太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

またぞろ

2021-05-11 07:35:59 | 社会
 Hモト氏が自身のツイッターで大阪・吉村洋文知事を批判した立憲民主党の枝野幸男代表に苦言を呈した。枝野代表が国会で「一番悪いのは大阪府知事」と名指しで批判したことに対するものである。Hモト氏は「空き病床を強制的に確保し続けるための法財政制度、病床を機動的に強制的に増やすことができる法制度、府民の社会経済活動を強制的に停止できる法制度を作ってこなかった国会議員が一番悪いんだろ!」と。政府与党、野党を含めた国会議員全員に責任があると指摘した。一見尤もな指摘に思える。しかし何時どのタイミングで作れば良かったのだろうかと思う。氏は法の未整備を突くのは得意技であると以前書いたがまたぞろである。結論、だから果吉村知事は無罪放免と言いたいのだろか。社会が悪いと言って事を済ますに似ている。
 またぞろと言えばとんだ茶番を見せられたのが内閣不信任案だろう。3月にTVで、立憲民主党の安住淳国対委員長が「重要な方法だ。準備したい」と表明した。対して二階幹事長が野党をけん制して「私は衆院解散権を持っていないが、不信任案を出してきた場合、直ちに解散で立ち向かうべきだと菅義偉首相に進言したい」と反応し、不信任案提出に触れる場合は口先だけでなく、解散を覚悟した上で党の意見を述べるべきだと指摘。「不信任案はもちろん否決するが、解散を望むならばわれわれは受けて立つ。与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と強調した。この続きで今月10日、立憲民主党の枝野幸男代表は内閣不信任案について、「(新型コロナウイルスの感染拡大が続く)現状で(衆院を)解散できる状況ではない。提出したら解散をされると明言されているので、提出はできない」と述べた。一体これは何だ。先の野党幹部の発言は、どうせ提出しても否決されると分かっており単なるブラフ(こけおどし)だったのか。居直られて困った挙句枝野さんの10日(反省?)の弁だったのか。どうせ遅くても秋には任期満了で解散総選挙があるのに慌てて不要不急の解散などしようものなら与野党問わず国民から総反発を喰らうのは目に見えている。早くてもあるのか無いのか分からないオリンピックの期間が過ぎてからだろう。それならちょっとだけ前倒ししたと言える。一つだけ成果があったとすればこれまでは否決覚悟の提出でスキャンダルネタで解散を迫っていたが、これからは解散させたければ兎に角不信任案を提出すれば良い。しかしその分覚悟を持たなければコケ脅しになってしまう。ここに茶番極まれり。

時間はかかるだろう

2021-05-11 07:35:59 | 社会
 ワクチン接種で意外と一人当たりの接種に時間がかかっているようだ。注射を打つ時間ではなく問診が問題だと思う。普段あまり他人と、しかも初めての話題で会話することがないお年寄り。しかも必死で相手の質問に答えようとするあまり余計な事を考え過ぎるのではないだろうか。逆にこれが思いがけない受け答えになってしまう。もし後に並んでいたら今それを言う必要がある?と思う場面は役所の窓口やコンビニのレジでも遭遇することがある。勿論本人に悪気がある訳ではない。慣れないことに簡潔に旨く答える術を知らない。送られてきた接種クーポン券に同封されていた予診票には、はい、いいえで答えるこんな質問項目もある。
・今日、体に具合が悪いところがありますか?
膝と腰が痛いのは年のせいだけどこれは具合が悪いといえばそうだが・・・・と答えに迷ってしまう。
・けいれん(ひきつけ)を起こしたことがありますか?
けいれんとかひきつけは足がつったときのことだろうか・・・・経験のないものを無いと答えるのも難しい。
・これまでに予防接種を受けて具合が悪くなったことはありますか?
小学校の時熱がでたことがあるけど50年以上前だし・・・・・最近は予防接種を受けたことがないどう答えれば。
最難関は、
・今日の予防接種について質問がありますか?
痛いですかと聞くのも大人げないし、効果はありますかと聞くのも失礼だし、無料は分かっているが何かお返しがいるのだろうか。もし接種を受けてもかかってしまったら次はどういタイミングで打てば良いのでしょう、受けたらカラオケに行ってもよいのだろうか等々聞きたいことは山ほどある。
 真面目に正直に答えようとして色々なことを考えてしまい単刀直入に答えることができない人は居る、年が行って話がうまく嚙み合わないことはよくあることだ。他人事のように言っているが拙老を名乗る自分も近くそうなるのだろう。ATMでの振り込み、コンビニレジでの自動チャージ、駅の券売機などで戸惑って時間が掛かっているのはその前兆だろう。後に並んでいる人達は大目に見て欲しい。2度目の接種は多分3倍くらいのスピードでこなせると思う。

