三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

「「お詫びの一言」待ち続けた「慰安婦」被害者故アン・ジョムスンさん追悼館が開館」

2021年08月20日 | 日本軍隊性奴隷
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40856.html
「The Hankyoreh」 2021-08-19 07:36
■「お詫びの一言」待ち続けた「慰安婦」被害者故アン・ジョムスンさん追悼館が開館
 水原の家族女性会館に「竜胆アン・ジョムスン記憶の部屋」

【写真】来月1日に開館する慰安婦被害者の故アン・ジョムスンさんを追悼する「竜胆アン・ジョムスン記憶の部屋」の内部=水原市提供//ハンギョレ新聞社

 「今からでもいいから一言、謝罪すれば済むことなのに…」。
 日本軍「慰安婦」被害者の故アン・ジョムスンさん(1928~2018)は亡くなる前に「億万金をくれても、青春は取り戻せない。私は(お詫びするという)一言が聞きたいんだ」という言葉を残した。日本のお詫びを聞けないまま、2018年に死去したアン・ジョムスンさんを記憶する追悼館が設けられた。
 水原市は18日、水原市家族女性会館に「竜胆アン・ジョムスン記憶の部屋」を設置し、来月1日から市民に公開すると発表した。1階の文化館の48平方メートルの美術室に設けられた展示室は、アン・ジョムスンさんの生涯と経験を振り返り、過去を忘れないようにしようというメッセージを伝える施設だ。日本軍慰安婦被害者の名前から取った追悼・展示施設は「竜胆アン・ジョムスン記憶の部屋」が初めて。
 日本統治時代のソウル麻浦(マポ)ポクサゴルで、「何歳から何歳までの女の子は皆集まれ」という放送を聞いて、母親と手をつないで出て行った幼いスニ(アン・ジョムスンさんの幼名)は、母親を残したままトラックに乗せられて去っていった。
 平壌(ピョンヤン)へ、また中国北京と天津へと移動し、木もなく黄色い砂に覆われた砂漠のような場所で、ぽつんと建っている家に連れて行かれたというアンさんは生前、当時のことをこのように振り返った。「日本の軍人たちは言う通りにしないと、刃物で脅した。言葉では言い表せないほど残酷で、獣以下の扱いを受けた」
 当時、ハルモニの証言をモチーフに設置された追悼館の旧式の秤の前に立つと、アンさんの経験をそのまま感じられる映像が流れる。

【写真】故アン・ジョムスンさんが2017年3月8日、ドイツのレーゲンスブルクのヴィーゼントにあるネパール・ヒマラヤ・パビリヨン(Nepal-Himalaya-Pavilion)公園」に設置された平和の少女像を撫でている=水原市提供//ハンギョレ新聞社

 満身創痍になった体で家族と再会できたのは太平洋戦争が終わってからだった。心に深い傷を抱え、生活の困窮まで重なり、対人忌避症が生じるなど、自分を隠して生きてきたアンさんが世に出たのは75歳だった2002年のことだった。被害者支援団体の努力の結果、アンさんは同じ苦しみを持つ他の被害者に会って声を上げ始めた。
 追悼館では、様々な写真資料を通じて水原地域の平和運動の求心点となったアンさんの活動や証言、生涯を振り返ることができる。展示内容を見て追悼の手紙を書いてポストに入れると、アン・ジョムスンさんだけでなく、他の慰安婦被害者の証言と記憶すべき言葉が返事として出され、観覧客が共感できるようにした装置もある。
 400人余りに達する日本軍慰安婦被害者の名前と年齢、証言などが書かれた黄色いかけらをちりばめた作家キム・ソギョン氏の作品も展示されている。展示室には水原広橋新都市のある共同住宅入居者協議会が用意して寄贈した「小さな少女像」も設置されている。

【写真】ヨム・テヨン水原市長が今月18日、「竜胆アン・ジョムスン記憶の部屋」を見学している=水原市提供//ハンギョレ新聞社

ホン・ヨンドク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1008097.html
韓国語原文入力:2021-08-18 11:39


https://japanese.joins.com/JArticle/282034?servcode=400&sectcode=400
「中央日報日本語版」 2021.08.18 16:33
■韓国水原市、慰安婦被害者の追悼空間を来月から開放

