ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『この世界の片隅に』

2019-05-28 22:09:13 | 邦画
この手の戦争ものとなると、どうしても悲壮感が漂うものだが、時代に打ち勝とうというヒロインの強い気持ちは観ていて清々しさがある。なんだか朝ドラを観ているのに近い気持ちがある。まあ、言うても朝ドラは『マッサン』しか観たことないけど。

別にこの映画のことを悪く言う気持ちは全くないが、一体何が社会現象に近い評判となったのかわからない。時代は違えど、すずの生き方は現代人に訴えるものがあるのかな。

一応私も被爆三世であるが、この映画を観て特に思うところはなかったな。まあ、それは映画ではなく私の問題ですが。

『ドゥ・ザ・ライト・シング』

2019-05-26 20:37:28 | 洋画
真夏のブルックリンの熱と作品の持つ熱と力強さは非常に伝わってくる。が、面白いかと言われるとそれはまた別の話だ。しかし、ながらこの映画は黒人もといスパイク・リーにしか撮れないというのはファンでない私にもわかる。

この映画の人種の描き方が、正しいかどうかは知らないが、白人にせよ黒人にせよ、アジア人にせよ彼らにはそれぞれのルール、やり方、正義というのがあって、それをありのまま描いているという印象を受ける。

ただ、前述した通りに社会派映画としての側面が強く、エンタメ要素が弱い。すいません、こういう映画苦手です。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

2019-05-19 23:00:18 | 邦画
タイトルの意味はさっぱりだが、なんとなく意識高そうなのはうかがえる。
最近になってから知ったが、元々は岩井俊二の作品だったんだね。

結論から言うと大した作品ではなかったな。青春映画にこんなこと言うのも野暮ではあるが、登場人物みんな青春に酔いすぎていて観ていて辛いものがある。おじさんになるっていうのはこういうことなのかな。

内容的にもよくわからないけど、雰囲気だけは悪くなかったかな。



『ゴジラ対ヘドラ』

2019-05-19 22:58:59 | 邦画
ずっと観たいと思っていた作品がアマプラで配信されていて嬉しい今日この頃。

ゴジラファンにとってこの作品がどういう位置づけなのかは知らないが、自分が見た限りでは特別な位置づけだと思うな。主題歌から演出まで随分とトリッキーというかサイケデリックと言うか、あまり観たことのないタイプの特撮だ。

しかし、このヘドラと言うのはなかなかの強敵だな。正直ザザーン程度だと思っていたけど、飛ぶ、溶かすでかなりゴジラを追い詰める。

一歩間違えば珍作ともなりうる作品であったが、立派なゴジラ作品に仕上げたのはお見事である。が、さすがにゴジラを飛ばすのは私もやりすぎだと思う。


『ドント・ウォーリー』

2019-05-13 06:42:58 | 洋画
待ちに待ったガス・ヴァン・サント監督の最新作だが、ちょっと思っていたのとは違うな。

マンガ家としての主人公を期待していたのに、マンガ家要素は薄く普通のハートフルな映画で残念。どの程度事実に沿っているのかは知らないけれど、ガス・ヴァン・サントは主人公に肩入れしすぎたかなと思う。

いい映画止まりのガス・ヴァン・サント・らしくない映画。こんなこと言うのもなんだが、もっとつまらなくてもいいから監督の世界観をたっぷり味あわせて欲しかった。