文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

精神論と感情論

2009-04-30 22:44:59 | オピニオン

 「「精神論」と「感情論」の違い」(せからしか@blog)という記事にちょっと気になることが書いてあった。

 まずは、精神論に関するというところ。精神論とは決して理路整然とした理論では語られない。具体的な内容に乏しい「掛け声」のようなものだから「精神論」なのである。そして多くの場合は、語る者の価値観の押しつけにすぎない。

 次に感情論に関する<感情に直接訴えかけられると、情に流された時それを正しいと錯覚してしまう。
感情論の最も恐ろしいのはまさにここにあり、得られた結論の正誤を見誤り易くなるというリスクだ。>
という部分。通常感情論は(それを論じている本人以外には)比較的分かりやすい。感情論は一般にロジカルでないからだ。感情論がやっかいなのは、語る者がそれに拘泥してしまい、まっとうな意見も聞く耳を持たなくなるということにある。

 精神論にしても、感情論にしても、一種の思考停止状態といえよう。しかし、案外と陥りやすいのも確かだ。お互い議論をするときは、このような落とし穴に陥らないように気をつけたいものである。



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GW中の計画

2009-04-29 10:24:15 | その他
 私も今日からGW突入だ。しかし、うっかりしているといつの間にか過ぎてしまう。そこで、このGW中にやることを整理しておこう。

1.読書と書評のブログへのアップ
 最低でも「本が好きプロジェクト」や出版社から献本いただいている次のものはやっておきたい。
 ・「あたたかい組織感情」(野田稔/ジェイフィール:ソフトバンククリエイティブ)
 ・「グリーン革命」(トーマス・フリードマン:日経)
 ・「レインボーズ・エンド」(ヴァーナー.ヴィンジ:東京創元社)

2.旅行記録のブログアップ用原稿作成
 バス旅行記でまだアップしきれていないものが結構ある。このGWの間になんとかブログにアップできるようにしておきたい。

3.放送大学の教材の熟読
 今年度1学期は2科目の放送授業だ。1科目は先学期に試験を受けなかったため継続受講なのだが、後一科目については、レポートを出さないといけない。GW中にある程度手をつけておきたいものだ。

4.犬の散歩
 原則毎日。健康のため。

5.バス旅行
 GW中日帰りバス旅行に行く予定だが、雨が降らないことを願う。


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モラルハザードということ

2009-04-27 18:21:35 | 経済学
 池田信夫氏が「アゴラ」の「よみがえる社会主義」という記事で述べた「モラルハザード」と言うことについて小倉秀夫氏が彼のブログの「モラルハザード」という記事で批判していた。


 池田氏はこう言っている。
<モラルハザードとは「行動のコストを負担しないで自己の利益を追求すること」です。たとえば派遣村に集まった浮浪者に役所が無差別に生活保護を与えることはマスコミに賞賛されるが、そのコストは税金だから広く分散されて見えない。このように個別の(事後的な)利益が見えやすく、全体の不利益が見えにくい構造は公共的意思決定にはありがちです。>

 これに対して小倉氏は、モラルハザードとは、コストの話ではなくリスクの話として、次のように書いている。
<モラルハザードというのは,例えば,妻の実家から莫大な遺産を受け継いだために仮に失業しても経済的に困らない人が,そのような遺産等の支えがない人であれば自らが長期的に失業することになった場合のことを考えて現在の失業者に対して失業給付や生活保護等の名目で給付することに賛成するであろう公的資金についても,その給付に反対するような場合をいうというべきでしょう。>

 モラルハザードとは、経済学の定義では、プリンシパル(依頼人)とエージェント(代理人)の関係において、情報の非対称性のために、エージェントがプリンシパルの利益に反する行動をとることを言う。たとえば、株主が取締役を監視できないので、取締役が株主の利益に反するような行為をすると言ったようなことだ。