【写真】慰安婦被害者の追悼空間【写真 水原市】

 韓国京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)に在住して2018年3月30日に90歳で死去した旧日本軍慰安婦被害者のアン・ジョムスンさんを追悼するための空間が設けられた。
 水原市は18日、水原市家族女性会館内に「アン・ジョムスン記憶の部屋」を設置し、来月1日から市民に開放すると明らかにした。1階の文化館美術室に48平方メートルで設けられた記憶の部屋はアン・ジョムスンさんの生涯と人権活動家としての活動の様子を再確認できる動画と写真を見せる。
 また、アンさんが水原地域で平和運動の求心点となって活動した姿を年度別に見せる写真資料も見ることができる。400人以上に達する旧日本軍慰安婦被害者の名前と年齢、被害内容を黄色いアクリル板にハングルと英語で記した作家キム・ソギョンの作品も展示されている。
 水原市の廉泰英(ヨム・テヨン)市長は、「水原市に住んで亡くなった被害者アン・ジョムスンさんの平和と人権運動を追慕する空間が用意されただけに、展示だけでなく辛い歴史を記憶し再確認する教育の場として活用されるように支援したい」と話した。
 アン・ジョムスンさんは1928年にソウル・麻浦(マポ)で生まれ、1941年に中国に慰安婦として連れて行かれた。1946年に帰国した後、江原道(カンウォンド)と大邱(テグ)などで暮らし、58歳だった1986年から水原で生活した。1992年に慰安婦被害者として登録したアンさんは、2002年から本格的な人権運動家として活動し、自身の被害を証言した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210816000900882?section=news
「聯合ニュース」 2021.08.16 11:33
■在独韓国人が「バーチャル少女像」開発 日本の設置妨害に対抗
【ベルリン聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の「バーチャル版」が、在独韓国人2世のカン・ホジンさんらによって開発された。カンさんは14日(現地時間)、聯合ニュースのインタビューで「平和の象徴であるバーチャル少女像が世界100万カ所に置かれるのが夢」だと語った。

【写真】バーチャル少女像を開発したカン・ホジンさん=16日、ベルリン(聯合ニュース)
【写真】世界各地に置かれたバーチャル少女像=(聯合ニュース) 
【写真】ベルリンに設置された平和の少女像(資料写真)=(聯合ニュース) 

 デザイン会社に勤めるカンさんは、夜や週末の時間を利用して仲間たちと「バーチャル少女像」の開発に取り組んできた。そのきっかけとなったのは、自らが住むドイツの首都ベルリン市のミッテ区に置かれた平和の少女像が、日本の執拗(しつよう)な妨害工作により撤去の危機に陥ったことだった。
 カンさんは昨年、地元に少女像が設置された時は「とてもうれしく、誇らしかった」という。だが、日本の妨害で像が撤去されそうになり、これではいけないと思った。「あまりに不当な状況で、芸術の自由のために何ができるかと考えた。最終的に(ドイツの韓国系市民団体の)コリア協議会で4人が立ち上がり、バーチャル少女像の開発に取り組むことになった」と、これまでの経緯を説明した。
 カンさんが開発したバーチャル少女像(https://uagallery.de/webari2)は、スマートフォンでQRコードを読み込むかURLにアクセスし、カメラを使って世界のどこにでも置くことができる。
 バーチャル少女像を置いた風景を写真に収め、サイト内の「ギャラリー」に投稿してもらい、これを集めて新たな作品をつくるという。ハッシュタグ「#PLACEFORPEACE」も活用していく計画だ。
 バーチャル少女像は、ベルリンの平和の少女像「ARI(アリ)」の仮想の姉妹との位置付けで「WEB ARI」と呼ばれる。現在公開しているのはバージョン2で、今後もアップグレードしていく予定だ。
 カンさんは「日本政府が(旧)日本軍による慰安婦被害を認めないのは非常に幼稚なこと」だと語る。ドイツの学校では、歴史の授業でナチスがどんな過ちを犯したのか、誰が被害を受けたのかを毎年学ぶとし、「そんな風に認めてこそ、政府も文化も発展できるのではないか」と指摘した。バーチャル少女像を世界各地に置くことで慰安婦被害が忘れられないようにしたいと、言葉に力を込めた。
 韓国の彫刻家夫妻が制作した平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年12月に同大使館前に初めて設置された。その後の約10年で、韓国国内82カ所、海外16カ所に設置を広げた。
 韓国系市民団体のコリア協議会もベルリン市ミッテ区に昨年9月、区の許可を得て少女像を設置した。だが日本側の執拗な設置妨害を受け、区は同10月に撤去を命令。これにベルリンの市民らが反発し、コリア協議会が効力停止の仮処分を申し立てると、区はひとまず撤去命令を保留とし、区議会も同11月に撤去命令を撤回する決議案を採択した。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする