世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

ソフトバンク日本一、守備妨害で幕切れ!

2014-10-31 03:06:35 | スポーツ・芸能・文芸

2014年の日本シリーズはソフトバンクが優勝。最後は阪神の西岡剛内野手(30)の守備妨害で幕切れ。これはかなり珍しい終わり方ではないか。和田監督は猛抗議したが判定は覆らなかった。3フィートの走行ラインがあってランナーはそれから外れてはいけない。西岡選手はファールラインの内側を走り送球がぶつかって守備妨害と判定された。リプレイ画像で確認しても明らかに内側を走っているのでアウトになったのは仕方ない。ネットで少し騒ぎになっている。

狡い事をすると本末転倒西岡選手は故意を否定している白井一行球審は「完全にラインの内側を走っていた。左バッターだから、普通は内側は走らない。明らかに邪魔してやろうという意図があった。」と端的に言及。「内心は自白しない限り証拠がないから黙っておけば有利になるんですよ。」なんて考えている不正を行った某研究者は状況や外形から故意性が認定されて泣く事になるのだろう。研究不正の故意性もこうやって認定すればいいんだ。

阪神ファンは怒って物をグランドに投げ入れたなんとかならないのか

Youtubeで「阪神ファン」と入力すると暴徒化、ヤジ等のサジェストが出る。なんとかならないのか。

白井一行球審は1977年10月3日生まれ、兵庫県明石市出身西岡剛内野手は1984年7月27日生まれ、大阪府大東市出身。なんだかな~。


タナシルリと小保方晴子、鏡に映した二人

2014-10-30 05:07:33 | スポーツ・芸能・文芸

今度の日曜日、2014年11月2日に放送される奇皇后第14回タナシルリワンユの出会いがあります。私はこの二人の出会いの場面がなかなか好きです。ボーイミーツガールになればよかったんですが、タナシルリは皇后で主人公スンニャンという存在もあるので・・・。それにしてもタナシルリを見て小保方晴子氏を思い出しました。この二人はいくつか共通点があり似ていると思います。ワンユはイケメンで武術の腕もたち指導力や家臣からの信頼も厚く、女性にもてます。スンニャン、ヨンビス、大都宮中の多くの女性たち、そして上に書いた事からも推測できるでしょうが、タナシルリも・・・。例えば第17回などでタナシルリはワンユに関連した発言をするシーンがいくつかあり、そういうのを見ると・・・。

また後に登場するマハ皇子は物語の最大の秘密といっていいのですが、実は・・・。マハが皇子となった経緯やタナシルリのマハへの接し方を見ると小保方晴子氏がSTAP細胞を発表したり、存在を主張する様とそっくりです。マハが皇子となった経緯は・・・。タナシルリがマハにどう接しているかは今後を見ればわかります。タナシルリがマハをどう思っているかはソ尚宮ヨンファ第35回で語るシーンが出てきます。一方、小保方晴子氏はSTAP細胞の検証で「生き別れの息子を探しにいきたい。」と語ったらしい。STAP細胞がどのように発表されたのか、小保方晴子氏がSTAP細胞をどう思っているのかは皆さんわかるでしょうか?小保方晴子氏にとってSTAP細胞はどうしてもほしい息子なんでしょうね。タナシルリにとってのマハも同じです。

タナシルリは実在の人物でもドラマ奇皇后はフィクションです。小保方晴子氏は実在の人物でSTAP細胞事件等は全部現実です。そういう違いはあるし二人は違う所もたくさんあります。しかし、タナシルリと小保方晴子氏のある側面は鏡に映したようです。


干支について

2014-10-29 00:33:37 | Weblog

干支は十二支だけを指す事もあるが、本稿では十干十二支を扱う。十干とは甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の事。十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の事。十干は五行(木、火、土、金、水)と兄(え)と弟(と)が割り当てられ、例えば甲は「きのえ」、丁は「ひのと」等という。兄が陽で弟が陰。もちろんこれは陰陽五行説からきている。干支はこれを組み合わせてできたもので、十干は10周期、十二支は12周期なので10と12の最小公倍数である60個ある[1]。十干や十二支は年、月、日、時刻、方角などを表す。

年の干支をどのように調べればよいか?私は次の方法を思いつく。

(1)西暦を60で割った余りで調べる。

干支は60年周期なので60で割った余りで分類できる。余りは0~59で、リンク先の表のとおりの干支になる。例えば剛力彩芽は1992年8月27日生まれで、1992 ≡ 12 (mod 60)だから、リンク先の表を参照すると剛力彩芽の干支は壬申(みずのえさる)となる。

(2)西暦を10で割った余りで十干を、12で割った余りで十二支を調べる。

十干は10周期なので10で割った余りで、十二支は12周期なので12で割った余りで分類できる。十干は余り=西暦の一の位だ。分類は次のとおり。

十干   甲(4)、乙(5)、丙(6)、丁(7)、戊(8)、己(9)、庚(0)、辛(1)、壬(2)、癸(3)
十二支 子(4)、丑(5)、寅(6)、卯(7)、辰(8)、巳(9)、午(10)、未(11)、申(0)、酉(1)、戌(2)、亥(3)