 この観点から、両者の意見を比べてみよう。まず池田氏の意見である。例えば、役所が納税者からの監視が十分でないことをいいことに、いい加減な審査をして、もらえるべき人がもらえなかったり、本来はもらうべきでない人までもらっているというのなら「モラルハザード」であろう。役所のモラルハザードとしては、年金問題が典型的な例であると思う。また、生活保護というセーフティネットがあるために、働けるのに働こうとしない者が出てくるのなら、これもモラルハザードといえよう。しかし、単に緊急避難的に無差別に生活保護を与えること自体は、納税者と役所の関係においても、役所と生活保護を受ける人との関係においてもただちにこれを、モラルハザードと呼ぶことは適当ではないと思う。一つ一つの行為は賞賛されても、トータルすると全体の不利益になるということを言いたいのなら、「合成の誤謬」といった方がふさわしいかもしれない。

 次に、小倉氏の意見だが、これもその人が利己的であるとは言えるが、上の定義に照らしてみれば、遺産等の支えがない人とプリンシパルーエージェントの関係が特にあるわけではないので、「モラルハザード」とは呼べないだろう。

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「小江戸川越検定」の合格率について

2009-04-26 18:20:27 | 資格試験一般
 埼玉・川越の「ご当地検定」である「小江戸川越検定」が受検者694人中わずか3人(合格率0.43%)しか合格しなかったということで、苦情が殺到しているという。

 資格評論家(自称)の私から見ても、確かにこの合格率0.43%という数字は異常とも思える位低すぎる。明らかに問題作成の失敗である。

 ご当地検定とは、クイズ感覚で楽しみながら、自分たちの暮らす地域についてよく知ろうということが目的ではないかと思う。だから、合格率が低いと、受験生が楽しめなくなってしまう。

 色々な資格試験を受けた私の感覚では、1~3級に区分するのなら、1級は合格を自慢したい人もいるので一桁の合格率でもよいが(それでも、ご当地検定で合格率1%未満というのは低すぎると思う)、2級は20%程度(一応は目標としていたようだが)、3級は50%程度が目安ではないかと思う。

 この試験では、合格基準点を金科玉条のように固定化せず、正解率の程度を見ながら、もっと基準を下げるという選択肢もああったはずであろう。どうしてもっと柔軟な対応ができなかったか。問題作りの失敗を受験者に転嫁するのというは、筋違いではないだろうか。


埼玉・川越「ご当地検定」は超難関、合格者3人で苦情殺到(読売新聞) - goo ニュース

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放送大学の面接授業受講(宇宙創生の謎に挑む素粒子物理学)

2009-04-26 17:31:04 | 放送大学関係
 昨日、今日は、放送大学の面接授業だった。「宇宙創生の謎に挑む素粒子物理学」という科目だ。これまでは、面接授業は、全部で5コマの授業だったので、2日のうちどちらかは、遅く始まるか早く終わるかだったのだが、今年から制度が変わったため、2日とも同じ時間割になった。新しい制度の方が、1日の最大授業時間が短くなるため、これまでより疲れ方は少ない気がするが、昼休みが1時からなので、12時を過ぎるとお腹が鳴ってくる。

 さて、内容の方は、素粒子物理学の入門の入門といったところ。加速器に関する話題が多かったが、霧箱を使った実験や「はかるくん」という簡易計測器を使って放射線を実際に測定する実験もあった。実験は小中学生に帰った感じで結構楽しかったが、どういう訳か実験中に口論を始めたオジサンたちがいた。どうして口論になったのかは分からないが、こんな場所でみっともないことだ。

 また、授業の中で、国際ガンダム学会の設立準備中だとか、大人の社会見学というのがあり、重機や巨大設備ラブの人々が歌舞伎町で語り合う会合があるとか言った面白そうな話もあった。


○「社会科見学に行こう!」のHPはこちら


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私の合格した資格試験一覧

2009-04-25 20:54:20 | 合格した資格試験一覧・ブログポリシー

 私のプロフィールには、90以上の資格試験に合格したと書いている。
 世の中には、我こそは資格の達人のような名乗りをあげていても、内容は、怪しげな民間資格や資格とも呼べないようなものをカウントしている例も多いので、それらとは一線を画すつもりで、合格した資格試験の一覧を以下に示しておく。

