く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<高校ラグビー2回戦> 大分舞鶴 大殊勲! Aシード国学院栃木を破る

2014年12月30日 | スポーツ

【優勝候補の東福岡、御所実は3ケタ得点】

 東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開催中の全国高校ラグビーは30日、2回戦16試合が行われシード13校が初登場。そのうちAシードの国学院栃木が大分舞鶴に敗れる大波乱があった。Aシードで優勝候補筆頭の東福岡とBシードながら優勝候補の一角と目される御所実(奈良)は3ケタ得点で圧勝、Aシード東海大仰星(大阪第2)も実力校の東京(東京第2)を退けた。(下の写真㊧大分舞鶴、逆転された直後の後半16分トライし再逆転、㊨ノーサイドで対照的な表情を見せる大分舞鶴と国学院栃木の選手たち)

 

 大分舞鶴―国学院栃木は前半を12―7と大分舞鶴リードで折り返す。1トライずつ挙げた後半13分、国学院栃木がモールで押し込みゴールも決まって17―19と初めて逆転。しかし、大分舞鶴はその直後の16分にトライ、さらに22分には左隅トライし角度のある難しいゴールキックも決めて突き放し31―19で大金星を挙げた。大分舞鶴の低く鋭いタックルが国学院栃木のバックス陣の展開力を封じた。

 

 全国高校選抜、全国高校7人制に続き高校3冠を狙う東福岡は静岡聖光学院を総合力で圧倒、前後半合わせて16トライを挙げ100―14で3回戦へ(上の写真㊧ゴールラインに迫る東福岡)。前々回準優勝の御所実も中標津(北北海道)を寄せ付けず19トライで117―7と圧勝した(写真㊨モールで押し込む御所実)。一方、東海大仰星は粘り強い東京に手こずったが終盤突き放して31―12で振り切った。その他の試合では石見智翠館(島根)の健闘が光った。終盤まで7―5でBシード流通経済大柏(千葉)をリードしていたが、残り2分にモールで押し込まれ7―10で逆転負けを喫した。

(下の写真㊧ゴールライン間近で激しい攻防を見せる東海大仰星―東京戦、㊨後半28分、流通経済大柏がモールで押し込みトライ)

 

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<アマゾンユリ(百合)> 南米アンデス山地原産、純白で清楚な花

2014年12月27日 | 花の四季

【ヒガンバナ科、切り花やブーケにも

 原産地は南米アマゾン川上流域のコロンビアからペルーにかけてのアンデス山地。和名の「アマゾンユリ」は英名「アマゾン・リリー」の直訳で、ユリの名が付いているが、ユリ科ではなくヒガンバナ科に属する。属名から「ユーチャリス」や「エウカリス」と呼ばれることも。日本には明治時代の中頃に渡来した。

 大きな卵形の葉の間から高さ40~60cmほどの花茎を伸ばし、その先に純白の花をややうつむき加減に数輪付ける。花びらは6枚で、花の径は6~8cmほど。中央部分は雄しべの付け根が広がって王冠のような形。葉がギボウシに、花がスイセンに似ていることから「ギボウシズイセン(擬宝珠水仙)」という異名もある。

 花は爽やかな香りを放ち、花持ちもいい。しかも純白で清楚なイメージとあって、切り花のほか結婚式などのブーケやコサージュとして使われることも。歌手の松田聖子さんが結婚式で身に着けたことでも知られる。「コサージュはアマゾンリリーの清らかな白の眩しき花嫁なりき」(鳥海昭子)。

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<枚岡神社> 年末恒例の「お笑い神事」

2014年12月26日 | 祭り

【境内を埋め尽くした参拝客が20分間「アッハッハー」の大笑い】

 枚岡神社(東大阪市)で25日、年末恒例の「注連縄掛(しめかけ)神事」(通称「お笑い神事」)が行われた。神代の昔、同神社の主祭神でもある天児屋根命(あめのこやねのみこと)の美しい祝詞と神々の笑いによって天の岩戸が開かれたという故事にちなむ。一昨年に続いてそのご報告を――。

 お笑い神事は午前10時にスタート。中東弘宮司が拝殿に向かって「アッハッハー」と3度の高笑いを奉納した後、「天照大神が笑いに誘われて天の岩戸を開けると、光が神々の顔(面)に当たり白く見えた。それがおもしろい(面白い)の語源。赤ちゃんは笑えと言わなくても笑う。それを神笑いという。無心に笑うと心の岩戸が開かれます。笑って笑っていい年を迎えましょう」と挨拶。この後、参道広場を埋め尽くした参拝客が20分間にわたって笑い続けた。

