経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

日本の新常識という喜劇

2012年06月08日 | 社会保障
 今日の経済教室は世代間格差だ。それは単なる思い違いにしか過ぎず、世代間で少子化に差のあることの反映にしか過ぎないのだが、日本社会の「新常識」として、すっかり定着してしまった。少子化のない米国の理論を直輸入したがゆえの「喜劇」だね。

 それが、いかにバカげたものかは、11/28「世代間の不公平を煽るなかれ」や、12/3「世代間負担論の到達点」を読んでもらえば分かる。こんなものがはびこる日本って、どういう社会なのだろう。財政当局が掲げ、日経が宣伝すれば、どんな理論もまかり通るらしい。

 不思議なのは、 世代間格差の論者は、格差是正のために、子育てや就労の支援など、若年世代への社会保障を手厚くするというストレートな対応策でなく、一気の負担増や増税ばかりを強調することだ。対応策まで米国流ということかね。世代間格差は縮んだが、経済も縮みましたでは、悲劇にすらならない。

(今日の日経)
 自民、成長率目標の撤回求める。歳入庁は18年度以降に。中国、3年半ぶり利下げ。EVの標準化ならず。損保大手、生保で稼ぐ。中国減速が韓台に、欧州危機が波及。上海機構にアフガン。トヨタ車体が超小型EV。報酬下げで介護5社の採算悪化。経済教室・世代間格差是正・吉田浩。細部こそ・三浦知良。

※要はデフレでも増税したいということかい。やれやれ。※その程度の危機感なら、増税も18年度以降で良いのでは。強制徴収の移管でごまかすつもりらしい。※規格で意地悪されるのはいつものこと。

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1 コメント

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アンバランス (ゆり)
2012-09-06 00:11:52
近頃喜劇の映画テレビも少ない気がゴールデンタイムに死滅したと確かにコミックバンドもコミックソングドリフや吉本喜劇も舞台にだんだんお笑い番組見なく今コミックと聞けばまんが確かに海外ではコミックは喜劇映画正しくはコミックフイルム父兄の頃はえのけんトニー谷さん確かにS50年代半ばいこう漫才ブーム去って女大生ブームから喜劇は薄れていった21世紀入ってからはよりやはり喜劇薄れると日本は寂しい国に1
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