世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

小保方晴子による検証結果の公表はいつか?

2014-11-30 00:21:22 | 社会

今日で小保方晴子のSTAP細胞検証が終了。報道によると「実験の結果はデータがまとまり次第公表する方針。しかし実験データの解釈に時間を要する可能性があり、公表時期は未定としている。[1]」報道によるダメージを抑えるため、今年中に公表するならたぶん衆議院選挙の投票日や組閣の時に公表されるのではないかと思う。よくある手だ。まず間違いなく再現できなかったと公表される。

税金の無駄は許されないので今日で検証を打ち切らなければならない

参考
[1]毎日新聞 2014.11.28 (オリジナルは共同通信)


笹井芳樹が高橋政代に告白してふられた等の恋愛問題があったという報道について

2014-11-30 00:13:15 | 社会

STAP細胞事件の背景として笹井芳樹と高橋政代理研)の恋愛問題があったという趣旨の記事を週刊文春が公表した[1]。具体的には

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舞台は1980年代中頃、京都大学医学部のキャンパス。そこに一人のマドンナを巡り、火花を散らす男子学生二人がいたという。マドンナとは現在、理研CDBで網膜再生医療研究開発プロジェクトリーダーを務める高橋政代氏(52)である。

(中略)

男子学生二人とは、笹井氏と同級生の高橋淳氏(現、京都大学iPS細胞研究所教授・52)だ。

(中略)

二人は恋敵だったという。「笹井さんは学生時代、政代さんに告白してフラれているのです。政代さんが選んだのは淳さん。2人は卒業後すぐに結婚しました。」(京大医学部関係者)

(中略)

「ES細胞にこだわり続ける笹井さんには、山中さんへの対抗意識もあったのでしょう。しかし、そのもっと奥には青春時代のほろ苦い傷もあったのです」(前出・京大医学部関係者)
〇六年、政代氏が京大から理研CDBに移ってきた。「かつて思慕していた女性が同じ職場で『山中さんのiPS細胞はすごい』と口にしながら、同じ網膜の研究を続けている。恋敵だった高橋淳氏も、iPS細胞で多額の研究費を得ている。笹井さんのプライドはズタズタに傷ついていたのかもしれません。」(同前)
そんな失意の笹井氏に、「先生!もっとすごい細胞があります!」と声をかけてきた女性こそ、ヴィヴィアン・ウエストウッドのスカートをひらつかせた、当時二十九歳小保方氏だったのだ。

([1]より)

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笹井が高橋政代に告白してふられたとか恋愛問題があったという話は高橋が否定した。


高橋政代のツイート.

文春は不確かな根拠に基づいて報道したのではないか。[1]は過激な記事でタイトルが"小保方晴子さんと理研上司の「失楽園」"、笹井と小保方が不倫関係にあるかのような文章を公表したリンク先の(11)で言及したように、笹井が小保方を特別扱いしていたのは確かだと思うが、不倫は小保方も笹井も完全否定したし、現時点でも有力な根拠は全くない。

高橋政代はiPS細胞を使った世界初の手術で報じられ、理研の看板研究者。笹井や小保方と同じ再生医療の研究で、笹井と同期で文春によれば高橋は若い時はかなりの美人(これは本当だと思う。)。同期の高橋淳と結婚した事など、いろいろ面白い話を作れそうな要素を持っていたので文春に利用されたのかもしれない。私はSTAP事件以前から高橋政代を知っていたが、なぜSTAP事件の関係で高橋政代が週刊誌で報じられるのか疑問を持った。ほとんど関係ないと思う。しかし文春は面白いネタとして使ったのだろう。

笹井がiPS細胞研究に対抗意識を持っていたのは確かで、そのためにSTAPの成果を派手に公表したというのは確かだと思う。しかし、「失楽園」や「乱倫な研究室」の記事は半分以上創作に近いかもしれない。これらの記事は過激で当事者が読んだから非常に具合が悪くなるだろう。売れるような面白いストーリーになるように根拠のある事ない事を都合よく構成して過激な記事を公表して世間が騒いでしまった。