 

 5分おきに太鼓が鳴らされ、20分を告げる太鼓が打たれると、大きな拍手が湧き起こった。その後、境内では笑いコンテストや笑納演芸会、ハーモニカ演奏、紙芝居「天の岩戸開き」、古事記に親しむ会の講演などもあって、境内は終日笑いに包まれた。「笑福お守り」や正月用の注連飾りを買い求めたり、「笑福汁」(200円)や「笑福甘酒」(100円)で体を温めたりする参拝客も多かった。来年のお笑い神事は天皇誕生日の12月23日に変更するそうだ。

    

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<橿原市昆虫館> 開館25周年記念「昆虫・生き物写真展」

2014年12月24日 | メモ

【命の営みの一瞬を切り取った応募作100点余を展示】

 橿原市昆虫館で開館25周年を記念して「昆虫・生き物写真展」が開かれている。同昆虫館友の会との共催で、応募のあった身近な昆虫や動物、植物の写真100点余りを、小・中学生の「子供の部」と「一般の部」に分けて展示している。会期は来年2月15日まで。

 

 各作品にはタイトルと撮影の年月・場所、撮影者のコメントなどが添えられている。「自然界の驚異」と題した写真は大きな蛇がマムシの頭をガブリとくわえた瞬間をとらえた。竜王山(天理市)の山頂近くの山道で遭遇した一場面。しばらく見ているとマムシの全身を飲み込んでしまったという。「ヤッホー」というタイトルの作品は残雪の立山・室堂で撮ったメスの雷鳥の写真。ハイマツの向こうでオスの呼び掛けに立ち上がって鳴いて応えていたという。コメントの最後に「感動の一瞬でした」と記されていた。 

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<アンスリウム> 色鮮やかなハート形の〝仏炎苞〟

2014年12月23日 | 花の四季

【熱帯アメリカ原産、和名は「ベニウチワ」】

 サトイモ科アンスリウム属の常緑多年草。原産地はコロンビア、エクアドル、グアテマラなどの熱帯アメリカ~西インド諸島で、日本には明治時代中頃までに渡来していたといわれる。花のように見えるのはサトイモ科特有の「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれるもの。本来の花はその中央部から突き出した棒のようなもので肉穂(にくすい)花序と呼ばれる

 アンスリウムの名前はギリシャ語の「アンソス(花)」と「オウラ(尾)」に由来する。和名は「ベニウチワ(紅団扇)」。鮮やかな紅色で大きなハート形の仏炎苞をうちわに見立てた。アンスリウム属を代表するものにセリゼリアヌム種やアンドレアヌム種があり、厳密には前者を「ベニウチワ」、後者を「オオベニウチワ」という。この2種をもとに多くの改良品種が作り出されてきた。

 世界的に有名な栽培地がハワイ島のヒロ。温暖な気候と良質の水が栽培に適していたこともあって、主に日系園芸家によって栽培や品種改良が進められてきた。そのため「オバケ」や「ミドリ」など日本語名が付けられた品種も。仏炎苞の色は赤、白、ピンク、緑、茶色と多彩で、花持ちが良いことから切り花やアレンジの花材として人気が高い。ハワイではバレンタインデーに贈る花として親しまれているそうだ。

 最近は「ヒメ(姫)アンスリウム」が鉢物として人気。「オオベニウチワ」をもとに日本で作出されたもので、葉も仏炎苞も小型だが花を多く付ける。アンスリウムには仏炎苞の色を楽しむものとは別に、様々な形の葉を観賞するためのものもある。シロシマウチワ(白縞団扇)、ナガバ(長葉)オオウチワ、ヤツデ(八手)ウチワ、ビロードウチワといった和名が付けられている。

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<BOOK> 『国分寺を歩く 日本六十余州 全国国分寺を完全収録』

2014年12月22日 | BOOK

【かみゆ歴史編集部編、イカロス出版発行】

 奈良時代、聖武天皇が国分寺の建立を全国に命じたのは今から1300年近く前の741年(天平13年)。それらの寺跡は現在どうなっているのだろうか。本書は存在が確認されている全国の国分寺跡68カ所を1つ1つ訪ね歩いて天平寺院跡の「いま」を紹介する。

   

 国分寺には高層の七重塔が建立され、他に金堂、講堂、鐘楼などが設けられた。その立地場所は清浄性と利便性から〝好処〟を選ぶよう指示された。「七重塔は変革期の国家や天皇の権威を諸国に示す一大モニュメントであった」。ただ国分寺の造営には膨大な費用を要したため、中には諸国財源の2分の1を費やすなど財源捻出には相当苦しめられたようだ。

