昨日の放送で秀吉と茶々が結ばれた。なかなか面白い話だった。江の話は史実と違うことがたくさんあるので批判があるし、まるで漫画のような展開もあるので今までの大河ドラマとはずいぶん違う感じがする。
例えば本能寺の変の時に江が家康と一緒に伊賀越えをしたり、明智光秀に説教するなどあり得ない展開に批判がある。また、「恋しくて」(18回)の回で互いに好意を持つ初と京極高次が高次の姉の策略で2人きりになり、互いに恥ずかしがって緊張し同時にお互いに声をかけるシーンは漫画でみたことのあるような展開だ。
大河ドラマは視聴者を感動させるのが目的だから必ずしも史実と同じ事をやらなくてもよいが、全然違うことをやると歴史をもとにしたドラマという感じがしない。
でも、面白い話はあるので江はそれなりに気に入っている。原作・脚本の田渕久美子はホームドラマやコメディのような展開が好きなのだろう。それにしても篤姫といい彼女が手がける作品に出てくる重要な女性たちは皆夫と相思相愛になる。篤姫-家定、和宮-家茂、江-佐治一成、羽柴秀勝、徳川秀忠、初-京極高次、茶々-秀吉、市-浅井長政、柴田勝家など妻はみんな夫と相思相愛だ。
そういう展開の方が視聴者の関心が集まるからだろう。私もそういう話の方が面白いと思う。現在江が面白いと思う理由の一つは恋愛を扱う点にある。