 並んでいるのは、ほぼ取得順である。このうち、「家庭電気初級修理技士」だけは、通信教育終了でもらったもので、半分ネタで書いているようなものだが、あとのものは、すべて試験を受けて合格したものである。なお、実際に業務を行うには、登録等の必要なものもあるが、現在仕事上の必要性がないことや実務経験の関係などにより試験合格までで留めているものもいくつか存在する。(だからあえて「資格取得」とはせずに、「合格した資格試験」と表記している。)一応大学の学位も、人によっては数えないという人もいるが、試験を受けた結果ということで、私は数えることにしている。秋田大学の通信教育も、学位は取れないものの、そのレベルは、一般の通信教育とは比べものにならないと思う。労力などを考慮すると数えるのが自然だろう。

 資格のカウント数に対しては、言った者勝ちのところがあり、いい加減なものをよく目にするが、私の考え方は「資格とはなんだろう」に書いた通りであり、合格した狭義の資格試験すなわち免許試験においては、寡聞にして、サラリーマンだった時には、趣味の資格の多い人はいたが、質を考えると、私より多い人まだ見たことがなかった。


(現在98資格)

1.英検4級
2.英検3級
3.自動車運転普通免許
4.英検2級
5.工学士(電気工学:京都大学)
6.工学修士(電気工学:京都大学大学院)
7.危険物取扱者(丙種)
8.第1級無線技術士(現 第1級陸上無線技術士)
9.行政書士
10.第二種情報処理技術者(現 基本情報処理技術者)
11.第3種電気主任技術者
12.第1種情報処理技術者(現ソフトウェア開発技術者)
13.電気通信主任技術者(第一種伝送交換:現 伝送交換)
14.エネルギー管理士(旧制度 電気管理士)
15.マイクロコンピュータ応用システム開発技術者(初級)
16.工事担任者デジタル第1種
17.騒音関係公害防止管理者
18.銀行業務検定金融経済3級
19.国内旅行取扱主任技術者(現 国内旅行取扱業務管理者)
20.危険物取扱者乙種第4類
21.日商簿記3級
22.危険物取扱者乙種第3類
23.工事担任者アナログ第1種
24.銀行業務検定法務3級
25.銀行業務検定税務4級
26.家庭電気初級修理技士
27.危険物取扱者乙種第1類
28.危険物取扱者乙種第2類
29.電気通信主任技術者(線路)
30.パーソナルコンピュータ利用技術認定4級
31.TOEIC675点
32.パーソナルコンピュータ利用技術認定3級
33.危険物取扱者乙種第5類
34.下水道管理技術認定(処理施設)
35.TOEIC790点
36.第1種電気主任技術者
37.危険物取扱者乙種第6類
38.測量士補
39.下水道管理技術認定(管路施設)
40.初級システムアドミニストレータ
41.銀行業務検定証券税務3級
42.銀行業務検定証券財務3級
43.銀行業務検定投資信託3級
44.日本漢字能力検定3級
45.国際連合公用語英語検定C級
46.日本漢字能力検定準2級
47.振動関係公害防止管理者
48.画像情報技能検定(CG検定)2級
49.管理業務主任者
50.宅地建物取引主任者
51.福祉住環境コーディネータ2級
52.教養学士(社会と経済:放送大学)
53.高圧ガス製造保安責任者(第2種冷凍機械)
54.ラジオ・音響技能検定2級
55.ディジタル技能検定2級
56.ビジネス実務法務検定2級
57.技術士1次(技術士補となる資格)
58.環境計量士(騒音・振動関係)
59.工事担任者アナログ・デジタル総合種
60.工事担任者AI・DD総合種
61.カラーコーディネーター2級
62.情報セキュリティアドミニストレータ
63.特定粉じん関係公害防止管理者
64.教養学士(産業と技術:放送大学)
65.ひろしま通認定試験
66.品質管理検定(QC検定)2級
67.一般計量士
68.環境社会検定(eco検定)
69.エネルギー管理士(新制度)
70.大気関係第三種公害防止管理者
71.職業訓練指導員(電子科)
72.J検 情報システム試験 基本スキル
73.J検 情報システム試験 システムデザインスキル
74.J検 情報システム試験 システムエンジニア認定
75.大気関係1種公害防止管理者
76.甲種危険物取扱者
77.ビジネス・キャリア検定(経営戦略2級)
78.J検 情報デザイン試験 ビジュアルデザイン分野
79.J検 情報デザイン試験 プレゼンテーションデザイン分野
80.ビジネス著作権検定上級
81.ビジネス・キャリア検定(経営情報システム3級)
82.消費者力検定1級(一般コース)
83.情報活用試験1級
84.ビジネスキャリア検定(経営情報システム2級:情報化企画)
85.金融能力業務検定(財務上級)
86.水質関係3種公害防止管理者
89.教養学士(自然の理解:放送大学)
90.水質関係第1種公害防止管理者
91.ビジネス・キャリア検定(マーケティング2級)
92.金融能力業務検定(個人情報保護オフィサー・銀行コース)
93.金融能力業務検定(コンプライアンス・オフィサー・銀行コース)
94.金融能力業務検定(シニアライフ・相続アドバイザー)
95.教養学士(人間と文化:放送大学)
96.教養学士(心理と教育:放送大学)

