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1年で上へ30

2024-05-15 00:01:43 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 当ブログでは、本音は「J1昇格はJ2優勝でないといけない。それくらいの強さを備えてJ1に臨まなければ、最少勝ち数の記録を作って恥をかいてJ2に舞い戻ってくるかもしれないから」という考え方があります。イメージは昇格プレーオフ1年目で昇格した大分さん。6位からの下剋上でプレーオフ優勝からのJ1昇格でよく覚えています。当時は「場違い」とかそういう空気だったのを覚えています。そんな中でその「最少勝ち数」についてまとめられたコラムが出たので、リスペクトさせていただきます。
 早速当ブログも過去記事をチェックしました。昇降格について、ここ最近はすべてリスペクトできていましたが、大分さんまではリスペクトできていなかったようなので、その直近記事で兼ね合いがありそうな記事を貼っています。湘南さんについては何も無かったので、ネットで探して貼っておきました。
   
【まったく歯が立たず…。J1でボロボロだった歴代チーム6選。あっという間にJ2へと落ちたのは?】
【湘南ベルマーレ(2010年)】 2010シーズン成績:3勝7分24敗(勝ち点16) / 監督:反町康治
「J1復帰の経緯:2000年からJ2で戦っていた湘南ベルマーレは、2009シーズンに3位となり、11年ぶりにJ1復帰。
 しかし、クラブの財政状況は良くなく、大物どころか、ある程度実績のあるような選手の補強もままならず、シーズン序盤から苦しんだ。さらに、負傷者続出というトラブルも湘南を苦しめた。」
「守備の不安は攻撃にも伝染した。2009シーズンにJ2で13得点を挙げた坂本紘司(現GM)は、持ち前の攻撃参加がほとんどなく、J1で3得点どまりだった。
 このシーズンは19位の京都サンガF.C.も大不振だったため、湘南が圧倒的な最下位だったわけではなかったものの、失点数は82で京都と22差がついており、なにもかもがうまく機能しなかった。」
出典:フットボールチャンネル
参考資料(クラブ公式HP):https://www.bellmare.co.jp/22924

 湘南さんは元々環境的にハンデを背負っていると思います。何しろ神奈川県はプロチームがひしめき合っている激戦区。その中でJ1をキープしていく事自体かなり難しいと思っています。それでもJ1は2018年からで、7シーズン目に入っていますが、現在は自動降格圏目前の17位。今後もJ1で頑張って欲しいです。
    
【北海道コンサドーレ札幌(2012年)】 2012シーズン成績:4勝2分28敗(勝ち点14) / 監督:石崎信弘
J1復帰の経緯:
「過去に4回のJ2降格を経験している北海道コンサドーレ札幌の歴史でも、2012シーズンは最も屈辱的だったのではないだろうか。
 石崎信弘監督のもとでJ2を3シーズン戦ってJ1に復帰した札幌は、開幕戦でジュビロ磐田と引き分け、上々の滑り出しかと思われた。しかし、第2節から7連敗。」
「鹿島戦から9連敗となってシーズン前半戦を1勝1分15敗という悲惨な結果で折り返すと、チームの中にも諦めムードが漂った印象で覇気がなく、ガンバ大阪戦で7失点するなど、大差で負けることも多かった。その後も立て直すことはできず、Jリーグ史上最速となる7節を残して降格が決定。最終的に17位・ガンバ大阪と勝ち点24差だった。」
 このシーズンの得失点差がマイナスだったチームは7つある。6チームがマイナス一桁で、札幌だけ飛び抜けており「-63」。17位・ガンバ大阪の得失点差が「+2」という驚きのデータとなっている。」
出典:フットボールチャンネル
参考資料記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121019 

 得失点差がマイナス63点というのは驚異でしたね。札幌さんは正直、野々村社長(現チェアマン)になってから覚醒したと思います。年間売上も飛躍的に増えて、今やJ1らしいクラブ規模になっており、最近の目標はACL圏内。一時期は地元岡山より経営規模が小さかったのに、見違えてしまいます。札幌さんも2017年から8シーズン目に入っていますが、今季は今のところ最下位。野々村チェアマンのためにも、何とか脱出して欲しいです。
   
【大分トリニータ(2013年)】(プレーオフ1年目) 2013シーズン成績:2勝8分24敗(勝ち点14) / 監督:田坂和昭
「J1復帰の経緯:2012シーズンのJ2で6位。昇格プレーオフで優勝し、4年ぶりにJ1復帰。
 しかし、1部で戦うにはあまりにも力不足だった。当時の大分は財政難で、J1に昇格しても大型補強はできなかった。他クラブで出番が限られている選手で層に厚みを持たせるのが精一杯で、前年の課題だった得点力不足を解消するようなFWも獲得できないまま、J1に挑んでいる。」
「戦力に大きな上積みがなければ、大分はあくまでJ2で6位のチームであり、開幕から11試合勝利なしと苦しんだ。このシーズンはジュビロ磐田も不振で17位との差はあまりつかなかったものの、残留ラインの15位・ヴァンフォーレ甲府とは最終的に勝ち点23の差がついている。J1で1シーズンを戦って白星はわずか2つ。これはJ1の歴史でワーストの記録だ。」
出典:フットボールチャンネル
参考資料記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130628