例えば武井咲は1993年12月25日生まれで一の位は3なので癸、1993 ≡ 1 (mod 12)なので酉[4]。つまり癸酉(みずのととり)。1歳違いの剛力彩芽の干支が壬申だから、これと一つずれた干支になっているのは当然だ。

どちらか扱いやすい方で扱うことをお勧めする。

戊辰戦争(1868年)や辛亥革命(1911年)が戊辰、辛亥というのは起きた時の干支がそれらだったから。1966年は出生数が低下したがこれは丙午(ひのえうま)の影響。丙午生まれの女性は気性が激しく夫を短命にするという迷信は江戸時代に丙午の年で火災が多かったという迷信が八百屋お七が1866年丙午生まれとされた影響で女性の結婚に関する迷信として広まったらしい[2][3]。甲子園は1924年にでき、その年が甲子(きのえね)だったので甲子園としたという甲子園がある地名も甲子園

干支はいろいろなところに表れている。

参考
[1]例えば一袋10個のみかん袋の山から皿Aにみかん袋を置く。一方で一袋12個のみかん袋の山から皿Bにみかん袋を置く。A,Bの皿の上のみかんの数が等しく、かつその数が最小の時は何個か?という問いの答えが10,12の最小公倍数である60個となるのは簡単にわかるだろう。以下、120、180といった公倍数の時に皿の上のみかんの数が等しくなる。これと全く同じ考えで干支は60個あり60年周期である。60歳を還暦というのは生まれた時の干支にかえるから
[2]丙午 wikipedia 2014.10.29
[3]辞書によると八百屋お七は1668年生まれで丙午ではなく戊申(つちのえさる)である。
[4]12の倍数は3かつ4の倍数。3の倍数、4の倍数の判定法を使っても判定できる。(A)「各位の数字の和が3の倍数⇔3の倍数」、(B)「下2桁の数が4の倍数⇒4の倍数」という関係がある。証明は次のサイトを参考その他の倍数判定サイト)。1993の一の位は奇数なので12の倍数でない事は明らか。(A)(B)を満たす一番近い数を探すと1992。その一つ後だから1993 ≡ 1 (mod 12)。つまり酉となる。


モルダウ - 交響曲わが祖国第2章

2014-10-28 23:00:03 | 合唱・音楽


交響曲「わが祖国、第2章モルダウ」(作曲 ベドルジハ・スメタナ)

奇皇后を見てこの曲を思い出した。モルダウとはチェコのヴルダヴァ川の事。この曲は6つのパートからできていて、(1)モルダウの水源(2)森の狩猟(3)村の結婚式(4)月の光・水の精たちの踊り(5)聖ヨハネの急流(6)モルダウの大河の流れ、である。視聴すればそれぞれテーマをイメージできるかもしれない。特に最後の(6)のパートはスメタナの祖国チェコの独立と繁栄の願いが表現されていて、聴くと確かにそういう感じの音楽だと思う。祖国が大きく繁栄してほしいという気持ちがよく出ていると思う。

先に述べた奇皇后を見て、韓国の歴史を調べるとある程度長い期間他国に支配されていたし、韓国の人には非常に申し訳ないが弱小国だったと思う。(イギリスや日本も弱小国だったが。)奇皇后の中で高麗王ワンユが皇太子時代のタファンに向かって「自分の国の民すら守れないのにお前を守らなければならない事のくやしさがわかるか?」と言う場面がある。韓国人もおそらくモルダウの第6章のように祖国の繁栄を願っているに違いない。

現在は経済発展し自動車産業等が盛ん。放送権料の安さのために韓国ドラマ等が海外で放送されている。オリンピックの野球やキムヨナ選手の金メダルなどスポーツ方面でも活躍している。今後もがんばって、モルダウの第6章で描かれているような繁栄を実現してほしい。


奇皇后の感想

2014-10-28 22:31:31 | スポーツ・芸能・文芸

NHKBSプレミアムで日曜日午後9時から奇皇后が放送されている。14世紀に高麗から貢女として元に渡り皇后になった実在の女性奇皇后の愛と闘いを描いた歴史ドラマ。日本では2014年8月3日から放送開始、韓国では2013年10月28日~2014年4月29日まで放送された。韓国での平均視聴率は21.9%、最高視聴率は第29.2%だったらしい韓国の番組公式サイト。私は全話鑑賞した。

以下ネタバレになるので読みたくない人は読まないでほしいが、私は最初のうちは主人公スンニャンと高麗王ワンユ、元皇帝タファンのラブストーリーが進んでいくのかと思っていて、最初はすごく面白いドラマだと思っていた。放送時間の1時間がすぐに過ぎる感じだった。しかし見続けるとネガティブな内容が多すぎて不快に感じる事も多かった。だから私の面白さの評価は中程度。このドラマは中盤の最後であるヨンチョル丞相一派の抹殺までスンニャンが何度も復讐のために活動するという感じで、最初は母を殺したタンギセや元に復讐するために男になりすまし武術を学び活動、その後裏切って父を死なせたタファンに復讐するためにムスリ(雑用係とNHKは訳している)として活動、才人パクオジンや高麗出身のノ尚宮などの女性家臣たちを皆殺しにし、スンニャンの子ピョル(発音を聞くとピョラと聞こえる。後のマハ第一皇子)と死別れさせられた皇后タナシルリらに復讐するために活動(ピョルとの死別は誤解で後にマハがピョルだとスンニャンが気づく)。強い恨みによる復讐のためにずっとがんばっていた。いわゆる臥薪嘗胆