 本書では畿内からスタートし、東海道、北陸道、山陰道、南海道、西海道など地域ごとに国分二寺(国分僧寺・国分尼寺)の遺跡を紹介する。信濃国分寺(長野県上田市)では全国でも珍しく二寺の遺構が近接して発掘された。跡地は史跡公園として整備され、堂塔配置が復元されている。伯耆(ほうき)国分寺(鳥取県倉吉市)も二寺が接近し、すぐ北側に尼寺が並ぶ形で建てられていた。遺構跡地は「日本の歴史公園100選」に選ばれている。 

 周防国分寺(山口県防府市)は再建ながら創建時の境内に、ほぼそのままの規模や配置で堂塔を維持している。金堂は1779年の再建。上野(こうずけ)国分寺(群馬県前橋市、高崎市)は一辺220~230mの長さの築垣で囲まれていたとみられ、南辺の築垣が創建時の工法で復元された。相模国分寺(神奈川県海老名市)では七重塔を3分の1の規模で復元、高さ20m近いモニュメントが中央公園に立つ。

 国分寺跡地の中には国指定史跡になっているところが多いが、遠江国分寺(静岡県磐田市)や常陸国分寺(茨城県石岡市)、讃岐国分寺(高松市)の寺跡は国の特別史跡。国分寺は武蔵国分寺があった東京都国分寺市をはじめ、各地の地名にも名をとどめる。国分僧寺の住所を調べたところ、37カ所と半数以上が「国分寺」「国分」「国分町」などだった。「国分寺まつりin遠江」「上野国分寺まつり」など、国分寺所在地だったことを地域起こしにつなげようという新たな動きも出てきた。

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<京都府立植物園> クリスマスの花・ポインセチアが100種1000鉢!

2014年12月20日 | 花の四季

【開園90周年を記念して「90」の花文字も】

 京都府立植物園の観覧温室で「ポインセチア展」が開かれている。ポインセチアはメキシコなど中米原産で、花びらのように見えるのは蕾を包む葉が変化した苞(ほう)。世界的にクリスマスを彩る鉢花として人気が高く、英名で「クリスマスフラワー」とも呼ばれる。温室内の特別展示室やジャングル室に約100種類、1000鉢が展示されている。

 赤や白、ピンク、クリーム色など色とりどりのポインセチアがこれだけ集まると、まさに壮観そのもの。白花で描かれた「90」の数字は今年が開園90周年であることを表す。出展中のポインセチアには60年以上前に作出された「フレーミングフェア」という古い品種や、赤い苞の中央部がクリーム色やピンクになる「アイスパンチ」、苞が内側に巻き込みバラの花のように見える「ウィンターローズ」、苞にも葉にも斑(ふ)が入る「アバンギャルド」など最新の変わり種品種も。25日まで。

 

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<春日若宮おん祭> 879回目の伝統行事、「後宴能」で祭り納め

2014年12月19日 | 祭り

【寒空の下、特設土俵で奉納相撲も

 師走の奈良を彩る伝統行事「春日若宮おん祭」は最終日の18日、春日大社の参道脇の御旅所などで、祭り納めの奉納相撲と後宴能(ごえんのう)が行われた。平安時代末期から一度も途切れることなく連綿と続くおん祭も今年で879回目。これで前日の17日を中心に繰り広げられた多彩な芸能・神事は全て終了した。

 

 後宴能は能が金春流、狂言が大蔵流で、演目は毎年替わる。今年の出し物は能が「羽衣」と「熊坂」、その間の狂言は「太刀奪(たちばい)」だった。「羽衣」(上の写真)はシテの天女を金春欣三が勤め、「熊坂」は前シテの僧も後シテの熊坂長範の霊も金春穂高が勤めた。「太刀奪」の太郎冠者は茂山あきらだった。午後2時に始まり2時間近く。強い冷気の中で小雪が舞う場面もあったが、多くの観客が日本最古の伝統芸能の祭典を締めくくる後宴能を最後まで楽しんでいた。

 

 奉納相撲はこれに先立ち午後1時から参道を挟んで向かい側の特設土俵で行われた。奈良県相撲連盟や奈良市相撲協会の協力によるもので、今年は中学生8人と成人4人が参加した。土俵の周りには焚き火が3カ所。しかも寒さを忘れさせてくれるような熱戦が続いた。この寒空の中まわし一丁で奮闘した出場者にはただただ頭が下がる。ご苦労さまでした。