一体どうすれば

2021-05-03 08:18:13 | 社会
 今日は憲法記念日である。当然新聞にはそれに関する記事が多い。気になった点は世論調査で憲法改正に賛成の人が多くなったことだ。従来は憲法改正については9条の改定が中心議論だったが今はこれもあるあれもあると言った様子で多分世論調査でも国民は何となく改正が必要かと感じているのだろう。しかし、現行の法改正で対処できないのか、加憲による新たに発生する懸念は何かなど各論では賛否入り乱れるであろう。ごった煮改正論ではなく個別議論で賛否を問うべきである。複雑でてんこ盛りの憲法では運用が逆に難しくなるのではないだろうか。社是社訓が規定集のように長い会社はない。
 昨日は静岡で竜巻が発生し92棟に家屋損壊被害があった。命の危険もあったと被災者は言っている。最近は竜巻注意報も出されるようになり竜巻の発生メカニズムは分かってきたのだろう。我が市でも頻繁に防災無線で注意報の発令が報じられるようになった。頑丈な建物にと言われるが近くの頑丈な建物といえば金持の豪華な鉄筋コンクリートの家くらいで注意報の度にスミマセン避難させて下さいとは言えない。アメリカのように地下室がある家など稀であろう。注意されてもさて一体どうすれば良いのか。静岡では被害の調査のあと気象台が竜巻が発生した可能性が高いと言っている。局地的な被害と屋根が吹き飛んだだけで見れば竜巻と分りそうに思うが。問題は竜巻に遭遇した場合に建て売りの安普請に住んでいる者はどうすれば少しでも安全になるかを知りたい。屋根が飛んだ後天井の落下の恐れがあるので机の下に潜れとか、竜巻に吸い上げられないために畳にピタッと張り付いて俯せにとか家が吹き飛んでもトイレだけは構造が残る可能性が高いからトイレに籠れとか。映像や被害から割れた窓ガラスで負傷することは良く有るようだがガラスは外向きに飛ぶのか内向きに飛ぶのか。カーテンを引くことに効果はあるのか。台風は予め進路も到達時刻も分かり対処はある程度できるが竜巻注意報が出たら頑丈な建物にというだけでは金持ちも少なくビルなど殆どない所ではどうすれば良いのか。竜巻は台風や地震洪水などに比べて被害の範囲が狭いので不運と諦めろと言っているのだろうか。

