河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

911- 最も遠い銀河

2009-09-23 16:45:33 | 本と雑誌

タイトルに惹かれて買いました。

(読んだ感想ですので、これから読もうとしている人はこのブログはスキップして)

「最も遠い銀河」上下

白川道 著

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535ページ

470ページ

かなりへヴィー級の厚さです。

ハードボイルドというより純愛小説のようなピュアなもの。元刑事のしつこさが違和感があるがこれがなければストーリーは進まない。

キーにしたいと思われる「詩」は全くインパクトがない。もう少しいい詩が出来なかったものか。

また、会話が独白のように異様に長く、喋りというよりも展開そのものを作者が語っているようでもある。

エンディングは、「最も遠い銀河2」がこのあと書かれても不思議はない。ただ、最後は急ぎすぎた感がなくもない。

どんでん返しはない。

ブライアン・フリーマントルの奇天烈な面白さは無く、内田百閒のような学びたくなる日本語や言い回しはない。ひたすら先に進めていくストーリーが魅力的とはいえる。

下巻の318ページ目、上段左から2行目、

「美里に近づく」

という文は正しくは

「茜に近づく」

だと思われる。

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上下計1000ページの読み物を読み終えた達成感は無い。どっしりとくる手ごたえ感が無かった。

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それでこれがクラシック音楽とどういう関係があるかというと、無い。

マルタ・アルゲリッチの弾くシューマンのクライスレリアーナが車の中で流れる場面があるだけだ。

おわり

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