97.教養学士(情報:放送大学)

98.秋田大学通信教育(一般科学技術コース)修了

99.教養学士(生活と福祉:放送大学)名誉学生認定。

 100.秋田大学通信教育(地球科学コース)

注)資格試験名にリンクのあるものは合格証等が見られます。
  暇なときに、リンクを増やしていく予定なので、あまり期待せず待っていてください。
  青字は少し自慢のもの


 こうして見ると、若干どうかなと思うようなものもないことはないが、そこはご容赦を。英検4級とか3級は中学校時代に取ったものだが、よく合格証を捨てずに残していたものだ。資格は数だけではないが、こうして並べてみると、100の大台を目指したくなってくるものだ。「そこに山があるから登る」ようなものか。

*** 修正記録 ***
H20.12.6:72~74追記(以後、新しい資格試験に合格すればこのページに追記していく)
H20.12.19:75~76追記
H21.4.3 :77追記
H21.10.17:78,79追記
H21.12.12:80追記
H22.4.5 :81追記
H22.9.25 :前文修正
H22.12.19:82追記
H23. 1.27:83追記
H23.4.9 :84追記
H23.10.27:85追記
H23.12.18:86追記
H24.3.29:89追記
H24.12.21:90追記
H25.4.1:91追記
H25.7.14:92追記
H26.11.1:93追記
H28.3.4 :94追記
H28.9.25:95追記

H31.03.31:96追加

R3.4.14:97追加

R3.5.17:98追加

R5.3.24:99追加

R6.5.10:100追加









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ビジネスキャリア検定(経営戦略2級)合格証が来た

2009-04-25 20:38:48 | 資格試験受験関係
 先般合格通知が来ていた、「ビジネス・キャリア検定(経営戦略2級)」の合格証が一昨日到着した。

 この試験は、以前は厚生労働大臣認定講座修了者等に対する「教育訓練の成果確認試験」という性格を持った「ビジネス・キャリア試験」として実施されていたものだ。平成19年度から、ビジネス・パーソン対象の「公的資格試験」(能力評価試験)に生まれ変わり、受験資格も不要になっている。

 実は、この方面、ある程度詳しいので、テキストも買わず、事前勉強は、試験実施機関がHPで公開している過去問を1年分やっただけだ。試験前に体調を崩したので、この関係の本を読むこともできなかった。

 この試験は、これが初めての受験であるが、他にも色々な区分に分かれているので、他の区分も後幾つかは受けてみようと思っている。受験料も手ごろなのがいい。 


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○関連記事
「合格証書到来~♪」:生涯学習の部屋


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理系と文系

2009-04-24 20:18:07 | オピニオン
 小飼弾氏の「理系バカよりなのには訳がある - 書評 - 理系バカと文系バカ」(404 Blog Not Found)という記事を読んで一言。

 私が疑問に思うのは、どうして、人間を「理系」、「文系」の二元論で分類しようとするのかということだ。学問の種類には、「理系」と「文系」の区分は存在するだろう。例えば、「文学」や「歴史学」は文系で、「物理学」や「化学」は理系というのは異論のある人はほとんどいないのではないだろうか。

 この学問の区分をそのまま人間に単純に当てはめるから間違うのだ。人間はそんなに簡単に理系だとか文系に区分できるほど単純な存在ではない。たとえば文豪森鴎外は医者だったし、小説家の森博嗣は建築を専門とする学者だった。