文春は発行部数の一番多い週刊誌の一つ。影響力が大きく報じられれば本当だと思う人がたくさんいるかもしれない。週刊誌だから信憑性が低いと思う人たちもたくさんいると思うが、中日新聞が「笹井氏は小保方氏を大舞台に押し上げようと奮闘。会見に備え、理研広報チームと笹井氏、小保方氏が1カ月前からピンクや黄色の実験室を準備し、かっぽう着のアイデアも思いついた。[2]」と割烹着等を成果の売り込みのために特別に用意させたものだったと報じたのは、全国紙に匹敵する中日新聞が報じたのだから信じた人が多かったかもしれない。しかしこれは誤報という指摘があり、ピンクや黄色の壁紙が演出のために準備されたのかを検証したサイトも存在する。中日新聞は明確な訂正記事を出していない。

私は文春などの過激な報道を危惧する記事を執筆したが、ほとんど効果がなかった。これらの報道は半分以上創作に近い過激なもので、扱う内容も不倫や恋愛問題、小保方の妄想癖など研究の問題とは直接関係ないような事に焦点を当てていたように思う。研究の問題を扱っても難しくて読者がわからないし関心がないため売れないので、こういう方向の記事になったのかもしれない。理研が研究成果だけでなく小保方晴子の若さ、ルックス、割烹着、ピンク、黄色の実験室、ムーミン、おしゃれさ、女子力などを宣伝したのと同じ理由かもしれない。STAP発表直後はそれらを材料に小保方晴子をリケジョのスターとして報道し、不正が濃厚になったらそれらを材料に過激なバッシング報道をした。マスコミにとってそれらが都合のいい材料だったに違いない。

それらの報道後に笹井芳樹は追い詰められ非常に不幸な結末を迎えることになった[3]。笹井は「マスコミなどからの不当なバッシング、理研や研究室への責任から疲れ切ってしまった」との趣旨の記述を残したという[3]。

私は自分のした事が人の生命が失われる事に影響を与えてしまってショックだった

今日で小保方晴子によるSTAP細胞検証が終了する。笹井は小保方晴子に「絶対、STAP細胞を再現してください」という言葉を残したという[3]。再現できなかったら非常に悲しく罪深いことだ。

参考
[1]週刊文春 2014年4月17日号 p22~29
[2]中日新聞 2014.3.15
[3]毎日新聞  2014.8.12


12月以降の小保方晴子の弁明は?

2014-11-29 00:52:25 | 社会

11月末で小保方晴子のSTAP細胞検証の期限だ。STAP細胞はできなかったと報告される見通しで、捏造指摘に対してどう弁明するのか。現在はES細胞やES/TS細胞を使い分けて都合のいいデータを作っていたという見解が有力で、それをどのように説明するのか。

小保方晴子は6月中旬の報道でもES細胞の混入を否定しており、一貫して捏造を否定している。4月10日号の週刊新潮の直撃取材でも次のように話している。

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記者「それは、たとえばES細胞と取り違えたとか?」
小保方晴子「絶対、あり得ません。」

記者「もともと若いマウスの一部の臓器に極少量ある未分化の細胞が残っていただけではないか?」
小保方晴子「はい。でもそういう可能性があったとしても、それは科学的に検証していくことが可能なわけであって、間違いならば、正せばいいのですけれども・・・。ただ捏造だと言われることは明らかに間違っている。」

あるいは、この答えは今後、重要になるのかもしれない。ES細胞を混入させたことについては言下に否定したが、もともと存在する未分化の細胞については、含みを持たせたのである。

(省略)

小保方晴子「STAP細胞に絶対、捏造はないのです。私が死んでも、STAP現象は起ります」

([1]より)

