河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1705- ウォルトン1番、他、マーティン・ブラビンズ、都響2014.11.4

2014-11-05 01:21:08 | コンサート・オペラ

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1705- ウォルトン1番、他、マーティン・ブラビンズ、都響2014.11.4

2014年11月4日(月)7:00pm 東京芸術劇場

ヴォーン・ウィリアムズ ノーフォーク狂詩曲第2番  10′
デリアス ヴァイオリン協奏曲 25′
 ヴァイオリン、クロエ・ハンスリップ
(encore)
ペーテルス・プラキデス  2グラスホッパーズ・ダンス
Int

ウォルトン 交響曲第1番 14′6′11′13′

マーティン・ブラビンズ 指揮 東京都交響楽団


例えばバルビローリは前半2曲やったことがあるのかしら、彼でも手ださないでしょうと思いたくもなる。
愛着も過ぎれば、極度の美化は滅亡を招く。きいたセリフです。
個人的には偏愛がなければ馴染めない曲かと思います。ご本人が愛着を持っているアニマルを押し付けられた気分。自国愛的と言い換えてもいいです。

ブラビンズが指揮したウォルトンの2番はこの前聴いたばかりです(2014.10.20)
2番は形式的には構成感が欠落したことがよくわかる演奏で、それはそれで相応に考え抜かれたウォルトンの作曲ではあるのかなと思えました。
この1番のプログラム解説は奇妙なことにシベリウスとの相似性みたいな話を何度か出しておりますけれど違和感あります。まず最初に語るべきは何であるべきかと。

初シンフォニーはスケルツォを第2楽章に置いており、全体は大規模でシンフォニックな曲。形式感は理解しやすい。
イギリス音楽はブラバン的な響きを楽しめるのでその観点に重点を置けばそれほど飽きのこないもの、聴くコツのようなものがありますね。
響きに軽い感じはありませんが、かといって深刻ぶるような曲でもなく、都響のクリスタルで幅広、明確でクリア(同じ意味か)な演奏のもと楽しむことが出来ました。
また1番2番を立て続けに聴くことが出来てこれもよい企画でしたね。
ありがとうございました。