河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1709- マレイ・ペライア、ASMF、2014.11.13

2014-11-14 01:38:07 | コンサート・オペラ

2014年11月13日(木)7:00pm サントリー

メンデルスゾーン 弦楽のための交響曲第7番 5′6′4′5′
 指揮者なし

モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 14′7′8′
 第1楽章カデンツァ、ペライア
 第3楽章カデンツァ、ブゾーニ
 ピアノ、指揮、マレイ・ペライア

バッハ ピアノ協奏曲第7番 5′6′3′
 ピアノ、指揮、マレイ・ペライア
ハイドン 交響曲第94番驚愕 8′6′4′4′
 指揮、マレイ・ペライア

演奏、Academy of St. Martin in the fields


前半2曲、20分の休憩をはさんで後半2曲、アンコールは無くそれでも終演は9時過ぎました。充実の内容でした。
ペライアを聴くのはいつ以来か、何度か聴いたことはあるがいつの頃のことだったのかよく覚えていない。もちろんピアニストとして。

素晴らしいバッハ、アコーディオンの蛇腹の様に伸縮自在で、音が数珠つなぎになって流れていく、途切れないシームレスな演奏、うなうねりが続いていく。ASMFの正確な音価レングスが刻まれる中、同じように進行する。バッハではまずこのような正確性が第一と感じる。なればこそ表情は自然につけられていくのがベストなのですね。

モーツァルトは歯切れがよい。ルーチンワークに違いないがハイレベルな演奏を聴かせていただきました。カデンツァに二人の名前がありそれも面白く聴きました。曲想の肥大化とか方向感はバッハのほうを向いているような気にはなりました。

ハイドンの指揮も興味深い。もっと若い時から振っていたらさらにバレンボイムに振り姿が似ていたのかもしれないと思いました。ソロ・バウもよく似ている。どこかでいろいろと影響を受けているのかもしれない。感性と感覚の棒さばき。
ASMFは冒頭の指揮者無しメンデルスゾーンから非常に引き締まった演奏。良い一夜となりました。
ありがとうございました。

 

141113_200901