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小保方晴子はES細胞との取り違いや混入を強く否定しているし、6月16日の報道で『ES細胞の混入は「故意では当然ないし、小保方氏が関わった過失もない』と否定している[2]。再現に失敗しても捏造を否定するだろう。まさか未分化細胞が混じっていて間違ってしまったと主張するつもりか?これはスクリーニング説と言われていた。そういう弁明をしてくる可能性がないわけではないと思うが・・・。

遺伝子解析の結果やキメラマウスができた事を考えると、何らかの形でES細胞等を使ったのは確実だ。捏造を否定するために小保方晴子が嘘をついているとしか思えない。

もういい加減に決着をつけなければならない。

さらに小保方晴子はテラトーマ画像の流用について「世間の力に追い詰められていて・・・。早稲田の論文は、対外的には未発表のものなので、博士論文といえども、その画像は未発表なデータです。私はSTAP細胞につながる研究をずっと継続してきたので、似た画像がたくさんある中で起こってしまった問題です。[1]」と回答。これは笹井芳樹が会見で述べた事と共通する部分がある。笹井はテラトーマ画像の流用に気づいていながら重要な問題と調査委員会に伝えなかったが、その理由を会見で「博士論文のデータは未発表のもので、ネイチャー論文で発表する事に問題がないと思ったから」と回答。小保方と笹井で意思疎通を図っていたのか。

笹井の説明は捏造、改ざんの問題を自己剽窃の問題にすり替えた詭弁で不正隠蔽のごまかし。未発表データでも虚偽のものは当然発表できないし、故意に発表したら捏造、改ざん。全く異なる実験データである博士論文のデータを発表してしまったとわかった時点で笹井はその不正の可能性に気付かないはずがないし、重大な問題と調査委員会に伝えなかったのは不正の隠蔽に他ならないし、会見での回答もそれのごかましだ。無論故意。その点は追究される事なく終了した。

どうでもいい事だが、小保方晴子が述べた「私が死んでも、STAP現象は起ります」という言葉は板垣退助の「板垣死すとも自由は死せず」という言葉と似てますね。小保方晴子の強い意思の表れだ。参考にしたのか?


極!!男塾 より

信じる心があればいつか成功するのか?

参考
[1]週刊新潮2014年4月10日号 p28~30、ちなみにp30に「明日(4月1日)、理研の会見がありますよね。」という言及があるので直撃取材は2014年3月31日と推測される。小保方晴子に捏造、改ざんの調査結果が伝えられたのは調査結果公表日の4月1日前。
[2]STAP細胞等の遺伝子解析で6月12日頃までにSTAP幹細胞の正体がES細胞、FI幹細胞の正体がES細胞とTS細胞が9:1で混ざった混合物という見解が示されていた。小保方晴子側の否定は、この見解を受けてのもの。


オープンアクセスジャーナルの査読疲弊、公開データの扱いに対する混乱

2014-11-28 00:00:19 | 社会

Open access is tiring out peer reviewers[1]」、「Confusion over publisher’s pioneering open-data rules[2]」というタイトルの記事がネイチャーで公開されました。いずれもオープンアクセスジャーナルが抱える困難を紹介したものです。近年はオープンアクセスジャーナルが急増し、登録制のジャーナルは収益が減る危機が増えました。特にネイチャーやサイエンスといった超一流誌は高い購読料で商売している科学雑誌なので、オープンアクセスジャーナルに移行する動きを大きく注意しているのでしょう。

しかし、これから先利便さという点でオープンアクセスジャーナルはどんどん増えていくと思います。インターネットで論文にアクセスできた方が図書館等に行くよりずっと便利だし、情報を検索しやすいので、今後は合理性のためにネットで論文を扱う事が主流になるでしょう。大成功したPLOS誌がネイチャーの記事で言及されていますが、今後どこまで成長するでしょうか。

最近紹介した実質的査読放棄のオープンアクセスジャーナルの問題などいろいろ課題はありますが、改善していってほしいと思います。

参考
[1]Nature 515, 467 (27 November 2014)
[2]Nature 515, 478 (27 November 2014)