ヨンチョル一派を抹殺したクーデター後はスンニャンの子アユルシリダラ第二皇子(実在の人物。北元第2代皇帝。ドラマでは皇太子から北元皇帝に。)を守るために新丞相のペガン皇太后パヤン皇后などと対決。様々な陰謀や計略を行って人を騙し、罠で陥れ、抹殺していった。最終的にスンニャンは皇后となり実質的な最高権力者で、彼女に逆らう者、仇をなす者は悉く抹殺された。暗殺、拷問などもしばしば登場した。

私は主人公スンニャンを非常に恐ろしい人物だと思った。彼女は多芸で、美しく、武術、踊り、裁縫、料理、演奏などが優れている。特に知能がかなり高く、洞察力や思考力が優れていた。後宮の選抜第三試験(学識試験)では他の候補者を抑えて難問を一人だけ解き満点、タナシルリの試験を見抜いたり、ヨンチョルの秘密資金の場所も師匠タルタルより先に見つけて出し抜いた。様々な計略が成功したのも知能の高さと行動力ゆえだ。しかしその能力を悪用し復讐、計略などで人を騙したり、罠にはめて陥れたり、復讐のために様々な人を死刑や暗殺などで死に追いやった。大明殿でペガンを家臣たちに暗殺させる時も「殺せ!」と命令し自分は悠長にお茶を飲んでいた。非常に冷酷な女性。上で述べたように最終的には反対勢力や仇をなす者たちを悉く抹殺し皇后に昇りつめ実質的最高権力者となった。このような様を見て非常に恐ろしい人物だと思った。

このドラマは復讐、計略、欺瞞、暗殺、拷問、殺戮といったネガティブな事がひたすら繰り返され、見ていて不快だった。出演した俳優や女優のルックスはとても優れていて、その点は良かったと思うが、これほどネガティブな要素が多いドラマは日本でないと思う。水戸黄門や大岡越前、遠山の金さん等の時代劇に悪役はいるが、大概親孝行者等のいい人がいて主人公たちが悪役を懲らしめて善人を救うとか人情のような内容が描かれるし、大河ドラマでもネガティブな要素が多い内容になっていない。相手役のタファンもほぼ一貫して非常にダメな男で、皇太后やタナシルリ、パヤン、ヨンファ、ソ尚宮など多くの人物は権力や利益などのために平気で人を陥れたり殺害する非常に悪質な人物だった。登場人物は悪人が多かったと思う。

韓国での平均視聴率は21.9%で、日本で言えば多分約11%くらいだと思う[1]。視聴率の点ではまあまあ成功したドラマと言える。ドラマは大衆受けする内容になっている事が多いが、これほどネガティブな要素が多い番組が高視聴率になるのに少し驚く。韓国人はこういう内容が好きな人が多いのか?私は韓国の国民性は全くわからないが、日本人と韓国人の好みは全く違うのだろう。韓国は昔日本、元などの属国だったし、唐、清などと冊封関係だった。大清皇帝功徳碑の建立など屈辱的な仕打ちを受けた事もある。そういう影響もあるのか?

以上、奇皇后の感想。

韓国は他の国に支配されている時期がある程度長かったかもしれないが、現在は経済発展し自動車産業などが盛んで韓国ドラマ等が海外でよく放送されている[2]。野球のオリンピック、キムヨナ選手などスポーツ方面でも活躍している。今後もがんばってほしいと思う。

参考
[1]韓国では地上波キー局が3つしかなく競合が少ないため日本より高視聴率が出やすいらしい。韓国の視聴率30%は日本の視聴率14~15%くらいという見解があるので、約半分と考えると奇皇后の平均視聴率は日本で言う約11%くらいだと思う。単純計算でこのように言うのが妥当ではないという見解はもちろんあるだろう。視聴率という点ではまあまあの成功作と言えるのは間違いない。

[2]韓国ドラマ等が海外で放送されている主な理由は放送権が安いから。日本では新しいドラマを作るのに比べて放送権購入は1/5~1/10くらいの費用で済むし、日本の人気ドラマを再放送するより安く済むことがある。再放送では著作権関係の手続きがめんどくさいという事情もあり、放送権を買って放送した方が安上がりという事情がある。現在は円高だし尚更都合がいい。


