太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

野党の話題ばかり

2017-10-04 09:30:18 | 社会観察

安倍さんが街頭演説で野党の話題ばかりがマスコミを賑わしていると揶揄している。確かに話題性と言う点では与党は埋没しているが、これは考え方である。森友や加計、不祥事議員問題に触れない、話題にならない方が良い。かと言ってアベノミクスの成果を吹聴したら貧乏人の賛同は得られない。北朝鮮の対抗措置として圧力ばかりを自慢したら結果として、もし事が起こったらそれこそ大打撃である。話題性が無いのに解散総選挙に踏み切ったのだから本来は大人しく低投票率で大勝利をおさめる作戦だったのだろう。

ところが野党が希望の党の出現によって大混乱になってきた。しかし、まだ混乱が話題の内は良い。一番気になる発言は小池氏が出馬の可能性を何度も尋ねられ、頭に来たのか、私より相応しい人はちゃんと居ます、と答えたことである。マスコミはここを取り上げない。小池氏が相応しいというのは、傀儡にできると小者とは思えない。それでは党は纏まらない。あるとしたら小池氏も頭が上がらない人である。一部秋波を送っているという記事もあるが知名度もあり実力も有る人である。

希望の党の第一次公認が出て来たが、明らかに戦略は各党と何らかの関係は維持しながら公約も切り貼りのようで何とも分かり難い。八方美人、玉虫色ではあるがそこに深慮遠謀が働いていることを政治評論家は解説しない。目的はただ一つ、政権交代可能な巨大野党、第二与党と言うべきか、を作ることである。その為には既成野党の結集だけでは無理だと分かっている。今の混乱を見ても明らかである。真の狙いは自民党を切り崩して取り込むことでは無いだろうか。経験や人材は今の野党より遥かに豊富である。

自分が頭の上がらない大物が何らかの形で希望の党に協力して呉れれば首班指名をし、あわ良く総理になったら自分は都知事のままで次の次の選挙までは国と都政の役割分担を二人三脚で行い、さらにあわよくば禅譲あるいは党内人気によっては、やっぱり私でなければと出て来る。想像逞しく書いて見たが、とても一人で書けるシナリオではない。別の意味で打倒自民を願っている参謀が居るとしか思えない。大物が動かなければ希望はジリ貧となるだろう。

与党は野党の混乱を罵る場合ではない。内部固めにこそ注力すべきである。これくらい思い切った予測をする評論家が出ても良さそうだが。TVで顔馴染みの諸子では無理か。どいつもこいつも何処かに抱えられている連中ばかりだから。



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