世界変動展望

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小保方晴子氏がSTAP細胞を捏造した動機について

2014-10-20 18:19:19 | 社会

小保方晴子氏はなぜSTAP細胞の捏造を行ったのか。それは本人しかわからないが、研究者としての名声を得るのが一番の動機だろう。そうでなければ捏造をする理由がない。

もう一つは彼女が強く信じるSTAP細胞の証拠をぜひ見たかったという理由があったかもしれない。4月の会見で「STAP細胞はあります。200回以上作製できました。」と豪語したのは不正を否定するだけでなく、彼女の信じるSTAP細胞は絶対に存在するという小保方晴子氏の強い信念の表れでもあると思う。4月の会見の時点で画像転用等の不正が認定され、論文撤回が理研から正式に勧告され、STAP細胞の証拠は何もない状態だった。大変なスキャンダル会見で上記のように豪語できるのはなかなかすごく、私は見た感じ嘘をついているように見えなかった。普通の人間なら目をそらす、気まずい仕草をするといった特徴が見れるが小保方晴子氏にはそういう様子が見れなかった。それは上述のようにSTAP細胞を強く信じているからだろうし、そのために研究を諦めずに続けてきたのだろう。小保方晴子氏がSTAP細胞を欲する気持ちは非常に強かったに違いない。

しかしそういう人間ほど実験が失敗した時の落胆が著しい。しかも長期かつ何度も失敗が続くので不満は著しい。捏造、改ざんをしたくなる気持ちが強くなったのかもしれない。研究者が研究を続ける過程でデータが望み通りだったらよいと思う事は珍しくない。通常の研究者なら捏造、改ざんしても無意味だし大変な事になるからやらないが、小保方晴子氏は学生の頃から不正を続けてきたので理性による歯止めが効かなかったのだろう。学生の頃はイントロのコピペや電気泳動画像の切り貼りなどSTAP細胞捏造に比べれば軽い不正で、彼女もちょっとした不正は許されると誤解していたのかもしれないが、それが大事件に繋がった。

小保方晴子氏は明らかに倫理意識が欠如しており、そのような者の発表を調べると山のように不正が見つかることがある。上原亜希子氏、服部良之氏、藤井善隆氏など他にも同様の研究者はたくさんいる。そのうち某国立研究所、某国立大学、某学会でも同様の不正行為が発覚するだろう。このような者は学問の信頼を致命的に傷つけるだけでなく嘘の発表で国民に甚大な被害を与える事もあるし、共著者の信用も下げ、論文撤回、予算停止・没収・返還、公的研究費の申請資格剥奪、論文が通りに難くなる等の損害を共同研究者、所属機関に与える。大迷惑な人物だ。

人事や論文チェックの甘さは甚大な損害を与える事がある。必ず改善しなければならない