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優勝の味29

2017-01-04 00:01:30 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 鹿島さん、天皇杯優勝そして19冠(天皇杯5回、リーグ戦8回、カップ6回)おめでとうございます。すいません、正直川崎さんをずっと応援していました。川崎さんが追いついた時は「よっしゃー」となりましたが、ファブリシオ選手の途中交代が効きましたね。鹿島さん強かったです。川崎さんは辞めていく監督のもとでは限界があったのか。天皇杯の表彰式はずっと毎年スタンドの上の方だったのですが、吹田ではピッチ上での表彰でした。スタンドに場所が無かったのかな。
 最近、ブログ記事でも鹿島さんの名前がよく出てくるので、ネタは少ないですが、鹿島さんの強さについて、触れていきます。まずはゲキサカの記事です。以下、抜粋して紹介。
   
【19冠鹿島の強さ“マリーシア”…乱闘寸前も小笠原「怒っていたわけではない」:ゲキサカ】
 試合開始直後から鹿島の小笠原選手は相手へ激しいチャージ。すると前半19分についにピッチ中央で小競り合いに発展。その場は収まったが、再開直後には空中戦の競り合いの中で西選手の足が足が登里選手の頭部をかすめると、これに怒った川崎の選手達が猛抗議し、乱闘寸前に。ただ、「それもパフォーマンスの一つ。怒っていたわけではなく、そういう細かいところにこだわって、闘うんだという気持ちを見せないといけない」と小笠原選手のコメント。
 マリーシア。ブラジルのサッカーを象徴する言葉として使われ、鹿島はジーコの考えを受け継ぐ。ジーコは鹿島に勝者のメンタリティを植え付けたと言われるが、こういった細かいところの徹底こそがジーコの教え。中村憲選手も鹿島との差は「ちょっとでも体を寄せてやらせなかったりとか。ウチがそうしなかったわけではないが、(鹿島は)体を張れていた。その差が天と地の全然違う結果を生む」とコメント。実際、小笠原選手は乱闘騒ぎの中で、クイックFKを蹴ろうとするなど、常に勝つためのプレーを徹底。19冠目を獲得した鹿島の強さの一端はこういうところに存在。
ゲキサカ該当記事:http://web.gekisaka.jp/news/detail/?206891-206891-fl
   
 マリーシアか・・・これは意見がはっきり分かれそうですね。確かに世界基準で観ると、ずる賢さも必要なのかもしれませんが、フェアプレイの精神には反する行為。マリーシアが日本らしい行為なのかという事もあり、じゃあ、Jクラブがみんな鹿島さんを目指すべきなのか。そうなれば極端な話、Jリーグアウォーズで「フェアプレイ賞」を受賞するチームが無くなるかもしれません。強い、激しいプレスはいいと思いますが、反則ギリギリがベストという考え方はどうでしょうか。少し話がずれますが、主審に意見を言うのを主将だけに限定する「ラグビースタイル」はいいかもしれませんね。
 いろいろ観ていたら、元日本代表で現在はBリーグの特命広報部長も務めている前園氏のコラムに面白いものがありました。J1クラブで1度もJ2に降格した事が無いオリジナル10のチームはマリノスさんと鹿島さんだけ(オリ10以外では新潟さんも)になり、マリノスさんの名古屋化が進んでいる気がしますが、鹿島さんがなぜ20年以上今の立ち位置をキープできているか、ちょっと垣間見える内容だと思います。以下、抜粋して紹介。
   
【鹿島常勝の鍵を握っている人物は誰か:ZONO'S EYE】
 鹿島がなぜCSを制し、クラブW杯で決勝に進み、天皇杯で優勝できたのか。誰がそのキーマンだったのか。鹿島は、黄金世代の選手、中堅の中心選手、台頭してきた若手選手が一緒になった、バランスの取れたチーム。いろいろなチームが世代交代の際にチーム力を落としたり降格したりと苦労する中、鹿島は極端に順位を落としたことがなく、選手が代わっていくサイクルにミスがない。また、「今何が必要か」ということの考え方が統一され、若い選手にも試合の流れを見る目を育成。
 クラブはただ、「いい選手」を取って、その選手に戦い方を合わせているのではなく、「鹿島の戦い方はどうか」「鹿島はどうやって勝つか」「鹿島の強さは何か」というコンセプトに選手や監督を当てはめている。何より大切なのは、そのコンセプトがずれない事。いい考え方があっても、年々変わっていくようでは選手たちや、クラブに浸透しないが、鹿島の場合は、Jリーグ開幕時から、そのコンセプトが不変。コーチングスタッフに鹿島出身者が多い事が、変わっていない証拠。
 コンセプトが変わらないから選手は安心してプレーでき、育成部門はどんな選手が次に必要になるのか把握。監督も迷うことなく進めるし、困った時には立ち戻る場所もあり、鹿島らしさが浸透。鹿島の秘密は、そのコンセプトを守り続けている人物がいるであり、20年変わらず強化の責任を果たしてきた人物として、鈴木強化部長こそ、鹿島の強さの秘密。
前園氏コラム該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/12492633/

 変わらぬチームのコンセプトという点では、某黄色いチームもそうですね。アカデミーからトップまで、つなげるサッカーが浸透しています。鹿島さん以上に育成型クラブになっていると思います。鹿島さんはスゴいと思います。ホームタウンは決して人口が多くなく、交通アクセスも良くないエリア。そこで20年以上もJ1トップレベルを維持できている訳ですから。今季からJリーグはビッグクラブに手厚いスタイルになります。これで更に鹿島さんは強くなるかもしれませんね。Jリーグでは今後、プレミアで優勝したレスターのようなクラブをどれくらい作れるかがポイントだと思います。
 あと、極論・暴論ですが、浦和さんは広島さんから多くの人材が移ってきましたが、例えば今度は鹿島さんから引き抜くという考え方もいいかも、とちょっと個人的に思いました。ビッグクラブが常勝で、世界に出ていくのも喜ばしい事ですが、ジャイアントキリングもJリーグの醍醐味である事は変わりません。ダ・ゾーンがいてくれるこの10年で確立しなければなりません。そうそう、昨季の2ステージ制の功労者であるダ・ゾーンに当ブログも加入しようと思っています。足を向けて寝られないので。安いしね。加入しても変わらず、スポーツバーには足を運ぶでしょう。
J1鹿島関連⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161205
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160701
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160111
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151106
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150807
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140714
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140705
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140503
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140130
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130506
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111005
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110528
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101128
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100122
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090301

コメント (2)
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