ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

見た目で分かり難い危険なビレイ@クライミング

2016年05月26日 08時08分59秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 先日、トップロープでグランドフォールというのを目の前で見た。トップロープでやってて出だしで落ちて足が着いちゃうってのは良くあるんけど尻もちなんてのは初めて見た。普通ならクライマーがビレイヤーを怒鳴る場面なんだけど、クライマーは自分にも落ち度があったからということでそういう修羅場は無かった。

 落ち度というのは1つ目のクリップを外さないで上に行ったので上に行った分だけ余計に落ちてしまったという事だった。当時その様子を動画で録っていたけど肝心の落ちたシーンが無かったので動画はもう見なかった。

 その後幾つかの動画を整理中してる時に再び見てみた。クライマーがクリップより下に居たのがはっきり映っていた。う~ん、落ち度が無いのに落ちるとはこれ如何に。


クライマーのハーネスはクリップより下だった


 上の写真は動画の最後の一コマ。クライマーがテンションと言ったので録画を止めた。そしたらその直後、クライマーはファインダーから消えた。そして下を見たら身体が仰向になっていた。足場は角張った岩がゴロゴロしてるところ。落ちた直ぐ近くには鋭角に飛び出てる岩があった。幸い尻は平らな岩に当たったようで痛いだけで済んだのは幸運だった。





 トップロープの登りだしではロープをきつ目に引っ張って伸びないようにするのが常識。その理由は長く繰り出してるロープが伸びるからだ。元々クライミング用のロープは落ちた時の衝撃を和らげるように伸びるように作られているからだ。

 特にここは20m近くある比較的長いルート。トップロープだから20mのロープを2つ折りしてるので都合40mも繰り出してる。体重がかかれば2~3mくらい簡単に伸びちゃう。だからこんな場所でビレイする時はロープを2~3回グイッと引っ張ってピンピンに張る。それでも落ちて足が着くことがある。

 動画を見るとビレイヤーは余所見してたわけではなかった。どちらかというとロープをしっかり持って落ちた時の備えて前傾気味に構えてた。それだけに危ないビレイだと分かり難くくて困っちゃう。


もし太宰治が見ていたら
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