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経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

10/3の日経

2017年10月03日 | 今日の日経
 9月短観は好調だったが、8月税収も良かったよ。本コラムのモデルだと、2017年度予算額を4500億円上ブレるところまで来たし、もっと伸びるだろう。財政の論説を書くときは、中長期の経済財政試算を下敷きにするのが基本だけど、「遅いし、動くし、欠けてるし」の3要素を弁えないといけない。例えば、中長期の2020年度の目標までのギャップは、今は-8.3兆円だが、1年前は-5.5兆円だった。税収が回復すれば、逆も十分に起こり得る。

 したがって、日銀・資金循環を合わせて見るのは必須になる。四半期に出て、予算額に縛られず、社会保障基金も分かる。そして、中長期で最も大切な要素は、消費増税なしでも、成長を通じて年間GDP比0.3%の収支改善が得られるということであり、資金循環で最も重要な情報は、増税なしの過去2年間の改善ペースは、これを上回る実績にあることだ。結局、財政再建に消費増税は必須ではないが、反面、大型の社会保障の充実には必要ということだ。


(今日までの日経)
 景気回復 広がる裾野・短観、人手不足 対応焦点。逃げ水の健全化・木原雄士。小池新党、2つの「ゼロ」のインパクト・滝田洋一。
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