く~にゃん雑記帳

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<バレー黒鷲旗>女子準決勝の対戦はNEC―JT、久光製薬―東レに

2013年05月05日 | スポーツ

【日立・上尾プレミア上位勢相手に善戦、岡山4強ならず】

 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は4日準々決勝が行われ、女子は久光製薬・東レ・NEC・JTが5日の準決勝進出を決めた。準々決勝ではNECと東レがチャレンジリーグ勢の日立(来季プレミアリーグ昇格)と上尾に手こずる一方で、久光の充実ぶりが目を引いた。プレミアリーグ3位だった岡山は大会3連覇を目指すJTの勢いに圧倒されストレート負け。準決勝の対戦はNEC―JT、久光―東レ。JTがNECを破って3連覇への望みをつなぐのか、久光製薬が全日本選手権、プレミアリーグ制覇に続いて3冠へさらに前進するのか。

【NEC―日立】 日立が序盤、準々決勝に勝ち上がってきた勢いをそのまま見せた。第1セットが始まるやドリス、江畑幸子の活躍で連続9得点。終盤3点差まで追い上げられたが、そのまま逃げ切り25―20でセットを先取した。第2セット以降はNECに先行される展開が続き21―25、21―25、19―25で3セットを連取された。プレミア上位チームの壁の厚さとともに手ごたえも感じたのではないだろうか。中でも江畑は第3セットにバックアタックで3連続得点するなど活躍が光った。NECはイエリズや内田暁子、大野果奈らの強烈スパイクなどで第2セット以降、1枚上の総合力を見せつけた。今大会限りで引退する杉山祥子(写真㊨)も要所で移動攻撃などを決めた。

 

【JT―岡山】 岡山はプレミア・レギュラーラウンドでJTに4戦3勝1敗と分がいい。だが、ふたを開けると戦前の予想は開始早々に裏切られた。スパイクミスなどで連続6点を先取されると、その後もサーブレシーブの乱れなどで第1セットを15―25で落とした。JTは吉澤智恵や大友愛(写真㊧)を中心に強烈なスパイクやフェイント、ブロックなどで岡山を翻弄、レシーブも粘り強かった。岡山は福田舞の活躍などで第2セットには一時2点差をあけ、第3セットでも4点差に広げる場面があったが、いずれもその直後に連続得点を許し21―25、19―25でストレートの完敗。出身者が多い大阪国際滝井高校の生徒たちの必死の応援も届かなかった(写真㊨=試合後、応援団に挨拶する岡山のメンバー)。JTの3連覇に挑む勝利への執念が岡山を上回った。今季限りで引退する大友愛に有終の美を飾らせたいとの思いもにじむ試合だった。

   

【久光製薬―パイオニア】 久光のベテラン勢と若い力が躍動しパイオニアを圧倒した。開始早々、平井香菜子や新鍋理沙、プレミアリーグMVPの長岡望悠らが次々と豪快なスパイクを決める。岩坂名奈らの連続3ブロックポイントなどもあって第1セットを25―16で取ると、第2セットは25―18、第3セットは25―15でストレート勝ち。最後に強烈スパイクを決めたのは石田瑞穂だった。攻撃陣をうまくコントロールしたセッター古藤千鶴の活躍も光った。パイオニアは久光の速攻やフェイントなど多彩な攻撃に翻弄される一方、スパイクはことごとく久光の分厚いブロック陣に阻まれた。ブロックを避けようとしてスパイクが長すぎアウトになったり、逆に短くてネットにかかったりする場面も目立った。(写真㊨は勝利を喜ぶ久光の選手たち)

 

【東レ―上尾】 セットカウント3―1で東レが逆転勝ちしたが、手に汗握る見ごたえのある熱戦だった。第1セット、東レが先行するたびに上尾が追いつく。終盤、逆に上尾が2点差をつけて逆転すると東レはタイム。その後ジュースとなり上尾が28―26で先にセットを奪った。主将庄司夕起や吉村幸穂がスパイクやブロックを決め、粘り強く拾いまくるつなぎのバレーがセット先取につながった。2セット目も中盤まで点の取り合い。だが、東レは迫田さおりや宮田由佳里の速攻やバックアタックなどで引き離し25―23。第3セットに入ると荒木絵里香の移動攻撃なども決まり終盤に連続得点して25―20。第4セットは東レが地力を発揮し、小平花織のスパイクなども決まって25―16で3セット連取した。

 

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