今回の東京旅行で宿泊したホテルは、日比谷にあるペニンシュラ東京です。雨が降っていましたが、折角なので内堀通から日比谷公園というルートでウオーキングに出かけてみました。
この土地には、もともと日活国際ホテルを改修した日比谷パークビルがありましたが、2003年に解体され、2007年にザ・ペニンシュラ東京としてオープンしています。メインエントランス
ホテルは24階建ですが、客室階の天井を高く取ったせいか、ビルの高さは約112mもあります。香港系ホテルを象徴する唐獅子
延べ床面積が約6万㎡もあるビルは、すべてペニンシュラホテルと使用されていて、客室数は314室。単純に計算すると1室当たり178㎡、他のホテルよりもかなり広いのではないでしょうか。
その客室は、2室の特別スイート(部屋面積298㎡、347㎡)の他、スイートルーム(81㎡、106㎡、116㎡)が45室、デラックスコーナー(69㎡)15室、グランドデラックス(63㎡)15室、デラックス(54㎡)が221室、スーペリア(51㎡)が16室です。ホテル前の濠
ホテルの建物と敷地は、三菱地所が所有、建物の外側デザインは三菱地所、内装デザインは50年間賃貸契約したペニンシュラが担当しています。内堀通りの皇居側から見たホテル
ペニンシュラホテルは、ユダヤ系イラク人のカドゥーリー兄弟によって1929年、香港の九龍半島の尖端、尖沙咀に開業、既に82年の歴史を誇っています。内堀通の向かい側は、日比谷公園です。
ペニンシュラは香港以外にも、1976年マニラ、1988年ニューヨーク、1989年北京、1991年ビバリーヒルズ、1999年バンコク、2001年シカゴ、2007年東京、2009年上海と次々開業。日比谷公園の横から見たホテル。
創業以来一貫してカドゥーリー家がオーナーを勤め、現在は5代目、ペニンシュラホテルの半数を自社で所有しているのが誇りのようです。ホテル前の日比谷交差点から見たホテル。
ミシェランガイド東京で最高級と評価された「赤い家5つ」に該当するホテルは、このペニンシュラの他にマンダリンオリエンタル、コンラッド、リッツカールトン、グランドハイアット、フォーシーズンズホテル丸の内、フォーシーズンズホテル椿山荘、シャングリラ、パークハイアットと東京に何と9軒もあるのです。
参考文献: メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京 山口規子著