骨折り損の

2021-02-23 08:17:10 | 社会
 骨折り損のくたびれ儲けとはこのことだろう。総務省の患部、いや変換間違い幹部職員が計38回も利害関係者である東北新社の会食接待を受けた。同社には菅総理の息子さんが勤務しており国会で野党に追求されている。許認可権を持つ省庁はそれだけで力を持つことは良く知られている。厚労省なども典型だろう。反対は環境省か。国会での幹部たちの答弁は、それによって放送行政が歪められたことはないと言う。そうだろう。他の収賄案件と比して回数にしては圧倒的に金額が少ない。ここは一つ総理の息子さんが在籍しているからご機嫌を損ねては拙い、応じて置こうくらいの軽い扱いだったのではないか。一方東北新社の方は放送行政が(歪められて)自社に有利になるようなことも無くて何故懲りずに38回も接待したのか。会社勤めの経験からして理由は二つ。「接待交際費」で飲み食い代が落とせるチャンス、何時かは良い目がみられるだろうから良好な関係を維持しておこうくらいか。幹部たちは今回の件で国会で大恥を曝し辛い日々だろうが何れ何処かに天下りして快適な老後を迎えるのだろう。
 今回の件(役所言葉なら事案だろうか)は何とも情けなくて見苦しい。サラリーマン時代同年輩の中年達が会社の休日に決まってゴルフに出掛ける。しかも名門ゴルフ場だ。世の中的には平日だから空いていると言う。それにしてもよく金があるねと言うと会員権を持っている社員と一緒に行くとのこと。その社員は有名な大名の直系で超がつくお坊ちゃまである。会員権は親のものとのこと。しかも育ちの良さから人が良く、先輩の中年連中から煽てられるとつい同行する。この中年達が余りにゴルフの自慢話をするので、ゴルフくらい自腹で行けよ、年下の社員に群がって情けないだろうと言うと本コースに出た話はそれからあまりしなくなった。ちょっと可愛そうになったので仕事帰りに打ちっぱなしの練習には付き合うよになった。若い者も連れていくことはあったが彼らは見る見るうちに上達し、200ヤードオーバーの真っすぐな球を打つようになる。若い人には勝てないと思うのと小遣いを貯めてチマチマ本コースに出るようになった中年男達を見ていると分不相応なスポーツと思い始めてゴルフはやらなくなった。何事も身の丈を知ることは大切である。

だから庶民は困る

2020-12-17 09:51:41 | 社会
 首相が8人で会食したと批判が高まっている。参加者も顔馴染みの著名な方々だが(森田氏は意外)二階さんや総理の招待を断れる筈がない。別の会食では内容はオフレコですと自慢げに答えていた政治評論家のT崎氏がいたがこれは何時もの事。感染防止に万全を期している銀座の高級ステーキ店ですよ。いきなり行って食べられる店ではない。5人以上の会食も一律に自粛を要請している訳ではない。アクリル板で仕切って十分距離を確保し、お年寄りのようにボソボソと喋るから口角泡を飛ばして喋る庶民の忘年会とは違う。8人までは構わないという国のお墨付きだから件のお店に庶民もお金を貯めて行けば良い。ただし忘年会という言葉は困る。情報収集会とすべきである。できればもう少し金を出して貸し切りにすればなお良い。ただ、8人の内一人でもコロナ感染者が出たら政治生命いや庶民生命に関わると覚悟は必要だが。
 5人以上の会食は自粛という方針が出た時一番困る、いや屁とも思っていないかも知れないが、それは政治家自身である。来年秋は衆院の総選挙がある。その前に解散総選挙だってあるかも知れない。年末年始は地元に帰って挨拶回りは欠かせない。当然懇親会などで会食の機会も増え集まる人数が多いほど票に結び付く。次に選挙を控えている議員全員を年末年始追跡調査すれば山ほど5人以上の会席に出席する人が出て来るだろう。国会でコロナ感染者が出ないことが不思議で特別な免疫を持っているのではないかとブログに書いたことがある。少なくとも庶民感覚を感じないような免疫を持っていることは確かだ。 
 今年の十大ニュースを挙げれば10位までをコロナ関連が占めるのではないだろうか。ただ自身の生活様式はさほど変化していない。現役を退き年も行って体力も落ちてきているから自然と全ての面で「自粛」が身に染みている。放縦な行動自体がないのである。そう考えると今年は国民全体が趣味無し、義務無し、金なし、時間だけありの初老のような1年だったかも知れない。いや、国民全体というのは言い過ぎで仕事が思うように捗らなくて必死にもがいている人の方が多いだろう。敢えて喩えるならサラリーマンの休日全てが初老化したと意味を限定しよう。銀座の会食を皮肉っているがもし自分があのメンバーで招待されたらどうだろう。勿論喜んで御受け(王家と返還された)する。名誉より前に銀座でステーキを食べたことがないからだ。記念撮影もお願いしたい。悪いけど皆さんお年寄りで次何時会えるか分からない。批判するのも庶民、招待を名誉なことと喜んで応じるのも庶民。