 

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<BOOK> 『ちひろさんと過ごした時間 いわさきちひろをよく知る25人の証言』

2014年12月16日 | BOOK

【ちひろ美術館監修、新日本出版社発行】

 今年は水彩画家いわさきちひろ(1918~74)の没後40年。約30年の画業生活の中で描いた作品は1万点近くに上るという。その中の愛らしい子どもの絵が新聞配達店から毎月届く「毎日夫人」の表紙を飾っていることや、約20年前「安曇野ちひろ美術館」の起工式の場面に遭遇したことなどもあって、ちひろの作品にはかねて親しみを抱いていた。

     

 本書は副題の通り、ちひろと交流のあった人々の中に息づくちひろの記憶を書き残し、ちひろの実像を広く知ってもらおうと出版された。最初の数ページにわたって淡い色彩の童画が続く。「こげ茶色の帽子の少女」「絵をかく少女」「わらびを持つ少女」……。と、その後半にそれまでとは異なる色彩のない作品が出てきた。「戦火のなかの子どもたち」より「たたずむ少年」と「焔のなかの母と子」。ちひろもこんな激しい絵を描いていたんだ!

 19歳で結婚、そして夫の自殺。満州渡航、戦況悪化による帰国。空襲と母の実家(長野県松本市)への疎開、両親の公職追放――。ひちろの前半生がその絵からは想像できないほどの過酷なものだったことを初めて知った。ちひろの絵が表紙や挿絵として使われた『窓ぎわのトットちゃん』の著者で東京、安曇野両ちひろ美術館館長の黒柳徹子も本書の中でこう告白する。「こんなに可愛い、こんなに綺麗な、なんの禍いもない、苦しみも悩みもないと思っていた方が、これほど苦しむ人生を送った挙句、あれだけの子どもを描いたんだと思うと、もう本当にびっくりしました」。

 ちひろは31歳のとき8歳年下の松本善明(日本共産党元国会議員)と再婚する。松本によると「体験的に〝戦争と平和〟というのが彼女の中心的なテーマ」になっていた。ちひろの東京・神田のアトリエによく遊びに行っていた3姉妹たちも、ちひろが平等や平和の大切さについて度々話していたという思い出を語る。アニメ映画監督の高畑勲はちひろについて「子どもたちの尊厳というものを描き出すことに成功した、非常に稀な人ではないか」という。高畑の一番好きな絵は「戦火のなかの子どもたち」で「すごいなー」と思っていつも見ているそうだ。

 ちひろが55歳で亡くなった2日後、松本は「ちひろの残したものを家族だけのものにせず人類の遺産のひとつとして位置づけたい」と長男夫婦に話した。それが今の2カ所のちひろ美術館として結実した。長男の松本猛は「母の絵が、一体何を描いているかって考えると、やっぱり〝いのち〟なんだろうと思う」。妻の由理子は「自分の理想の世界を守りたい、それが本当の世界になってほしい、そんな祈りにも近い思いを込めて、彼女は純なるものの象徴として、子どもの絵を描いた」とみる。ちひろの母親が奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)の卒業生というのも新しい発見だった。 

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<全国高校駅伝21日号砲> 女子は5回目Vを狙う豊川、県予選最高タイムは常磐

2014年12月15日 | スポーツ

【追う神村学園、興譲館、立命館宇治、西脇工、薫英女学院……】

 京都・都大路で繰り広げられる師走恒例の全国高校駅伝まで1週間を切った。男子は65回目の記念大会。女子は26回目で、都道府県予選で優勝した47チームが出場する。2連覇・5回目の優勝を目指す豊川(愛知)や、県予選・地区大会で出場校中ベストタイムを出した常磐(群馬)、優勝争い常連の興譲館(岡山)、九州勢を牽引する神村学園(鹿児島)、立命館宇治(京都)・西脇工(兵庫)・薫英女学院(大阪)の近畿勢などを中心に激しい駆け引きが繰り広げられそうだ。

都道府県予選の成績

  (1.10.00台以上、後ろのカッコ内は地方大会の順位とタイム)

  1.常 磐(群馬)  1.07.54(関東① 1.07.16)

  2.豊 川(愛知)  1.08.29(東海① 1.09.06)

  3.神村学園(鹿児島)1.08.58(九州① 1.08.26)

  4.市船橋(千葉)  1.09.29(関東⑧ 1.10.08)

  5.西脇工(兵庫)  1.09.43(近畿④ 1.12.00)

