「絵と書」の2部門の展覧会を毎年日曜日に開催して、はや40回を迎えます。
中川安一・村上白山・榎倉香邨など先人方が、子供たちの美術教育の必要性を力説されて始まった「子ども美術展」です。
小中学校の合同の造形展は、時期を変えて開催されていますが、社会教育の立場で立ち上げられた美術展は、毎年、夏休みなどに帰省してくる子供たちも参加できる形で、学校教育と、少しばかり匂いの異なる「作品展」として、盛況を託っています。
その審査に、コーディネイターとして宮田芳緑さんと2人で立ち会いました。
部門ごとに2人ずつの審査員をお願いしています。 毎年、随分子供の今が見える「解放された心」を感じる作品で満ちています。
審査風景の一齣です。 沢山の実行委員の協力を戴いているのですね。
この展覧会は、学校教育現場とは、少し異なる作品群が集まるのです。
絵では、・生活そのものが自在に表現されているのが素晴らしかった。・丁寧な作品作りが印象的だった。 しかも、ヤラセの無い作品群が自然体の子供を見せてくれた。
書では、・特に3-5年生の子供たちに充実したものが多かった。・児を通して自分を実感するような作品が多かった。・少しばかり中学生が元気を感じられなかった。
と云うのが審査員の感想でした。 8月27日-28日が展覧会です。表彰式の会場で、元気な子供たちに出会うのが楽しみです。
私自身の個展の作品choiceなどの調整や、横尾忠則さんの帰省の際のレセプション調整。 しばらく休んでいた陶板の制作などにも撮りかからねばと思っています。
昨日は、親友でもある宮田芳緑さんと、じっくり近況を交換できたこと、帰宅してすぐやはり親友の軍兵さんの来訪があって、じっくり想いを交換できたのも嬉しい日でした。
こんなことが嬉しい齢になったのですね。
何点か墨彩の元気のいい絵を掲載して見ます。やはり少し以前の作品は元気です。
何とまあ賑やかなことです。