STAP論文の不正をなぜ防げなかったのか

2014-10-22 01:22:50 | 社会

STAP論文の不正をなぜ防げなかったのか。いろいろ原因があり、私の推測を述べる。

(1)共著者間のチェックや議論の甘さ、秘密主義

STAP論文は共著者がたくさんいて著名人が多い。本来であれば、共著者が相互に論文をチェックし議論すれば不正は防ぎやすくなる。NHKスペシャルによれば図表の7割以上に何らかの不自然な点がある事がわかっている[1]。そうした論文なら共著者間のチェックで不適切さを訂正できたと思う。共著者の若山照彦氏が論文を投稿する前に原稿を確認していなかったと述べたのでチェックが甘かったことが原因の一つだ。図表の7割以上に不自然な点があったのだから共著者は全然チェックしていない又は故意に見逃したのだろう。ちゃんとチェックしたならそんなに不自然な点を見逃すわけがない。見逃しの原因はおそらく前者でSTAP事件は笹井芳樹氏が小保方晴子氏の囲い込み指導を行ったため多くの誤りを見逃してしまった。(関連1,関連2ほぼ全ての過程を秘密に扱い第三者の批判を受ける機会を失った事が大きかった

本来行うべき共著者間のチェックや議論を適切に行っていればSTAP論文の不正は防げたかもしれない。

では故意に見逃した場合はどうすれば防げるのか?NHKスペシャルによると笹井芳樹氏は不自然さに気づきながら見逃した可能性がある事が指摘されている[1][2]。他事件では藤井善隆事件では共著者が不正を黙認し、加藤茂明事件森直樹事件関連)では組織ぐるみで不正が実行された。こういう場合に共著者間のチェックや議論で不正を防ぐ事はできない。外部機関がチェックするしかないように思う

共同研究は信頼関係で成り立っている部分があるので共著者のデータに疑いを持って見たり指摘するのはなかなか難しいかもしれない。また外部機関のチェックも研究の自由さが損なわれる危険もあるので、不正を防ぐ事と自由さの調整が難しい問題だ。少なくとも性善説前提の現行方式は改善しないといけない。

(2)上司のチェックの甘さ

最初のSTAP論文は発表のレベルが全体的に低くネイチャーやサイエンスに投稿した時にボコボコに査読されて拒絶された経緯がある。そこで論文執筆の天才と言われる笹井芳樹氏が執筆者となりネイチャーの掲載にこぎつけた。NHKスペシャルによると掲載されたSTAP論文には笹井氏の論文作成能力の高さが表れていた。笹井氏は元論文から図表を大幅に加筆修正し、その結果図表の7割以上に不自然な点のある論文になった[1]。もちろん図表を提出したのは小保方晴子氏。2人がぐるだった可能性も否定できないと思うがNHKスペシャルでは専門家達が「笹井さんは提出されたデータがいじられていることを全く疑っていなかっただろう。」と言及した。おそらく小保方氏が笹井氏に提出したデータは笹井氏の描くストーリーに沿ったものばかりだったのだろう。

上司が都合のよいデータばかりを提出する部下や学生を疑わず信頼してしまった事が原因の一つだと思う。これはSTAP事件に限らず他の共同研究でも十分起こり得る事だ。一般に研究はうまくいく事ばかりでなく失敗もある程度起きるのが通常で、よい結果ばかり持ってくる部下等は怪しいと思う。上司はデータの正当性をきちんと確認する事が重要である。それをしていればSTAP事件は防げたかもしれない。毎日新聞によると客観的な検証やデータ確認なく論文発表してしまった。それは非常にまずかった。

では部下や学生がなぜ不正を行うかというと上司に取り入って利益を得たいからだろう。上司に迎合する部下がいるのはどの社会でも共通している。それは社会としては通常だが、迎合が悪く働くことがある。H氏の著書ではH氏の研究室でデータを捏造、改ざんして提出した学生がいたらしい。不正をした理由は「先生に気に入られたかったから。」H氏はこの学生との共同研究を丁重に断ったらしい。当然だ。小保方晴子氏が迎合するタイプかと言えば上の事を考えると明らかにそういうタイプだろう。週刊文春やNHKスペシャルではその側面が強調されていた・・・。大した実績や実力がないのに国立大准教授又は講師のPIに相当する理研ユニットリーダーに29歳の若さで就任できた破格の厚遇は小保方晴子氏の迎合力の高さ故だ。

迎合は悪い事ではないが不正は許されないので上司はきちんとデータをチェックしないといけない。むしろ、そのような事をする部下等はできる限り雇わず、雇ってしまったら行動を改善させないとまずいこういう人物と共同研究していると甚大な損害を受ける事がある

(1)で述べた加藤茂明事件や森直樹事件ではボスが不正を指示した事件で、この場合はどうすれば防げるのか?森直樹事件では指示に従って不正をした学生等が賞にノミネートされ、不正を止めるように指摘すると排除されてしまう雰囲気があったという。組織ぐるみの不正事件はかなり質が悪い。最近の岡山大学の事件に限らず告発すると学界から追放される、様々な嫌がらせにあうという問題があるので、ORIのような外部の研究不正調査機関は必要だと思うが、最低でも告発者が不利益を受けず不正を告発・相談できる第三者窓口が必要だと思う。

