文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

Mine秋吉台ジオパーク2

2016-10-15 15:16:54 | 旅行:山口県
 美祢市で現在盛んなのは石灰石を採掘してセメントを作ることで、美祢市伊佐町というところには、大きなセメント工場がある。

 しかしかっては色々な産業があった。美祢市美東町には長登鉱山跡がある。奈良の大仏に使った銅は、ここで採掘されたそうだ。また美祢市は、国内唯一の無煙炭の採掘地として栄え、かっては人口が10万人を超えていたという。もちろんとっくに閉山してしまっているが、石灰石や石炭が出るところは化石の宝庫ということで多くの化石が産出している。かって地元の大嶺高に化石で有名な岡藤五郎先生がおられた。先生の集められた貴重な化石は、美祢市の中心部にある歴史民俗資料館や化石館に展示してある。美祢市に来られた際には、こちらも忘れずに見ていって欲しい。

○関連過去記事
美祢市歴史民俗資料館
美祢市化石館
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Mine秋吉台ジオパーク1

2016-10-15 14:55:55 | 旅行:山口県
 実家の近くにある小さな図書館に、「Mine秋吉台ジオパーク」のパンフレットが置いてあった。「Mine」は市の名前である「美祢」と、英語で鉱山という意味の"mine"をかけたものだと思う(確認したことはないが)。

 その名の通り、美祢市は地下資源の街だ。「Mine秋吉台ジオパーク」に名前の入っている「秋吉台」は、日本最大級のカルスト台地だ。カルスト台地と呼ばれる場所はほかにもあるが、まだ秋吉台を見たことがない人は、一度訪れてみて欲しい。その雄大な眺めは、他の場所とは一味も二味も違うに違いない。

 秋吉台の最大の特徴は、その下に「秋芳洞」を初め、「景清洞」、「大正洞」といった鍾乳洞が広がっていることだ。中でも秋芳洞は、空間の広さが日本最大だという。観光で入るところにはちゃんと歩道が整備されているが、それ以外にもいったいどれだけの規模なんだと思うくらいの広がりがある。中に入るとなんとも幻想的な光景が広がる。

 最近は海外に気軽に行けるようになったからか、昔よりは観光客が減っているようだ。私が子供のころは、五月の連休などは、秋芳洞に向かう道路は車で渋滞していたものだが、今ではそんなこともなくなった。海外に行くのもいいが、日本にもまだまだいいところがある。ぜひ多くの人に訪れて欲しいものだ。

 ところで「秋吉台」は「あきよしだい」と誰でも読むだろうが、「秋芳洞」は難しいかもしれない。こちらは正式には「あきよしどう」と読むことになっている。しかし地元では長らく「しゅうほうどう」という人も多く、私なども今でも「しゅうほうどう」と呼ぶほうがしっくりくる。昔はどちらが正解というわけでもなかったが、名づけられたのが皇太子時代の昭和天皇だということで、わざわざ宮内庁にどちらが正解か確認に行ったという話を聞いた。いやはや・・・

○関連過去記事
秋芳洞1
秋芳洞2
秋芳洞3
秋芳洞4


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