査読詐欺に騙されないための注意事項

2014-11-27 02:00:37 | 社会

韓国のムンヒュンイン、台湾のピーターチンによるネットを利用した自作自演の査読で大量の論文撤回が起きた事件が発生した。そういう事件が発覚すると査読システムの弱点が暴露されてしまって学術誌の信用は大きく落ちる。そうならないために編集者は査読過程の欠陥を埋めるべく改善に努めている。その他にもエディターシステムのハッキングによる不正査読事件偽査読者を斡旋するブローカーによる組織的不正査読事件などが発生した。ネイチャー誌が自作自演などの査読詐欺に騙されないために気を付けるべき事柄を公表した。Cat Fergusonとリトラクションウォッチの運営者であるAdam MarcusIvan Oranskyの記事[1]。リトラクションウォッチで関連記事が公表


査読における注意事項 [1]より

最近記事を公表した通り、悪質なオープンアクセスジャーナルIEEEやシュプリンガーの実質的査読放棄で無意味な論文が多数掲載された事件が暴露されてしまった。これらは金儲けのために実質的に査読を放棄して論文掲載又は国際会議で発表させているのが原因。そもそも査読をきちんとやろうとしないのは論外で、そういう態度を必ず改善する必要がある。日本でもそうだが、学術界は競争主義で査読付き論文をどれだけ発表したか、どれだけ著名な雑誌に掲載させたか、どれだけ引用されたかといった事が予算獲得や人事の重要事項になっている。そのための金儲けジャーナルや国際会議、不正な手段による査読など、いろいろな不正行為がある。

そういうものを必ず改善していかないと学術が信頼されないし、場合によっては誰かが大きな損害を被ることになる。そのために気を付けるべきことがいろいろある。

参考
[1]Nature 515, 480–482 (27 November 2014)


一関市博物館、平成26年度和算に挑戦の解答例について

2014-11-27 00:52:18 | 物理学・数学

たぶん今年も12月初めに一関市博物館、平成26年度和算に挑戦の問題発表がある。私は毎年挑戦し数年続けたが、和算の問題に取り組んで面白いと思う部分があったが悪いと思う部分もあった。出題は当時の原題にできるだけ忠実に出題されるが、それでは図又は文章の説明が不十分のため条件が曖昧でよくわからず、必要のない苦労をする事が珍しくないのは不快な事だ。当時の和算とはそういうものなのだろう。

去年の中級問題が一番の悪例で、文章と図から出題側が前提条件にしている事が明確にわからず、必要のない苦労をするはめになった抗議が多数寄せられたという上級問題も前提条件が明確に伝わらない不備があったが、一関市博物館は何も言及せず、あたかも何も問題がないかのような態度だった。この団体は解答者の事を考えていない

しかも、去年の中級問題は何と問題図が間違っている事をわかっていて故意に虚偽出題。しかも間違いを指摘しても解答期間内に故意に訂正しなかった。解答者が害悪を被るのをわかっていてわざと虚偽出題し、わざと訂正しなかったのだから、一関市博物館は背信的で非常に印象が悪い。解答者を愚弄する一関市博物館の態度が非常に不快だ。今年の出題は前提条件が問題文で説明される等して、明確にわかる問題になっているとよい。

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(2014年12月1日 22:30頃記載)

今年も和算に挑戦の問題が公表された。解かないつもりが、去年の問題点が改善されたか確認するため問題を見たところ簡単に解けそうだったので解いてしまった。最終的な答えと私見の難易度を記載。(2014年12月2日追加記載、答えを記載したが完全な自力解答を目指してもらうため非公開に変更。)