(3)組織のチェックの甘さ、利益優先

STAP事件は理研がきちんと内容を確認せず発表させてしまった事も原因の一つだ。通常の研究成果なら研究機関上層部が確認してから論文発表するという事はない。しかしSTAP論文はノーベル賞級の非常に重要な成果だったので上層部に説明された。この時に上層部が成果をきちんと確認していれば不正を防げたかもしれない。ではなぜそれをしなかったかというと巨額な予算や名声の獲得といった利益を優先してしまったからだろう。キメラマウスまでできたので成果をどうしても出したいという思いが強かったに違いない。STAP論文発表時に小保方晴子氏の若さ、女性の側面、ルックス、おしゃれさ、割烹着ピンク黄色の実験室ムーミンのスッテカーが貼ってある実験器具スッポンの飼育iPS細胞に対する優位性などをやたら強調した理研の広報を見れば、いかに理研の利権獲得の欲求が強かったか容易にわかるだろう。改革委員会は「iPS細胞研究を凌駕する画期的な成果を獲得したいとの理研CDBの強い動機があったと推測される」と述べている。

競争が激しい事情はあるが、研究機関は論文の正当性より利益を優先してはいけない。

(4)特定共著者の利益優先

(1)(2)の不適切さは小保方氏、笹井氏ら特定の共著者が論文の正当性より利益を優先させた事も原因の一つだ。STAPの成果は非常に重要なので発表すれば大きな利益が得られる事は簡単に予想できた。だからどうしても論文を出したいという欲求が強く正当性の確認を怠ってしまったのだろう。特に小保方晴子氏は不正が認定され不存在濃厚のスキャンダル会見で「STAP細胞はあります。200回以上作製できた。」と豪語したように、STAP細胞は絶対に存在すると強く信じていたため、どうしても論文を発表したかったのだろう。だから彼女はデータを捏造しても論文を発表したのだろうが、それは論外。理研の秘密主義や笹井芳樹氏の小保方氏の囲い込みによって客観的な検証やデータ確認なしに論文を発表してしまったのは利益優先が原因だろう。

競争が激しい事情はあるが、研究者は論文の正当性より利益を優先してはいけない。

(5)人事の甘さ

どう考えても小保方晴子氏は理研ユニットリーダーになれるほどの実績、実力を持っていない。実験ノートの記載法関連1関連2関連3)など基本的研究能力や知識が十分でなく倫理意識の点でも非常に問題がある。なぜこのような人物が研究者として雇われてしまったのか。しかも国立大の准教授のPIに相当するユニットリーダーに29歳で雇われたのはどう考えても不合理だろう。きちんと人事の審査をしていれば間違いなく小保方晴子氏は雇われなかっただろうし、STAP事件は起きなかっただろう。小保方氏をユニットリーダーに雇ったのはSTAP構想を持つ小保方氏を早期に囲い込みたかったから。そのために正規の手続きを省いた審査が行われた改革委員会は審査が出来レースで、小保方晴子氏の資質や実績を評価したというよりSTAPの成果が魅力的でiPS細胞研究を凌駕する画期的な成果を得たいという強い動機で小保方氏をユニットリーダーに採用した可能性が極めて高いと言及

私は期待できる研究テーマを持っている若手にチャンスを与えることはイノベーションの点で重要ではないかと思う。過去の発見の例を見てもオリジナリティや革新は若さが重要ではないかと思うし、重要な成果を出せる研究テーマを選べる能力はかなり重要だ。それで半分以上は決まるという人さえいる。いくら研究能力があってもよい研究テーマを選べない人は革新的な成果を出す事はできない。しかしそういうテーマを選べても基本的な研究技能や知識がない人物はイノベーションを起こせない。理研のユニットリーダー制は革新的なテーマを持った若手にチャンスを与える点でよかったかもしれないが、最低限度の基本的な研究技能や知識を持った人物を審査しなかった点が非常にまずかった。特に小保方晴子氏のように研究倫理が欠如した人物を雇わないようにしないと多くの人が甚大な損失を被る事になる

(6)学位審査や教育の甘さ

小保方晴子氏の博士論文は序章の約20ページがNIHのHPからコピペされた盗用論文で、第2章以降にもバイオ系会社からの画像剽窃があった。博士論文は著しく妥当性、信頼性が欠け、本来の審査がなされてれば到底合格といえるものでなかったTE誌には電気泳動画像の切り貼り、加工が見られ常態的に改ざんや剽窃等の不正を繰り返してきた可能性が高い。こうした事を見ると、小保方氏の指導者は何を指導していたのか、学位論文の審査員はどういう審査したのかと批判されても仕方ないだろう。もし適切に教育や学位審査をしていれば小保方晴子氏のように倫理意識が欠如した研究者が出る事はなかったしSTAP事件も起きなかっただろう。これらの改善が必要。