  6.青森山田(青森) 1.09.44(東北④ 1.12.44)

  7.花 輪(秋田)  1.09.55(東北① 1.10.21)

  8.薫英女学院(大阪)1.10,02(近畿② 1.09.26)

  9.山梨学大付(山梨)1.10.15(関東③ 1.09.01)

  10. 荏 田(神奈川) 1.10.17(関東⑤ 1.09.42)

  11. 興譲館(岡山)  1.10.19(中国① 1.09.57)

  12. 埼玉栄(埼玉)  1.10.21(関東⑦ 1.09.52)

  13. 北九州市立(福岡)1.10.23(九州② 1.09.48)

  14. 長野東(長野)  1.10.26(北信越①1.10.05)

  14. 諫 早(長崎)  1.10.26(九州④ 1.10.43)

  16. 西 京(山口)  1.10.30(中国④ 1.11.53)

  17. 仙台育英(宮城) 1.10.44(東北② 1.11.08)

  17. 山 田(高知)  1.10.44(四国① 1.09.39)

  19. 立命館宇治(京都)1.10.45(近畿① 1.09.07)

  19. 白鴎大足利(栃木)1.10.45(関東⑥ 1.09.44)

  21. 旭川龍谷(北海道)1.10.59(北海道は地区大会なし)

 常磐は県予選で1.07.54と初めて7分台の大会記録を出した。冷雨という決してコンディションに恵まれない中での好タイム。さらに関東大会では1.07.16とさらに約40秒も縮めた。都道府県予選、地区大会を通じて7分台を出したのは常磐だけ。常磐は入賞候補の常連で、昨年も7位だったが、今年は記録から見る限り優勝候補の最右翼といえそうだ。

 豊川は過去6年間に優勝4回、2位2回。昨年の大会では優勝回数を単独最多に伸ばした。今年も県予選のタイムは全国で2番目、地方大会でも9分台前半の好タイムを出しており、優勝争いに加わるのは間違いない。神村学園も県予選、九州大会でいずれも8分台と安定している。過去4年間、優勝→2位→3位→2位と豊川と競ってきた興譲館も中国大会で9分台を出しておりV候補の一角だろう。

 近畿勢では立命館宇治が近畿大会で9分台そこそこの好タイムを出し、全国大会に向けて調子を上げてきた。兵庫県予選で須磨学園の21連覇を阻んで男女アベック出場を果たす西脇工は県予選で全国5番目のタイムを出した。1昨年5位、昨年8位と連続入賞の薫英女学院も県予選の1.10.02を近畿大会ではさらに36秒縮めてきた。千葉県予選で大会記録を出した市船橋、関東大会で1.09.01を出した山梨学院大付属、青森山田、花輪(秋田)、荏田(神奈川)、埼玉栄、北九州市立(福岡)、山田(高知)なども入賞争いに加わりそうだ。

 優勝2回・19年連続入賞という実績を持つ須磨学園が全国大会で見られないのは残念。近畿大会では兵庫県予選で負けた西脇工を上回り、立命館宇治、薫英に次いで3位だった。千葉県予選で1.09.47の好タイムを出したものの市船橋に敗れた柏日体は、関東大会では1.08.49で常磐に次いで2位だった。5年に1回の記念大会だったら出場は確実だったのだが……。福岡県予選で過去に3回の全国制覇を誇る名門、筑紫女学園(福岡)がライバルの北九州市立に大差をつけられ、まさかの6位に沈んだのも意外だった。 

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<奈良市埋蔵文化財センター> 特別展「甦る大寺―大安寺発掘調査成果展」

2014年12月12日 | 考古・歴史

【威容示す鬼瓦や相輪、大量の唐三彩や奈良三彩も】

 奈良市埋蔵文化財調査センター(奈良市大安寺西)で秋季特別展「甦(よみがえ)る大寺―大安寺発掘調査成果展」が開かれている。大安寺は天皇発願による最初のお寺、百済大寺や大官大寺を前身とする官寺筆頭の大寺(おおてら)。旧境内全域は国の史跡に指定されている。奈良市教育委員会による30年余の発掘調査の結果、その壮大な規模などが次第に明らかになってきた。26日まで。

 

 伽藍配置は「大安寺式」と呼ばれるもので、北から講堂、金堂、中門、南大門が一直線に並び、その南側に東西両塔が立っていた。百済大寺とその法灯を継ぐ藤原京の大官大寺の塔は九重塔だったが、大官大寺が平城京に移転した大安寺は七重塔になった。それでも奈良時代の塔としては東大寺に次ぐ規模で、その威容は西塔跡から出土した鬼面紋鬼瓦(上の写真㊧)や塔頂を飾る相輪の水煙、風鐸(㊨)などの巨大さからもうかがうことができる。