今回は簡単だったので全問で2種類の解答を用意した。

これまでは豊島岡女子学園中学校、筑波大学付属駒場中学校、慶應義塾湘南藤沢中等部等の難関校の学生が中級、上級問題に取り組みました。彼らは将来東大や早大、慶大などの難関大学への進学を目指す学生です。これらの難関校の入試問題は難しく、合格も難しいです。そんな優秀な学生たちですから、私ですら簡単に解けた問題はもっと簡単にあっさり解けるのでしょう。上級問題は中学生でも解けるのでそれも簡単に解けるのだろう。もしそれらができなければ、私より学力が低いのは当然の事ながら、所属する難関校に合格した学力は実は偽物でまぐれで合格したのだろう。将来一般受験をしたら志望校に合格するのは学力が低くて無理でしょう(笑) - もちろん、これは冗談でいってるので本気にしないでください。

ヒント等一切の情報を知りたくない方は以下の情報を読まないでください

初級 答え 秘密 難易度 簡単
中級 答え 秘密 難易度 簡単
上級 答え 秘密 難易度 標準

ちなみに私は全問簡単に解けました。解答時間は初級が約2分、中級が約10~15分、上級が約10~15分。全部で1時間以内に終わりました。今年は前提が文章で明示されているので昨年以前の問題は改善された。

ヒントをコメントで受け付けます。希望する方は投稿してください。ただし私ですら全くヒントなく簡単に解けたので上の難関校の学生は少しでもヒントを見たり相談したらカンニング、不正行為なので負け、不正解同然です。もちろん、私より学力が低いのはもちろん、学力が低すぎて志望校に合格するのは無理でしょう。それでは今年の挑戦者のみなさんがんばってください。

今年の問題があまりにも簡単すぎて不満足だという人は以下の問題に挑戦してください。ネットで解答を探しにくくするため出展はふせました。上記の難関校の学生は軽く解けないと志望校に合格できないでしょう!(これも冗談です)


小保方晴子が言う「大きな力が働いている」とは何だったのか?

2014-11-26 17:15:31 | 社会

週刊新潮が小保方晴子を直撃取材した時に小保方晴子が「大きな力が働いている」と言ったが、何だったのか。4月の会見で次のような回答があった。

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Q 最終報告の前に「大きな力が働いている」というコメントが報道された。最終報告では「憤り」だったのに、今回は「申し訳ない」と。この1週間で心境の変化は?

 小保方 不服申し立てのコメントは、先生方が同席している中で、私があまりにも落ち込んでいるので、強い気持ちを表明するためのお手伝いを先生方がした。私はずっとあまりにも落ち込んだ状態だった。

Q 「大きな力」とは?

 小保方 論文発表以降、予期しない出来事が次々と起き、私の力では何一つできないような、本当に大きな力に翻弄(ほんろう)された毎日を送っていた。そのような気持ちが出た。記者さんに突然囲まれ、気持ちが動揺してしまった。

毎日新聞 2014年4月9日から引用)

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私は「大きな力」とは、世間が小保方晴子を捏造犯と決めつけてしまって、理研も小保方一人に責任を擦り付けて逃げ切ろうとしていて、自分一人がどんなに不正をやっていないと主張しても無理やり極悪な捏造犯にされてしまう巨大な力を意味していたのかと思った。四面楚歌状態。現実にそうだ。そんな大きな力のせいで無実の自分が極悪な捏造犯に仕立て上げられようとしているといいたかったのかもしれない。

私は本当に無実なら、小保方晴子はもっと説得力のある説明ができ、それである程度自分で何とかできたと思う。会見でもそうだったが、「STAP細胞はあります。200回以上作製できた。」と涙ながらに情緒的に訴えるだけで、科学的根拠を一切言わなかった。基本的に科学をやってるので、それではだめだ。逆に言えば正しい研究を行って科学的根拠に基づいて公表していれば、十分説得できたと思う。本来論文著者はそれをやらないといけない。

そういうことが全然できなかったのは、STAP細胞論文が虚構で合理的説明がほとんどできない事や小保方晴子の能力が大幅に不足していた事が原因だ。

小保方のSTAP細胞再現の期限が近い。どう弁明をするつもりだろう?