(7)倫理教育の問題

小保方晴子氏は理研で義務付けられていた倫理研修を欠席した。小保方氏だけでなく半数が欠席した。改革委員会も「研修の受講や確認書提出を義務化しながらもそれが遵守されておらず、かつ不遵守が漫然放置されている」と指摘。私はいろいろな機関の倫理やパワハラ等の研修を見たことがあり、受講者の様子を見ると真剣に聞いている人もいるが眠っている人など全く真剣に聞いていない人も多かった。残念ながらそれが普通ではないかと思ってしまった。近年の研究不正の続発で倫理教育の実施が決まっているが、倫理教育だけで不正を防ぐ事はできない。分子生物学会で研究倫理シンポジウムで話をした者すら悪質な捏造を行った現実もある倫理教育だけでは研究不正は防げないのでORIなどの研究不正調査機関が必要

(8)データ管理の杜撰さ

小保方晴子氏及び理研によるデータ管理の杜撰さが原因の一つとして指摘されている。詳しくは改革委員会の指摘3(p9~11)を参照

(9)研究不正を誘発、抑止できない理研CDBの構造的欠陥

改革委員会が指摘したようにiPS細胞研究を凌駕する画期的な研究成果を得るために小保方晴子氏の人事を杜撰に行って能力が不足し倫理意識が欠如した人物を雇ってしまい、秘密主義で他の研究者の客観的批判が得られない状況を作り、小保方氏のデータ管理がずさんでそれを許す組織体制になってしまっていた。研修も実効性がなく確認書も不順守が漫然と放置され、CDBトップが長期間同じメンバーで馴れ合いによるガバナンスが実施され、理研本体もガバナンスにおいて研究不正防止に対する認識が不足している。そうした点が非常にまずかった。早急のCDB解体まで提言されてしまった

(10)小保方晴子氏の倫理意識の欠如

最大の原因は小保方晴子氏の倫理意識の欠如。欲するデータを作るために様々な細胞を使い分けてデータを捏造したのは非常に悪質。学生の頃から剽窃やデータ加工を繰り返してきたので小さな不正は許されると間違った考えを持ってしまい、それが重大な不正につながってしまったのかもしれない。上原亜希子氏、藤井善隆氏など一線を超えた研究者は山のように不正が見つかる事がある。このような人物を雇わない、出さない方策が必要。

(11)笹井芳樹氏の不可解さ

私は笹井芳樹氏の行動を不可解に感じる。毎日の報道によると『STAP細胞研究を検証したCDBの自己点検からは、自身の記者会見で「文章の書き直しに加わっただけ」と主張していた笹井芳樹・CDB副センター長(52)の深い関与も浮かんだ。小保方氏の採用時から始まった理研の秘密主義に笹井氏による小保方氏の「囲い込み」が加わり、客観的な検証もデータ確認もないまま、論文発表に突き進んだとみられる。

 関係者によると、笹井氏がSTAP細胞研究を知ったのは、2012年12月21日の小保方氏の面接時が最初。そこで竹市雅俊・CDBセンター長から論文作成の支援などを依頼された。笹井氏は小保方氏とともに面接のわずか1週間後、英科学誌ネイチャーに投稿する論文1本のたたき台を作り上げたが、小保方氏の過去の実験データを確認することはなかったという。

 その後、笹井氏は論文1本の責任著者に入り、研究リーダーに就任した小保方氏が担うはずの人事や物品管理などを取り仕切り、特許申請の発明者にも名を連ねた。竹市氏が笹井氏に期待した研究の指導という枠を超え、論文に直接関与するまでのめり込んだことで、他の共著者の検証機会を奪い、小保方氏への教育もないがしろになった。

 笹井氏の研究姿勢については、「秘密主義」と周辺の研究者が毎日新聞の取材に証言している。自己点検でも「囲い込み状態を出現させた」として、STAP細胞研究の密室化を生んだ責任を問われることになりそうだ。笹井氏は当時、CDBの予算要求担当を務めており、STAP細胞研究の影響の大きさから、新しいプロジェクト予算の獲得につながると期待した可能性があるという。

 論文の報道発表でも、笹井氏の対応は異例だった。理研は通常、論文の筆頭著者か研究室主宰者(今回の場合はいずれも小保方氏)が広報と調整するが、今回は笹井氏が広報に準備の指示を出し、文部科学省への連絡に関する打ち合わせも担当し、小保方氏はほとんど関与しなかった。後に「不適切だった」として撤回されたSTAP細胞とiPS細胞を比較した資料は、笹井氏が記者会見の前日夜に作り、広報担当者との協議をせずに出席者に配られていた。[3]』

研究費でも不適切さが指摘されている。「小保方さんの出張費を笹井研が負担しています。現在、研究費の管理はとても厳しく、各研究室が独立して採算をとるように指導されているはずです。彼女は彼女で申請すればいいのですから、笹井さんのところが出張旅費を肩代わりする意味がわかりません」(共同研究者、アサ芸+)(関連

(5)の人事の甘さといい不可解だ。笹井氏ほどの有能で論文執筆能力のある研究者がなぜデータの確認を怠ったのだろう?論文の報道発表時も小保方氏が行うはずの広報準備を笹井氏が行い文科省への連絡も笹井氏が行った。それだけでなく小保方氏が行うはずの人事や物品管理などを取り仕切り、小保方氏の出張費を笹井研が負担。「竹市氏が笹井氏に期待した研究指導の枠を超えて論文に直接関与するまでのめり込んで他著者の検証機会を奪い、小保方氏への教育もないがしろになった[3]」。