 ほとんどの人間は、理系と文系を両極端とすれば、その2点を結んだ線分のどこかでピークがくるような能力の曲線を持っているのではないだろうか。中にはピークが複数あるかもしれないし、ピークの高さも人によって違う。

 弾氏も、この二元論から抜け出せていないと感じる。二元論は、一見分かりやすくものごとを説明しているように見えるが、実は、極論に偏って変なレッテルを貼るという危険があることに、もっと留意すべきだろう。

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○関連ブログ記事
苗村屋読書日記(Blog)
理系脳毒之助Diary
ゆとりの日々
白鳥のめがね
俺と100冊の成功本

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草なぎ容疑者逮捕だって!?

2009-04-23 17:53:42 | オピニオン
 このニュースには驚いた。なんとSMAPの草なぎ剛が酔っ払って全裸で騒いで「公然わいせつ」現行犯で逮捕されたそうだ。

草なぎ容疑者逮捕 酔っ払い全裸「何が悪い」 目はうつろ 髪乱れ移送(産経新聞) - goo ニュース

 しかし、これには、ただただ笑ってしまった。マスコミは、いかにも大変な事件だといったように大騒ぎしているが、何のことはない。誰かに怪我をさせたとか物を壊したといったというような被害が出たわけではない。アルコールを好まない者にとっては、「アホやなあ!」と思うのだが、ただの酔っ払いが、自爆してとっても恥ずかしい思いをしたと言うだけだ。企業のCMが打ち切りになるのは、企業イメージというものがあるので、仕方のないことだが、これほどまでに大騒ぎする必要があるのだろうか。

 どっちみち、もうアイドルというような年齢でもないのだから、思い切ってこの辺りで裸芸人として出直しを図るのも案外面白いかも。


(4/24追伸)
・マスコミの騒ぎ方は、まるで凶悪犯人扱い。日本のマスコミってそんなに暇なのか?

○関連記事
「「自粛」という思考停止」:池田信夫 blog
「とある酔漢のこと」:極東ブログ
「わいせつな意図はなくても全裸は危険」:la_causette
「彼はそんなに悪いのか?」:生涯学習の部屋
「「公然わいせつ」事件の後味の悪さ」: 5号館のつぶやき
「裸になって何が悪い!(ネタ)」:江草乗の大人の物欲写真日記
「草剛さんの事件で思ったこと」:薫日記
「どう思う? 草剛くんの愚行 -」:View of the World



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皆勤賞の記事に思う

2009-04-22 19:05:08 | オピニオン

 <合言葉は「クラス全員皆勤」 一宮商で2年連続達成 千葉>〔asahi.com(朝日新聞社)〕という記事が、はてな村で総スカンを食っていることに関連して、小飼弾氏が、「news - 学生にも「有給休暇」を!」〔404 Blog Not Found〕という記事を書いていた。

 これに関して私も感想を少し述べよう。実は、私は学生時代、学校へ登校することに対してはそれほど重要視していなかった。特に卒業式などは、絶好の休み時とばかり、3年間1回も出席したことはない。(「時空の流離人」の記事参照

 小飼氏は、この記事を「日本人の有給消化日数、2年連続で最低の結果 - エクスペディア調査」〔マイコミジャーナル〕という記事と関連付けて考えているが、私もこれについて少しコメントしよう。

 学校に通うことは義務ではない。良く間違われるのだが、中学までの「義務教育」でさえも生徒にとっては義務ではないのである。生徒には教育を受ける「権利」があり、教育を受けさせる「義務」を保護者が負っているにすぎない。

 学校に通うのは、進学や就職という目的を達成するための手段にすぎないのであり、「皆勤」を目標にすることは、単なる「手段」を「目的」化しているということに等しく、私はあまり好きではない。「手段」と「目的」の区別をよく認識していないと、病気の時に無理をして出席し、かえって長く休む羽目になってしまうことになりかねない。もっとも、学校によっては、何かこんな「しかけ」のようなものが必要な場合もあるだろうことは、理解できなくもないのであるが。

 なお、仕事は、生活の糧を得るためであり、学校に通う事とは根本的な位置づけが違うことを蛇足ながら付け加えておこう。

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