女性研究者にとって「一流になりたいなら、結婚は△、出産は×」と言及した中山敬一九州大学教授の文献

2014-11-25 00:00:01 | 社会

20日に群馬大学医学系研究科の40代男性教授が「結婚は三角、出産はバツだ」と女性職員を蔑視する発言などを繰す等してパワーハラスメントが認定され懲戒解雇された。これと似たような文章を中山敬一(Keiichi Nakayama、顔写真付きの経歴、九州大学 生体防御医学研究所 分子医科学分野 教授、日本分子生物学会副理事長)の文献で見た。


中山 敬一 「幻の原稿」編 『Q&Aで答える 基礎研究のススメ』、写し1写し2写し3著書あり.

「Q58. 結婚や出産は女性研究者としてデメリットになりますか?
「A58. 一流になりたいなら、結婚は△、出産は×。

と書かれている。これは女性蔑視のパワハラで懲戒解雇になった群馬大男性教授の発言と似たようなものだ。関係あるのか?まさか中山敬一が群馬大男性教授の発言を元にしていたり、あるいはその逆か。類似性を考えると偶然ではないかもしれない。昨日こんな事を言ってはいけないという趣旨の記事を書いたばかりだったが、まさか関連文献が見つかるとは。

中山敬一はSTAP細胞問題でSTAP細胞論文は不正であるとか、研究倫理をよく主張した人で、NHKのSTAP関連の報道でよく出てきた。日本分子生物学会の公式ページで研究公正に関する文章を発表した関連)。私は中山の研究公正に対する提言は良いものがたくさんあると思う。

上の文章はどのような根拠で発表したのか不明で、中山としては素直に現実を書いたのかもしれない。私はたぶん中山に悪気はないと思う。


女性職員の「結婚は三角 出産はバツ」、「子供を産まないのは見かけだけの女」・・・

2014-11-24 23:50:30 | 社会

『前橋市にある群馬大学医学系研究科の40代の男性教授が、部下の教職員に対して、適正な範囲を越えた休日出勤を強要したほか「結婚は三角、出産はバツだ」と女性職員を蔑視する発言などを繰り返し、パワーハラスメントを行っていたとして、大学はこの教授を懲戒解雇[1]』にした。このような事をいう人が出てしまった。こういう発言は危険だ。この発言を見て奇皇后のタナシルリの言葉を思い出した。

タナシルリはどうしても懐妊して世継ぎを産みたいと思っている。近いうち放送される第22話でタナシルリは想像妊娠で不妊症と医師に診断されてしまう。その時にタナシルリが「見かけだけの女として人生を歩むわけにいかない。」といって辛い不妊治療に取り組もうとするシーンが出てくる。おそらく本当は不妊症ではなく皇太后の非常に悪い嫌がらせで懐妊しないようになっていた。もう気づいている人もいるだろうが、タナシルリが皇后になった時に皇太后から芳香の煙を出す材料や口紅用の紙を渡されたが、あれを使っていると懐妊しないという。タナシルリはそれに気づかずずっと使い続けてしまった。皇太后は終始一貫して自分の権力を守る事しか考えていない悪質な人物だった。女の人にそういう事をやっていはいけないんですよ。特にタナシルリは思いが非常に強い人で、前に紹介したような事をやってしまう。そういう人に懐妊しないように嫌がらせをしては絶対にいけない。皇太后は本当にひどい奴だ。

昔も現代も上のような事をいってはいけませんよ。ドラマは別ですが。

参考
[1]NHKニュース 2014.11.20


石橋幸緒の悪質な文章公開について

2014-11-24 20:55:25 | 囲碁・将棋

日本将棋連盟とLPSAの騒動は将棋界を騒がせた。対局をボイコットした石橋幸緒は現役引退、LPSA退会。しかし最後に『対日本将棋連盟等との事実関係について』という文章をLPSAの公式ページに公開した。

