ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『透明人間 』

2019-04-30 21:55:41 | 洋画
ハード、硬派のイメージが強いジョン・カーペンターの作品の中では軽めのちょっと変わった作品だ。
透明人間と言うと『インビジブル』と言う作品が真っ先に思い浮かぶが、同じ透明人間でもだいぶ毛色が違う。透明人間であるということの苦悩はさほど描いておらず、政府との追いかけっこが主軸だ。
映画自体は、そこそこ面白いにとどまるが、映像的には見応えがある。透明人間の様ももちろんだが、建物の一部だけ透明になっている姿なんかはよくできている。また、透明人間に抱えられているサム・ニールの芝居も結構好き。

分子云々で透明化するのは納得しきれないが、まあいい。人間だけでなく物も透明になるというのは面白い。しかし、コーヒーこぼしたくらいで大惨事を起こすシステムはどうかと思う。

『オブリビオン』

2019-04-29 22:24:55 | 洋画
こういう謎多きSF映画は好きじゃないな。頭使うから。

映像的には非常に洗練されているという印象を受ける。荒涼とした未来と言う設定ながらも、その世界観は映像的には美しく映えている。
しかしながら、ストーリーはシンプルとはいいがたく追いかけるのに必死だった。登場人物は少なくごちゃごちゃしているわけでもないのに、すんなり頭に入ってこない。

単なるSF映画で終わりたくないという気概は感じるが、私にはピンとこない映画であった。

スーパーフェスティバル80

2019-04-28 23:37:12 | ウルトラマン(特撮)
平成最後のスーフェスだと木原さんも気合入っているが、流れ的にはいつも通りである。

ただ、ゲストには怪奇大作戦から勝呂さんが登場。怪奇大作戦からのゲストは初登場だってね。
トークの内容はあんまり覚えてないけど、いつも通り俳優になった経緯や撮影で大変だった点について。印象に残っているのは岸田氏らと一緒に撮影の合間に雀荘に入り浸っていたということ。あと、やはり出演者にとっても「京都買います」は特別な作品なんだね。

ブルーレイも欲しいのだけど、欠番があるからな。やはりあの一本を抜くことで意味は大きく違ってくる。



 


ホントの平成最後の特撮アーカイブゲストは仮面ライダーXこと速水さん。今まで何度もスーフェスには来ているが、今回が一番面白かったかもである。

知らなかったが、速水さんはスポーツ万能で、柔道に関してはオリンピック選手にもなれるくらいの実力者だったと。あと、これもライダー俳優あるあるだが、やはり撮影は命懸けだったということ。
一番面白かったのは撮影開始当初、周りのスタッフがやけに自分に冷たい。速水さんからすれば全く身に覚えのない仕打ち。数十年後に知ったようだが、前ライダーを好きにさせすぎたので、厳しくしようという方針だったらしい。さすが宮内さんと言うしかない。

しかし、70歳になろうというのに、シュッとした体形で変わらずかっこよかったな。












「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」 東京国立近代美術館

2019-04-28 23:36:34 | ○○展


福沢一郎という人のことは知らなかったが、シュルレアリスムの作家ということなので行ってきた。

シュルレアリスムというと現実から切り離された世界を描くイメージがあるが、この作家は現実への社会批判をシュルレアリスムの世界に反映させている。まあ、他の作家もそういうことしているのだろうけど。その社会批判もユーモアも交えて風刺画のような感じだ。一見よくわからない面白い絵だが、その意味がなんなのかというのを考えるのも面白い。

あんまり展覧会タイトルについて考えたことはないが、「このどうしようもない世界を笑いとばせ」というのはなかなかにいいネーミングだ。このどうしようもない世界が一番面白いんだな。

『シング・ストリート 未来へのうた』

2019-04-28 23:35:39 | 洋画
冴えないいじめられっ子がバンドを組んで、みんなを見返して、ヒロインともいい関係になって、パーティーで演奏してと中学生の妄想を具現化したような映画。一言で言うとアイルランド版「青春デンデケデケデケ」といったところか。
荒れている学校のくせにこんなにポンポンバンドメンバーが決まるのはずるいな。しかも、初心者バンドとは思えない演奏力。

ご都合主義なところはあるにしても、全体は安心して観ていられる流れ。年上女性に背伸びして迫る様子は微笑ましくもある。劇中で流れる曲やバンドの演奏は自分の好みとは違うものの、非常にエネルギッシュさを感じさせてくれて観ていて楽しい。