ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「カミナリ 単独ライブツアー2022 心電図」 仙台市福祉プラザふれあいホール

2022-08-28 21:46:44 | ライブ
いつだかのM-1でネタを観て以来、こいつは来るぞと評価していたが、意外にも単独公演がこれが初めてなんだね。

ツアータイトルの「心電図」というのがよくわからなあったが、そこは一本目のネタで回収されている。
カミナリ何が好きってたくみ君のツッコミ。それはどつきということではなく、一回ボケを泳がして後から突っ込むという手法。個人的にこれを思い出しツッコミと呼んでいる。生で観ると余計にいいもんだ。特に気に入ったのは山手線ゲームのネタ。

コントも初めて観たが、こちらはう〜んという感じ。特にヘビ族のはボケとツッコミも逆でカミナリの良さが何も出ていなかったと感じた。

前に観た東京03同様にネタとネタの間には映像が挟まれているが、これはお笑いライブでは定番なのかな。
遠征することはないと思うが、近くに来たらぜひまたライブで観たいと思った。ビッグになって欲しい気持ちはあるが、会場のキャパはこれくらいが丁度いいな。ちなみに空席はあった。

『Mr.ノーバディ』

2022-08-27 10:14:11 | 洋画
この手の映画を観るともう「こういうのでいいんだよ」という感想しか出てこなくなってきてしまう。目新しさは皆無だが、悪党をぶちのめすことが何よりも再重要視される映画としては及第点を軽く超えている。
主人公も決して無敵ではなく、ダメージを負っているが、逆にそれがいい。かえって戦いの生々しさが出てくる。

主人公の父親役をクリストーファー・ロイドが演じているが、こちらもノリノリで敵をぶっ殺していて観ているこっちも楽しくなってくる。

深夜にやっていたら「またか」と思いつつ、つい観てしまう映画だ(超褒め言葉)。

『ギターを持った渡り鳥』

2022-08-25 19:17:20 | 邦画
ちょっと調子が出てきたから2日続けて映画を観てしまった。これは久々の快挙ですよ。昔の映画は上映時間も短く、話も単純でいいね。

タイトルだけは知っていた、小林旭の代表作。小林旭って年取ってからの顔しか知らなかったが、若い頃は結構可愛い顔してるじゃないの。

ズバットといい、キカイダーといい、なぜ昭和の俳優はギターをケースに入れず、むき身で持つのか。そう思ったところwiki読んだらこの映画がズバットの元ネタでもあったんだね。納得納得。

ストーリーは100番煎じくらいの、流れ者が辿り着いた街で悪者をやっつけるというもの。こんな見どころのない物語を見られる映画にしたのは小林旭のスター性か。何気ないシーンであってもかっこよさに溢れているもの。

一応続編が7作あるが、そこまではとてもじゃないが手を出す気になれない。

『映画 モンスターハンター』

2022-08-24 20:20:31 | 洋画
大作ゲームの映画化というと、ファンの多くは不安に思ったことだろう。モンハンは私が高校生の時にPSPのやつが流行ったので私も一応ブームに乗ってプレイはしたが、全然面白くなくて速攻で売ってしまったくらいのファン。

つまらないという感想は正確ではない。面白くさせようという作り手の意識が映画から感じられない。巨大なモンスターが現れます、やっつけますという二つの現象を描いているだけの映画。そこには映画的な面白さが全く込められていない。もっと言うとモンスタハンターである必要も皆無。

もっと狩りまくる爽快感が味わえるかと思ったら肩透かしだ。

『古都』 川端康成

2022-08-23 21:43:26 | 

好きな作品の舞台となった土地を訪れる「聖地巡礼」というのがあるが、私は逆に訪れる土地が舞台となる作品に触れてみる。
夏休みの旅行で久々に京都に行くことになり、京都が舞台の作品ということで読んでみた。実は川端作品はこれが読むの初めて。

読書好きな人が「あの人が書く日本語は美しいね」なんて言っていたりするが、私はいまいち「美しい日本語」というのが理解できない。そんな私でも川端康成の書く日本語は美しいと思えた。いや、美しいというよりは品がある。

ストーリーは生き別れた双子の姉妹と出会うという、現実的とは言えないがファンタジックな内容でもないもの。しかしながら不思議と全編に幻想的な雰囲気が漂っているんだよな。これは京都×川端の相乗効果なのかな。
ラストの千重子が「また来て」と言った後に苗子が首を振るが、それは縦か横かはわからない。そんなところからも作品に対する奥ゆかしさのようなものまで感じてしまう。

植物園とか平安神宮とか有名どころなんだろうけど、知らない場所も出てきてガイドブック的にも参考になる。ぜひ作品の舞台を訪れてみたい。
ちなみに京都旅行は直前の体調不良で中止した。