石橋は将棋連盟について『将棋連盟という組織は様々な問題があり、特に・道理が通じない、・発言が信用できない、という重大な欠点があると言わざるを得ません。このような組織と「まともなつきあい」(合理的な関係)など想定し難いところは社会的通念としてご理解いただきたいところでございます。[1]』と述べた。

さらに、報道に対しても『今回一連のマイナビ事象に関しても、契約状況がどうであったとか、三者契約の意味ということには一切触れることなく、代表の対局拒否だけにスポットが当たるような報道をした、将棋担当の各新聞社文化部も、新聞および通信社の公的役割と、そのジャーナリズム精神を忘れたかのように、将棋連盟に対する批判記事はほとんど見受けられませんでした。この将棋連盟?文化部の癒着体質が変わっていかない限り、この世界は斜陽産業であると同時に、健全に変わっていくことはないのではないだろうかと、席を置いていた者として悲しく思います。[1]』と述べた。

ボイコットの謝罪に関しても『一回、契約違反として主義を通したものを、それを取り下げて謝罪するという行為は、当協会の信用をそこはかとなく失墜させました。これがLPSAとして、一番の誤ちであったと、その責任を痛感しております。[1]』と述べた。

石橋幸緒は身勝手な行動、極端な理解力の低さ、連盟やスポンサーに喧嘩を売る様など数々の非常識で迷惑な行為で将棋ファン、連盟、スポンサーに迷惑をかけた。石橋は全然反省していない。極端に理解力が低くても、単にドジならまだ可愛げがあるが、ただの迷惑女ではないか。代表理事としての最後の仕事がこの文章の公開石橋の対局ボイコットや連盟やスポンサーへの喧嘩を売る行動で大損害を被ったので、これからそれを改善して将棋界でうまくやっていこうとLPSA残留メンバーがが立て直しにがんばろうとしているのをわかってて石橋はこんな文章を公開した。かなり悪質だと思う。(この文章は現在当然削除されている。)

石橋幸緒は数々の迷惑行為で事実上LPSA退会、現役引退に追い込まれ将棋界から排除された。それは当然だろう。

それにしても最後までうっとうしく迷惑な女だった。二度と将棋界と関わらないでほしい。上のような事をいった奴は二度と戻ってこれないだろう。

参考
[1]対日本将棋連盟等との事実関係について. 2014.2.25


研究成果の売り込みについて

2014-11-24 00:00:01 | 社会

研究成果をうまく売り込む事は重要だ。それが予算や人事に大きく影響する。どう売り込むべきかはいろいろ検討しなければならない。私はブレイクスルーの成果の宣伝を見たことがあるが、ほとんどは派手ではなく淡々と宣伝していたと思う。たぶんiPS細胞の成果公表の時もそうだったのではないか。しかし今年の1月末にSTAP細胞の成果が公表された時、かなり派手に宣伝が行われ、その内容に驚いた。成果のすごさだけでなく、小保方晴子の若さやルックス、おしゃれさ、割烹着、ピンクや黄色の実験室、ムーミンのステッカーが貼られた実験器具、すっぽんの飼育、女子力などキャラクターの側面がやたら強調された。あのような成果宣伝を一度も見たことがなかった。



小保方晴子の実験室、2014年1月末のSTAP細胞成果公表の時、このサイトより。他の成果公表時の記事

予算や名声の獲得、特にiPS細胞研究グループに対して大きく利点を取りたいという思惑のために派手な宣伝が行われ、小保方晴子がリケジョのスターとして2月上旬頃まではマスコミに大きく取り上げられ売り込みは大成功したかに見えた。しかし、2月中旬頃からネット上で研究不正疑義が騒がれはじめ3月10日の若山照彦の論文撤回呼びかけで研究不正とSTAP細胞の立証不十分が濃厚となった。

ちょうどその頃からマスコミが掌を返して過激なバッシング報道を開始した。特に週刊文春の「乱倫な研究室」というタイトルの記事は過激だった危惧する記事を書いたがほとんど効果がなかった。