 大分さんは溝畑社長時代の黄金時代から、J3時代までよく観てきました。昇格のために個人寄付で何億円も集めたという事もよく覚えており、まさに地域の市民クラブの雄だと思います。今まで本当にドラマチックでした。J2で3年目、その前にJ1で3季ですか。現在はJ2で11位と中位です。でも、個人的にはJ2では強豪というイメージが強いです。また早くJ1で暴れて欲しいです。
   
【徳島ヴォルティス(2014年)】(プレーオフ2年目) 2014シーズン成績:3勝5分26敗(勝ち点14) / 監督:小林伸二
「J1復帰の経緯:2013シーズンのJ2で4位となり、昇格プレーオフの末にクラブ史上初のJ1復帰。
 しかし、1部の舞台はあまりにも厳しかった。徳島はスタートダッシュで完全に失敗した。開幕戦でサガン鳥栖に0-5で敗れると、そこから9連敗。その間に挙げた得点はわずか2つで、徳島の自信はみるみる削がれている。
 大きな補強なしに臨んだことも、結果的に良くなかった。新戦力の適応よりも、就任3年目の小林伸二監督の戦術浸透を重視した判断と言えるが、前年のJ2で4位だった徳島がJ1で対等に戦うのは厳しかったはずだ。」
「シーズン前半戦でほぼ降格が決まってしまった徳島は、その後も勢い付くことはなく、第28節終了時点でリーグ最下位が決定している。17位と勝ち点17差、残留圏まで同22差という最終結果だった。」
出典:フットボールチャンネル
参考資料記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141025

 徳島さんは中四国のJ2クラブで、井の一番にJ1に行ってしまわれたイメージが強いです。2022年からJ2で3年目ですか。その前に2014年と2021年で1季ずつJ1でした。シーズン前半戦でほぼ降格が決まってしまったというのも厳しいですね。よく「一度はJ1に昇格したい」という「J1体験型」のような表現がありますが、こうして見るとまさに徳島さんがそうでした。強さが伴わない「体験」昇格はダメージも来るので、余り良くは思っていません。
 現在は14位と上に上がってきていますが、開幕早々は最下位ではなかったですか。よく盛り返したと思います。元J1としてもっと上に来て下さい。

    

【アビスパ福岡(2016年)】 2016シーズン成績:4勝7分23敗(勝ち点19) / 監督:井原正巳
「J1復帰の経緯:2015シーズンに2位のジュビロ磐田と同勝ち点で昇格プレーオフに回って無事に5シーズンぶりのJ1復帰。
 プレーオフからの昇格組はJ1の高い壁に阻まれることが多かったが、福岡は「史上最強の3位」と称されるほど前評判が高かった。だが、開幕から7試合勝つことができずスタートダッシュに失敗すると、第3節以降は降格圏を抜け出すことができず、最少得点・最多失点で早々と降格が決まっている。」
「守備は、前年から採用していた3バックと4バックを併用する形を継続した。素早い切り替えが売りだったが、不振が続いたことでキレは鈍くなり、シーズンで66失点を喫している。混乱するチームの拠り所となるような精神的支柱と呼べる存在がいなかったことも響き、立て直す術がなかった。」
出典:フットボールチャンネル
参考資料記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161006

 この時代に最少得点・最多失点で早々と降格になったそうで、5年周期説もささやかれていましたが、見事ジンクスを打ち破り、昨季のルヴァン優勝もあり、すっかり覚醒されたJ1クラブになられました。2021年から4季目ですか。成績的にも経営的にも苦しかった時代をよく知っていますが、本当に頑張りましたね。現在はJ1で9位と頑張っておられます。とにかく勢いを感じるクラブですね。このまま頑張って欲しいと思います。

 2017年以降はこういうクラブが出ていないのでは。要因としては2018年シーズンから導入されている「J1参入プレーオフ」で、J2のプレーオフ王者がJ1の16位のチームと対戦する「入れ替え戦」ではないでしょうか。導入された時もはっきり覚えていますが、J1で戦う力が弱いチームが簡単に昇格できないような仕組みと聞いています。導入反対論もありますが、当ブログは大賛成です。やはり、強いチームがJ1に昇格すべきです。
 究極論としては、J1昇格はJ2優勝チームでなければいけないとも。2位でもプレーオフ優勝チームでも上がらない方がいいんじゃねという考え方です。
 また、上の5クラブに共通するのが、序盤の連敗です。9連敗とか開幕から11試合勝利なしとか出ていますね。対照的になるのが当ブログで口にしている「10連勝すればJ2の頂論」になります。また、大きな補強なしもあるのでは。経営上の問題もありますが、序盤でJ2降格がほぼ決まってしまうというのは良くない傾向でした。逆に最近ではJ2からの昇格チームがJ1で席巻している事も増えているのではないでしょうか。
 ちなみにこのコラムでは、1993年の浦和さんもありましたが、8勝28敗という事で、他の5チームとは違う内容だったので省略させてもらいました。という事で地元岡山がJ1に昇格する時は、J2優勝がマストと思っておりますので、よろしくお願いします。
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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