河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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多すぎるレニングラード1 1989-11

2007-02-08 20:57:00 | 音楽

神が去った後でも、レニングラード・フィルは来日を重ねる。

クレイジーな回数であった。

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9.28群馬県民会館

9.29千葉県文化会館

10.1神奈川県民ホール

10.2聖徳学園川並記念講堂

10.4名古屋市民会館

10.5長野県民文化会館

10.6金沢市観光会館

10.7富山市公会堂

10.9神奈川県民ホール

10.10オーチャードホール

10.11オーチャードホール

10.13福岡サンパレスホール

10.14佐賀市文化会館

10.15熊本市民会館

10.16鹿児島県文化センター

10.18下関市民会館

10.19姫路市文化センター

10.20フェスティバルホール

10.21フェスティバルホール

10.22ザ・シンフォニーホール

10.24柏市民文化会館

10.25オーチャードホール

10.26オーチャードホール

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うーーん。

素晴らしい。

日本の箱もの。

どこにいってもド素晴らしいホールがあるのだ。

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約一か月で23回演奏しまくってしまったレニングラード・フィル。

今なら一度の来日で、普通6~10回程度の演奏会だろう。

一回しか演奏しなかった某団体もあった。

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この年のレニングラード・フィルに神はもういない。

ユーリー・テミルカーノフとマリス・ヤンソンスが振り分けた。

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両方の棒を一回ずつ聴いた。

最初はこれ。

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19891011()7:00pm

オーチャードホール

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ショスタコーヴィッチ/祝典序曲

チャイコフスキー/

くるみ割り人形、第2幕全曲

ムソルグスキー/展覧会の絵

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ユーリ・テミルカーノフ指揮

レニングラード・フィル

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断然素晴らしかったのが、ナッツクラッカー。

分厚いサウンドで、バレエ音楽というよりは、ほとんどシンフォニーの世界。

チャイコフスキーの堰を切った流れる音楽がとまらない。

それでも横に流さず、深く切り込んでいくレニングラードの音。

筋金入りのコントラバスはロシアのオーケストラの特徴だが、ブラスを圧倒するこのバスの音はほかのどのオーケストラからも聴くことはできない。

この曲、チャイコフスキーの数ある曲の中でも絶対必聴。

クリスマスの軽い音楽では、決して、ない。

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ショスタコの祝典序曲は、ブラバン的にはこれまた必聴。

なにしろレニングラード・フィルがやる演奏だぜ。これを聴き逃す手はない。

出だしのブラスによる三拍子のファンファーレの音色の光輝くグレーな色彩。

そして二拍子にはいるやいなや、クラリネットのほとんどサーカスのような離れ業。

これ、本当に、指、使ってるの?

唇の運動だけでは?

そして、グリンカのルスランとリュドミラを思い起こす全く乱れぬ弦。唖然。茫然。

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展覧会の絵は、ほぼ、爆発状態。

平然と吹きまくるブラス・セクションはそら恐ろしい。

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テミルカーノフの棒は、以前書いたときと同じような印象。

127 昔、テミルカーノフはニューヨーク・フィルにデビューした -1-

128 昔、テミルカーノフはニューヨーク・フィルにデビューした -2-

129 昔、テミルカーノフはニューヨーク・フィルにデビューした -3-

130 昔、テミルカーノフはニューヨーク・フィルにデビューした -4-

131 昔、テミルカーノフはニューヨーク・フィルにデビューした -5-

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