理研の売り込みは皮肉な事に全部ブーメランになって返ってきて、不正による損害をより大きなものにしてしまった。正直にいって、私は1月末の報道で割烹着を着る研究者やピンクや黄色の実験室、ムーミンのステッカーが貼られた実験器具を見て研究室の私物化ではないかと驚いた。このような研究室や研究者を一度も見たことがなかった。ある程度自分好みにアレンジしている人はいると思うが、理研はあくまで国立研究所だからPIといっても実験器具や部屋は小保方晴子の私物ではなく借り物だ。それをあのように小保方好みにアレンジするのが許されるのか疑問だった。知人に聞くと、PIがいいと思ってるならいいんじゃないかと述べていたが、男性、女性含めて教授や准教授が居室や実験室をあんなに大規模、あからさまに自分好みにアレンジしている例を知らない。その理由は居室や実験室は研究者の私物でないし、あのようなアレンジをする気にならないからだろう。

理研の売り込みは大失敗したものの、STAP細胞が本当で不正が何もなければ大成功していたと思う。小保方晴子やその実験室のように私物化といえるようなあからさまな売り込みは控えた方がいいと思うものの、理研の成果宣伝は斬新だったかもしれない。今まで他国、国内の研究機関であのような宣伝をやったところがあるのか。

売り込みは重要だが節度が大切だ。


椙山女学園大学、経済学、政治学での論文盗用について

2014-11-23 19:39:05 | 社会

政治学を専門とする佐治孝夫(元椙山女学園大学)が著書や論文の盗用で懲戒解雇となった当時の学部長の森川麗子と山田健治による女性職員へのハラスメントがあったとして停職1月。森川は調査に協力しないことが就業規則違反とされ責任をとらされた。この事件の後に経済学を専門とする椙山女学園大学の男性教授が論文6本で123カ所で停職6月その後著書1冊、論文10本、88カ所で引用部分を正しく示さないなど不適切な表記(盗用)。うち32カ所は引用元を記載しない盗用だった。さらに停職2月

文系は盗用が多いという印象を持つ。上のどちらの不正行為者も大量の盗用を行った常習犯。最近は蛭田啓(元早大)の論文盗用による懲戒解雇が報じられた。経済学の不正行為というと疑義段階の指摘ではあるが大阪大学で博士(経済学)を取得した研究者の例がある悪質で大規模な不正を行った環境経済学者のような人物は学界から排除しなければならない。

近年は論文査読の杜撰さを暴露する報道があり、一見してわかる捏造論文を掲載した大量のオープンアクセスジャーナルの存在著名で権威のある団体であるシュプリンガーやIEEEがSCIgenで作った無意味な論文を120編以上掲載してしまったことが知れ渡ってしまった。人事においてもアニリール・セルカン悪質な環境経済学者を雇ってしまった研究機関の審査の杜撰さが明らかになっている。

一流誌と五大誌に論文を複数掲載させたことのある国内経済学者のリスト」や「国内経済学者と経済学研究機関のランキング」が作られている。それらを見ると経済学においても著名な学術誌に論文をたくさん掲載させること等が経済学者としての評価において重要だと判断できる。前に執筆したが、不公正な審査を必ず改善しないといけない。


元大阪大学経済学部関係者の不適切行為について

2014-11-22 16:19:41 | 社会

元大阪大学経済学部関係者の不適切行為について論じる。この問題は不適切だというのは間違いないがなぜ起きたのだろうか。原因はよくわからない。公務員官舎に愛人と推測される女性が住んでいたという(関連)。契約は阪大と行っていたというが、なぜこんな事が起きたのだろう。この問題でたった1カ月で政府税制調査会長を辞任したという。本間正明氏は大阪大学経済学部卒業、大阪大学助教授、教授、経済学部長、副学長を歴任。本間正明氏がなぜこんな事をしたのか不明。