 

 大安寺は平安時代以降、数度の火災によって壮大な伽藍を焼失した。金堂と講堂跡の間の焼土層からは唐三彩の陶片(写真㊧)が多く見つかっており、昨年の調査でも新たに約80点が出土した。ほとんどは方形・中空の「陶枕(とうちん)」の破片で、大安寺の造営に携わった僧で遣唐使の道慈が718年の帰国時に持ち帰った可能性が高い。旧境内からは唐三彩の制作技術を基に作った国産の奈良三彩(㊨)もこれまでに250点以上出土している。

 

 大安寺小学校の校舎解体に伴う昨年の発掘調査でも新たに焼土層が見つかり、布地に刺繍を施す繍仏に使われたとみられる金糸やガラス片、水晶玉、仏像の螺髪などの遺物が出土した(写真㊧)。同時に出土した土器片から焼土層は1017年の火災に伴うものとみられる。伽藍東側からは「東院」と書かれた墨書土器が出土した。この土器から奈良時代末期に桓武天皇の弟だった早良親王が住んだ東院が近くにあった可能性が浮上している。

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<トウワタ(唐綿)> 熱帯アメリカ原産、種子に白い綿毛

2014年12月11日 | 花の四季

【学名から「アスクレピアス」とも、マダラ蝶の幼虫の食草】

 熱帯アメリカ原産のキョウチクトウ科(旧分類はガガイモ科)の植物。日本には江戸末期の1842年(天保13年)にオランダ船によって持ち込まれたといわれる。和名「唐綿」の「唐」は外国を指し、「綿」は種子に白い綿毛が付着することに由来する。学名から「アスクレピアス」とも呼ばれる。

 常緑性で原産地では半低木に育つが、日本では1年草として扱われることが多い。花期は夏~秋。鉢植えとして室内に取り込んだり温室で栽培すると、晩秋~冬にも咲き続ける。花は反り返った赤や橙色の花冠の上に黄色の副花冠が載るユニークな形。茎を折ると白い乳液が出るため英名では「ミルク・ウィード」と呼ばれる。花後にやや湾曲したサヤができ、熟すと中から種子が飛び出す。

 

 仲間に明治中頃に渡来した「オオ(大)トウワタ」や大正末期に渡来した「ヤナギ(柳)トウワタ」など。オオトウワタはトウワタより葉も草丈も大型で、桃色や紫色の花を付ける。ヤナギトウワタの名は柳に似た葉の形に由来する。花色は明るいオレンジ色で、花の数が多く見映えするため切り花として人気が高い。「フウセン(風船)トウワタ」は南アフリカ原産でトウワタ属とは別属。ハリセンボンのような果実が特徴で、生け花やドライフラワーの花材としてよく使われる。

 トウワタなど旧ガガイモ科の植物はアサギマダラ、カバマダラなどマダラ蝶の食草として知られる。それらの植物に含まれる有毒のアルカロイドを体内に取り入れることで鳥などの捕食から身を守るという。写真のトウワタでもツマムラサキマダラの幼虫が葉っぱを食べているところだった。それにしても、この幼虫がやがてあの輝くような青紫色の羽根の美しい蝶に変身するとは!(写真は橿原市昆虫館で)

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<BOOK> 『美の侵犯 蕪村×西洋美術』

2014年12月10日 | BOOK

【北川健次著、求龍堂発行】

 著者は1952年福井県生まれ、多摩美術大学大学院美術研究科修了。銅版画とオブジェの第一人者で、油彩画、写真、詩、評論も手掛ける。著書に『「モナ・リザ」ミステリー』『絵画の迷宮』など。タイトルの「蕪村×西洋美術」が示すように、本書は江戸中期の俳人・与謝蕪村(1716~84)の俳句と、そのイメージ世界をそっくり表現したような西洋美術を対(つい)にして紹介する。

    

 蕪村に魅せられた著者がある時、「いな妻や波もてゆへる秋津島」という句から横山大観が描いた「或る日の太平洋」を思い起こす。それを機に日本美術の中に蕪村が詠んだ3000近い句にイメージが重なるものはないかを調べた。だが、見つからない。ところが日本から遠く離れた西洋美術の中に、あった! 著者は『序』で述懐する。「始まりは直感であった……。蕪村を全く知らない美術家たちの表現世界の中に、蕪村の俳句と重なるイメージの数々を見つけ出してしまった事は、まるで謎めいたミステリーに立ち会うような妙味があった」。   

