大学以来物理は勉強しても、化学はまったく勉強していない私にとっては、人の名前など、かなりリセットされており、そういえば、そんな名前の化学者もいたなということを思い出して、なかなか興味深かった。明日は、面接授業の「宮島と芸能」の1日目だ。


○関連過去記事
放送大学特別公開講座「科学革命前後の物質概念」
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