永津雅章(Masaaki Nagatsu)静岡大学らの論文に大量の捏造指摘があった。一部の論文は撤回された。撤回公告を見る限り、捏造のようだ。大部分は訂正になっているが、どうも怪しい。
pが素数ならばp4+14は素数でないことを示せ。
[2021年京都大文系]
(i) p = 2のとき
p4+14 = 16 + 14 = 30 = 2×3×5
よって素数でない。
(ii)p = 5のとき
p4+14 = 625 + 14 = 639 = 3 × 213
(iii) pが2、5以外の素数のとき
pの一の位は1, 3, 7, 9のいずれかであり、p4の一の位は1である。従ってp4+14 の一の位は5であり、p4+14 > 5である。
従って、p4+14は5以外の5の倍数である。
(i)~(iii)より題意が示された。
[証明終了]
いや~実に簡単。15分くらいで楽勝で解答。最初に見たときは出典が「京都大」とだけ示されてたが、調べてみると文系の問題だった。どうりで簡単だと思った。
文系はおいしい問題が出る。
藤井聡太が王座戦の挑戦者になった。現在王位は3-0なのでほぼ防衛。次は最後の王座をかけて永瀬拓矢と対戦。史上初の八冠全冠制覇がかかる。八冠全冠制覇は前人未踏。たぶん21歳での達成は今後も破られないだろう。
今年は歴史的瞬間があるかもしれない。楽しみだ。
長濱和代(Kazuyo Nagahama、経歴)林業経済研究所が著書を盗用。絶版になった。盗用があったのは「ヒマラヤの森はなぜ守られたのかーインド・ウッタラーカンド州における森林パンチャーヤトの資源管理ー」
出版社公表、
共同、朝日、
盗用があった著書と博士論文のタイトルはほぼ同じ。博士論文にも盗用があるのか?科研費も使われたようだ。懲戒処分や学位取消、公的研究費の罰則は不明。
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(2023年8月10日追記)
筑波大学は長濱和代は論文博士のため博士論文の盗用について規則の対象外であり通報を受け付けないと回答。不正に取得した学位に対して授与機関が自ら取消とその調査を行うのは当たり前である。
筑波大学は不正に取得した学位を放置するつもりか。
筑波大学の回答(2023年8月9日)
なお、林業経済研究所、日本経済大学に対しては文部科学省を通して既に通報済みである。
筑波大学の内部規則がどうなっているか知らないが、大学が授与した学位に関する不正行為を認識したら、自主的に調査して適切な処分を行うのが倫理であり、責任である。通報を受けても規則の対象外だから放置するというのは犯罪の容認と変わらない。研究不正の対応規則と関係なく、大学が授与した学位に関する不正行為を自主的に調査するのは何の問題もないし、そうすべきである。
かつて筑波大学は藤井善隆の在学中に捏造の指摘を受けても調査せず世界記録捏造と撤回に発展させ日本の学術に対する信頼を大きく失墜させた前科がある。筑波大学が藤井の在学中に自主的な調査を実施していれば世界記録捏造の汚名と日本の学術に対する大きな信頼失墜はなかったはずだ。今でも日本は研究不正大国などと言われ撤回ランキングの上位に日本人ばかりランクする不名誉な記録を国際的に悪いネタにされている。筑波大学はこうした大きな損害を発生させた事を全く反省していない。長濱和代の盗用の件でも通報を受けても調査しないのだから救いようがないといえる。
嵐が過ぎたら忘れ去り、悪いことを繰り返していく。これが日本の研究機関の実態だ。こんな態度だからいつまでも改善せず、日本は研究不正大国などと言われるんですよ。