太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

地味五輪

2021-06-27 07:54:59 | 社会観察
 オリンピック開催まで1か月を切った。コロナの収束が見えない中言わば強行開催の形だがマスコミの戸惑いが見られる。陸上の日本選手権が行われておりオリンピック出場の内定が進められているが新聞の扱いは抑制的というか地味である。これといった快記録もなくヒーロー扱いする選手がいないのも理由かも知れないが少なくとも今の時期はプロ野球よりもオリンピックだろう。誰かのバンドの写真の方が扱いが大きいなんてあり得ない。そこには明らかにマスコミの遠慮や迷いが感じられる。オリンピックが始まるとマスコミは掌返しで礼賛すると揶揄されているのを気にしているのだろうか。流石に1ヵ月を切ると豹変が見栄見えとなる。1年前からなら蛇の寝返りのように気づき難いがそれも無理である。
 選手に責任は無いが国体ほども盛り上がらないオリンピックというものがどんなものか、別の意味で興味がある。先進国がオリンピックを国威発揚とか経済発展の契機にする時代は終わったと思う。商業主義に毒されるより、いっそ今後は開催地を新興国あるいは開発途上国に限定したらどうだろう。先進国はこぞってそれを支援する。人生の最終段階においてまさかこんな時代が来るなんて想像もしていなかった。初めてのことばかりで対処も分からない。この経験を生かす機会は多分時間的にはないだろう。せめて進行形ではなく思い出になることくらいが望みである。夏はすぐそこに来ている。季節は何も待たない。


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