短時間の作業でね少しずつ描き込んでいます。
人の貌のようなものが出て来ますので、具象表現として進み具合がはっきり解るのですね。
7月15日刊で、SB新書「他人の壁」が出ました。 例の養老孟司×精神科医・名越康文の対談方式です。
当然「他人の思っていることなんてわからない」。と言うのが結論のようです。
まだ読み始めたばかりですので、他人が同じことを考えていれば、描いた絵が、理解してもらえますし、評価も受ける筈なんです。
そうでは無いので 「私はこんなことを思っているのよ」 と思うことを自分で、当然「独白のように」 喋り続けるのでしょうね。
こんなところにも人が出て来ました。 何の関係もない「ダイヤ」ゃ「三角」も描き込んで行きました。 つまり、自分でも答えは解らないということです。 そんな見方をすると、結局描く人の「精神経過」を色や形で描き続ける作業なのですね。 「絵なんて」と、一寸捨て鉢になって仕舞います。
つまり、意味が在ると思うから60年以上も描き続けてきたのですから。