なぜそんな事をしたのだろう?ライバルだった山中伸弥氏のiPS細胞研究を凌駕して幹細胞研究の主導権を取りたかったのか、それとも・・・。正直いって「それとも・・・」の方は好きでなく意図的に避けてきたので言及しないが、笹井芳樹氏の一連の不可解な行動の動機がSTAP事件を起こした原因の一つだと思う。iPS細胞研究を凌駕したいという動機だった場合は上で述べたように論文の正当性よりも利益を優先する仕組みを改善する必要がある。「それとも・・・」の方が原因の場合の話は私は好きではないので改善策の検討は他の人に譲る。

以上。

この記事が今後の研究不正の防止に役立ってほしい。

参考
[1]NHKスペシャル 「STAP細胞 不正の深層」 2014.7.27
[2]具体的にはTCR再構成がキメラマウスで確認できなかった点を故意に見逃したという疑義。STAP論文ではT細胞→STAP細胞→STAP幹細胞→ キメラマウスという作製手順で、T細胞の固有現象であるTCR再構成を追跡することでT細胞が弱酸刺激で初期化され万能性を獲得したというストーリーに なっている。故にキメラマウスでTCR再構成が確認できないとストーリーが成立せず通常は見直しが行われる。しかし小保方晴子氏や笹井芳樹氏らは見直さず論文を発表してしまった。通常行われる見直しが行われなかったので笹井芳樹氏は故意に不自然さを見逃したのではないかと疑われている。
[3]毎日新聞の報道 その1,2 2014.5.22


私への執筆依頼やブログのメディアでの紹介について

2014-10-20 18:21:29 | Weblog

株式会社エスタイル様から私にライターとして活躍してほしいのでライタープロフィールを登録してほしいというご依頼があった。報酬もつくありがたいお話だった。どうもありがとうございます。しかし私はブログの性格上匿名を前提に活動しているので有難いお話だったがお断りした。報酬よりも私の記事が多くの人に読んでもらえる点が魅力的であった。しかし匿名の活動で正式な業務はできないので、お断りすることになった。

正直いって私は報酬を得てライターをするほどの腕前はないと思う。クライアント様を満足させられる文章を書くことはできないだろう。今年はテレビ関連)、週刊誌ミドルメディア関連1関連2)、サイエンス誌のニュース等で私のブログが紹介され光栄であるが、プロとして活躍できる執筆力はありませんし、そういう修行をした事も一度もありません。

本ブログやツイッターは一般の匿名ブログ、ツイッターとしては閲覧数が少し多い方だと思いますが、読者の方々に有用な情報をお伝えできているか、私の文章についてどう思われているかよくわかってないんですよね。プロとして修行した事は一度もないので、全く良い文章でないのが当然だと思っていますが。

趣味でやるブログ、ツイッターなのでそれでもいいので、今後もがんばろうと思います。


小保方晴子氏がSTAP細胞を捏造した動機について

2014-10-20 18:19:19 | 社会

小保方晴子氏はなぜSTAP細胞の捏造を行ったのか。それは本人しかわからないが、研究者としての名声を得るのが一番の動機だろう。そうでなければ捏造をする理由がない。

もう一つは彼女が強く信じるSTAP細胞の証拠をぜひ見たかったという理由があったかもしれない。4月の会見で「STAP細胞はあります。200回以上作製できました。」と豪語したのは不正を否定するだけでなく、彼女の信じるSTAP細胞は絶対に存在するという小保方晴子氏の強い信念の表れでもあると思う。4月の会見の時点で画像転用等の不正が認定され、論文撤回が理研から正式に勧告され、STAP細胞の証拠は何もない状態だった。大変なスキャンダル会見で上記のように豪語できるのはなかなかすごく、私は見た感じ嘘をついているように見えなかった。普通の人間なら目をそらす、気まずい仕草をするといった特徴が見れるが小保方晴子氏にはそういう様子が見れなかった。それは上述のようにSTAP細胞を強く信じているからだろうし、そのために研究を諦めずに続けてきたのだろう。小保方晴子氏がSTAP細胞を欲する気持ちは非常に強かったに違いない。

しかしそういう人間ほど実験が失敗した時の落胆が著しい。しかも長期かつ何度も失敗が続くので不満は著しい。捏造、改ざんをしたくなる気持ちが強くなったのかもしれない。研究者が研究を続ける過程でデータが望み通りだったらよいと思う事は珍しくない。通常の研究者なら捏造、改ざんしても無意味だし大変な事になるからやらないが、小保方晴子氏は学生の頃から不正を続けてきたので理性による歯止めが効かなかったのだろう。学生の頃はイントロのコピペや電気泳動画像の切り貼りなどSTAP細胞捏造に比べれば軽い不正で、彼女もちょっとした不正は許されると誤解していたのかもしれないが、それが大事件に繋がった。

