東よか干潟では多くのホウロクシギ(全長63cm)を見ることができました。・・飛行するホウロクシギの群れ。後方にダイシャクシギ。
ホウロクシギ8羽。着水寸前でクチバシが短いのはチュウシャクシギ(全長42cm)
ホウロクシギ(far eastern curlew・直訳すれば極東大型シギ)のクチバシの長さはシギ類最大でアメリカの図鑑(shorebirds HMC社)によれば13~20cmです。
ホウロクシギの全長が63cmなら全長の三分の一はクチバシとなります。
北アメリカにもホウロクシギとよく似たlomg-billed curlew(直訳すれば長いクチバシの大型シギ)がいますが、ホウロクシギよりやや小さいようなので、ホウロクシギがシギ類の最大種でしょう。
ホウロクシギは(far eastern curlew)と呼ばれるようにユーラシア大陸極東部で繁殖、オーストラリア、ニュージランドなどで越冬します。
従ってバーディン発祥の地とされるイギリスの野鳥図鑑(collins birds guide)には記載されていません。
欧米に在住するバーダー(野鳥愛好家)にとって、このホウロクシギは一度は見てみたい鳥でしょう。
ホウロクシギが多数渡来する東よか干潟は、世界の愛鳥家とって一度は訪れてみたい場所と言えるのではないでしょうか。