 取り上げた蕪村の俳句と西洋美術は全部で30対。1点目は「潅仏やもとより腹はかりのやど」と表紙を飾るレオナル・ド・ダヴィンチの「モナ・リザ」だ。私生児だった蕪村のこの句は「冷笑的な自画像として映る」。ダ・ヴィンチも私生児だった。「モナ・リザ」のモデルはフィレンツェ商人の妻ともいわれるが、著者は「画家自身と母カテリーナが重なった上に、画家の内面に棲まう一人の異形なる女性性を持った存在」と推論する。

 「桃尻の光りけうとき蛍哉」の句と対になるのはマン・レイの代表作の1つ「アングルのヴァイオリン」。愛人女性の背中に音符記号を描き、豊満な肉体を楽器に見立てた。「飛尽す鳥ひとつづつ秋の暮」にはニコラ・ド・スタールの「かもめ」。「硝子(びいどろ)の魚おどろきぬ今朝の秋」には色彩画家アンリ・マティスの「金魚」(写真㊧=部分)。明るい草花に囲まれたテーブルで金魚鉢の中を4匹の鮮やかな赤い金魚が泳ぐ。

 

 「日の光今朝や鰯のかしらより」に対として挙げるのはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」。窓から差し込む早朝の光の中で家政婦が卓上の器に牛乳を注ぐ。「草いきれ人死に居ると札の立つ」にはゴッホの「カラスの群れ飛ぶ麦畑」。「春雨や同車の君がさゞめごと」にはサルバドール・ダリのオブジェ「雨降りタクシー」。「月天心貧しき町を通りけり」にはルオーの「郊外のキリスト」。

 そして辞世の句「しら梅に明(あく)る夜ばかりとなりにけり」にはミレー最晩年の油彩画「春」(写真㊨)。著者は「ミレーが最後に描こうとしたものは、春の過剰なまでの『気』の律動、決して視覚だけでは伝わってこない不可視なる存在――つまりは、生と死を超克して在る、春の<地霊>のごときものであったのかもしれない」とみる。〝俳聖〟松尾芭蕉を敬慕した蕪村は芭蕉没後90年の1784年に生涯を閉じた。享年68。 

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<バレーV・プレミア女子> 第1leg終了 セット率で1位岡山、2位久光製薬

2014年12月08日 | スポーツ

【初昇格の上尾4位と健闘、東レ不調1勝6敗で7位!】

 バレーボールの2014/15V・プレミアリーグ女子は7日、第1legが終了。岡山と久光製薬が6勝1敗と勝率で並び、セット率で岡山が1位、久光が2位となってレギュラーラウンドの3分の1を折り返した。チャレンジリーグから初昇格の上尾が4位と健闘する一方、常に上位争いを演じてきた東レが7戦で僅か1勝ともがき苦しんでいる。

☆レギュラーラウンド第1leg終了時点の順位

          (カッコ内の数字は合計獲得ポイントとセット率)

  ①岡    山  6勝1敗(17点)得セット18―失セット6(3.00)

  ②久光製薬  6勝1敗(17点)得セット20―失セット9(2.22)

  ③N E C  5勝2敗(13点)得セット18―失セット12(1.50)

  ④上  尾  3勝4敗(11点) 得セット14―失セット13(1.08)

  ⑤日  立  4勝3敗(10点)得セット14―失セット15(0.93)

  ⑥トヨタ車体 2勝5敗(8点)得セット10―失セット16(0.62)

  ⑦東  レ  1勝6敗(4点)得セット9―失セット20(0.45)

  ⑧デンソー  1勝6敗(4点)得セット7―失セット19(0.37)

 唯一の市民クラブ岡山は過去3シーズン、4位→3位→2位と順調にステップアップ、今シーズンは悲願の初優勝を目指す。7日の久光戦では0―3で今季初黒星を喫したが、7戦して失ったセットが僅か6と好調。若き全日本代表セッターの宮下を擁し、攻守にバランスの取れた戦いぶりが功を奏している。第1leg終了時点での総得点ランキングで川畑が全選手中6位。新加入の浅津(元パイオニア)も13位と活躍しており、チーム内に活気をもたらしているようだ。