小保方晴子氏は明らかに倫理意識が欠如しており、そのような者の発表を調べると山のように不正が見つかることがある。上原亜希子氏、服部良之氏、藤井善隆氏など他にも同様の研究者はたくさんいる。そのうち某国立研究所、某国立大学、某学会でも同様の不正行為が発覚するだろう。このような者は学問の信頼を致命的に傷つけるだけでなく嘘の発表で国民に甚大な被害を与える事もあるし、共著者の信用も下げ、論文撤回、予算停止・没収・返還、公的研究費の申請資格剥奪、論文が通りに難くなる等の損害を共同研究者、所属機関に与える。大迷惑な人物だ。

人事や論文チェックの甘さは甚大な損害を与える事がある。必ず改善しなければならない


VARTの責任者が何の処分もされない事について

2014-10-20 18:18:55 | 社会

ディオバン事件で千葉大が行ったVARTに関し調査委員会に虚偽説明をしたとして薬学系教授が戒告処分となった。小室一成東大医学系教授が責任者で小室氏は不正を否定し論文撤回も拒否している。千葉大は東大に処分を求めているが東大は現在まで何もしていない。VARTとSMARTは不正の故意を認定されていないしデータ操作さえ断定されず、その可能性が認定される過ぎないが論文撤回勧告。関係者が処分されている。SMARTの責任者柏木厚典元滋賀大病院長(現、草津総合病院理事長)は辞職。事実上の改ざん認定といってよい。過失でデータを都合よく扱って、都合のいい結果が発表されたというのは不合理で故意でなければあり得ないからだろう。

VARTの責任者だった小室一成氏が何の責任もとらないとは。基礎研究の方の疑義も調査中でどうなっているのかわからないが、何の責任もとらないのはまずい。東大医学生が公開質問状を出したように不祥事続きの東大医学部で公正な態度をとれるかは重要だ。


高1レベルの数学の問題 - 2014年10月17日

2014-10-17 23:07:56 | 物理学・数学

nを自然数とする。n+2 , n^4+4, + n^6+6 , n^8+8 がすべて素数になる事はない事を示せ。

ただし、n^a等はnのa乗の事。例えばn^6はnの6乗の事。

--

ある問題を改変した問題。皆さんにとって簡単?それとも難しい?私の主観では標準問題です。約30分で解ければいいと思いますが、15分くらいでも解けるかも?

ヒントを欲するコメントがあれば後に書きます。


女流棋士ファンクラブ、駒桜の発展的解消

2014-10-17 00:55:31 | 囲碁・将棋

将棋連盟の女流棋士ファンクラブに駒桜というものがある。駒桜は2010年4月1日創設で、会員数が伸びない事から2014年3月末で発展的解消する予定。正直いって私は駒桜に全く関心がなかったのでどのような活動をしていたのか全くわからない。将棋の名人戦の解説を見に行った時に駒桜の勧誘チラシがあったのを見た事や女流棋士ブロマイドはがきというものが売られていたのが印象的で覚えているくらいだ。将棋連盟の女流棋士部門は経営がうまくいっていないのかもしれない。だから女流棋士独立の話が浮上してLPSAができた経緯があるが、余り改善できていないのかもしれない。例えばブロマイドはがきは女流棋士のルックスを売り物にした商品で確かにルックスの良さに魅力を感じている将棋ファンがいるのは確かだ。ただ、将棋ファンは高齢者が多いと思うし、このようなマニアックなものを買うのに抵抗がある人もたくさんいるだろう。将棋ファン以外が買うかというと、ほとんど期待できないと思う。女流棋士のブロマイドよりAKB48等の人気アイドルグループや剛力彩芽や武井咲のブロマイドを欲しがる人の方がずっと多いに違いない。なかなか難しい。

今後どうなるのだろう?


小渕優子経済産業相の不透明な政治資金について

2014-10-17 00:28:22 | 政治・行政

小渕優子経済産業相の不透明な政治資金について16日発売の週刊新潮、毎日新聞、朝日新聞が報じた支援団体に2000万円超の接待をした疑義があるという。安倍政権の女性が輝く社会の実現とやらで女性の入閣者が多かったが、松島みどり法務大臣の公選法違反疑義だけでなく小渕優子氏にまで疑義が浮上してしまった。無論、女性が輝く社会をぜひ実現してほしいと思うのの、安倍政権のやる気に冷や水を浴びせられた形だ。2006年頃の安倍政権が支持されなかった一つの原因は閣僚の不祥事が続いた事だ。また同じ事になるのだろうか?


ノーベル賞最年少受賞!

2014-10-11 19:13:09 | Weblog

マララ・ユスフザイがノーベル平和賞受賞。17歳でのノーベル賞受賞は最年少だ。これまでの最年少記録はブラッグの法則で有名なウィリアム・ローレンス・ブラッグが1915年に25歳でノーベル物理学賞を受賞した記録。マララ氏はパキスタンのフェミニスト・人権活動家で若者や子供の教育を受ける権利を求めた活動が評価された。タリバンがマララ氏の頭部を銃撃した事件で世界的な注目を集めたらしい。話題性はたいへんなものだろう。