 久光は2012年の中田久美の監督就任以降、女子バレー界を席巻。12/13シーズンには史上初めて公式戦5冠を達成した。昨年12月の皇后杯、さらに昨季のプレミアリーグも制しており、今季はリーグ3連覇を狙う。総得点ランキングでは長岡が4位、石井が5位、新鍋が11位と攻撃陣は強力。チームランキングでもサーブ効果率が2位、サーブレシーブ成功率も3位と攻守にまとまりがいい。

 この2チームにNECが3強の1角として健闘している。内田や都築、松浦らベテラン勢が引退したが、若いチームへの切り替えが順調にいっているようだ。セッター山口(元JT)の加入も大きい。上尾も新加入組が大活躍。荒木(元東レ)はブロック決定本数(1試合当たり)で1位、アタック決定率でも3位。ケリー・マーフィー(米国)も総得点で2位、サーブ効果率ではトップとチームを牽引している。

 プレミアリーグ昇格2シーズン目の日立はフランス・カンヌに移籍した江畑の穴を2年目のローレン・パオリーニ(米国)が埋める。ローレンはアタック決定率でトップ、総得点でも2位と活躍。今季から栗原(元岡山)も加わった。トヨタ車体は昨季のリーグで初の4強、今年5月の黒鷲旗では初優勝を飾った。今季の目標はリーグ初制覇だが、第1leg終了時点で2勝5敗と振るわない。

 東レの大不振も目立つ。過去に3連覇を果たし、近年も常に優勝争いに加わっていたが、今季は開幕から4連敗、初勝利後また2連敗。中道、高田、迫田らに加え、今季は昨シーズンまでトルコでプレーした木村も加わった。だが、アタックの決定率も決定本数も全8チーム中7位と低迷、攻撃陣がうまく機能していない。デンソーはミア・イエルコフ(クロアチア)が全選手中で総得点1位と孤軍奮闘。他に活躍しているのは大竹里歩とリベロの佐野ぐらい。今シーズンは上位6チームがV・ファイナルラウンドに進むが、東レ、デンソーの両チームにとっては第2leg以降も試練が続きそうだ。  

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<奈良大学博物館> 奈良の鹿を彫り続けた彫刻家太田昭夫の作品9点

2014年12月07日 | 美術

【収蔵品展で、江戸時代の『源氏物語図屏風』なども】

 奈良大学博物館(奈良市山陵町)で彫刻家・太田昭夫(1930~88)の鹿の木彫などを展示する収蔵品展が開かれている。太田は大阪市生まれで漢学者の祖父、日本画家の父の下で漢籍や芸術に親しみ、大阪市立工芸学校に入学するが、終戦末期の大阪大空襲で一家は罹災。その後、母方の親戚が住む奈良に移り、46年、奈良県工芸伝習生木彫科に入学した。23歳の時「鹿」が日展に初入選、以降、鹿をモチーフに多くの作品を発表した。

 

 太田の自宅アトリエは奈良市内の般若寺町にあった。そこから春日山に行って鹿をよくスケッチしたが、特に晩秋の雄鹿を好んだ。展示作品は9点。『晩秋』(上の作品㊧)は等身大とみられる大きな作品で、立派な角を持つ雄鹿が背中の毛繕いをする。その悠然とした姿は雄同士の闘いに勝った余裕からか。太田の作品は表面を磨いたり彩色したりせずに、ノミの痕跡をそのまま残した素地仕上げが特徴。全身に残る1つ1つのノミの跡は今まさに打ち込まれたような荒々しさで、それが鹿の野性味を引き出している。材はヒノキより粘りのあるクスノキを多く用いた。

 

 雄鹿が上を向いて鳴く『野生』(上段㊨)からは、雌鹿を呼ぶ高い「キーン、キーン」という鳴き声が、また躍動的な『闘争せる雄鹿』(上㊧)からは、角が激しくぶつかり合う音が聞こえてくるかのようだ。小鹿たちが親の足元で休む『群鹿』(上㊨)ではノミ跡の荒々しさが消え、木の温もりが伝わってくる。太田は自著『照玄・太田昭夫の世界』にこう書き残しているそうだ。「私が作ろうとするのは動物そのものではなく、その行動や生態にあらわれる大自然の息吹きなのだ」。(照玄は太田の号)

 収蔵品展では江戸時代作の『源氏物語図屏風』(㊧)や源氏物語色紙絵の『紅葉賀』(㊨)『蛍』なども展示中。色紙絵は源氏物語54帖の各段から1つずつ場面を選んで描いたもの。それを画帖や屏風に仕立て直すことが室町時代末期から江戸時代にかけて盛んに行われた。会期は1月23日まで。

   

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